cisさんは300万円から230億円を稼いだ、日本でも5本の指に入る凄腕投資家です。
常に複数の事象を想定し、常識に囚われないやり方で20年間相場の第一線で活躍してきたcisさん。
その並外れた洞察力から、5chでは「実はバーチャルトレーダーなのでは?」との疑惑が持ち上がるなど、cisという投資家には様々な評判が寄せられます。
SBIホールディングスCEO『北尾吉孝』さんからも高い評価を受けるcisさんが、どのようにして超トレーダーへと変貌を遂げたのか?
3桁億円を稼ぎだし、日経平均を動かすとまで言われるcisの投資の極意、そして株式投資の手法を紐解きます。
目次
cisはなぜ3桁億円稼ぐトレーダーになれたのか?
cisさんが投資で大きく勝てるようになったきっかけは、長期投資から短期トレードへとスタイルを転換をしたことがきっかけだったようです。
もともと割安株を買って長期保有するスタイルだったcisさん。
株は3年は続けてみようと考えていたものの、口座の残高が104万円にまで減るなど負けが続いてしまったそうです。
そんなとき『2ちゃんねる』の株板のオフ会に参加します。
オフ会には当時億トレーダーだった人も参加しており、彼らが短期の値動きを追っていたことを受け、cisさんも短期トレードへと投資スタイルをチェンジ。
これがきっかけで、cisさんは資産を大きく増やすことに成功します。
cisさんが本格的に株式投資を開始した2000年頃は、短期トレードが主流の時代。
数々の猛者たちを抑え、20年以上に渡り資産を増やし続けたcisさん。
300万円から230億円を稼いだ凄腕投資家の半生を資産推移と併せて見ていきます。
相場歴20年以上 投資家cisの半生と資産推移
20年足らずで資産を2000倍以上にまで増やしたcisさん。
ネット口座開設からわずか4年で億を超える資産を築きます。
その翌年にはジェイコム株の誤発注にいち早く気づき、安値で買うことで6億円を稼ぐなど2005年に資産は29億円を突破。
そして、チャイナショックを経た2018年には資産を230億円にまで伸ばします。
▼cisの半生と資産推移
2000年(21歳:資産1000万円)
ネット証券に口座を開設
2001年(22歳:資産1000万円)
機械部品メーカーに就職
2002年(23歳:資産104万円)
年末に2チャンネルのオフ会に参加
2003年(24歳:資産6000万円)
専業トレーダーになる
2004年(25歳:資産2億円)
資産が初めて億を超える
2005年(26歳:資産29億円)
ジェイコム株の誤発注で6億円を稼ぐ
2007年(28歳:資産50億円)
2008年(29歳:資産55億円)
2009年(30歳:資産58億円)
2015年(36歳:資産200億円)
チャイナショックで日経先物を売り23億円を稼ぐ
2018年(39歳:資産230億円)
日経先物を売り大きな利益を得る
230億という莫大な資産を築きながらも、その探求心に終わりを見せないcisさん。
そこには少年時代から衰えることのない攻略への探求心がありました。
伝説の投資家cisを作った幼少期の逸話を紹介
ここで話を少し過去に戻してcisさんという投資家を形成した幼少期を振り返っていきます。
中でもくじ引きについての話は有名で、当時小学生だったcisさんは友達と駄菓子屋のくじ引きを箱ごと購入し、そこに当たり番号の法則性があることを発見します。
大人顔負けのやり方ですが、小学生ながらに物事の法則性に興味を持ち、それを攻略する喜びを知ってしまったcisさん。
中学生のときにはパチンコと出会ったことでその興味の対象がリアルマネーへと移行していきます。
パチンコは18歳未満は入店禁止というルールはいったん無視して、中学3年の夏休みには40万円ほど稼いでいたそうです。
そんなcisさんが株式投資と出会ったのが高校生のとき。
入学祝いに父親からセブンイレブン(現セブン&アイ・ホールディングス)の株式をプレゼントしてもらったとのこと。
ただ当時はパチンコの収益が月に100万円を超えるときもあったそうで、興味の対象は株式投資には向かなかったそうです。
学生としては規格外の大金を稼いでいたcisさんの目標は、大学を卒業するまでに一生分のお金を稼ぐこと。
しかし、その目標は残念ながら未達で終わります。
またパチンコで2,000万円の貯金を作っていたcisさんは、競馬で大負けしなんと資産を1,000万円にまで減らしてしまいます。
この大敗をきっかけに、ギャンブルではなく「仮説」に基づく投資へとベクトルを変えることを決意します。
ここからは先ほどご紹介した通り。1人で日経平均を動かす男と呼ばれる存在へと昇華します。
成功の鍵は時代に合わせた『投資手法』の変換
今となっては230億という桁違いの資産を得たcisさんですが、株式投資を始めて数年は失敗の連続だったようです。
特に最初の1年は負け続きで、給料から生活費を差し引いて残り追加投資したものの資金を104万円にまで減らしてしまいます。
投資をスタートしたときは1000万前後の資産があったことから推測するに、かなりの額を損していたと考えられます。
3年続けてみてダメなら株式投資は辞めようと思っていたcisさんですが、2ちゃんねるのオフ会に参加したことで人生が一転します。
◆長期トレードから短期トレードへと投資スタイルを変換
もともとは『割安株への長期投資』を行ってたcisさん。
そこから順張り投資による短期トレードへとシフトします。
cisさんがやっていたのが、25日移動平均線の上がり下がりを見ながら新興市場の株の売買を判断するというもの。
上昇相場なら買い、下落相場なら売りとやり方はシンプルですが、cisさんが他の投資家と違ったのはいくつもの『仮説』を経て検証し、そこから成功するための法則を見つけ出していたことです。
周りの人がやってることと同じことをやっても勝てないと考えたcisさん。
自分が勝てるシナリオをいかにすれば描くことが出来るか徹底的に追及した結果たどり着いたのがこのやり方です。
そしてcisさんが王道ルールとして用いているのが『株価指数への組み入れ』です。
代表的なもので言えば日経225ですが、この225社の銘柄は定期的に入れ替えられるため、新たに組み入れられた会社の株は買われやすくなります。
こういった仕組みを知っておくことで、新たに組み入れられる銘柄を事前に買っておき、組み入れられた日の引け前に決済することで利益を得ることが可能になります。
株価の上がり下がりに一喜一憂するのではなく、日銀など大きな資金が動いたときに市場がどんな動きをするのか、仮説を立てておくと良いでしょう。
CIS流『株式投資の極意』の3選
株価の値動きを研究しデイトレで資産を230億円まで増やしたcisさん。
そこにはcisさん独自の極意があります。
極意①:相場のことは相場に聞け
株価の上がり下がりするかは誰もわかりません。しかし、身勝手な予測に頼っていてはそれは投資ではなくギャンブルです。
だからこそcisさんは『相場のことは相場に聞く」ことが投資で勝つうえで一番の方法だと考えているようです。
上がっている株を買い、下がり始めたら売る。シンプルだがこれをやり続けることが簡単ではないことは投資家ならわかるはず。
極意②:ナンピン買いをしない
cisさんの投資スタイルは基本順張りで、上がっている株を買うというのが鉄則です。
買った株が下落して、追加で買い増しをするナンピン買いについてcisさんは「自分の失敗や敗北を認められない」結果だと、否定的な考えをもっています。
ナンピン買いは、買い増し後に株価が上がれば利益を得られるものの、より大きな痛手を負うリスクのほうが高いとcisさんは考えているようです。
失敗から逃げるのではなく、失敗を認めいかに損害を最小限にとどめるかが大切というわけですね。
戦略的撤退が出来るかどうか、損切りが出来ない投資家さんはcisさんの考え方が心に刺さるのではないでしょうか。
極意③:自分に合った投資法を見つける
結論から申し上げて、cisさんの投資手法を真似ることはほぼ不可能です。
順張り短期トレードをただやるなら話は別ですが、cisさんのように成功者になるのは宝くじで1等を当てるような夢物語に近いでしょう。
シンプルだからこそ、よりその分析精度の質によって結果が大きく左右される。
幼少期から勝つための法則性を考え続けてきたからこそ可能な方法です。間違っても真似しようとは考えないほうがいいでしょう。
自分にあったやり方を見つけるうえで、書籍を読むことがその近道だと考える方は多くいらっしゃるかと思いますが、cisさんはこの考えには否定的です。
ダイヤモンドzaiの取材でも「本を読んでいるだけでは相場に勝てない」と明言しています。
誰もが読めてしまう書籍を読むのではなく、実際に成功体験・失敗体験を繰り返すことで自分に合ったやり方を見つけていくべきだというcisさんなりのメッセージが込められているのかもしれません。
最近になって多くの成功体験が寄せられるのがAIが有望株を自動で抽出する銘柄抽出AIというサービスです。
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cisがバーチャル投資家との評判が広まった背景
国内屈指の投資家として注目されるcisさんですが、一部のネットユーザーからは”バーチャル”なのでは?との評判も。
▼cisの評判
『デイトレーダーのcisって実在するのですか?それともバーチャル? 都市伝説?』
引用元:Yahoo!ファイナンス
メディア露出は少なくないcisさんですが、素顔は明らかになっていません。
よくcisさんと比較されるBNFさんは顔出ししてることから、cisさんが「架空の人物」なのでは?という評判が上がってしまったようです。
まあ資産230億円の個人投資家と聞いて「ほんとかよ?」と疑いたくなるのもわからなくはないですけどね。
cisの情報発信メディア
個人投資家として日経平均を1人で動かすといった異名を持つcisさんですが、Twitterもやっています。
▼cis@株 先物 FX 仮想通貨 リネレボ
引用元:Twitter
発信される情報は、日経・株式・ポーカーといった情報が多いです。
更新頻度も多いのでcisさんに興味がある方はフォローしておいて損はないでしょう。
またcisさんは、2018年に『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』という書籍を発売しています。
内容は投資に対する向き合い方や哲学といった自叙伝的なものとなっています。
レビューを見てみると、この書籍から「株式投資で勝つヒント」を探そうとして購入したユーザーからは低評価が付いているようです。
具体的に勝つための方法がなかったことが気にくわなかったのかもしれませんね。
読み物としては面白い書籍だと思うので、cisさんのことをもっと知りたいという方は一読してみてもいいかもしれません。
まとめ
一挙手一投足が注目を集める『cis』が百億円投資家へと登り詰めることが出来た背景には、常に自分が勝てるシナリオを考えそれを実践してきたことが挙げられます。
負けてうまくいかなかった時でも勝つために何が必要か、探求心を絶やさなかった「想定力」と「行動力」は全ての投資家のお手本といってもいいでしょう。
ただcisの投資手法がわかれば稼げるようになるのでは?と思う投資家にとっては突き放すような物言いになってしまい申し訳ないです。
1つ上の勝てる投資家になるには、結局のところ地道にコツコツやるしかありません。
当サイトではcisさんを始め、著名な個人投資家・ディーラーについても調査を行っています。
よろしければ、当記事と併せてご覧ください。
▼国内外の著名投資家たち
・最強の兼業投資家『五味大輔』の全貌
・ネトゲ廃人 → カリスマへ『片山晃』
・投資の神様『ウォーレンバフェットの資産推移』を調査
cisさんの偽物アカウントがtwitterで出回ってるみたいです!要注意ですよ!
FRB利上げ幅縮小か
株ぜんぜん儲からないから俺もFXやろうかな
とりあえずCISさんが出してくれてる情報見て勉強すっか!
俺もそれ見た(笑)まあゲームに夢中になってるくらいだから今の相場はあんまり魅力に映ってないじゃないすかね?
この人が新信長の野望に7000万の突っ込んだってツイッターで見て異次元の世界の話してると思ったけどさらにその倍くらい1億5000万突っ込んでる人にボコボコにされたってのを見て何言ってるんだこの人って素で思ってしまった
富山第一銀の井村俊哉のイナゴで2日連続S高で上場来高値か。。まあそう考えても日経動かせるっていうCISはすげーな。
CIS氏が大事なのは勝率じゃなくてトータルの利益って言ってたけどまさにその通りだなと最近思う
億単位の含み損、億単位のロスカット…ストレスが凄そう。負ける時の事を考えると単純にうらやましいとは言えないな。
もし今自分の愚痴をcisさんに言ったらウクライナが~とかFOMCが~とか嘆いてる暇あるなら上がる株買えばいいじゃんって言われそう。
暴落の方がチャンスは大きいってのはわかるけど、周りが不安に思ってるときこそ自分はもっと不安なのよ。こればっかりは俺には一生無理かなと思ってる。だからこそ頭よさげな人をフォローしてその人が動いたらすぐ真似して動く。
Cis最近買ってない発言繰り返してるけど、俺は裏で買ってると踏んでる。そんな守りの人ではない!とね。(ただの妄想です)