自らを老Tuberと呼び、シニアのため投資情報を配信している元プロの投資系YouTuberラジオヤジ氏。御年63歳。
相場展望や注目の個別銘柄紹介など行っており参考にしている人が多いのですが、同時にラジオヤジ氏のことを胡散臭い、抹香臭いと感じる方もいる様子。
解説内容に疑問を抱き、これで本当に元プロなのか?当時一体どんな成績でどんな様子だったのかを知りたいと思っている人もいることでしょう。
ただ残念なことにラジオヤジ氏の元プロ時代の情報は本人の口から語られることは一切無く、HPも内容を書き換えられ当時の様子がわからなくなってしまっています。
そこで私がラジオヤジ氏のプロ時代の経歴や成績について徹底的に掘り下げて解説していこうと思います。
目次
ラジオヤジの元プロ時代の経歴と詳細
▼プロとして活動していた期間
・2009年~2020年
▼ラジオヤジのプロ時代の業務内容
・自動売買ツールの販売
・投資塾の運営
▼自動売買ツールの成績
・不明
▼自動売買ツールの評判
・無し
ラジオヤジは元プロということですが、これは銀行や証券会社、ファンド等にいたということではありません。
ラジオヤジは個人で金融商品取引法に基づく投資助言、代理業の資格を取得していたことから、元プロと名乗っているのです。
元プロというと一定の実力が保証され、金融機関からのお墨付きがあるような印象を受けますが、そういったわけではないのです。
ちなみにラジオヤジの取得した資格と証券会社などに必要とされる資格には違いがあります。
ラジオヤジが取得したのはあくまで投資の助言を行うことしかできない資格。証券会社などは売買仲介や代理運用ができる別のさらに高度な資格となっています。
そしてラジオヤジが行っていた事業は自動売買ツールの販売です。
投資助言というと投資顧問業のような銘柄推奨、売買タイミングの助言、分析内容の解説などをイメージしますが、そうではなく株の自動売買システムの販売を行っていたようです。
自動売買ツールの場合でもその内容によっては投資助言・代理業の資格が必要になるので、そのために投資助言、代理業の資格を取得したのでしょう。
そしてこの株自動売買ツールの成績ですが、どこにも情報がありません。
5ちゃんねるにも、知恵袋にも、個人ブログにも、どこにも無いのです。
ネットに情報が出回ると絶対に消すことは出来ず、デジタルタトゥーとして残り続けると言われますが、そんなネットで2020年まで運営していたサービスの実績が一切出てこないのです。
これだけ探しても実績について誰も語っていないことを鑑みるに、恐らくですが自動売買ツールを利用していた方はほぼ存在しなかったのではないでしょうか。
つまり元プロとは言ってもそれは肩書だけの話であって、元プロとして何かをこなしていたわけではないのかもしれません。
言うなれば全く車の運転をしていない人のゴールド免許。ゴールド免許だからと言って運転が上手で法律順守の意識が高いというわけではないようなもの。
良いサービスには自然とユーザーからの具体的な体験レビューが集まります。
投資に関するサービスで最も重要なことは”利用者が利益を手にしているか否か”です。
それを体現しているサービスと言えば『JPモルガン出身の元証券マンのLINE株サービス』が筆頭ですかね。
評判を裏付けるように、利用者からは「資産を4倍に増やせた」といった口コミも寄せられています。
どれだけ経歴の優れた人がアドバイザーだとしても、パフォーマンスを出せるとは限らない株式投資の世界。
その時、勝てるサービスを使う。
結果を残し続けたいならば、勝ち馬に乗る嗅覚を鍛えることも大切です。
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ラジオヤジの経歴
以上がラジオヤジのプロ時代の経歴と詳細でした。では次に資格取得前の投資家としての活動も含めた経歴全体を見ていきます。
▼投資の仕事以前の経歴
1959年 岐阜県生まれ
1979年頃 地元の高校を卒業後、日本ギター専門学校へ入学
1982年 専門学校を卒業
1982年~1884年頃 20代前半 音楽教室を経営しながら、タクシー会社のポーターや家庭教師のアルバイトを行う
1984年~1989年頃 20代後半 学習塾やパソコン教室を経営
他にもパソコンショップPRECO(プレコ)というサイトを運営し、そのサイトでは不可思議な解毒作用を持つ「単分子水」を作り出す浄活水器「ミニマルフロオ」の販売を行うなどもしていたようです。
一度も正社員として就職はされておらず、ずっと自営業で生活されてきたそうです。
▼投資を始めて以降の経歴
2000年 株式投資の研究を始める
2001年 株を解説するメルマガを開始
2004年 日本初「株の自動売買」の文言を使った書籍を発行
40代 投資や企業のアドバイスを行う会社、株式会社プレコオンラインを設立
2011年 YouTubeアカウントを開設
2015年まで 約数百名の投資家の育成にあたる
2020年 株式会社プレコオンラインを廃業しYouTube活動に専念
株の研究を始めた翌年には株を解説するメルマガを発行開始。その後4年で本を出版したり、投資助言・代理業を行うなど目覚ましい活躍ですね。
よっぽど株の才能があったと思われますが、実績などの情報は見つけることができませんでした。
ラジオヤジの投資顧問会社「プレコオンライン」について
ラジオヤジ氏は40代の時に、投資顧問会社プレコオンラインを経営していました。
現在は廃業されているようですが、当時どういう会社だったのか見ていきましょう。
株式会社プレコオンラインは、株の自動売買ソフトや高機能チャートソフトの販売、投資セミナーなどを提供する投資顧問会社でした。
投資アドバイザー長谷川雅一氏による投資の個別指導と、2種類のソフトウェア販売、有料マガジンの発行などを行っていました。
以下提供サービスについて解説していきます。
最初にポイントをご購入いただき、1号の配信ごとにポイントが消化されるシステムです。
●ゴールド(12ヵ月+30P)コース … 64,800円(税込)
・270ポイント、約1年2ヵ月の購読が可能
※12ヵ月分、240ポイント+ボーナス30ポイント。1号あたり240円(税込)
●シルバー(6ヵ月+10P)コース … 32,400円(税込)
・130ポイント、約6ヵ月半の購読が可能
※6ヵ月分、120ポイント+ボーナス10ポイント。1号あたり約249円(税込)
●ブロンズ(3ヵ月)コース … 16,200円(税込)
・60ポイント、約3ヵ月の講読が可能
※1号あたり270円(税込)
投資アドバイザー長谷川雅一による投資の個別指導です。
1回90分×12回の個人マンツーマンレッスンの受講権(1年間)
「トレーダーズマガジン」の購読権(1年間)
無制限のメールサポート(1年間)
メールテキスト(随時配信)
印刷されたテキスト(約400P)などの指導システム&教材を提供
導入費用:648,000円(税込)
お値段20万円~となっていました。
自動売買ロボットの評判
銘柄選び、発注、株価の監視、利確、損切など、株の売買に必要なすべての操作を株ロボが全自動で行うという約65万円の自動売買ロボットRT10。
ラジオヤジがかつて販売していたものですが、実際に導入した人はいるのか、またどのような評判なのか調べてみました。
しかしこれについては、ほとんど口コミを見つけることはできませんでした。
実際に使っている人ではないのですが、ルールが明かされていないシステムに対する批判や、そんなに儲かるのならどうして売るのかといった疑問が出ていました。
ラジオヤジの分析力に対する評判
ラジオヤジ氏の分析に対する評判はどのようなものでしょうか。
いい評判、悪い評判から、分析の特徴を探っていきましょう。
▼ラジオヤジを褒める評判
▼ラジオヤジを褒める評判
▼ラジオヤジに批判的な評判
為替についてのテクニカル分析については、評価が高いようです。
しかし、株相場については、テクニカルでわかること以外の要因(コロナにおける大規模金融緩和や個別銘柄要因など)の影響も強いにも関わらず、ファンダメンタル分析を全く行わないため、大きく予想を外すことも少ないくないようです。
ラジオヤジの分析力を解明
ラジオヤジ氏の分析力について、7/6の以下配信
【日本株-後場のチャンス銘柄】今買う?待つ?底値7銘柄!ピーク圏に来た「売り」銘柄も多数紹介! 日経平均は軟調。個別株の中にも、底値圏に到達した銘柄が散見される。厳選して紹介する。買いの判断は慎重に。
という動画を元に、ラジオヤジ氏が「底値7銘柄」としているチャートを確認。本当に底値かどうかを検証してみました。
結果として7銘柄中5銘柄は動画配信日が底値。残りの2銘柄もその翌日が底値でした。
実際のチャートをみていきましょう。
▼1605 INPEX
ラジオヤジのコメント:調整後の底値圏。買いのチャート。もう少し下げてから買えれば一番いい。
実際の株価動向:翌日少し下げて底を打ち、上昇に転換
▼8508 三菱商事
ラジオヤジのコメント:テクニカル的には底値に来ているが、ロシア関連の問題(サハリン2を新企業に譲渡したこと)もあり、今ここで買うのは危ないのでは。
実際の株価動向:配信日を底値にゆるやかな上昇
▼7011 三菱重工業
ラジオヤジのコメント:底値圏だがまだ下げる可能性もある。さらに下(4000円)くらいまでサポートラインを切り替えて見ていった方がいい。大分底値に近付いている銘柄といえる。
実際の株価動向:配信日を底に上昇するが上値が重い
▼8031 三井物産
ラジオヤジのコメント:テクニカル的には底値に来ているが、ロシア関連の問題(サハリン2を新企業に譲渡したこと)もあり、触らないのが原則。
実際の株価動向:配信翌日を起点に上昇するが上値が重い
▼6301 小松製作所
ラジオヤジのコメント:今日が底値。売りチャート。上がってくれるかは微妙だけど底値には間違いない
実際の株価動向:底値。上値も重い。
▼7731 ニコン
ラジオヤジのコメント:サポートラインを割って完全な底値。
実際の株価動向:配信日が底値。その後上昇
▼7013 IHI
ラジオヤジのコメント:日経がまだ下げ止まってないから待った方がいいかもしれないが底値。
実際の株価動向:上値が重いが底値ではあった
これはかなりの的中率と思われます。
動画内ではほかにも10銘柄以上のチャートの動きを確認していました。 この動画に関しては、他のチャートについてもいくつかは外していましたが、この動画については概ね言い当てているようです。
ラジオヤジの分析手法は、主にテクニカル、メインにRSIと乖離率、移動平均線にそれぞれに水平線を使ってみる形で分析しています。
しかし個別銘柄の株価動向を探るには、株価を左右する大きな要因でもあるセクターの状況やそれぞれの銘柄の個別要因を理解できるファンダメンタルズ分析を欠かすことはできません。
この動画では的中率は高かったのですが、テクニカル分析しか行っていないので、個別要因や市場環境の急激な変化を拾うことができず、的中率が下がってくる可能はあります。
ラジオヤジが炎上した過去について
ラジオヤジ氏は自身が配信しているYouTubeのコンテンツや株価予想などで何度か炎上騒ぎを起こしています。
その行為に対して批判コメントが殺到し、大炎上。
該当の動画は削除され現在は見ることができませんが、そのきっかけとなった動画は今でも存在します。
過去にコメント欄を解放していた時に、炎上していたのが原因のようです。
さらに一時期YouTubeを離れていたことの原因にもなっていたようです。
″現に、自身が投資で勝てておらず、基本は「投資なんてやるもんじゃないよ」というスタンス。配信内容もあまりにも酷く、コメント欄を解放していた以前には炎上しまくっていた。
それがきっかけで、いったん配信を辞めたらしいが、戻ってきたきっかけは、「投資に含み損はあるのに、YOUTUBE辞めるとそこからの収入も途絶えるから」と言うもの。(自ら発言)″
チャート分析のコンテンツなどが勉強になるなど一部では評価されているだけに、このような内容で評判を落としてしまうのは、残念なことです。
全然勝てず数か月休んだ後、また復活してきた。
休んでいる間いろいろ勉強したというが、何が変わったのか謎である。
相場は日々変化しているのに、自分は全く変わろうとしない。
勝てない人の講釈を聴いても得るものはない。
ナンピンを推奨している珍しい投資家。
ナンピン以外の良い方法があったら教えてほしいというが、
実際、彼自身も大損害を被っているのに、それを教訓にしていない。
たぶん、過去の成功体験にしばられているのだろう。
彼は、私のチャンネルを見るだけでチャートが解るようになる。と常に言っています。実際ワタシはそうなりました。おかげさまで、メインでやっていた暗号資産の勝率は爆上がりです。株も好調です。あえて言えばFXは一度、完全に逆に動いた事がありますが、買う買わないの決断は自分がするものなので、何の怒りもないです。何より無料の情報ですので。タダなのに文句言ってる人の気持ちが私には全く解りません。
投資系youtuberってのは楽だな。投資で勝てなくてもいいし、相手を儲けさせなくてもいいし、予想を当てなくてもいいし、説明を求められることもないし。元証券ディーラーから見ればテキトウなことばかり言って金儲けできている投資系Youtuberが羨ましいよ