2022年10月5日
なでしこ銘柄とは

目次
名前は聞くけれど、中身までは知らない方が多いと思います。
選んでいるのは、経済産業省と東京証券取引所です。
選ばれるのは、女性活躍推進に優れた上場企業です。
結論から言うと、中長期で企業の成長が期待できる銘柄です。
理由は次の3つです。
・①国内の全上場企業約3,700社から、上位50社だけが選ばれている
・②売上高営業利益率も配当利回りも、東証一部平均を上回っている
・③平均株価指数を試算すると、TOPIXよりよいパフォーマンス
ただし数が多いので、投資するにはさらに絞り込みが必要です。
早速、選定の中身から確認していきます。
「なでしこ銘柄 とは」で調べてここに来た方が気にしているのは、投資先として使えるのかだと思います。
なので私は、選び方の基準と、選ばれた企業の数字を先に確かめました。
先に言うと、選ばれるのは3,700社のうち50社だけでした。
❞なでしこ銘柄(準なでしこ銘柄)とは?
なでしこ銘柄とは、「女性活躍推進に優れた上場企業」のことです。
経済産業省と東京証券取引所が共同で選定しています。
対象は、中長期的に企業価値が向上する銘柄に投資したい方です。
そうした方にSDGsの観点から魅力的な銘柄だと紹介します。
そうやって関心を高める狙いがあります。
さらに、企業側にSDGsの取り組みを促すことも狙いです。
2022年発表の最新なでしこ銘柄を一覧で紹介
母集団は、国内の全上場企業約3,700社です。
そこで評価されるのは、ダイバーシティ経営への取り組みです。
ダイバーシティとは、様々な人材を受け入れることです。
取り組み評価が高い企業上位50社が、なでしこ銘柄として選定されました。
なでしこ銘柄はすべての業種が含まれるよう選ばれています。
▼2022年発表最新なでしこ銘柄50社
これまでのなでしこ銘柄数は以下のようになっています。
2020年度:29社
2019年度:24社
2018年度:23社
2017年度:22社
2016年度:16社
2015年度:14社
2014年度:9社
2013年度:5社
2012年度:4社
毎年少しずつ増えています。
SDGsへの取り組みが広まってきていますね。
ただ数が多いので投資するにはさらに絞り込みの必要があります。
そこは大変かもしれませんね。
2022年発表の最新準なでしこ銘柄を一覧で紹介
準なでしこ銘柄も、ダイバーシティへの取り組み評価が上位の企業です。
そのうち、なでしこ銘柄として選定されなかった企業が対象になります。
ここから業種を問わず15社が選定されています。
▼2022年発表の最新準なでしこ銘柄15社
これまでの準なでしこ銘柄数は以下のようになっています。
2020年度:14社
2019年度:12社
2018年度:10社
2017年度:0社
2016年度:6社
※準なでしこ銘柄は2016年度から開始しました。
一覧を見て最初に思ったのは、多いという事でした。
なでしこ銘柄が50社、準なでしこ銘柄が15社あります。
この中から1社を選ぶのは、選定を読むのとは別の作業になります。
なでしこ銘柄の選定基準を紹介
選定基準というので、業績や株価の条件が並んでいるのかと思っていました。
ところが並んでいたのは、行動計画の策定と、女性管理職比率の開示でした。
株価の条件は一つも出てこず、評価されるのは体制のほうでした。
❞選定の母集団は、東証の上場企業(約3,700社)です。
見られるのは、女性が働き続けるための環境整備です。
そのうえで女性人材の活用を積極的に進めている企業が選定されます。
選定方法は2段階です。
まず、この後に紹介する基準でスクリーニングを行います。
残った企業を審査するのは、有識者で構成する委員会です。
「なでしこ銘柄 選定基準検討委員会」といいます。
同委員会が一定の選定基準に基づき、業種ごとに選定を行っています。
▼スクリーニング基準
・女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)に基づく行動計画を策定していること
(従業員数 300 人以下の企業を除く)
・厚生労働省の「女性の活躍推進企業データベース」に「女性管理職比率」を開示していること
・なでしこ銘柄においては女性取締役が1名以上いること、
「準なでしこ」においては取締役、監査役または執行役員のいずれかの役職に女性が1名以上いること
▼2021年度選定基準
・女性取締役が複数名おり、かつ、女性取締役比率が10%以上の企業を更に加点
・女性執行役員が複数名おり、かつ、女性執行役員比率が10%以上の企業を更に加点
・予め業種毎に設定した選定枠に該当する上位企業に加え、
各業種における1位企業スコアの85%以上かつ全体順位上位15%程度以上のスコアの企業をなでしこ銘柄として選定。
さらに全体順位上位15%程度以上のスコアのうち、
なでしこ銘柄として選定されなかった企業を、業種を問わず「準なでしこ」として選定
このように様々な基準をクリアした銘柄がなでしこ銘柄となります。
なでしこ銘柄取り消しになった日本製鉄とは?
厳しい基準をクリアして選定されるなでしこ銘柄です。
ただし過去には、取り消しされている企業もあります。
ここでは2020年度のなでしこ銘柄から取り消しになった日本製鉄を取り上げます。
企業概要と、その原因をみていきましょう。
日本製鉄とは日本最大手の鋼鉄メーカー(高炉メーカー)です。
粗銅生産量で国内首位、世界3位となっています。
従業員数は単体でも約3万人と、非常に大きな規模です。
2022年は過去最高の業績を残すなど、業績面でも安定している大企業です。
この日本製鉄は2020年のなでしこ銘柄に選定されています。
ところが2021年6月22日に、対象から外されています。
除外の原因は明言されていません。
ただ、その4日前に報道されたニュースがあります。
「日本製鉄人事担当社員、採用予定の女性にセクハラ 性的関係迫る」というものです。
時期的にこのニュースと何か関係があるのかもしれません。
だとすれば、明示される条件以外にもなでしこ銘柄の基準があると言えそうです。
取り消しの理由は、どこにも明言されていませんでした。
分かったのは、報道の4日後に対象から外れたという時系列だけです。
公開された基準だけでは追いきれない部分があると受け止めました。
公開された基準だけでは、取り消しの理由まで追えませんでした。ここまでの答えは、そこに落ち着きました。
そうなると次に知りたいのは、選定の裏側ではなくいま何をどこで買うのかのほうになります。
私が参考にしているサイトは、銘柄と売り時をAIが示す仕組みで動いています。
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5年連続でなでしこ銘柄に認定されているオムロンはどんな企業?
オムロンとは、産業向け制御機器やシステム、電子部品を扱う会社です。
ほかにヘルスケア製品事業も展開しています。
社員数は単体で約5,000人の大企業です。
社員の性別にとらわれない活躍機会の拡大に、継続的に取り組んできました。
その結果、5年連続でなでしこ銘柄に認定されています。
▼オムロンの業績
売上、営業、経常利益とも毎年拡大しています。
配当も順調に増えています。
オムロンでは実際に、女性社員も多く活躍しています。
売上の約2割を占めるのがヘルスケア事業です。
ここでは「オムロン式美人」というプロジェクトが動いています。
働く女性の健康課題を解決する取り組みです。
女性社員が中心となって立ち上げたものです。
関連商品やサービスを多く開発しています。
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なでしこ銘柄のメリットは『中長期の成長』期待
女性活躍というテーマだけで株価が動くとは、正直思っていませんでした。
ところが数字を並べると、売上高営業利益率にも配当利回りにも差が出ていました。
売上高営業利益率は8.7%対5.1%という開きでした。
❞なでしこ銘柄のメリットは、中長期で企業の成長が期待できることです。
少子高齢化の進行に伴い、労働人口は減少していきます。
性別関係なく、優秀な人のパフォーマンスを最大限引き出す。
そうした体制が整っている企業は強いです。
労働人口が減少していく中でも成長が期待できると考えられています。
実際、現時点でも業績パフォーマンスに差が出ています。
比べたのは、売上高営業利益率と配当利回りです。
なでしこ銘柄と東証一部上場平均のものを比べました。
結果はなでしこ銘柄の方が東証一部平均を上回っています。
▼なでしこ銘柄と東証の平均売上比較
2021年3 月末時点の売上高営業利益率:なでしこ銘柄8.7%、東証一部平均5.1%
▼なでしこと東証の平均配当比較
2021年3 月末時点の配当利回り:なでしこ銘柄2.5%、東証一部平均2.0%
また2021年度なでしこ銘柄の平均株価指数を試算しました。
TOPIXと比較しても、TOPIXよりよいパフォーマンスとなっています。
またこれらのパフォーマンスは、2021年度の選定企業だけのものではありません。
各年度とも選定されるなでしこ銘柄は東証一部に比べてよいパフォーマンスを出しています。
▼これまでの平均株価比較
▼これまでの平均配当利回り比較
このように、女性が活躍できる環境を整え、社内の能力を活かしている企業です。
なでしこ銘柄は往々にしてパフォーマンスが良いと言えます。
中長期目線でみても、今後は労働人口減少社会です。
その中でよりパフォーマンスのよい成績を残す。
そう期待される銘柄といえるでしょう。
加えてSDGs関連の熱いテーマ株としても目が離せない銘柄達ですね。
ここまで見て残ったのは、どの一社を買うのかという問題でした。
選定の資料に書かれているのは選ばれた企業名までで、買う時期も売る時期も出てきません。
私が普段見ているサイトは銘柄と売り時のほうが先に出てくるので、そこは正直、気楽でした。
❞指数としてのなでしこ銘柄は、東証一部平均より良い数字が出ていました。
ただ、それは選ばれた企業をまとめて平均した数字です。
テーマの強さと、買う一社の成績は別ものだと思っています。
まとめ|なでしこ銘柄の確認結果
ここまで確認した内容を並べ直します。
なでしこ銘柄は、経済産業省と東京証券取引所が共同で選ぶ上場企業です。
業績パフォーマンスも配当利回りも、東証一部平均を上回っていました。
ただし2022年発表分だけで50社あります。
投資するにはさらに絞り込みの必要があります。
| 確認した点 | 結果 |
|---|---|
| 選んでいるのは誰か | 経済産業省と東京証券取引所が共同で選定しています |
| 2022年発表の選定数 | なでしこ銘柄50社、準なでしこ銘柄15社です |
| 業績と配当の比較 | 売上高営業利益率8.7%、配当利回り2.5%で東証一部平均を上回りました |
| 取り消しの事例 | 2021年6月22日に日本製鉄が対象から外れています |
選定リストは、買う一社までは教えてくれませんでした。この記事の結論は、そこに落ち着きました。
テーマの強さが分かっても、50社を絞り込む作業はそのまま残ります。
私が参考にしているサイトは、銘柄と売り時をAIが示す仕組みで動いています。
管理人が使っている手法は、コロンブスの卵の公式LINEで細かいところまで公開しています。
Amazonギフト券1万円分を毎月100名様にプレゼントしているので、よければ受け取ってください。

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