佐藤茂利

佐藤茂利の週1副業投資術は、コストパフォーマンスに長けた投資サービスなのか？

週1副業投資アカデミー、ワンWEEK副業投資プログラム、株式投資の無料メールマガジン講座など様々なサービスの監修を行う佐藤茂利さん。

ただ不思議なことに、投資のプロという大それた肩書を持ちながらも、ネットの評判はあまり良くありません。

複数の投資サービスを監修する佐藤茂利は何者なのか？経歴から投資手法・利用者の評判まで徹底検証しました。

※新ソフト『極限株』についても追記済み（2021年9月2日）

佐藤茂利の週1副業投資術の評判

まず佐藤茂利の週1副業投資術ですが、簡単に説明すると「週に1回、1～2時間程度の作業で利益を出せる投資法」です。

この楽して稼ぐを実現したいと考える投資家向けに、佐藤茂利さんがあの手この手で様々なサービスを配信しています。

ただネットの評判を見ていると、佐藤茂利の週1副業投資術の評判はあまり良くないようです。

▼佐藤茂利の週1副業投資術の評判
『Lineメールが頻繁に来る。カモを逃したくない必死さが半端ない
ここはゴミ商材を19800円で販売しているとか。こいいう輩は
ディラー失業ー個人投資家大負けー詐欺商法開業のお決まりコース
オフィスは月3200円のレンタル 電話はIP 笑』
引用元：株的中.com

ゴミ商材かは別として、投資のプロを謳う人物が監修するサービスで、これだけユーザーから叩かれているのも珍しいですね。

2020年8月時点で、佐藤茂利さんが監修するサービスは『無料』『有料』併せて3つ（※2021年新た1つ追加で4つ）

なぜ佐藤茂利の週1副業投資術は評判を落としてしまったのか？

その原因を明らかにすべく『無料講座』『有料講座」それぞれ順を追って検証を進めていきましょう。

佐藤茂利の週1副業投資術の『無料』『有料』講座を検証

佐藤茂利さんは、週1副業投資アカデミー、ワンWEEK副業投資プログラム、株式投資の無料メールマガジン講座など様々なサービスを監修しています。

結論から申し上げると、どのサービスでも「佐藤氏が言ってることはだいたい同じ」です。

なので今回は、佐藤茂利の週1副業投資術の中で『無料』『有料』それぞれでメインとなる講座について触れていきます。

▼佐藤茂利の『週1副業投資術』無料オンライン講座

上記内容からも分かるように、無料講座で知れるのは「考え方や理念」「ツールの使い方」といったことだけ。

投資術と呼べるような具体的な手法については一切明らかにされていません。

これじゃ「学ぶことは出来ても稼げるようになる可能性は低い」と言わざるを得ないでしょう。

続いて有料講座『週一副業アカデミー』について。

▼佐藤茂利の週1副業投資術（有料講座）

教材で学び、ツール『リバーサルチェッカー』を使い実践して利益獲得を狙うというのが一連の流れのようです。

このリバーサルチェッカーですが、ベースは「逆張り」を狙った投資ツールです。

下落率の大きな銘柄はいずれ反発し、逆に上昇した銘柄は一転下落する現象を利用して逆張りで仕掛けるいわゆる「リターンリバーサル」という手法ですね。

銘柄選定に使用するチャートは「週足チャート」のみ。

銘柄選びについても、決められた手順で週足チャートを確認し、規則的に仕掛ける銘柄を選定するようです。

つまりテクニカルのみで他の分析法は用いられていないことがわかります。

売られすぎ・買われすぎからの反転というのは確かにあるのですが、あくまで傾向であって絶対ではありません。

数多く存在する変動要因の1つに過ぎないので鵜呑みにして投資をするにはリスクが高いと言わざるを得ないでしょう。

テクニカルチャートをある程度読める人ならまだしも、知識や経験が乏しい方が利益を出せるのかという点には疑問が残ります。

当サイトでも評判の銘柄抽出ロボは、テクニカル・ファンダメンタル双方の分析をAIが独自に行い有望株を自動で抽出してくれます。

中でも2年連続で『テンバガー株』を選定するAlphaAIは、初心者でも利益を出せていると評価も日に日に上がっています。

・高騰銘柄を次々に抽出 ▶ AlphaAI

【最新追記!】佐藤茂利が勧める極限株抽出ソフトを検証

どうやら最近、佐藤茂利さんが自身のアカデミー＆メルマガ受講生限定に『極限株』という株ソフトの案内を行っているようです。

▼極限株の詳細

引用元：極限株

いきなり誤字脱字ですが、大丈夫ですかね‥？

この極限株は、日本株の銘柄自動抽出システムで「極限まで勝率が高く、極限まで収益率が赤く、極限まで銘柄を絞りリスクを軽減するシステム』とのこと。

具体的にはどんな特徴を持つ銘柄抽出システムなのでしょうか？

調査を進めると、どうやらこの『極限株』を開発したのは佐藤茂利さんではなく、川野清（かわのきよし）さんという方のようです。

▼川野きよしの経歴
『簡単に自己紹介しますと、僕は東京在住で、投資が大好きな今年４０歳の男です。 投資歴は１５年ほどで、現在僕の収益の９０％以上が投資からの収益となっていますので、仕事としては『投資家』になるかと思います。 主に、「株」や「FX」や「仮想通貨」と、投資系全般的に攻略しており、投資仲間と共に自分達専用の「投資ポートフォリオ」を組んで利益を出しています。』
引用元：極限株

いきなり登場した川野さんが何者かは不明ですが、極限株は川野さんの投資戦略チームで呼んでいる名称だそうです。

何を言ってるのかいまいちよくわかりませんが、一先ず順を追って検証を進めます。

まず極限株の勝率についてですが、販売ページによると平均勝率が71.5％、平均利益率は＋4.25％です。

この数値は、2016年4月～2021年4月までの5年間の1取引当たりの平均値とのこと。

利益率に関しては、まあ普通ですね…。

販売ページではレバレッジ1倍だからこの数値だと言っていますが、レバレッジを掛けなくても利益率が高いサービスはありますからね。

3つ目はフィルターを掛けることでリスクを減らした銘柄抽出を可能にしたという点について。

言ってることは理屈的には理解ができますが、どんなフィルターをかけているのかは公開されていませんでした。

ただ販売ページに掲載されている2020年の月ごとの抽出回数を見ると、1銘柄も抽出をしていない月が見受けられました。

▼2020年の極限株の実績

引用元：極限株

この数値を見る限り、かなり厳しい条件で銘柄を絞っているようですが、コロナショック後の上昇相場で利益を出せていないのはちょっと気になるところですね。

また何度もくぎを刺す形で書かれているのですが、以下の5か条を約束しないと極限株を利用することは出来ないようです。

▼極限株利用にあたり厳守すべき5か条
1．例え銘柄が抽出されなくても、システム料がかかる
2．抽出された銘柄が5割の確率で取引出来ないことを理解する
3．基本は12か月以上、最低6か月以上は継続する
4．投資は全てが自己責任だと理解している
5．いかなる場合も返金やキャンセルMG
参考元：極限株

凄い5か条ですね（笑）

尚、システム料については『月額55，00円』で、12ヶ月パックを契約する場合に580,000円が必要となります。

契約形態からして、短期で利益獲得を狙うサービスというよりかは中長期での運用を目的としたものなのかもしれませんね。

抽出された銘柄の数から見ても『低位株』や『ボロ株』といったものではなく、東証一部の大型株などが抽出される可能性が高そうです。

週1副業投資術の『サポート体制』を調査

佐藤茂利さんの週1副業投資術が学べる各講座に関して、一応ですがサポート専用デスクが用意されているようです。

対応時間は、平日の10時～17時の間のみ電話及びメールによる問い合わせを受けているとのこと。

問い合わせページについては販売会社である合同会社プロモフのホームページ内に用意されています。

何か質問したいことがあるという方は、一度サポート宛に問い合わせみてもいいかもしれません。

週1副業投資の販売元『合同会社プロモフ』を検証

佐藤茂利さんが監修する各サービスの販売元は『合同会社プロモフ』です。

※極限株については『寶田国治』という人物が運営を行っている模様

情報商材の販売がメインの合同会社プロモフですが、webサイトの企画やイベント企画、その他にもwebマーケティングといった事業にも携わっているようです。

▼合同会社プロモフの概要
会社名：合同会社プロモフ
代表：佐藤茂利
所在地：東京都新宿区新宿三丁目12番4号 新宿Nタウンプラザ309号
アドレス：sato@week1-pro.net
設立日：2016年5月26日
事業内容：WEBサイト企画、制作、販売・運営、セミナー講師
参考元：合同会社プロフモ

1点気になったのは、合同会社プロモフが法人登記されてない会社だということ。

国税庁の法人番号検索サイトで『プロモフ』について日本語・英語それぞれの表記で調べましたが何も情報が出てきませんでした。

▼合同会社プロモフの法人情報

引用元：法人番号検索サイト

ちょっとひっかかりますね。

最近は同じように法人登記されておらず、無登録で助言行為をする違法業者が増えています。

▼巷で話題の無登録業者
・スリーエスジャパン
・ニーズ
・栄光インデックス

投資助言サイトを選ぶ際には、金融商品取引業者であるかを必ず確認するようにしましょう。

週1副業投資術の発案者『佐藤茂利』の経歴

週1副業投資術を生み出した佐藤茂利さんの経歴を見ていきます。

▼佐藤茂利の経歴
『1986年、国内系証券会社で東京証券取引所内フロアトレーダーから経歴スタート。バブル崩壊後は国際部へ異動し、米国債をはじめとした外国債や為替(FX)のディーリングを担当。1994年からは日本株ディーラーとなり、証券会社での運用業務経験は20年以上。2013年からは某投資研究所で個人投資家向けにセミナー講師として活躍。その後、証券会社のディーラー経験や投資研究所での経験を基にした、仕事を持つ個人投資家でも実践できる「週1副業投資術」を考案。』
引用元：佐藤茂利の無料オンライン講座

元ディーラーで証券マン歴の長い人物みたいですね。株式投資に関するセミナーや勉強会を開催した実績もあるとの事です。

証券会社に勤務して20年以上で退職しているみたいですが、年齢的には45歳くらいの時でしょうか。

会社側としても、無駄に給料が高く、見込みのない人材を切るタイミングですよね‥（佐藤氏がどうかは知りませんが）

元ディーラーという肩書についても、稼げずクビになるディーラーが後を絶たない業界ですから、”元”であればそんな希少な存在でもありません。

最近広告で見る「株の必勝法」の発案者『大岩川源太』さんも確か”元ディーラー”でしたね。

他にも元ファンドマネージャーの『竹村尚子』さんや、タカラトミーの合併に携わったとされる『ロジャー堀』さんなど”元”がつく人たちはそこら中にいます。

私の知る 「元ディーラー」は悠悠自適なスローライフを送っているんですが、佐藤茂利さんはサイト運営やセミナーでお金を稼ぐ必要がある人物と言えそうです。

まとめ

佐藤茂利の週1副業投資術を調査した結果、逆張りを狙った投資手法『リターンリバーサル』であることがわかりました。

元ディーラーという肩書を持つ佐藤茂利さんが生み出した週1副業投資術。

週に1～2時間でも副業できるがコンセプトですが、ネットの評判を見ても「学ぶことは出来ても稼げるようになる可能性は低い」と言わざるを得ません。

また佐藤氏が新たに勧め始めた『極限株』についても、不透明な点が見受けられた他、性能や実績面でも話題の銘柄抽出AIには劣るという結論に至りました。

株式投資は結果が全て、投資家から評価されないサービスは廃れていきます。

投資家にとって大切なことは”今稼げるサービスを利用”すること。

収益率の高さが評判を呼ぶ銘柄抽出ロボ『AlphaAI』がその筆頭であることは間違いありません。