2023年高騰期待のテンバガー候補を厳選しました。
日本株はテンバガー(10倍株)の宝庫です。
その証拠に、リーマン・ショック後、1,000近い銘柄がテンバガーを達成しています。
2023年も既にテンバガー期待の銘柄が散見される状況。
株価8倍超えを達成したビューティ花壇や、大きな話題を呼んだアースインフィニティなど、テンバガーに迫る高騰を遂げています。
▼テンバガー目前!2023年の大化け株
他にも、セルシードやABALANCEを始め"計7銘柄が株価5倍超え"を達成しています。
2023年は日本株豊作の1年となる、その兆しといっても過言ではないでしょう。
当サイトでは株式市場に眠るダイヤの原石を探すべく、2023年の高騰期待テンバガー候補10社を独自公開。
テンバガー候補(日本株)の特徴や傾向、探し方まで公開します。
目次
2023年のテンバガー候補(日本株)10選
2022年末の為替市場では1ドル150円台まで円安が進み、介入が行われるなど大きく変動しました。
その後、年初にかけてドル円130円台前半で推移。
引き続き2023年は、円高ドル安が進むことが予想されます。
株式市場では、エネルギー・内需株・景気の影響を受けにくい医薬品・国策銘柄などにテンバガー候補株が転がっています。
▼テンバガー候補2023(日本株)
② ステムリム(4599)
③ 室町ケミカル(4885)
④ コラントッテ(7792)
⑤ 霞ヶ関キャピタル(3498)
⑥ 日本ホスピスHD(7061)
⑦ TORICO(7138)
⑧ I-ne(4933)
⑨ ビートレンド(4020)
⑩ ステムセル研究所(7096)
2022年はマツモト(7901)とバンク・オブ・イノベ(4393)がテンバガーを達成しましたが、2023はどのような結末を迎えるのか?
テンバガー候補10社を詳しく見ていきます。
2023年テンバガー候補10社を深掘り
当サイトで厳選した2023年テンバガー候補10銘柄を、選定理由を交え解説します。
① ブリッジインターナショナル(7039)
■株価:2250円(2022年8月24日終値)
■時価総額:83億円
■事業内容:インサイドセールスによる営業支援、企業の人材研修
今回ブリッジインターナショナル(7039)をテンバガー候補に選んだ理由は大きく分けて2つです。
1.コロナ禍により、非対面型営業であるインサイドセールスが好調
2.前期参入した研修事業がデジタル化、DXを推進する国策の追い風を受けて好調
毎期増収増益を継続しています。これはテンバガーになりやすい銘柄の特徴です。
2022年12月期の当期純利益は減益予想(会社発表)となっていますが、業績が好調なことはもちろん。
四季報最新号(22年夏号)では450⇒530となっており、上方修正の可能性もあるのではと予想します。
② ステムリム(4599)
■株価:860円(2022年8月24日終値)
■時価総額:510億円
■事業内容:再生誘導医薬品の開発
ステムリム(4599)をテンバガー候補に選んだ理由は4つ。
1.景気の影響を受けにくい業種(景気後退の影響が他業種より軽微)
2.開発中の医薬候補「レダセムチド」が再生医療業界のゲームチェンジャーになる可能性
3.開発パイプラインの進捗が順調(難関の急性期脳梗塞のフェーズ2治験を突破)
4.著名投資家、五味大輔氏も新規で大株主に登場
ステムリム社のHPから引用すると、「再生誘導医薬とは、生きた細胞や組織を用いることなく、医薬品の投与のみによって、再生医療と同等の治療効果を得られる新しい医薬品」であるそうです。
iPS細胞を用いた治療法に代表される再生医療には、技術・コスト・法律などのさまざまな問題があります。
▼再生医療の仕組みと課題
ステムリムがライセンスを塩野義製薬に導出して開発を進めている『レダセムチド』はこれらの多くの問題を解決します。
それゆえにレダセムチドは再生医療のゲームチェンジャーになるポテンシャルが高いといえるのです。
従来の再生医療では、患者の体内から細胞を取り出し、その細胞に加工して体内に戻すという過程が必要で、高度な技術や取り出した細胞の保管も大変でした。
レダセムチドは化学薬品を原材料にして工場で安価に大量に質の高い製品を製造可能です。
患者から細胞を取り出す必要もなく、基本的に化学薬品で製造された医薬品を投与するだけです。
そして、肝心の開発状況もこれまでのところほぼ順調に進んでいます。
特に急性期脳梗塞にかんしては2021年12月にフェーズ2の治験を見事にクリアし、現在グローバル3相の治験準備を塩野義製薬が進めています。
これは世界中で多くの治験患者を集めて大々的に行う治験の最終段階であり、この3相の治験をクリアするといよいよ薬の上市が一気に現実味を帯びます。
▼レダセムチドの進捗状況
他にも、下記の適応症に関するスケジュールが立て込んでいます。
・表皮水疱症(追加治験の組み込み完了待ち)
・急性期脳梗塞(フェーズ2結果の詳細データの公表)
※9月22日に塩野義発表の可能性・グローバル3相治験開始
※23年7月期中
・変形性膝関節症(フェーズ2治験の結果発表)
※来春ごろ
・慢性肝疾患(フェーズ2治験の結果発表)
※来春ごろ
急性期脳梗塞のグローバル3相開始、変形性膝関節症と慢性肝疾患の治験結果の発表。
これらがすべて順調に進んでいることが確認されれば、テンバガーはかなり現実味を帯びてくることでしょう。
2022年8月18日には、そーせいグループの大株主でも知られる『五味大輔』氏がステムリムの大株主になったことが判明しました。
バイオ株投資家として知られる同氏が大株主に名を連ねたことも、ほかの個人投資家が追随して買いに走るきっかけになるかもしれません。
③ 室町ケミカル(4885)
■株価:1013円(2022年8月24日終値)
■時価総額:41億円
■事業内容:医薬品原薬の販売・製造が主軸。ほかにも健康食品や液体処理関連など化学品の販売などを手掛ける
室町ケミカルをテンバガー候補に選んだ理由は、2022年8月22日に室町ケミカルが発表したバイオディーゼル燃料の精製装置の開発と9月からの販売開始したことです。
コロナ禍による航空需要の減退やロシアによるウクライナ侵攻などにより、原油や天然ガスの価格の高騰が今後も続くことが予想される。
さらに、それらの天然資源を輸出に依存する日本にとっては円安も追い打ちとなっています。
廃食用油などから精製されるバイオディーゼル燃料には市場の注目が集まっており、今回、4社で共同開発した装置は不純物の少ない高品質のバイオディーゼル燃料を製造可能です。
同社の株式に大きなインパクトを与える可能性があります。
▼開発されたバイオディーゼル燃料精製装置
▼室町ケミカルの業績
上の2023年5月期の業績予想数値は、今回新開発されたバイオディーゼル燃料精製装置の販売が与える影響を織り込んでいないため、上方修正される可能性もあります。
④ コラントッテ(7792)
■株価:1070円 ※2022年8月24日終値
■時価総額:95億円
■事業内容:磁気式医療機器の卸と小売を展開。有名アスリートとの契約多数。越境ECも展開。
コラントッテの販売するネックレスなどの磁気式医療器具は、血行改善やコリの解消に効果があるとされています。
伊藤美誠選手(卓球)や宇野昌磨選手(フィギュアスケート)、甲斐拓也選手(プロ野球)などの人気アスリートとも愛用しており、契約を交わしています。
そんなコラントッテをテンバガー候補に選んだ理由は3つ。
1.売上・利益の高い成長
2.ECの伸び
3.人気アスリートとの契約を増やすブランド展開のうまさ
2022年9月期3Qの業績ハイライトを見ると↓↓
売上・営業利益・純利益の成長率が非常に高いのがわかります。
また、営業利益率が23.1%と非常に高い。
これは価格競争に陥らずにビジネス展開できていることを意味し、本業でしっかりと稼ぐ力があることの証左といえます。
さらに、部門別のハイライトを見るとECの成長率が94.4%と前年同期比で倍近くに伸びていることがわかります。
部門別業績ハイライト↓↓
オリンピックやプロ野球で活躍する選手との契約を交わしてブランディングするマーケティング手法も巧みです。
たとえば、伊藤選手の試合を見ていると彼女がネックレスをしている映像が流れることがあります。
試合時間の長い競技でもあるため、これだけでも宣伝効果は高いです。
同社の株価はすでに上昇を始めていますが、時価総額はまだ100億円以下ということもあり、テンバガーは十分に期待できる銘柄といえるでしょう。
現在契約しているスポーツ選手は国内選手がほとんど。 しかし、海外のスター選手と今後契約するようなことになれば、大幅な業績アップも期待できるでしょう。
⑤ 霞ヶ関キャピタル(3498)
■株価:2841円 ※2022年8月24日終値
■時価総額:231億円
■事業内容:物流施設やアパートメントホテル、再生エネルギー電源を全国で開発する
霞ヶ関キャピタルをテンバガー候補に選んだ理由は3つです。
1.過去最高益更新を繰り返すほどの売上、利益の成長性が高い
2.EC需要の高まりと2030年フロン規制を控え、物流施設への需要が高い
3.プライム市場の条件をほぼクリア(鞍替え期待)
▼霞ヶ関キャピタルの業績&予想
霞ヶ関キャピタルの2022年8月期業績予想は、過去最高益を記録した前期をさらに更新する予想となるほど好調となっています。
特筆すべきは売上57.4%増、営業利益39.3%増、純利益26.1%増という成長率の高さです。
テンバガーを達成する銘柄は、毎期高い成長を達成している銘柄に多く、20%以上もの成長を遂げている霞ヶ関キャピタルは十分にその候補に入ることでしょう。
また、EC需要の高まりと2030年フロン規制を控え、物流施設への需要が高いことも注目です。
地球温暖化対策の観点から温暖化の要因となるフロンの規制(フロン規制:2030年にフロンガス完全撤廃)と、コロナ禍により一層高まったEC需要により、物流需要が今後も伸長していくことが予想されます。
特にフロン排出の元凶ともいえる冷凍冷蔵庫施設は、既存の倉庫は立て直しや設備の再投資が迫られています。
霞ヶ関キャピタルはフロンを使わない環境配慮型倉庫の開発を展開しており、今後も長期にわたって売上・利益の大きな成長が見込めます。
22年8月、このプロジェクトに世界有数の資産運用会社であるインベスコ・グループも参画することが発表され、追い風となっています。
▼環境配慮型倉庫
そして霞ヶ関キャピタルはプライム市場の条件をほぼクリアしています。
現在、東証グロース市場に上場している霞ヶ関キャピタルはプライム市場への鞍替えを視野に入れています。
2022年8月期上期決算説明会において、河本社長みずからプライム市場について言及しています。
霞ヶ関キャピタルは以下のプライム上場基準のほとんどを満たしていますが、時価総額と収益基盤では2022年8月25日時点で満たしていません。
しかし、22年8月期の業績実績が会社予想を達成すれば「最近2年の利益合計25億円以上」の条件をクリアします。
時価総額も8月25日終値時点で229.8億円と250億円までもう少しの水準にあります。
つまり、プライム市場への上場条件をもう少しで満たす段階にあり、社長もプライム市場を目指すことを明言しているため、近い将来に鞍替えする可能性が高いと思われます。
▼プライム市場への上場条件
プライム市場に上場すると、海外ファンドなどの買い需要が生まれて株が大きく買われることになり、テンバガー達成のための追い風になることでしょう。
⑥ 日本ホスピスHD(7061)
■株価:2030円(2022年8月25日終値)
■時価総額:162億円
■事業内容:末期がん患者などの終末期ケアをするホスピス住宅の開発・運営。
今回、日本ホスピスHDをテンバガー候補に選んだ理由は3つ。
1.連続で過去最高売上・利益を更新
2.30%以上の増収増益率の高さ
3.人口減にともなうホスピス需要の拡大
まず業績に関して、日本ホスピスHDの直近4年間と今期の業績予想を見ると↓↓
▼日本ホスピスHDの業績画像
コロナ禍の影響が最も厳しかった2020年を除き、売上・利益ともに連続で大きく上昇しているのがわかります。
2022年12月期は前年比で売上32.9%増、営業利益58.9%増、当期純利益87.5%増と驚異的な成長。 2期連続で売上・営業利益・経常利益が過去最高を更新する見込みとなっています。
この成長力の高さがテンバガー候補の最大の要因となります。
また同社は2022年12月期2Qの決算にて、成長・拡大ステージに入ったことを公表しています。
中期経営計画でも経常利益の成長が2023~2025にかけて毎年平均40.3%となる目標値を設定しています。
▼2022年12月期2Qの決算
続いて3、に挙げた人口減に伴うホスピス需要の拡大について。
日本の人口減少はすでに始まっており、日本人の死亡原因のトップはがんとなっています。
今後さらに死亡人口の増加が予想され、受け入れ施設が不足していることもあり、日本ホスピスHDは長期にわたり大きな成長を遂げていく可能性を秘めていると考えられます。
▼人口減にともなうホスピス需要の拡大
⑦ TORICO(7138)
■株価:1504円(2022年8月25日終値)
■時価総額:18億円
■事業内容:ECサイト「漫画全巻ドットコム」の運営、マンガとコラボしたカフェ運営も
TORICOをテンバガー候補に選んだ理由は2つです。
・業績の良さ(ウィズコロナ・アフターコロナ)
・IPO直後の売りが落ち着き、株価反転の兆し
まずTORICOは、2022年3月にIPOしたばかりの会社です。
そんなTORICOをテンバガー候補に選んだ理由は、IPO直後の株の売り圧力が落ち着いてきたことに加え、業績の良さなどがあります。
最近では鬼滅の刃や呪術廻戦、スパイファミリーなどのヒットにより、新たなマンガ需要が掘り起こされています。
またマンガとコラボしたカフェなどでは、店内でのイベントが増えて前年比で大きく成長しています。
ワクチン接種が進んだことなどが背景にあると考えられ、アフターコロナ銘柄としての側面を持つTORICO。
▼漫画展
▼TORICOの業績
業績を見ると2022年3月期は過去最高の売上高を記録。
2023年3月期は、会社予想で売上・営業利益・経常利益で過去最高を更新する見込みとなっています。
売上に関しては前年比+14.0%、営業利益+70.9%、当期純利益+53.3%と非常に高い伸びとなっています。
成長率が非常に高いことからもテンバガー候補としてピックアップしました。
また、TORICOの発行済み株式数は123万株と非常に少なく、人気化した時には株価が高騰しやすいと考えられます。
それもテンバガー候補に選んだ理由の1つです。
⑧ I-ne(4933)
■株価:5200円 ※2022年8月25日終値
■時価総額:454億円
■事業内容:「ボタニスト」ブランドのヘア・ボディケア商品と美容家電の開発、販売を展開
▼I-neをテンバガー候補に選んだ理由4選
1.5期連続の最高益更新予想をさらに上方修正するほど好業績
2.中国を始めとした海外売上の高い伸び
3.AIによる顧客の潜在ニーズの収集により、新商品をヒットさせる確率が高い
4.新ブランドの育て方が卓越(成長率が高い)
I-neは「ボタニスト」シャンプーで知られるヘア・ボディケア商品のブランドを展開する企業です。
最近ではドライヤーなどの美容家電にも力を入れており、中国をはじめとした海外展開にも力をいれています。
▼ボタニストの商品画像
テンバガー候補として特筆すべきは、I-neの成長性の高さ。
2022年12月期は、5期連続で最高益更新予想を出していましたが、さらにその数値を上方修正しています。
売上は前年比+18.0%、営業利益+28.5%、当期純利益+46.3%と非常に高い伸びとなるなど、成長率が非常に高いことからもテンバガー候補としてピックアップしました。
▼I-neの業績
またI―neは米国や中国など、複数の国でブランド展開をしています。
2022年前半は中国でコロナ感染拡大によるロックダウンがあり、業績に影響を受けたものの、中国以外の国・地域での大きな伸びが確認できました。
さらに、中国でもロックダウン解除後には、POSデータで2.4倍の売上を記録するなど海外での売上が成長しています。
今後、日本の人口減が続くことを考えると海外展開が順調なのは同社にとって追い風であり、為替が円安に動いたこともプラスに働いています。
▼海外売上の伸び率
加えて、新ブランドの育て方が上手いのもI―neの特徴の1つ。
2022年2Qの決算資料を見ると、育成ブランドの売上の伸びが50%以上の高い数値になっているのが確認できます。
これは商品開発から宣伝広告を含めて、I-neのブランドを育てる力が強いことの証左といえます。
その力の源になるのが次に紹介するAIを用いたリサーチ方法です。
▼育成ブランドの伸び率
I―neは新ブランドの開発を行う際に、AIシステムを用いてターゲット層の潜在ニーズを徹底的に調査してから製品の開発を始めます。
これにより、新ブランド(新製品)がヒットする確率を高めることができ、大きく育ちやすいブランドを最初から投入しやすい環境を持っています。
このシステムのおかげで、ヒットするブランドを量産化しやすいのが強みであり、同社の高い成長力を支える原動力となっています。
当然、このAIによるマーケティングリサーチ能力の高さが業績、そして株価を押し上げる力となっていくことでしょう。
⑨ ビートレンド(4020)
■株価:1391円 ※2022年8月25日終値
■時価総額:30億円
■事業内容:飲食店や小売店向けにスマホアプリによるCRM(顧客管理)サービス事業を展開。
ビートレンドをテンバガー候補に選んだ理由は3つです。
1.主力事業である「スマートCRM」の高い成長性
2.スマートCRMとメールマーケティングサービスの解約率が減少
3.サブスク型サービスなので、会員数増加+解約率低下で安定収益が格段に高まる
ビートレンドの主力サービス『スマートCRM』は、2022年第2四半期末ARRは6億1300万円(前年同期比+36.2%)、会員数2269万人(前年同期末比+23.5%)と高成長しています。
※ARRの年平均成長率は28.3%と高い水準をキープ
※ARR(Annual Recurring Revenue:年間経常収益)
毎年得ることができる収益や売上の1年分のこと。ARRは、SaaSなどのサブスクリプション型のビジネスにとって重要な指標
ビートレンドの主力商材である「スマートCRM」とメールマーケティングサービスの解約率の低下が目立ちます。
サービスを継続して利用するクライアントが増えていることは、サブスク型ビジネスにとって強い追い風となっています。
過去にはサブスクリプション型ビジネスをする銘柄が投資家の人気を集めたことがありました。
ヘッドウォータース(4011)など、テンバガーを達成した銘柄もあるため、ビートレンドも注目です。
⑩ ステムセル研究所(7096)
■株価:5390円(2022年8月25日終値)
■時価総額:276億円
■事業内容:臍帯血の処理と保管をする細胞バンク事業を行う
ステムセル研究所をテンバガー候補に選んだ理由は3つです。
1.臍帯血の処理・保管の細胞バンク市場を独占している
2.売上と利益の高い成長
3.国策である再生医療分野の有望企業
ステムセル研究所は、会社のHPから引用すると「再生医療・細胞治療を目的に、さい帯血由来の幹細胞の分離・保管事業及び、幹細胞に関連する研究開発に取り組んできた会社」です。
再生医療の促進は岸田内閣が掲げる重要政策の1つであり、国策銘柄としてもステムセル研究所には注目が集まります。
さい帯血は、再生医療・細胞治療においては、脳性麻痺などの中枢神経系疾患や自閉症スペクトラム障害(ASD)。
自己免疫疾患などの治療のための研究が進み、治療のために有効な手段になる可能性があるとして、さい帯血が保管されるケースが増加しています。
※さい帯血とは
母親と赤ちゃんをつなぐ、へその緒や胎盤の中に含まれる赤ちゃんの血液
テンバガー候補として挙げた理由は、同社が「さい帯」の保管サービスを2021年4月に日本で初めて開始したこと。
ライバル企業がおらず、民間市場をほぼ独占状態にあることです。
▼さい帯の保管サービス
需要の多い製品市場において、市場を独占している企業はテンバガーになる素質があるといえるでしょう。
レーザーテック(6920)は、半導体製造に必要なEUV光源品の市場シェアを独占しており、テンバガーを達成しています。
実際、ステムセル研究所の業績はコロナ禍の影響を最初に受けた2021年3月期以降、22年~23年にかけて売上高・利益ともに毎期20%以上を超える伸びとなっています。
※23年3月期は予想
ステムセル研究所が「さい帯」の保管サービスに参入したのは2021年4月(22年3月期)であり、同期の売上・利益の回復の原動力になったと考えられます。
▼ステムセル研究所の業績
2023年3月期については、売上は前年比+20.2%、営業利益+50.9%、当期純利益+61.7%の予想となっており、成長著しいことがわかります。
こうした一貫した業績の高い成長はテンバガーの重要な要素になります。
▼併せて読みたい
・2023年『米国株 テンバガー候補』を公開!
日本株 テンバガー候補の見つけ方
2022年~2023に向けて株価上昇が期待できるテンバガー候補株を紹介しましたが、ここからはそんなダイヤの原石を自分で見つけたいという方に向けて。
テンバガー候補を探す際のスクリーニング条件をご紹介します。
▼テンバガー株のスクリーニング条件
1.時価総額500億円以下
2.上場5年以内オーナー企業
3.売上高成長率15%
4.新興市場銘柄
5.国策など強いテーマ株
その1つの目安が時価総額500億円以下の銘柄となります。
また、IPOすることで知名度や信用があがり、その勢いに乗って株価が上昇していくことが多くあります。
テンバガーを達成する銘柄には、赤字企業もあります。
赤字でも株価が10倍になるのは売上の成長力が高いことへの期待からです。
つまり、利益よりも利益の源泉である売上の成長に注目をしてスクリーニングすることが重要になります。
少し厳しめに、20%でスクリーニングしても良いでしょう。
新興市場にある銘柄は時価総額も小さく、IPOからまもない銘柄が多くて成長性の高い銘柄が多いためと思われます。
この傾向は、グロース市場になってからも同様だと考えられます。
最初に紹介した4つの条件でスクリーニングしてリストアップされた銘柄が、国策や時流に乗ったテーマになっているのかをチェックしていく必要があります。
また、たとえばメタバース関連銘柄をスクリーニングする時には、その会社の売上に占めるメタバース事業の割合が大きいのか小さいのかを見極めることが大事です。
スクリーニングツールは”自分の検索条件が固まっている方にとってはメリットが大きい”ので積極的に活用していきましょう。
ツールを使いこなす自信がない方は、億トレに銘柄選びについて質問が出来る株LINEサービスを活用してみてはいかがでしょうか。
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2020年以降の日本株は20銘柄がテンバガーを達成
ここでは直近のテンバガー達成銘柄の紹介ということで、2020年から2022年8月までにテンバガーを達成した銘柄を年別に紹介します。
▼年代別テンバガー達成銘柄
2020年:16銘柄
2021年:3銘柄
2022年:2銘柄
それぞれの年のテンバガー達成銘柄を一覧にしました。
▼2020年のテンバガー(日本株)
ケアネット(2150)
テラ(2191)
ベガコーポレーション(3542)
サイバーリンクス(3683)
GMOグローバルサインHD(3788)
チェンジ(3962)
すららネット(3998)
ヘッドウォータース(4011)※
Jストリーム(4308)
BASE(4477)
不二硝子(5212)
ダントーHD(5337)
不二精機(6400)
松屋アールアンドディ(7317)
プロルート(8256)
※ヘッドウォータースはIPO初値でテンバガー達成
▼2021年のテンバガー(日本株)
東京機械製作所(6335)
INCLUSIVE(7078)
▼2022年のテンバガー(日本株)
2020年は突出してテンバガー達成銘柄が多い年となりました。
これは3月にコロナ・ショックによって株式市場全体が大暴落したことにより、優良成長銘柄の株価なども大きく下落したこと。
その後の政府・日銀による金融政策などにより、株式市場にお金がジャブジャブ入ってきたことが背景にあります。
2020年以降、テンバガーを達成した銘柄には、コロナ禍によるオンライン授業、ワクチンや暗号資産関連などの時流に乗ったテーマ株が多いという特徴があります。
ワクチンやオンライン教育(テレワーク含む)などは、国が後押しした分野の銘柄でもあり、国策銘柄ともいえます。
まだ決定ではないですが、もし岸田政権が消費税の増税を実施したら…。
消費税増税によって恩恵を受ける『増税で上がる株』が注目されるはずです。
「国策に売りなし」という相場格言のように、時流に乗ったテーマ株+国策銘柄がテンバガーの1つのトレンドになっていると言えるでしょう。
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2021・22と連続してテンバガーを的中させており、その予測精度は折り紙つきです。
テンバガー(日本株)を狙う際の注意点
ここまでテンバガーの魅力をお伝えしてきましたが、大化け株へ投資する際の注意点にも触れておきます。
テンバガーを狙った投資をする際に注意したい点は主に2つ。
どちらも投資に対するリスクを減らすために大切なことです。
▼テンバガー候補株に関する注意点
1、分散投資
2.成長ストーリーが崩れたら売ることを検討する
資金量にもよりますが、複数の銘柄を買う投資資金があるなら、1つの銘柄に一度に全額を投資するのではなく、複数の銘柄に複数回にわたって投資することをおすすめします。
株の保有期間が長くなると、さまざまなリスクを抱える可能性が出て来ます。そのうちの1つが、成長ストーリーが崩れることです。
テンバガーをねらった投資をする際、財務諸表や中期経営計画などを見たうえで投資することが多くなると思います。
会社が想定した事業計画通りに業績がついてくれば問題ありませんが、目標売上や利益に届かず、目標数値を下方修正することなどがあります。
下方修正の内容などにもよりますが、このように当初期待していた成長ストーリーが崩れてしまうようなことになった時。
途中で保有株を売ることについても検討した方が良いでしょう。
【まとめ】日本株はテンバガー(10倍株)の宝庫
最後にテンバガー株の特徴と魅力についておさらいしておきましょう。
テンバガーとは、米国の伝説のファンドマネージャーであるピーター・リンチが広めた言葉(概念)であり、株価が10倍になることを意味します。
語源は野球から来ており、一気に4点が入る満塁ホームランのことを「フォーバガー」と呼ぶことにちなみ、株価が10倍になることを「テンバガー」と呼ぶようになりました。
※ピーター・リンチ…フィデリティ社の運用するマゼラン・ファンドの運用担当者として、1977年~1990年の間に運用資産を1800万ドルから140億ドル(777倍)に増やした実績を持つ。
この運用期間の年平均リターンは29.2%という驚異的な実績となった。
そんなテンバガーの特徴や魅力は以下の通り。
▼テンバガー銘柄の特徴
・新興市場に多い
・時価総額が小さい
・上場から数年内の銘柄に多い
▼テンバガー銘柄の魅力
・一度の投資で資産を大きく増やせる可能性がある
・だれにでも成長株を見つけられて投資できるチャンスがある
・毎日PCやスマホ画面に張り付く必要がない
今でこそ世界的な大企業になっているソニーやトヨタも、上場したときには時価総額の小さな新興株でした。
そんな昔の話ではなくても、例えばワークマンや業務スーパー(神戸物産)にお客さんがたくさん入っていたのは日々の生活からも感じ取れたこと。
つまり財務諸表などを詳しく読めなくてもテンバガーを掴める可能性があるということです。
流行りものに敏感な人であれば、ブームになる前にヒットしそうな商品を販売する会社に投資することもできます。
このようにテンバガー株は、投資のプロじゃなくても掴むチャンスがあるところに魅力があります。
デイトレードなどの短期投資ではないため、毎日PCやスマホのチャートに張り付く必要もありません。
自分の投資した会社がどんどん大きくなっていき、株価も高くなっていく成長ストーリーに乗れるのがテンバガー投資の醍醐味と言えるでしょう。
今確かに安いっちゃ安いから、テンバガー狙うならありなのかなと思う反面、本当に上がるのか?っていう懸念もある。やっぱり米国株の方が良さそうなんだよね。
そろそろテンバガー近いかな!?と思って見守ってた株が下落続き・・・。こうしていればとは思わないように、少し買増して握り続けます。応援もしてますしね。
セルシードは今からでもテンバガーがあるんじゃないでしょうか?関わってる市場規模を考えたらありえない話でもないと思いますよ。個人的に注目しています。
日本株だったら高配当で業績の良いところを狙っても、、、と思ったんですがブリッジインターナショナル(7039)はオーバーシュート気味ですね。もとより長期のつもりですが、その方がチャートが見やすいとも思い直しました。
アイズ(5242)がじわじわ上がってるんですが、注目している人はいますか?6月くらいから注目していたんですよね。このままじわ上がりしてくれれば御の字ですよ。
ヘリオステクノもビューティ花壇もめちゃくちゃ上がって祭りになったけど、それでもテンバガーまで行ったのはプログリットだけなんだよな。。まあでも今年はファイブバガー(5倍)は多いよね。。
日本株のグロースが軒並み弱いんですが、だからこそテンバガーするならグロースか?とも思うので難しいです。素直に高配当バリュー株に逃げるべきか悩みます。
やっぱりテーマ株を探すとしたらある程度話題のあるテーマ株から探したいと思いますね。特に上場10年未満で考えると結構絞れてきます。ひそかに注目している銘柄を仕込むつもりです。
今インフォリッチが気になってます。国内シェアが八割程だし、スマホバッテリーの貸出の需要はなくならないと思うんですよね。今後に期待して握って居続けるつもりですよ。
日本株は長期で握る事での還元が期待出来るので、やはりテンバガーも握ってさえいればと思います。あのかぶ1000さんも言っていましたしね。よく調べるだけの価値があるでしょう。