2022年12月27日
黒字転換銘柄

目次
どの銘柄を選べばいいのか。
そこが気になって調べている方が多いと思います。
結論から言うと、黒字転換銘柄は株価が上がりやすいとされている銘柄です。
理由は次の3つです。
・①赤字体質の企業は人気がなく、株価が安い値段で放置されている
・②その赤字体質が解消され、黒字に転換したことで株価が上昇をはじめる
・③株価が大きく動くのは、通期の業績が黒字転換したタイミング
ただし、買った後に株価が上がりにくいケースもあります。
一時的な黒字と、市場評価より悪い数字の2つです。
早速、具体的な銘柄から見ていきます。
「黒字転換銘柄」で調べてここに来た方が気にしているのは、どれを買えばいいのかだと思います。
なので私は、紹介されている2銘柄が決算のあと実際どう動いたのかを先に確かめました。
先に言うと、同じ黒字転換でも株価の反応は正反対でした。
❞おすすめの黒字転換銘柄2選
黒字転換銘柄は、利益を上げやすいと言われています。
再現性が高いという評価もあります。
ここでは、5月~6月の決算で黒字転換した銘柄を紹介します。
今後の株価上昇が期待できるものを選びました。
1.トーホー
コード:8142
業種:卸売業
6月15日時点株価:1312円
2022年3月発表の決算を確認しました。
営業利益、経常利益ともに黒字転換しています。
2022年6月発表の決算では2期連続黒字となりました。
継続的な業績回復が見られます。
継続黒字により株価は急上昇しました。
大きく注目されています。
黒字化の要因も見てみます。
新型コロナウィルス感染症の影響が薄れてきたことです。
主要取引先である外食事業者への販売が、回復基調にあるとのことでした。
今後コロナ沈静化に伴い、増々業績が上向くと思われます。
コロナ前の株価は2000円前後でした。
現在の株価は1300円前後です。
業績が順調に回復すれば2000円あたりまで株価上昇するかもしれません。
2.ユーグレナ
コード:2931
銘柄名:ユーグレナ
業種:食料品
6月15日時点株価:858円
2022年5月発表の決算では経常利益が黒字転換しました。
しかし今の段階では、株価への影響は見られません。
営業利益がマイナスだからでしょうか。
売上は前年同期比で約3倍になっています。
それにも関わらず、営業利益はマイナスです。
理由はバイオ燃料事業への先行投資とのことでした。
そのバイオ燃料事業の見通しも出ています。
最短で2025年9月期に営業黒字に転換しそうとのことです。
黒字化の条件は、バイオ燃料の商用プラントの完成としています。
バイオ燃料は脱炭素化のテーマ株とも言われているクリーンエネルギーの一つです。
その実現が目の前まで来ています。
黒字転換の兆しが見えている今、今後の上昇が期待できる銘柄としています。
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おすすめとして挙がっているのは、トーホーとユーグレナの2銘柄です。
ただ、この2つは中身がかなり違います。
トーホーは2期連続の黒字ですが、ユーグレナは営業利益がまだマイナスです。
2022年6月に黒字転換した銘柄一覧
一覧に並んだ銘柄の「黒字転換の要因」を、1つずつ読んでみました。
パーク24もブラスもトーホーも、コロナ禍からの回復が理由に挙がっています。
同じ追い風で黒字になった銘柄が並んでいますね。
❞その他、直近で黒字転換した銘柄の一覧もご紹介致します。
おすすめの2銘柄以外にも、お宝銘柄が眠っているかもしれません。
1.パーク
コード:4666
銘柄名:パーク24
業種:不動産
株価:1861円
黒字転換ポイント:1Q、2Qの営業利益、経常利益が前年同期間比で黒字転換
黒字転換の要因:コロナ禍の影響緩和により売り上げが改善しました。
加えて、不採算駐車場の解約や地代減免、管理コスト抑制が進みました。
これらが想定以上に進捗したことが要因です。
2.クシム
コード:2345
銘柄名:クシム
業種:IT通信業
株価:407円
黒字転換ポイント: 2Qの営業利益、経常利益が前期比で黒字転換
黒字転換の要因:事業転換中のブロックチェーンサービスが本格稼働したことです。
3.CAICA DIGITAL
コード:2315
銘柄名:CAICA DIGITAL
業種:IT通信業
株価:160円
黒字転換ポイント: 2Qの営業利益、経常利益が前年同期間比で黒字転換
黒字転換の要因:従来のシステム開発が堅調でした。
加えて、複数社の連結子会社化が寄与しています。
子会社の一つであるカイカキャピタルの動きも要因です。
暗号資産の投融資、運用が堅調だったことが挙げられます。
4.ブラス
コード:2424
銘柄名:ブラス
業種:サービス業
株価:848円
黒字転換ポイント:1Q、2Q、3Qの営業利益、経常利益が前年同期間比で黒字転換
黒字転換の要因:緊急事態宣言下でもコロナ対策を徹底し、受注を獲得しました。
その後はワクチン普及により需要が再拡大しています。
5.バルニバービ
コード:3412
銘柄名:バルニバービ
業種:小売業
株価:1038円
黒字転換ポイント:1Q、2Qの経常利益が前年同期間比で黒字転換
6.SKIYAKI
コード:3995
銘柄名:SKIYAKI
業種:IT情報通信
株価:367円
黒字転換ポイント:1Qの営業利益、経常利益が前年同期間比で黒字転換
黒字転換の要因:ストック収益が好調に推移しました。
さらにグループ全体で固定費削減を行っています。
欠損金の繰越控除などで法人税が減少したことも寄与しました。
7.VALUENEX
コード:4422
銘柄名:VALUENEX
業種:IT情報通信
株価:880円
黒字転換ポイント:2Q、3Qの営業利益、経常利益が前年同期間比で黒字転換
黒字転換の要因:コンサルティングサービスやASPサービスです。
これらの販売拡大に取り組んだためです。
8.トーホー
コード:8142
銘柄名:トーホー
業種:卸売業
株価:1312円
黒字転換ポイント:1Qの営業利益、経常利益が前年同期間比で黒字転換
黒字転換の要因:新型コロナウィルス感染症の影響が薄れてきたことです。
主要取引先である外食事業者への販売が、回復基調にあるのが要因です。
9.鳥貴族 HD
コード:3193
銘柄名:鳥貴族 HD
業種:小売業
株価:2,354円
黒字転換ポイント:3Qの経常利益が前年同期間比で黒字転換
黒字転換の要因:来店客の回復やコスト削減効果です。
助成金の計上なども利益を押し上げました。
10.インスペック
コード:6656
銘柄名:インスペック
業種:電気機器
株価:1,327円
黒字転換ポイント:4Qの営業利益、経常利益が前期比で黒字転換
黒字転換の要因:半導体需要の高まりを受けた動きです。
検査装置の受注が改善しました。
10.ハウテレビジョン
コード:7064
銘柄名:ハウテレビジョン
業種:サービス業
株価:1,901円
黒字転換ポイント:1Qの営業利益、経常利益が前年同期間比で黒字転換
黒字転換の要因:既存サービス機能のリニューアルです。
加えて、新収益モデルの創出による黒字化です。
11.トラース・オン・プロダクト
コード:6696
銘柄名:トラース・オン・プロダクト
業種:電気機器
株価:319円
黒字転換ポイント:1Qの営業利益、経常利益が前期比で黒字転換
黒字転換の要因:既存サービス案件が堅調に推移しました。
前期納品の期ずれ計上もありました。
前期からの商談の受注獲得も貢献しています。
黒字転換銘柄のスクリーニング方法
黒字転換銘柄は、黒字転換の直前直後に仕込む必要があります。
まずはギリギリ黒字やギリギリ赤字のような会社を探すことから始めます。
スクリーニングに便利なツールは『バフェット・コード』です。
経常利益をはじめとした、さまざまな項目で条件設定ができます。
その条件でスクリーニングが出来るツールです。
このバフェット・コードで、経常利益を3000万円以下の黒字に設定します。
または3000万以内の赤字に設定します。
そうすると、ギリギリ黒字やギリギリ赤字の銘柄を選び出すことが出来ます。
バフェット・コードで実際にスクリーニングすると、50銘柄出てきました。
あとは少々大変です。
これら銘柄のこれまでの業績や今後の展望をチェックします。
そのうえで、気になる銘柄をウォッチするようにしましょう。
条件を設定してスクリーニングすると、候補は50銘柄まで絞れました。
ただ、そこから1社ずつ業績と今後の展望を確認していく作業が残ります。
私が参考にしているサイトは銘柄と売り時をAIが示す仕組みなので、そこは正直、気楽でした。
❞条件を絞るところまでは、ツールがあれば誰でも同じ場所に辿り着けます。
分かれ目は、そのあとの50銘柄を1社ずつ精査する時間を取れるかどうかです。
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黒字転換銘柄でより大きな利益を狙うには
黒字転換銘柄で、より大きな利益を狙うには何が必要か。
本物の黒字転換なのかを見極めることが重要です。
特別計上などによる一時的な黒字化なのか。
それとも今後も継続的に黒字を継続してくれそうなのかを見極めるということですね。
もう一つ重要なのは、他の人よりも早く仕込むこと。
株価が大きく動くのは、通期の業績が黒字転換したタイミングと言われます。
そのため、他の人より早いタイミングでその銘柄を見つけ出したいところです。
まずは四半期決算の黒字転換をした企業をリストアップすることから始まります。
そこから本物の黒字転換銘柄かどうかを精査していくのが良いでしょう。
大きな利益が狙える、本物の黒字転換銘柄を探すための精査項目です。
以下のようなものがあります。
▼本物の黒字転換銘柄の条件例
・黒字に転換しているのが本業で稼いでいる営業利益がメインかどうか
・黒字に転換している理由が一時的なものではないかどうか
・黒字が市場予想より低いものではないかどうか
・通期業績の推移も確認し、この黒字が継続しそうかどうか
・その事業が時流にのっている株(テーマ株)かどうか
・時価総額が大きくないかどうか(目安は500億円以下)
・株価が過去の推移から見て割安かどうか
・出来高を伴った上昇をしているかどうか
これらの項目で銘柄を精査します。
購入した銘柄は、少なくとも次の四半期決算までの3ヵ月は保有しましょう。
できれば1年は保有したいところです。
株価が大きく動くのは、通期の業績が黒字に転換したタイミングだからです。
3カ月以上その銘柄を保有する場合は、以下の条件も気にするといいでしょう。
▼中期で保有する場合の注意点
・黒字が続いているかどうか
・利益の成長が続いているか
もしこの条件から外れてしまった場合はどうするか。
株価が下がる傾向が大きくなります。
その理由を確認した上で、必要であれば売ってしまった方がよいかと思います。
条件例が8項目も並ぶと、全部そろう銘柄を探したくなります。
ただ、私が先に確かめるのは最初の2項目でした。
本業の営業利益で黒字か、その理由が一時的ではないかです。
こんな黒字転換銘柄には注意
黒字転換と聞けば、株価は素直に上がるものだと思っていました。
ところがメルカリは、上場後初めての通期黒字を発表しても株価はさほど動いていません。
巣ごもり需要による黒字だと、市場は一時的なものと判断していました。
❞黒字転換銘柄は、株価が上昇しやすいといわれています。
ただし、買った後に株価が上がりにくい注意すべきケースもあります。
それは以下のような2つのケースが考えられます。
▼株価が上がりにくいケース
・一時的な黒字
・黒字だが市場評価より悪い数字
1つ目は、黒字化した理由が一時的なものだった場合です。
黒字の継続性が低い場合ですね。
例えばメルカリ(4385)です。
2021年6月期の通期決算で、上場後初めて通期の決算が黒字になったと発表しました。
しかし株価はさほどあがりませんでした。
この通期黒字は、新型コロナウィルスによる巣ごもり需要が一時的に拡大したものと発表しています。
市場にこの需要は一時的なものと判断されたためと思われます。
2つ目は黒字化したときの数字です。
その黒字がマーケットコンセンサス(市場予想平均)よりも悪かった場合ですね。
市場予想平均とは、一般的にアナリストなどが出す予想平均値のことをいいます。
株価は黒字か、赤字かというより、この数字で決まる側面もあります。
アナリストが出すマーケットコンセンサスより良いか、悪いかです。
そのため、赤字でも株価が上昇し、黒字でも株価が下落するなどの現象がおきることがあるので注意が必要です。
一時的な黒字か、市場予想より悪い黒字か。
この2つは、決算の数字だけを眺めていても見分けがつきません。
黒字になった理由まで読む必要があるという事だと思います。
黒字転換銘柄とは
黒字転換銘柄とは何か。
まず、企業の本業で稼ぐ力が営業利益です。
本業以外の利益も含めた、会社全体の利益が経常利益です。
この2つに着目します。
業績が赤字だった企業の営業利益と経常利益が黒字転換した銘柄のことをいいます。
赤字体質の企業というのは人気がありません。
株価が安い値段で放置されていることが多いです。
それが、業績の回復が期待できる状態となります。
懸念材料であった赤字体質が解消されます。
黒字に転換したことで株価は上昇をはじめるため、黒字転換銘柄は利益を狙いやすいのです。
実際に黒字転換後に株価が上昇した例を見てみましょう。
ソフトバンクグループ(9984)です。
2021/3月期の2Q決算で、営業利益が黒字転換しています。
2020年11月4日の発表後、株価が上昇をはじめました。
数か月後には、株価は約1.6倍となりました。
また、自分で業績や将来性を分析しなければならない点もあります。
そこに引っかかっている方もいると思います。
AIが値上がり期待の銘柄を分析してピックアップしてくれるサービスもあります。
そっちを活用するのもアリだと思います。
黒字転換銘柄の総括
黒字転換銘柄は、株価が上がりやすいとされている銘柄です。
業績が黒字転換した銘柄は、今後の値上がりを期待することができます。
特に通期での業績が黒字転換した銘柄です。
これまでソフトバンクグループをはじめとして、数々の値上がり実例があります。
そんな黒字転換銘柄の中から2つ選びました。
特に値上がりが期待出来ると判断したのは以下の2銘柄です。
▼おすすめ黒字転換銘柄
・トーホー
・ユーグレナ
有名アナリストも、シンプルで株価が上がりやすいと評価しています。
そんな黒字転換銘柄で利益を狙ってみてはいかがでしょうか。
| 項目 | この記事で確認できたこと |
|---|---|
| おすすめの2銘柄 | トーホー(8142)/ユーグレナ(2931) |
| 上がりやすい理由 | 赤字体質が解消され、黒字に転換したことで株価が上昇をはじめるため |
| 見極めの基本 | 本物の黒字転換か(一時的な黒字化ではないか)を精査する |
| 上がりにくいケース | 一時的な黒字/黒字だが市場評価より悪い数字 |
| 保有の目安 | 少なくとも次の四半期決算までの3ヵ月、できれば1年 |





