Stock630は、株の『シグナル配信ツール』です。
名前の630の意味は、最新シグナル情報が夕方6時30分以降(毎営業日)にアプリを開くとダウンロードされ、売買シグナルが確認できるからだそうです。
販売元は、あの「北川博文」氏が運営するサラインベストメントサービス株式会社。
北川氏と言えば、ひまわり証券で前社長を務めていた人物。震災時のトラブルで証券事業から撤退し、その後サラインベストメントサービス株式会社を設立しています。
しかし、ネット上の評判を見る限り、サラインベストメントサービス株式会社の良い評判を得ることはほとんどありません。
Stock630に至っては利用者の口コミはほぼ皆無です。
なぜこれほどまでに話題性に乏しいのか…答えは簡単で、ツールその物の優位性が低いからです。
目次
Stock630の性能を検証
Stock630の性能を解析するにあたり、まずは最新の実績を見ていきます。
公式サイトでは、16年12月~20年3月までの実績(バックテストを含)が紹介されていました。
損益月計の合計金額は2千万円超え。
もし実績通りの売買が出来ていたら、利用者にとってのメリットは大きそうです。
Stock630を使えば「一千万プレーヤーになれる」と思ったそこのあなた、一度冷静になりましょう。
この実績において見るべきポイントはそこではありません。
まず結論から申し上げると、Stock630は突発的な事象に弱いです。
突発的な事象とは、東日本大震災や新型コロナウイルスのようなことを指します。
その証拠に、新型コロナウイルスによる波乱相場に突入した2020年2月。
そのタイミングでStock630は、100以上の銘柄の買いシグナルを出していました。
しかし、実績から分かったのは売却できたのが1銘柄のみ。という事実
もしStock630の指示通りに購入していたら「相当な痛手」を追っていたはず。。。
さらに過去3年間の実績を見ると、100銘柄以上の買いシグナルを出したタイミングが数回ありますが、これらはすべて日経平均が大きく値を下げたタイミングです。
まあ一般投資家に1ヶ月100銘柄を投資できるだけの資産があるとは思えないので、抽出された銘柄から投資家が自分で選んで投資することになります。
公式サイトでは「勝率8割」と豪語されていますが、不安定な相場の中では勝率5割も期待できないということです。
結局は個人のレベルによって結果が大きく左右されてしまうということです。
Stock630が利益を上げられるのは、あくまで知識と経験が豊富な「北川博文」氏が1日中パソコンに張り付いて投資できているから。
スキルや市況に影響を受ける株ツールに優位性があるとは私は思えません。
株式投資はパフォーマンス…端的に言えば、稼げるかどうかが全てです。
どれだけ華美な御託を並べようとも、結果以上に力のある立証はありません。
真に稼げる投資家へとステップアップしたいのであれば、別の選択肢も視野に入れておくと良いでしょう。
ツールではありませんが、最近は株で10億稼いだ元証券マンが自身の手法を無料公開しているので、参考にしてみても良いかもしれません。
同氏はSNSを通じて再現性の高い投資ノウハウを配信しており、豊富な知識と経験を生かしたアドバイスに評判も上々。
中には同氏の教えを基に「資産を4倍に増やした」と当サイト読者様からもタレコミも頂いております。
個別に検証を行っておりますから、興味のある方は検証記事をご参照ください。
▶“株で利益10億”稼いだ男の検証記事はコチラから
サラインベストメントサービス(株)の評判
Stock630の販売を行っているのは『サラインベストメントサービス株式会社』です。
最近では、助言業の資格を持たない『無登録業者』を見かける機会が増えました。
サラインベストメントサービス株式会社は、関東財務局長(金商)第2899号を持つ投資顧問会社です。
ドメイン取得日(サイトのオープン日)を調べると、2014年6月13日。
サイトが開設してから既に6年以上が経過していることが分かります(2020年5月調べ)。
運営期間だけを見ると投資顧問業界の中では老舗と言ってもいいでしょう。
しかし、利用者からの評判はあまり良くない模様。
その理由は同社の代表を務める『北川博文』氏にありそうです。
代表者「北川博文」の正体
冒頭でも紹介しましたが、北川氏はひまわり証券で前社長を務めた人物です。
現在では証券事業から撤退していますが、その原因となったのが2011年の震災にあたり利用者が先物・オプションにて多額の損失を出し、巨額の立替金が生じたためです。
しかも震災で揺れる最中、謎の「システム障害」が生じています‥
これについては諸説ありますが、暴落している時に取引できなければ、もちろん強制マージンカット(強制ロスカット)は免れないでしょう。
また、以前には「北川セミナー」という投資セミナーを行っていた模様。
同セミナーの運営を行っていたのが「花田運営事務局」で、この会社は法人登記されておらず所在地も不明という怪しさのオンパレード。
他にも「100万を6年運用すれば億をこえます」や「再現性100%」というような元証券マンとは思えないような発言や広告に対し、利用者からは怒りのコメントが寄せられているという状況でした。
さらに拍車をかけたのが、煽り屋としも有名な『ウルフ村田』氏と共同でセミナーを開催したこと。
ネット上では「詐欺氏」といった評判もあるウルフ村田氏とセミナーを行ったことで北川氏を始め、 サラインベストメントサービス株式会社への風当たりが強くなってしまったようです。
Stock630の料金・サービス
Stock630では無料会員登録を受け付けており、登録する事でStock630を1ヶ月無料で利用できます。そのほかの無料コンテンツはありません。
有料サービスが以下。
◆Stock630
「銘柄探し」「チャートチェック」「売買ポイント」「資金配分」などの膨大な作業は一切必要なし、株の知識やトレード経験が無い方でも、利用出来る安定した資産運用型のシグナルツール。
料金:3ヶ月/150,000円
6ヶ月/270,000円
12ヶ月/480,000円
単月での契約プランは用意されていませんでした。
最低でも3ヶ月からの利用となり、途中で解約する場合でも商品代金は返ってこないようです。
Stock630の総括
高い勝率を誇るとされた株ツール「Stock630」でしたが、新型コロナウイルスなどの突発的な事象には対応できていないことがわかりました。
また、運営会社であるサラインベストメント株式会社を始め、代表を務める「北川博文」氏のネット上の評判が良くないことも明らかに。
Stock630の利用を検討している方は、同ツールの口コミを確認してからの利用をお勧めします。
当サイトでは皆様からのタレコミを元に検証を行っています。
適正な評価をするためにも、ご利用された経験がある方は、下記の口コミ投稿欄からコメントをお寄せください。
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勝率にはからくりがありそうだね~まあでも今の相場で勝つのはなかなか難しいでしょうよ。