目次
2024年には4年ぶりにテンバガー(10倍株)が4銘柄も輩出され、低位株投資への注目が高まっている状況。
テンバガー銘柄の共通点は以下のとおりです。
- 時価総額が300億円以下
- 年間売上の成長率が15%以上
- 新規事業への参入
2025年の低位株市場では、2024年と同じ高騰パターンが予測されています。
本記事では、2025年の高騰期待低位株の具体的な銘柄や、効果的なスクリーニング方法を詳しく解説。
最後まで読むと、テンバガー候補となる銘柄を、自分で発掘できるようになりますよ。
2025年の高騰期待低位株はエディア(3935)

2025年の低位株投資で注目される銘柄の1つとして、エディア(3935)が挙げられます。
同社は400〜700円台で推移する低位株でありながら、3期連続で増益という堅実な業績回復を見せています。
エディアはどんな企業?

エディアは、IP(Intellectual Property:知的財産)事業と出版事業を柱とする総合エンターテインメント企業です。
「DIG-ROCK」や「夢幻戦士ヴァリス」などの人気IPを保有し、ゲームやアニメ、音楽などの多角的なメディア展開をしています。
2025年6月現在、既存IPのリメイクや新規IPの開発により、継続的な収益の成長を実現しています。
また、海外展開にも積極的で、アジア市場を中心としたグローバル戦略を推進しています。
エディアの株価推移
エディアの株価は、2024年から2025年にかけて着実な上昇トレンドを形成しています。
株価は2024年初の300円台から2025年初には600円台まで上昇し、約2倍の成長を記録しました。

こうした上昇の背景には、継続的な業績改善があります。
2025年2月期は売上高36.07億円(前年比10.1%増)、営業利益2.62億円(前年比62.6%増)を達成し、市場予想を上回る好調な業績を発表しました。
特に営業利益の大幅な増加は、収益性が改善している成果として、高く評価されています。
年度 | 売上高 | 営業利益 | 株価レンジ | 配当 |
2024年2月期 | 32.7億円 | 1.6億円 | 300~500円 | 5.0円 |
2025年2月期 | 36.1億円 | 2.6億円 | 400~700円 | 7.0円 |
2026年2月期(予想) | 40.0億円 | 3.5億円 | 700~1,000円 | 10.0円 |
今後の株価の見通しについても、2026年2月期の業績予想として、売上高は40億円、営業利益3.5億円の増収増益が見込まれており、継続的な成長が期待されています。
ただし、これらの業績予想や株価見通しは確実なものではない点に注意しましょう。
投資判断は自己責任で慎重に行ってください。
2024年も低位株から高騰銘柄が続出

2024年は低位株市場において、4年ぶりとなるテンバガー(10倍株)の輩出が話題となりました。
超低位株(100円以下のボロ株)から4銘柄がテンバガーを達成し、投資家の注目を集めています。
2024年高騰の超低位株一覧
2024年に10倍以上高騰した超低位株は、以下のとおりです。
銘柄名 | 上昇率 | 安値 | 高値 | 達成期間 |
フルッタフルッタ(2586) | 13.0倍 | 25円 | 325円 | 3ヶ月 |
フォーサイド(2330) | 10.9倍 | 67円 | 735円 | 1ヶ月 |
ピクセルカンパニーズ(2743) | 10.7倍 | 37円 | 397円 | 1.5ヶ月 |
メディアリンクス(6659) | 10.4倍 | 29円 | 304円 | 4ヶ月 |
注目すべきは上昇のスピード。
1〜4ヶ月という短期間でテンバガーを達成しており、長期保有ではなく短期の値動きを狙った投資戦略が有効だったことが分かります。
2024年テンバガー達成銘柄の特徴分析
前述した4銘柄に共通する特徴として、以下3つの特徴があります。
- 時価総額が300億円以下
- 年間売上の成長率が15%以上
- 新規事業への参入
これらの条件は、過去のテンバガー銘柄にも、非常に良く当てはまる特徴です。
また、市場別にみると、東証スタンダード市場が最もテンバガーを輩出しやすい傾向があると考えられます。
東証プライム市場 | 東証スタンダード市場 | 東証グロース市場 |
---|---|---|
0銘柄 | ・フォーサイド(2330) ・ピクセルカンパニーズ(2743) ・メディアリンクス(6659) | フルッタフルッタ(2586) |
重要な注意点として、テンバガー達成後に暴落のリスクが非常に高いことが挙げられます。
2024年のテンバガー銘柄の現在の株価は以下のとおりです。
銘柄名 | 高値 | 2025年6月時点の株価 |
---|---|---|
フルッタフルッタ(2586) | 325円 | 161円 |
フォーサイド(2330) | 735円 | 164円 |
ピクセルカンパニーズ(2743) | 397円 | 92円 |
メディアリンクス(6659) | 304円 | 59円 |
テンバガー銘柄はすべて高値から大幅に下落しており、長期保有の危険性が浮き彫りとなっています。
2025年も期待される高騰パターンとは
2025年の低位株市場では、2024年と同じ高騰パターンが期待されています。
成功パターンをおさらいしましょう。
- 時価総額が300億円以下
- 年間売上の成長率が15%以上
- 新規事業への参入
年間売上の成長率は、過去3年間の推移を決算資料で確認しましょう。
単年度の成長だけでなく、継続的な成長トレンドがあるかが重要なポイントです。
2025年に成長が期待されているジャンルは、以下のとおりです。
- AI・半導体関連
- バイオテクノロジー
- インバウンド
これらの分野で近年売上が伸びており、業績回復の兆しを見せている低位株を重点的に探していきましょう。
2025年『高配当期待の低位株』を厳選

日本証券業協会の2024年度証券投資に関する全国調査の情報によると、個人投資家の配当に対する関心が増加しており、特に利回り4%超の低位株が人気を集めています。
これらの銘柄は、値上がりによる利益と配当収入の両方を狙える魅力があります。
高配当低位株のおすすめ検索条件
高配当の低位株を見つけるには、以下3つの条件でスクリーニング(銘柄を絞る)をすると良いでしょう。
- 配当利回り4%以上
- 時価総額500億円以上
- 自己資本比率30%
さらに詳細な条件として、以下3つの指標も重要な判断材料となります。
- 過去5年間の配当実績
- 営業キャッシュフローの安定性
- 配当性向60%以下
特に配当性向(純利益のうちどれくらいを配当金にあてたか)は、継続的な配当支払い能力を知るための大切な指標です。
目安として、60%を超える企業は将来的な減配リスクが高いとされています。
1000円以下で買える高配当低位株
高配当の低位株を選ぶ時は、配当利回り4%以上かつ株価1,000円以下の銘柄が投資対象としましょう。
実際に、以下の条件でスクリーニングをかけて調査しました。
- 株価1,000円以下
- 配当利回り4%以上
- 時価総額500億円以上
- 自己資本比率30%
2025年6月現在、上記の条件にあてはまる銘柄は、以下の通りです。
コード | 銘柄 | 業種 | 現在の株価 | 配当利回り |
1822 | 大豊建設 | 建設 | 777円 | 18.63% |
4293 | セプテーニ・ホールディングス | サービス | 416円 | 7.50% |
5464 | モリ工業 | 鉄鋼 | 857円 | 24.48% |
9368 | キムラユニティー | 倉庫・運輸 | 800円 | 7.88% |
配当利回りが高い理由が「株価下落によるもの」なのか「積極的な株主還元によるもの」なのかを見極めることが大切です。
特に、大豊建設の配当利回り18.63%やモリ工業の24.48%という数字は、異常に高い水準です。
株価下落によって配当利回りが高くなっている可能性が高く、減配リスクを十分に検討する必要があります。
低位株のスクリーニング条件3つ

低位株は上場廃止や大幅な株価下落のリスクがともなうため、購入前に以下3つの観点で基準をクリアしているかどうかをチェックしましょう。
- 財務の健全性
- 企業の成長性
- 株の流動性
①財務状況が健全かどうかチェックする
投資前の財務チェックにより、大きな損失を回避できます。
財務状況を確認する時は、以下3つのポイントに着目しましょう。
2025年6月時点の株価 | 安全基準の目安 | 確認方法 |
---|---|---|
自己資本比率 | 30%以上(一般的に50%以上が健全) | 貸借対照表 |
営業キャッシュフロー | 3年間平均でプラスを維持 | キャッシュフロー計算書 |
流動比率 | 150%以上 | 貸借対照表 |
特に重要なのは自己資本比率であり、一般的に最低ラインが30%と言われています。
自己資本比率が高い企業は借金が少ないため、業績悪化に陥った場合の倒産リスクが低くなります。
ただし、業種によって適切な自己資本比率は異なります。
以下は経済産業省による「2021年企業活動基本調査速報」をもとにした、業種別の自己資本比率の目安です。
業種 | 自己資本比率 |
---|---|
製造業 | 50.5% |
情報通信業 | 50.5% |
電気・ガス業 | 25.1% |
クレジットカード業、割賦金融業 | 12.2% |
飲食サービス業 | 36.7% |
サービス業(その他の業種) | 25.9% |
たとえば、AI・半導体やインバウンド系などのテーマ株を選ぶときは、業界平均と比較して相対的に健全(または安全)かどうかを判断しましょう。
②企業の成長性を見極める
成長性の高い企業を早く見つけられると、株価が上昇したときの恩恵を最大限に受けられます。
成長性がある企業か見極める時は、以下3つのポイントに注目しましょう。
注目ポイント | 評価基準 | 確認ポイント |
---|---|---|
売上の成長率 | 年15%以上 | 3年継続しているかどうか |
営業利益の成長率 | 年20%以上 | 利益が拡大しているかどうか |
新規事業への参入 | 成長分野への参入しているかどうか |
最も注目すべきは、売上高の成長率です。
過去3年間の年平均成長率が10%以上、直近1年では15%以上が望ましい水準とされています。
適時開示やニュースリリースで、以下の新規取り組みがあるかどうかも確認しましょう。
- AI・半導体、IoT、バイオテクノロジーなどの成長分野への参入
- 海外展開の推進
- 新製品の開発状況
これらの新規取り組みが軌道に乗れば、大幅な業績向上や株価上昇が期待できます。
③流動性を確認する
出来高(一定期間内に売買が成立した取引量)が少ない低位株では、あなたが希望する価格での売買が困難になる可能性があります。
よって、最低でも1日の平均出来高が5万株以上、できれば10万株以上の銘柄を選択しましょう。
また、出来高が極端に少ない銘柄は、大口投資家の売買で株価が大きく振れるリスクがあります。
たとえば、1人の投資家が大量に売却するだけで株価が10%以上下落したり、逆に少額の買いでも大幅に上昇することが起きる可能性があります。
2025年も大注目!低位株がおすすめの理由3つ

ここでは、中小企業の低位株がおすすめの理由を3つ解説します。
- 少額資金で大きなリターンが期待できる
- テンバガー候補が豊富に存在する
- 値動きが大きく短期利益を狙いやすい
中小型株は機関投資家の参入が限られているため、個人投資家にとって有利な環境が整っています。
①少額資金で大きなリターンが期待できる
低位株投資の大きな魅力は、限られた資金で多くの株数を購入できることです。
たとえば50万円の資金で投資する場合、100円の低位株なら5,000株、500円なら1,000株を購入できます。
100円で買った株が2倍の200円になれば、100万円の資産(+50万円の利益)となります。
ただし、株価が半分以下に下落して大きな損失を出す可能性も十分にあるため、必ず余裕資金の範囲内で複数の銘柄に分散投資しましょう。
②テンバガー候補が豊富に存在する
過去のテンバガー達成銘柄の多くが上昇開始時点で株価1,000円以下の低位株でした。
これは、低い株価水準から10倍になる可能性の高さを示しています。
たとえば株価100円の銘柄が200円になれば100%上昇ですが、5,000円の銘柄が同じ100%上昇するには10,000円まで上がる必要があり、実現の難易度が大きく異なります。
このため、少額投資家でもテンバガーを狙いやすいのが低位株の特徴です。
③値動きが大きく短期利益を狙いやすい
低位株は値動きの振れ幅が大きく、短期間で大きな利益を狙えます。
低位株では決算発表や新規事業参入のニュースなどをきっかけに、1日で20-30%上昇することも珍しくありません。
ただし、上昇と同様に下落も激しいため、適切な損切りルールの設定が重要です。
一般的に、購入価格の10〜20%下落で損切りし、30〜50%上昇で利益確定することが推奨されています。
こうした明確なルールを決めてリスクを管理し、低位株投資のメリットを最大限に活用しましょう。
低位株で気をつけるべき3つのポイント

日本取引所グループの上場廃止銘柄一覧の情報によると、年間約20〜30社が上場廃止となっており、その多くが低位株です。
低位株投資を成功させるには、適切なリスクコントロールが不可欠であり、以下3つについて理解と準備が必要です。
- 分散投資する
- 損切りルールを設定する
- 上場廃止リスクを見極める
①業種・投資タイミング・市場で分散投資する
低位株への投資は、全投資資金の20〜30%以内に抑えて、さらにその中で少なくとも10銘柄に分散することをおすすめします。
1銘柄に集中投資してしまうと、その企業の業績悪化や上場廃止によって、全資金を失う可能性があるからです。
業種・投資タイミング・市場を、以下のように分散すると良いでしょう。
分散方法 | 推奨配分 | 具体例 |
---|---|---|
業種 | 3~5業種 | IT、ヘルスケア、素材など |
投資タイミング | 月2~3回 | 毎月決めた額を分けて投資する |
市場 | スタンダード市場に70%、グロース市場に30% |
ポートフォリオを管理する時は、定期的な見直しが重要です。
月に1回程度、各銘柄の業績動向や株価の推移をチェックし、投資理由が無くなった銘柄はなるべく早く売却しましょう。
大きく値上がりした銘柄は一部の収益を利益確定し、新たな投資機会に資金を回すのも有効な戦法です。
②購入前に損切りルールの設定しておく
購入前にあらかじめ損切り価格を決定し、その価格に達したら迷わず売却するという、ルールを定めておきましょう。
一般的な損切りルールとして、購入価格から10〜20%下落した時点での売却が推奨されています。ただし、低位株の場合は値動きが激しいため、15〜25%程度の幅を設けると良いでしょう。
購入と同時に、損切り価格で「逆指値売り注文」を入れておくことで、感情に左右されることなく自動的に損切りが実行されます。
暴落を目の当たりにすると、人は「もう少し様子を見よう」「もしかしたら回復するかも」と判断を先延ばしにしがちです。
機械的に損失を確定できる仕組みを作っておけば、大きな損失はまぬがれます。
③上場廃止するリスクが高くないか見極める
低位株投資において絶対に避けたいのは、上場廃止によって株式の価値がゼロになってしまうことです。
たとえば100万円で購入した低位株が上場廃止になった場合、その100万円は完全に失われ、1円も回収できない状況となります。
投資前には必ず最新の財務諸表をチェックし、自己資本比率や営業キャッシュフロー、売上高の推移を確認しましょう。
上場廃止の主な要因と、対応策は以下のとおりです。もし既に保有している場合、決算短信や有価証券報告書で確認しましょう。
上場廃止の要因 | 判断基準の目安 | 対応策 |
---|---|---|
債務超過 | 2期連続 | すぐに売却する |
売上高の著しい減少 | 前年比50%減 | 売却を検討する |
出来高の減少 | 平均の1/10以下 | 売却できるタイミングで売る |
新規で購入する時は、日本取引所グループの改善期間該当銘柄や、特設注意市場銘柄に指定されていないかどうかをチェックしましょう。
メドレックス、、いつもの動きかなって感じですよ。多少のつっこみ売りは見慣れました。悲観こそ買いだと思ってるので気にしないと言い聞かせてます。
もうここ最近地合いが悪すぎて笑っちゃいますね。低位株マネゲして殴り合いにいった方が楽しそうな気がしてきました。もうどうしようもないな、上がらないでしょこれは。
いいですよね、低位株。ずっと動いていなかった低位株を見ていると愛着が湧きますよ。愛着が湧けば持っている気にもなるし、跳ねた時の喜びもひとしおです。
やっぱり今は低位株相場ですね。40年に渡る米国債上昇相場が反転したのが見て取れます。低位株相場の後には大きなクラッシュが来るのではないでしょうか?まだ先だとは思いますがね。
毎日色んな低位株見て回ってるけど、自分の保有株は跳ねもしないのがつらすぎる。センスがないってことなんのかもしれませんけど、こんな銘柄も噴いてるのに、、、って気になってきました。
最近の相場は読めませんね・・・。低位株にしたってどうして今?っていうのが増えているように見えます。日経が下がっている事が多いのにそういう状態が多いので尚更不思議です。
低位株はいいよ、、「7578」ニチリョクとかさ、、最高だったよ、、
日経が下がってても、低位株の調子が良い日はそこまで落ち込まなくて済むので悪くないですね。と言うかこういう日こそ低位株で遊べるかなと思ってたりします。笑って済ませられるだけの遊びに留めるのが大事です。
最近は低位株を見ていても、じわじわ上がってる時があるので地合いが良いんだと見て感じますね。いつまで続くのかわからないものではありますが、できるだけ長く続けとは思ってしまいます。
最近は低位株の動きに注目してますよ。先日Jエスコムで上手く稼がせてもらったので、ほかも上がらないかなと期待しています。たまに決算かなにかだと思うんですが、よくわからず騰がる時もあるんですよね。