2022年8月19日
インデックス投資で期待出来る利回り

目次
先に結論を書きます。
インデックス投資の利回りは、指数選びで決まります。
理由は次の3つです。
・①10年利回りは1位が17.59%、最下位は-0.53%
・②月3万円の積立20年で、最終積立金額に約1,000万円の差
・③1位の商品には為替リスクと1.0175%の信託手数料
ランキングと平均利回りから見ていきます。
「インデックス投資 利回り」で調べてここに来た方が気にしているのは、実際どれくらい増えるのかだと思います。
なので私は、投資信託ごとのランキングと、指数ごとの平均利回りを分けて確かめました。
先に言うと、同じインデックス投資でも指数で結果が変わりました。
❞インデックス投資の利回りランキングと平均利回り
インデックス投資の利回りランキング
投資初心者にこそオススメと言われているインデックス投資。
インデックス投資とは何か。
市場の指数(インデックス)に連動することを目指す投資手法です。
指数とは、市場の値動きを示すものです。
市場には様々な指数(インデックス)があります。
日本の代表的な指数(インデックス)は2つです。
「日経平均株価」と「TOPIX(東証株価指数)」になります。
米国の代表的な指数(インデックス)もあります。
「S&P500」や「ダウジョーンズ工業株価平均(NYダウ)」です。
ほかに「NASDAQ100(ナスダック)」などがあります。
一口に「インデックス投資」といっても同じではありません。
どの指標に連動している投資信託を選ぶか。
そこでパフォーマンスは変わってきます。
ここでは利回りランキングをご紹介します。
過去10年間のインデックス型投資信託が対象です。
上位10つを並べたものです。
▼投資信託利回りランキング
過去10年で利回りが最も良かった投資信託。
それは日経225・米ドルコースで17.59%でした。
個別株のように2倍や3倍というわけにはいきません。
ただ、決して悪くはない数字ではないでしょうか。
▼併せて読みたい
・銘柄の平均上昇率71%を記録した高精度AIを解説
インデックス投資の平均利回り
インデックス投資の平均利回りも同じです。
どの指数に連動させるかによって変わってきます。
連動させる指数は株式だけではありません。
債権やリートもあります。
またそれぞれ地域別に指数がわかれています。
主な株式指数の平均利回りをご紹介します。
2022/8時点の数字です。
▼指数の利回りランキング
上記の表は、10年間運用するとした場合の利回りです。
国内の指数(日経平均株価やTOPIX)で4~12%。
米国だと2~24%の利回りがあります。
平均的な強さでいうとどうか。
やはりS&P500のパフォーマンスがよいようです。
ランキングの1位だけを見て決めたくなる気持ちは、私にもよく分かります。
ただ指数ごとの平均利回りを並べると、国内は4~12%、米国は2~24%という幅がありました。
商品の順位より先に、どの指数に乗るかを決めたいと考えています。
インデックス投資の利回りは、指数選びで決まります。ここまでの答えは、そこに落ち着きました。
そうなると次に知りたいのは、平均利回りの表よりもいま何をどこで買うのかのほうになります。
私が参考にしているサイトは、銘柄と売り時をAIが示す仕組みで動いています。
管理人が使っている手法は、コロンブスの卵の公式LINEで細かいところまで公開しています。
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インデックス投資で期待出来る利益はどれくらいか
インデックス投資を10年、20年やった場合に期待出来る利益
では、10年、20年と長期間行うとどうなるのでしょうか。
実際どれくらいの利益になるのかを見ていきます。
10年、20年という長期にわたる積立投資。
複利のメリットを存分に受けることができます。
単純に同じ金額を積立預金する場合と比べます。
それより大きなリターンが期待できます。
具体的な商品をいくつか見てみましょう。
代表的な指数(インデックス)のものです。
条件はそれぞれの投資信託に月3万円ずつ。
10年間もしくは20年間投資することとします。
手数料関係(信託手数料、積立手数料等)は考慮していません。
換金時の費用、税金も含めていません。
日本株式 TOPIX トピックスのインデックス投資信託に10年間投資した場合
⇒ 最終積立金額715万円(積立元本360万円)
日本株式 TOPIX トピックスのインデックス投資信託に10年間投資した場合
⇒ 最終積立金額1306.9万円(積立元本720万円)
米国株式 ダウ平均(円)のインデックス投資信託に10年間投資した場合
⇒ 最終積立金額861.7万円(積立元本360万円)
米国株式 ダウ平均(円)のインデックス投資信託に20年間投資した場合
⇒ 最終積立金額1,640.9万円(積立元本720万円)
先進国株式 MSCIコクサイのインデックス投資信託に10年間投資した場合
⇒ 最終積立金額951.3万円(積立元本360万円)
先進国株式 MSCIコクサイのインデックス投資信託に20年間投資した場合
⇒ 最終積立金額2,219.9万円(積立元本720万円)
ここに並ぶ数字は、月3万円を10年か20年続けた場合のものです。
私は積立元本と最終積立金額の差を、指数ごとに見比べました。
すると20年のMSCIコクサイが2,219.9万円で最大でした。
❞この3つの指数の中はどうでしょうか。
MSCIコクサイ指数のパフォーマンスが最もいいですね。
積立期間20年のTOPIX指数と比較してみます。
最終積立金額に約1,000万円の差があります。
今の市場では一強と言われている米国のダウ平均。
それと比べても、約600万円近い差がでています。
MSCIコクサイ指数というのは何か。
日本を除く先進国22か国の指数です。
その22か国に上場する大・中型株を構成銘柄としています。
国別のウエイトをみてみると、米国が最も大きく約74%です。
そして英国、カナダと続きます。
20年という長い期間ともなると、話は変わってきます。
どこか一国に集中させるより良さそうです。
少しでも分散している方がリスクの分散になるのです。
パフォーマンスもよいようです。
このように、一口にインデックス投資といえども差が出ます。
やはりどの指数に連動しているか。
そこが非常に重要なポイントになるといえるでしょう。
S&P500のインデックスファンドに投資した場合は?
その力強い経済成長から、昨今人気の米国株投資信託です。
中でもS&P500に連動したインデックス投資信託がとても人気です。
ここでは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を見ます。
月3万円を3年間投資した場合の数字です。
ここでも手数料関係(信託手数料、積立手数料等)は考慮していません。
換金時の費用、税金も含めていません。
結果は積立元本108万円に対してどうか。
最終積立金額147.2万円でした。
約36.3%増えています。
S&P500に投資したらどうなるのか、という問いへの答えです。
3年という短い期間でも、108万円が147.2万円になっていました。
10年20年を待たなくても、数字は積み上がっていくと受け止めています。
利回りの数字だけで選べない理由
利回りが高いインデックス型投資信託の注意点
10年利回りランキング1位だから儲かる。
というものではありません。
投資する際には注意点やデメリットもあります。
そこを理解することが必要です。
10年利回りランキング1位の投資信託。
それは「日本株225・米ドルコース」でした。
もしこれに投資するとした場合。
気を付けることはあるのでしょうか。
ここでは「日本株225・米ドルコース」を取り上げます。
投資する際に注意すべき点やデメリットを解説します。
ランキング1位という言葉だけを見ると、迷わず選びたくなります。
なので私は、1位の「日本株225・米ドルコース」の中身を先に確かめました。
すると1位の理由は最近の円安だと思われます。
❞「日本株225・米ドルコース」で注意すべき点。
それは純資産総額が大きく減ってきていることです。
基準価格は2021年初頭より上昇に転じているようです。
ただピーク時の2015年に比べるとどうか。
下落しているといえそうです。
基準価格が下落しつつ、純資産総額も下がっている。
そういう状態になっています。
解約が相次いでいる可能性があります。
しかし今回、利回りランキングでは1位となっていました。
過去10年間のインデックス型投資信託が対象です。
これはこの商品が、米ドルコースとなっていたためです。
米ドルコースとはどういうものか。
保有する円建て資産に対し、円売り、米ドル買いの為替取引を行うことです。
最近の円安で評価額が高く計算されたのが原因と思われます。
このような為替リスクもあるコース。
円安であれば資産価値も上がります。
ただ円高の場合は資産価値も下がる。
そのリスクが大きいものになります。
デメリットは、リスクが大きめの商品であることです。
また、この商品は信託手数料が1.0175%です。
インデックス投資としては高めとなります。
これもデメリットといえそうです。
手数料の高さが投資パフォーマンスに見合っているかどうか。
そこは最終的な利回りにも大きくかかわってきます。
シビアな目で検討することをお勧めします。
利回りが低かった投資信託のメリット
最初にご紹介したインデックス投資の利回りランキング。
その最下位は、どのような商品になるのでしょうか。
ここでは、最下位の商品にでもあるメリットを見ていきます。
これからの投資に値するかどうかを考えたいと思います。
順位:114位
ファンド名:UBSブラジル・インデックス・ファンド
10年利回り:-0.53%
信託報酬:1.617%
連動している指数(インデックス):ブラジル・ボベスパ指数
「UBSブラジル・インデックス・ファンド」とは何か。
ブラジル・ボレスパ指数に連動したインデックス投資信託です。
ブラジル・ボレスパ指数とは、ブラジル・サンパウロ証券取引所のもの。
そこに上場されている株価指数です。
ブラジルの代表的な銘柄で構成されています。
これに連動した成果を追求することになります。
ブラジルの主要企業の成長による投資成果を享受できます。
こちらも純資産総額、基準価格ともに下がっています。
あまりいい成績とはいえません。
ただ、メリットもあります。
日本ではなかなか個別で投資できないブラジル市場。
そこへ投資をできるという点がメリットです。
同じようなブラジルのインデックス投資信託と比べます。
その中では手数料が高すぎません。
その点もメリットといえるでしょう。
最下位の商品にも、ブラジル市場という入口の役割はありました。
ただ10年利回りは-0.53%で、信託報酬は1.617%です。
入口としての価値と、払い続ける手数料は分けて考えたいところです。
ここまでで、利回りの高い商品と低い商品の両方を見ました。
高いほうには為替リスクと1.0175%の信託手数料があり、低いほうにもブラジル市場という入口がありました。
数字の順位だけでは、その商品が自分に合うかまでは分かりません。
❞まとめ|インデックス投資で期待出来る利回り
| 見た項目 | この記事で確認できたこと |
|---|---|
| 過去10年の利回り1位 | 日経225・米ドルコースで17.59% |
| 指数ごとの平均利回り(2022/8時点) | 国内4~12%/米国2~24% |
| 月3万円×20年の最終積立金額 | TOPIX 1306.9万円/ダウ平均(円) 1,640.9万円/MSCIコクサイ 2,219.9万円 |
| S&P500に月3万円×3年 | 積立元本108万円→最終積立金額147.2万円(約36.3%増) |
| 1位の商品の注意点 | 為替リスクと信託手数料1.0175% |
| ランキング最下位 | UBSブラジル・インデックス・ファンド(10年利回り-0.53%) |
インデックス投資で期待出来る利回りを見てきました。
ランキングと積立の数字で確かめた結果です。
大事なのは順位ではなく、どの指数に連動しているかです。
同じ月3万円の積立でも差が出ていました。
20年後の最終積立金額に約1,000万円の差です。
一方で利回り1位の商品はどうか。
為替リスクと1.0175%の信託手数料がありました。
利回りの数字は、リスクと手数料とセットで見てください。





