2022年12月8日
理想のアセットアロケーション

目次
リスクとリターンを軸に、配分の例を整理しました。
年齢という軸でも、理想的な配分を見ています。
そのうえで、誰にでも当てはまる万能な比率も探しました。
結論から言うと、万能な比率は存在しません。
理由は次の3つです。
・①目的と計画によって理想の配分は変わる
・②リスクとリターンは基本的に比例する
・③年齢によって取れるリスクの大きさが違う
早速、リスクとリターンの軸から見ていきます。
「アセットアロケーション 理想」で調べてここに来た方が知りたいのは、具体的な比率だと思います。
なので私は、ローリスク型とハイリターン型の2つを、数字で並べて確かめました。
先に言うと、株式の比率は33%と75%まで開きます。
❞アセットアロケーションの理想的な配分比率~リスクとリターン編~
アセットアロケーションを組むうえで、意識したいことがあります。
自分の投資目的や計画です。
リスクを負ってもいいので、大きなリターンが欲しい場合。
もしくは、その逆の場合。
十年単位で長く運用したい場合。
数年間の運用で切り上げる場合など。
目的と計画によって、アセットアロケーションの内容は変わります。
よってこれらの場合分けした理想的な配分をご紹介致します。
1.ローリスクなアセットアロケーションの場合
損失リスクを、なるべく取りたくない場合の配分になります。
その分、リターンも小さくなる傾向にあります。
▼アセットアロケーション例
株式:33%
債券:33%
現金:33%
▼内訳
株式:国内株式33%、先進国株式33%、新興国株式33%
債券:国内債券33%、先進国債券33%、新興国債券33%
現金比率を多めにしているのには、理由があります。
投資商品の価格が下落した時に、動じないためです。
場合によっては、安値で買い増しできるようにもなります。
そして株価下落の損失をカバーする為、債券を加えています。
現金はインフレリスクにさらされます。
配分を多くしても、それだけ資産運用のリスクが小さくなるわけでもありません。
2割~3割程度が良いのではないかと思います。
また、為替リスクにも晒されます。
日本円だけでなく、米ドルなどの外貨でも分散して持っておくといいでしょう。
株式は国内や先進国、新興国などの地域分散をすることが重要です。
一度にすべて下がってしまうリスクを、回避できます。
何かが価格下落しても、他の株式が上がることがあります。
それが損失をカバーしてくれることもあります。
個別株をあれこれ探すのが難しい、という方もいると思います。
その場合はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)という投資信託でもいいでしょう。
これは通称オルカンと呼ばれています。
国内、先進国、新興国の50か国890銘柄に分散投資する投資商品です。
リターンは小さいものの、相場状態の悪化に強いのが特徴です。
>>eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の利回り、強みを解説
債券は株式に比べ、値動きが小さいです。
また価格には、負の相関関係があります。
株式が下がれば債券が上がるような関係性です。
株式と債券は、どちらかが下がっても大丈夫です。
もう片方がカバーしてくれる関係にあります。
ローリスク型は、株式・債券・現金を33%ずつに分けた形でした。
派手さはありませんが、どれかが下がっても残りが支えてくれます。
私は現金を持っていること自体が守りになると考えています。
2.ハイリターンなアセットアロケーションの場合
損失リスクが大きくなる代わりの比率です。
その分、大きなリターンを狙えます。
▼アセットアロケーション例
株式:75%
債券:20%
現金:5%
▼内訳
株式:国内株式10%、先進国株式80%、新興国株式10%
債券:国内債券33%、先進国債券33%、新興国債券33%
ハイリターン型で私が気になったのは、株式の中身のほうです。
先進国株式が80%で、国内株式と新興国株式は10%ずつでした。
つまり攻める側でも分散はやめていません。
❞債券や現金などに比べると、株式はハイリターンを狙えるアセットクラスです。
そんな株式の中でもさらにハイリターンを狙える投資先候補をいくつか紹介します。
2-1.低位株
主に株価500円以下の個別株です。
何か材料が出ればあっという間に大化けすることが多いです。
株で大きな利益を狙う投資家に、好まれています。
実際にテンバガー銘柄の多くは、低位株から出ています。
リターンの大きさを求めるなら、低位株に積極投資するのもアリでしょう。
>>2022年のおすすめ低位株を紹介した記事はコチラ
2-2.レバレッジ、インバース型ETF
レバレッジ、インバース型ETFを簡単に説明します。
通常の2倍や3倍の値幅で値動きをするETFです。
ETFは日経平均やS&P500などの指数と、ほぼ同じ値動きをする金融商品です。
レバレッジ、インバース型ETFは違います。
指数の動きの2倍や3倍の大きさで値動きします。
大きな利益を得られる投資先として、非常に注目が集まっています。
詳しくは以下の記事で解説しています。
>>レバレッジ、インバース型ETFのオススメを紹介
また高騰期待の個別銘柄をAIが分析して選び出してくれるAlphaAIというソフトもあります。
このソフトは近年、精度が高いと評判になっています。
具体的な個別銘柄を教えて欲しい、という方もいると思います。
その場合は、活用してみるのもいいでしょう。
▼AlphaAIの評判
> AlphaAIの成績と評判の解説記事 はコチラ
ハイリターン型は、株式を75%まで増やす配分でした。
ただ、比率を決めても、買う銘柄が決まらなければ動けません。
私は比率より先に何を買うかが問題だと思っています。
配分の枠は決まっても、中に入れる銘柄は決まりません。ここまでの整理で、そこが残りました。
株式75%と決めたところで、次に必要なのはその75%で何を買うかのほうです。
私が参考にしているサイトは、銘柄と売り時をAIが示す仕組みで動いています。
管理人が使っている手法は、コロンブスの卵の公式LINEで細かいところまで公開しています。
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アセットアロケーションの理想的な配分比率~年齢編~
前項では、資金配分をリスクとリターンの軸で見ていきました。
本項では、運用者の年齢を軸に見ていきます。
年齢編で私が引っかかったのは、30代の扱いが世間と逆になっている点です。
世間はハイリターン型を勧めますが、この記事ではローリスク型を勧めています。
理由は投資期間を長く確保できるからでした。
❞1.30代のアセットアロケーション
30代でのアセットアロケーションでは、以下の配分が理想です。
▼30代の理想的なアセットアロケーション
・世間的にはハイリターン型
・私としてはローリスク型
・時間の分散を行うこと
30代とまだ若い場合の話です。
リスクを取って、大きなリターン狙いの資金配分がお勧め。
それが世間一般の見解です。
その場合は、前項のハイリターンなアセットアロケーションを参考にしてください。
ですが逆に私としては、別の考え方をしています。
長い投資期間を確保できるからこそ、堅実に増やしていく内容が良いのではと思うのです。
故に前項のローリスクなアセットアロケーションを参考にするのが良いのではないかと思います。
また10年20年後の、インフレ対策もしたいところです。
現金の一部分を金(GOLD)などの安定資産に割り振るのもいいでしょう。
そして30代の長期投資で重要となるのは、時間の分散です。
一気にまとめて買ってしまうのは避けます。
毎月一定額買い増ししていくなど、購入する機会を増やすことが重要です。
これによって、買値の平均化を図れます。
高値掴みの損失を避けることが出来ます。
これはドルコスト平均法という、長期積立投資の王道手法です。
ぜひ活用してみてください。
2.50代のアセットアロケーション
▼50代の理想的なアセットアロケーション
・ローリスク型のアセットアロケーション
・株式の割合は(100-年齢)%が理想的
50代では、ローリスクのアセットアロケーションを組むべきでしょう。
今後の収入が見込めないからです。
大きな損失を負った時に、取り返すのが難しくなります。
また若い頃より、貯蓄があるでしょう。
ローリスクローリターンの運用でも、それなりの額の利益が見込めます。
それも理由の一つです。
一般的に、リスク資産である株式への投資額には目安があります。
現金を除いた資産運用分の内(100-年齢)%と言われています。
50歳の方であれば、資産運用額の内50%を株式に割り振る計算です。
前項で例に出したローリスクアセットアロケーションを思い出してください。
現金33%、債券33%、株式33パーセントでした。
ちょうど当てはまりますね。
よって50代の方は、前項のローリスクアセットアロケーションで問題無いでしょう。
それが理想的な配分と捉えていいのではと思います。
50代の目安は、株式を(100-年齢)%に収めるという考え方でした。
50歳なら50%なので、ローリスク型の33%より少し多い程度です。
私は年齢が上がるほど現金の役割が増えると見ています。
アセットアロケーションの万能最強比率はコレだ
ここまで読んで、結局どの比率を選べばいいのかと思った方もいるはずです。
私も万能な一つを探しましたが、この記事の中では見つかりませんでした。
結局は目的と年齢で決めるしかありません。
❞ここまで、理想的な配分は投資家それぞれの状態によって変わるとご説明してきました。
では、誰にでも当てはまる万能なアセットアロケーションはないのでしょうか。
これまでの説明を見ていただいた方には、ご理解いただけると思います。
そんなに都合の良いものはありません。
言うなれば最強のアセットアロケーションとは、ローリスクハイリターンな内容です。
ですが、そんなものはありません。
基本的にリスクとリターンは比例します。
期待出来るリターンが大きくなるほど、損失リスクも増えていくのです。
そのバランスを、投資家毎に調節するわけです。
だから誰にでもちょうどいいものは存在しません。
大谷翔平選手にとって適切な運動は、私にとって全く適切ではありません。
それと同じことです。
まとめ|理想のアセットアロケーションの比率
ここまで見てきた配分を、最後に並べておきます。
| 型 | 配分 | 記事内での位置づけ |
|---|---|---|
| ローリスク型 | 株式33%/債券33%/現金33% | 損失リスクをなるべく取りたくない場合。50代はこちら |
| ハイリターン型 | 株式75%/債券20%/現金5% | 大きなリターンを狙う場合。30代は世間的にこちら |
| 万能な比率 | 存在しない | リスクとリターンは比例するため |
理想の配分は、目的と年齢で決まります。
万能な比率が無い以上、決めるのは自分になります。表を見て、そう感じた方も多いはずです。
ただ、配分を決めた後にはその枠で何を買うかという問題が必ず残ります。
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