2021年8月から始まった『アルパカロボ(Alpaca ROBO)』の評判を調査しました。
アルパカロボは、AIが個別株の売買のシグナルを配信し、株式投資のサポートをしてくれるロボアドバイザーサービスです。
投資信託やETFではなく、個別株に特化したアルパカロボは一体どんなロボアドバイザーなのか?
アルパカロボの評判から期待できる運用成果、メリット・デメリットを解説します。
目次
アルパカロボは儲かるのか?利用者の評判を検証
アルパカロボ(Alpaca ROBO)の収益率について。
公式サイトで紹介されているバックテストの結果を見る限りでは、運用成果は悪くなさそうですね。
▼アルパカロボ(Alpaca ROBO)のバックテスト
引用元:アルパカロボ公式
アルパカロボでは、AIが理想のサイズバランスを目指したポートフォリオを提案してくれます。
理想とされるサイズバランスは大型株:中型株:小型株をそれぞれ1:1:2の評価額比率で保持すること。
▼サイズ分類
大型株:時価総額300位以上
中型株:時価総額300位より小さく800位以上
小型株:時価総額800位以上より小さい
引用元:アルパカロボ公式
アルパカロボ曰く、この比率がバックテストで最も収益貢献が高い結果を出しているようです。
ただネットの評判を調べてみると、8月にスタートしたばかりのサービスとあってか、アルパカロユーザーの口コミは数件した確認出来ませんでした。
そのうちの1件がコチラ↓
▼アルパカロボの評判
引用元:Twitter
この方は、アルパカロボがお勧めしたアドウェイズ(2489)を1ヶ月前の10月28日に購入したようです。
口コミから察するにアドウェイズ(2489)に強気シグナルが出ていたと考えられます。
▼アドウェイズ(2489)の株価チャート
引用元:Yahoo!ファイナンス
好決算の発表などを受け、11/2に株価949円の高値を付けたアドウェイズ(2489)。
口コミでも言われてますが、株価が900円を行き来しているタイミングで弱気シグナルが出ていたら‥。
ユーザーは+の状態で運用を終えられたかもしれません。
まあ、あくまで結果論ですけどね。
気になるのはアルパカロボが強気シグナルを出し続けた理由です。
恐らくですが、テクニカル的に見たときに「買い」とアルパカロボが判断したからではないかと考えられます。
実際にアルパカロボでは、AIにテクニカル主体の情報を学習させていることがわかります。
▼アルパカロボの学習対象
・値動き
・ボラティリティ
・トレンド
・時価総額
引用元:アルパカロボ(Alpaca ROBO)公式
テクニカル分析は買い・売りのタイミングを計るのに重要な指標です。
ただ株式にはその銘柄特有の動きやクセのようなものが存在します。
特にこのアドウェイズは、仕手株化しやすい・機関投資家に狙われやすいといった特徴を持っています。
Yahoo!ファイナンスの掲示板を見ても「なんだいつものパターンか」といったコメントが多数見受けられました。
こういったクセの強い銘柄というのはアドウェイズに限らず複数存在します。
アルパカロボがシグナルを出した銘柄にどんな特徴があるのか?購入前に把握しておいたほうがよさそうですね。
アルパカロボ(Alpaca ROBO)とは?
Alpaca ROBO(アルパカロボ)は、AlpacaJapanとIFA法人Fanが共同開発した資産運用サービスです。
アルパカ証券を運営するAlpacaJapanは、金融市場×AIに取り組むFintechスタートアップ企業です。
出資先企業には、SBIグループやMUFG、ミンカブ・ジ・インフォノイドがいます。
そして、IFA法人Fanは資産運用コンサルティングなどを行う金融仲介業者で、SBI証券と業務提携を結んでいます。
この2社がタッグを組んで誕生したのがアルパカロボということになります。
アルパカロボの手数料は高い?安い?
Alpaca ROBO(アルパカロボ)を利用するにあたって、取引手数料がかかります。
公式サイトでの紹介されているように、取引手数料は0.55%(税込み)です。
▼アルパカロボ(Alpaca ROBO)の取引手数料
引用元:アルパカロボ公式
評判を調べていると、アルパカロボの「手数料が高い」という口コミを発見。
▼アルパカロボ(Alpaca ROBO)の口コミ
引用元:Twitter
口コミを例にして考えたとき、仮にですが500株購入した場合、利益は20,000円。手数料は約2,600円となります。
得た利益の1割強を持っていかれるとなれば「高い」と感じるユーザーの気持ちもわからなくはないですね。
長期投資前提の『ウェルスナビ』や『THEO(テオ)』といったロボアドは手数料が1.1%と数字だけみれば割高です。
しかし、売買頻度によってはアルパカロボのほうが手数料が高くなる可能性も‥。
ただ両者には違いがあり、ウェルスナビやTHEO(テオ)は一任型で投資対象が海外ETF。アルパカロボは助言型で個別株に特化したロボアドバイザーです。
両者ともメリット・デメリットがあるので、手数料だけでどちらが良いという判断を下すのは難しいでしょう。
投資対象や運用資金、更には投資にかけられる時間などを加味したうえで、ざっくり分けるならば、ほったらかしで運用がしたいという方は一任型、売買の判断は自分でしたい方は助言型のロボアドバイザーを利用するのが良いかと思います。
アルパカロボの特徴からメリットまで解説
アルパカロボ(Alpaca ROBO)の特徴をメリットを交え、解説していきます。
日本株個別銘柄専門の助言型ロボアドバイザー『アルパカロボ(Alpaca ROBO)』のメリットは、大きく分けて3つです。
◆AIが期待収益率に応じてシグナルを表示
引用元:アルパカロボ公式
アルパカロボでは、毎営業日に一定の条件を満たした解析対象の2,000銘柄の売買シグナルを配信しています。
【各シグナルの定義】
・強気 → 上位1位〜100位
・やや強気 →101位〜300位
・やや弱気 →1301位〜1800位
・弱気 →18001位〜2000位
引用元:アルパカロボ公式
利用者は上記のシグナルを見て強気のときは買い、弱気のときは売りといった売買タイミングの検討を行います。
またこのシグナルに関しては、前営業日の終値を基準として21営業日後の終値の「上がる確率/下がる確率」による順位付けを行っているそうです。
◆理想のサイズバランスを提案してくれる
引用元:
アルパカロボでは、ポートフォリオに関してもAIがアドバイスをしてくれます。
先述したように、アルパカロボでは大型株・中型株・小型株を評価額比率1:1:2で保持することを推奨しています。
運用をしていく中で、この理想とするサイズバランスが崩れた際どんな銘柄を購入すればバランスを保てるかをAIが提案してくれます。
◆出金手数料が無料
引用元:アルパカロボ公式
アルパカロボでは、口座開設料や情報利用料、更には出金手数料が無料です。
また困ったときにはチャットでFanのIFA(資産運用アドバイザー)に相談が可能とのこと。
電話での対応は行ってないそうですが、こういった相談できる環境があるのはユーザーにとっては有り難いですね。
アルパカロボのデメリット3選
Alpaca ROBO(アルパカロボ)のデメリットは大きく分けて3つです。
◆ユーザーの評判が少ない
とういのも、アルパカロボは2021年8月に始まったばかりの資産運用サービスです。
SNSでも徐々にユーザーの口コミが見受けられるようになってきましたが、ウェルスナビやTHEO(テオ)と比較するとまだまだレビューは少ないです。
あくまで可能性の話ですが、もしユーザー数が伸びず、収益が得られないとなればサービスが終了してしまうリスクもあります。
アルパカロボを運営するAlpaca Japanはベンチャー企業で、上場もしていません。
投資実績や実際の運用利回りに関して、もう少し情報が表に出てくると安心ですね。
◆口座開設がアナログ
アルパカロボで運用を開始するにあたり、アルパカ証券の口座開設が必要となります。
ただアルパカロボの口座開設は少しアナログで、オンラインだけで完結しないという特徴があります。
口座開設の手順としては、必要な情報の入力と本人確認書類をアップロード ⇒ アルパカ証券にて審査が完了 ⇒ ログインIDや認証コードの書かれたはがきが郵便で送られくるというものです。
最近はどの証券会社でもオンラインで口座開設が完結する時代ですからね。
金融市場×AIに取り組む企業が今時はがきで郵送というのはちょっと残念です。
◆売買は自動ではない
アルパカロボはロボアドバイザーではあるものの、売買までは行ってくれません。
手数料のところでも触れましたが、ウェルスナビやテオといった一任型のロボアドバイザーとは違い、アルパカロボは助言型のロボアドバイザーです。
そのため、ほったらかしでの運用は出来ない点は留意しておく必要があります。
現状ではロボアドバイザーというよりも、シグナル配信ツールに近いといった感じですね。
ほったらかしで運用がしたい、売買判断に自信がないという方は『ウェルスナビ』や『THEO(テオ)』といった一任型のロボアドバイザーを選択するのも有りでしょう。
Alpaca ROBO(アルパカロボ)のAIの性能を検証
Alpaca ROBO(アルパカロボ)を運営するAlpacaJapanでは、データセンターを自社で開発し、およそ800台のGPUを稼働させています。
過去データの学習と検討はAIの得意分野です。
日本株の流動性上位2000銘柄、10年分のデータを学習・解析させることで、人の主観を省いた予想を行うAlpaca AI。
銘柄選びで悩みがあるという方は一度試してみる価値はありそうです。
当サイトではアルパカロボ以外にも、個別株の選定に特化したサービスの検証を行っています。
10倍株を抽出したAIロボから、SBIが提供するテーマ株サービスなど口コミを交えて紹介しているので、宜しければ当記事と併せてご覧ください。
▼個別株の選定に特化したサービス
・SBIのテーマ株サービス ▶ テーマキラー
このロボアド昔使ってたな~
アルパカロボはいつになったら数ヶ月遅れのマンスリーレポートを動画で上げるのをやめるんだ、、、。知りたいのは今の的中率だし、早ければ早いほど興味をひけるのに。そんなに勝率よくないのか?
theoとかウェルスナビとかと違ってアルパカロボは評判を一切聞かなくなってしまいましたね~人気ないんだろうか?
6月になって3月の成績を公開するようなロボアドだから見限った。ウェルスナビやTHEOがプラス出してる時もアルパカロボは酷い成績だったし。
アルパカロボは銘柄の買い気配売り気配を示してくれるので初心者にも使いやすく重宝しています。こういう安心できる会社のサポートサービスがもっと充実したらいいのにと思います。
アルパカロボがなんか新しいサービスはじめたって話をちらっと見たんだけど探してもわからない。なんてやつ?
アルパカロボって最近全然話題になっていないような気がするんですけど、どれくらいアクティブで運用しているユーザーがいるんでしょう?今は取引そのものを休んでいる人もいそうだから放置状態なんですかね。
アルパカロボって最近的中率微妙なんですかね。的中率がよくないからマンスリーレポートが遅れて公開されてるんじゃないかとか考えてしまう。
アルパカロボの的中率、最近は如何に…。マンスリーレポートみたいなやつは動画形式だし、数ヶ月前のやつを出してるから参考になるのかちょっと不安なんだよね。リアルに利用者の声を聞いてみたいな。
アルパカロボって使える?なんだかユーザーの声みたいなのも全然見当たらないから調べてるんだけど。当たったとしても黙ってるだけってことなのかな?観測できる範囲だとイマイチっぽい。