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現役トレーダーとして、また元「CBMトレード塾の講師」として知られている内田博史(うちだひろし)氏。
「これから上昇する銘柄を知りたい」「本格的な投資アドバイスがほしい」という人は、内田博史氏の提供する情報が本当に信頼できるのか気になる人も多いでしょう。
結論から言うと、内田氏の投資術は具体的な手法の解説が少なく、独自の概念や感覚的な表現を多用する傾向があることから、実践的な投資の参考としては限界があるかもしれません。
本記事では、内田氏の評判やCMB塾を辞めた理由などを詳しく紹介。
最後まで読めば、内田氏の投資術やアドバイスが参考にならない理由が明確になりますので、ぜひ参考にしてください。
内田博史は怪しい?評判をチェック

内田博史の評判をSNSで調査したところ、内田氏の発信するメルマガを購読したり、動画を視聴しているといった投稿が見られ、一定の支持者がいることがわかりました。
しかし、実際に内田氏の投資術を参考にして「利益が出た」という口コミは見つかりませんでした。
以下で良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介します。
良い口コミ
ここでは、内田氏にまつわる良い口コミについて5つ紹介します。
①子供食堂や児童養護施設にご寄付されてる方でとても素晴らしい
②本を買った
③メルマガおもしろい
④自己啓発の動画を見ている
⑤改めて気づかされた
有名な投資家テスタ氏の投稿で、内田氏は投資による利益分を寄付して社会貢献している点で、高く評価。
また、投資初心者にとってのメリットとして、難しい投資の知識をシンプルに学べる点が挙げられます。
特にメルマガは面白くて役立つ内容だと評価されているので、投資の基本をストレスなく吸収できるでしょう。
自己啓発的な内容も提供しているので、お金だけでなく人生観も一緒に考えられるのが魅力です。
悪い口コミ
ここでは、Yahoo!知恵袋で見つけた内田氏にまつわる批判的な口コミを3つ紹介します。
①差別用語を連発する
②プロの格言は面白いけど怖い
③勝率が低い
内田氏への批判的な口コミには、まず発言に問題があるという指摘が。
差別用語を使用するなど、倫理的に適切でない点が見られます。
また「金持ちになればいい」といった現実離れした助言は、投資初心者に非現実的な期待を抱かせる可能性があるでしょう。
さらに、一部の口コミでは「勝率が低い」と評価されており、実績や教材の価格に見合った価値があるのか疑問視されています。
高額な教材を提供しているにもかかわらず、SNSでの情報発信の質や頻度に疑問符がつけられているようです。
内田博史とはだれ?

ここでは内田博史(うちだひろし)氏の人物像について、以下の項目で深掘りしていきます。
- プロフィール
- YouTubeチャンネル
- ブログ
- X(旧Twitter)
- CMB塾を辞めた理由
プロフィール
内田博史氏はYouTube「内田博史の生い立ち」の動画内で、学歴や経歴を語っています。
1972年千葉県生まれの53歳。
15歳で家を出て、16歳からパチンコ店や競輪場で個人金融業を開始しました。
そして、地元の実業家からスポンサーを得て、本格的に金融業の道へ進みます。
24歳で金融業に疲れ、金貸しへの融資業へ転向を決意。
26歳で金融業から完全撤退し、株式投資の世界へ足を踏み入れました。
当初6年間は苦戦し、ITバブル崩壊時には3億円の損失を経験しましたが、2004年頃から独自の手法を確立して収益を上げました。
2005年には、友人とオンライントレードスクールを設立。
その後も防犯関連や不動産、輸入販売業など複数の事業を展開しました。
そして、2022年に人材採用コンサルティング会社を設立し急成長します。
現在は「内田歴史経済研究会」を運営し、トレード技術だけでなく、成功者の思考法と習慣を伝えることに注力しているようです。
YouTube「内田博史【金持ちの習慣】」を運営

内田氏は「内田博史【金持ちの習慣】」というYouTubeチャンネルを運営。
326本の動画が投稿されており、登録者数は11.3万人です。(2025年4月3日時点)
富裕層に共通する習慣や思考法を発信しており、特に投資での感情コントロールとリスク管理に重点を置いたアドバイスが特徴です。
砕けた話し口調と個性的なカジュアルなトーンで情報を届けるスタイルは、多くの視聴者に親しみやすいと評価されています。
ブログやYouTubeでも一貫して、堅苦しさを排除した語り口で、投資や資産形成の知識を伝えています。

自己啓発として内田氏の動画を参考に視聴している人も多く、中でも次の動画は再生回数が約79万回と、特に注目を集めています。
上記の「脳の意外な仕組み」の動画では、「めんどくさい」を消す方法を解説。
脳科学に基づく行動改善の具体的なテクニックを学べるといったメリットがあり、特に以下3つの方法が実践的であるといいます。
- 事前に予定を立てて選択肢を減らす
- 行動後のポジティブな感情に焦点を当てる
- 行動をできるだけ小さく分割してハードルを下げる
モチベーションや精神論に頼らず、脳の仕組みを理解して習慣化することで、勉強や仕事、目標達成に向けた行動を自然と取れるようになる点が魅力です。
コメント欄からは、多くの視聴者が実践して効果を感じていることがわかります。
ブログ「トレード日記 内田博史のろくでなし日記」も運営

内田氏は投資・トレード専門ブログを運営。
2003年から続く長寿ブログで、トレードの心理面やマインドセットに焦点を当てており、独特の攻撃的かつ直接的な文体が特徴です。
内田氏は実際のトレード経験から得た知識をもとに、市場心理やトレードのタイミングやメンタル管理について語っており、「シコリ玉」「高値つかみした素人」などの独自の用語やアプローチを使って解説しています。
こちらのブログを読むと、以下のようなメリットがあります。
- 実践的な相場感覚の習得
- トレーダーとして思考の幅を広げられる
- 投資で勝つためのマインドセット
特に、独自の視点でトレードのメンタル面に興味がある中級者以上のトレーダーにとって価値があるでしょう。
一方で、以下のデメリットもあります。
- 具体的な手法の少なさ
- 過激な表現がある
- 主観的な見解が多い
「覚悟のない素人は相手にしたくない」とブログに明記されているように、初心者向けというよりは一定のトレード経験がある人向けの内容となっているようです。
Xで情報発信

内田博史氏のXアカウントは「トレード、潜在意識、脳科学」をテーマに発信。
2025年4月3日時点で、6,500人以上のフォロワーを持ち、「金持ちになる方法」や「お金に愛される法則」を軸にした投稿が特徴的です。
投稿は実践的な習慣形成のアドバイスや心理面のヒント、人生哲学などが中心。
そして、より詳しい内容はメルマガやYouTubeチャンネルへ誘導する構造になっています。
内田氏のアカウントをフォローすると、以下のようなメリットがあります。
- 投資やトレードに関する実践的なマインドセットが学べる
- 習慣形成や自己啓発に関する簡潔で実用的なアドバイスが得られる
- 一般的な成功論とは異なる視点からの洞察が得られる
ただし、以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。
- 詳細な内容はXの外部コンテンツ(メルマガやYouTube)に誘導される
- 独特の価値観や考え方が強く表れており、一般的な投資アドバイスとは異なる
- 過激な表現や独特の語り口が苦手な人には不向き
CMBトレード塾をやめた理由
内田博史氏は過去に「CMBトレード塾」で講師を務めていました。2025年現在は退任しています。
講師を辞めた明確な理由については、本人から正式な声明が出されておらず、真相は明らかになっていません。
しかし、いくつかの要因が考えられます。
1つの可能性として、個人のビジネス活動に集中するための決断だったという見方があります。
内田氏は複数の事業を手がけており、自身のビジネス展開を優先するために、より自由な形での活動を選択した可能性があります。
また、CMBトレード塾での活動に関しては、受講者からの評価が分かれていたことも影響しているかもしれません。
詳しくは「 CMBトレード塾 評判から料金まで元日本一の株の学校を検証」で解説していますので、ぜひご覧ください。
内田氏のスイングトレードを中心としたFX戦略やアプローチは、一部の人には理解しづらく、期待した成果が得られなかったという声も存在していました。
突然の退任に対しては当時様々な憶測が飛び交い、疑問の声も上がりましたが、正確な理由は依然として不明のままです。
内田博史の投資手法や資産

ここでは、内田氏の投資手法や保有資産について紹介。
結論から言うと、内田氏が得意とする投資手法は短期でのスイングトレードで、現在の保有資産については明らかになっていません。
約20年前には2〜3億の資産があったと語っていますが、本来は個人投資家が保有銘柄や資産を公開することは稀で、2006年以降の資産推移などについては情報を公開していない状況です。
おもな投資手法
内田博史氏は、主に数日から数週間のタイムフレームで取引する「スイングトレード」を得意としています。
テクニカル分析とファンダメンタル分析を組み合わせている点が特徴。
チャートパターンや各種指標の分析に加え、経済指標や企業業績などの基礎的要因も考慮することで、より精度の高い投資判断を行っているとされています。
しかしながら、彼の具体的な投資手法や運用実績に関する詳細情報は、あまり公開されていません。
ブログやYouTubeチャンネルでの発信内容は、実践的な手法よりも投資における心理面やメンタルコントロールに重点を置いています。
彼の投資スタイルを自分のトレードに直接応用することは、難しい面があるでしょう。
現在の資産はどれくらい?
内田博史氏の正確な資産額は公表されていませんが、トレーダーとしての道のりには大きな浮き沈みがありました。
2001年に約2億円、2006年に約3億円という大きな損失を経験しながらも、地道な取引を重ね、現在は安定した収益を確保しているようです。
現在の収入源は多岐にわたり、FXや株式トレードという本業に加え、YouTube広告収入や不動産投資、オンラインサロン運営など複数の事業を展開しています。
特に注目すべきは、2022年頃から始めた人材コンサルティング会社の急成長。
ブログ「内田博史のろくでなし日記」によると、設立2期目で売上26倍、3期目には約70倍という驚異的な成長を記録したようです。
内田博史の投資は参考になるのか?
ここまで、内田博史の評判や投資術などについて紹介してきました。
それらの内容をふまえると、内田氏の投資術は、実践的な投資手法を学ぶという観点からは「参考にならない」側面があります。
- 具体的な投資手法を紹介していない
- 主観的で、精神論的なアドバイスが多い
- 検証可能な運用実績が示されていない
ブログやYouTubeチャンネルの内容は、実践的な手法よりも心理面やメンタルコントロールに重点を置いています。
チャートの見方や具体的な売買判断の指標などの実用的な情報が少なく、実際のトレードに直接応用できる内容が限られているのが現状。
また、客観的なデータや検証可能な手法よりも、独自概念や感覚的な表現が多用されていて、再現性のある投資判断の指針として活用しにくい内容となっています。
以上から、特に初心者や体系的な投資知識を求める投資家にとって、内田氏の投資術は実践的な参考資料としては不適切と言えるでしょう。