ミョウジョウ・アセット・マネジメント(MYOJO ASSET MANAGEMENT)は優良投資顧問なのか悪徳株情報サイトを運営しているだけなのか。ネットの口コミや評判を見る限り、良くも悪くもないという意見もありますが、悪評も散見されます。早速、HP等の検証をしていきたいと思います。
まずミョウジョウ・アセット・マネジメント(MYOJO ASSET MANAGEMENT)が如何なる投資顧問なのか確認していくと、「大学卒業以来20年間以上一貫して、日本株式運用を中心に資産運用業務に携わってきた菊池真氏が代表取締役を務める投資顧問」のようです。
菊池氏は、「日本人の日本株離れの進行」を大変懸念しているようで、日本株式を売買していらっしゃる方々に、少しでもお役に立って、日本人の日本株離れの流れを止めることに少しでも寄与できたらと思い、個人投資家の方々向けの業務を開始することを決意した経緯があるとの事。
また菊池氏は日本株離れの最大の原因は、「成功体験の少なさ」にあると考えているようです。
「日本株はもはや右肩上がりの状況ではなく、多くの期間においてボックス相場が今後も続きます。だからこそ、買いだけではなく、売りからも入って成功体験していただくことが、日本株離れに歯止めをかけるためには不可欠だと考えている」
との事。日本人の日本株離れを食い止めたいのに、日本株の空売りを推奨するのは論理的に破たんしていますね。言行不一致も甚だしい偽善的なお題目ですよ。利益の追求に綺麗事は不要です。
個人的には、「日本人の日本株離れ」というよりは、根本的に日本人は投資に向いていないだけのように感じます。
そもそもアメリカなどとは異なり日本人はほとんど投資や運用をしていません。それは預金しておけば、勝手にお金が増えた時代を知る人が多いことや、所得をなるべく平準化しようとする政府や企業のせいでもあります。
保守的に人生を送れば裕福とはいかないまでも、それなりの人生にはなりますからね‥
その反面、ハングリー精神やベンチャースピリッツに欠ける人が多いですよね。
話が脱線しましたが、検証を続けます。
ミョウジョウ・アセット・マネジメント(MYOJO ASSET MANAGEMENT)の主なサービス内容は以下の通りです。
・投資レポート会員 料金:1ヶ月/3,240円
マーケットコメントや推奨銘柄、コンセンサス業績予想などのコンテンツを利用できるようです。
・双方向会員 料金:1ヶ月/54,000円
投資レポート会員のサービスに加え、質疑応答や双方向会員にだけ提供される推奨銘柄があるようです。
続いて有料会員が閲覧できるコンテンツが以下の通りになります。
・セルサイド・アナリストのレーティング・ポイント(毎月更新)
セルサイド・アナリストのレーティングを、ストロング・バイを5、バイを4、ホールドを3、セルを2、ストロング・セルを1というように指数化し、平均値を出したもの。
・セルサイド・アナリストのコンセンサス業績予想表(毎月更新、四半期決算発表時のみ毎週更新)
アナリストカバレッジ7人以上の銘柄のコンセンサス業績のまとめです。
・需給分析データ
1.信用ネット買い残、売り残増減ランキング(毎週更新)
2.空売り報告上位銘柄ランキング(毎週更新)
3.貸株レンディング・レート(毎週更新)
HPには実績が掲載されているのですが、4年以上も前のため、あまり参考にはなりません。銘柄の傾向やトレード手法としては、仕手株や東証一部銘柄に拘らず、需給等を見極めての空売りがメインでしょうか。
その他、HP上で同社を検証できる材料がありません。無料コンテンツもなく、情報の一部公開等もないのは不親切ですね。直近の実績や無料コンテンツを公開すると何か不都合でもあるのでしょうか?
利用検討者が不親切な投資顧問が、「日本人の日本株離れ」の流れを止める事などできるのか‥
以上、現状の検証結果としては「保留」とせざるを得ませんが、ネット上での評価も決して良好ではありませんので、一先ず利用は控えるべきでしょう。引き続き、同社の動向を注視していきたいと思います。
ミョウジョウ・アセット・マネジメント(MYOJO ASSET MANAGEMENT) 4件のレビュー(4.25/5)
ミョウジョウ・アセット・マネジメント(MYOJO ASSET MANAGEMENT)
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凄腕投資アドバイザー
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コメントは日本株だけでなく、債券、為替、海外情勢など幅広く、そして深いです。メディアに頼られるのは必然ですね。証券や経済の用語にある程度の知識を求められますが、知識がある人間にとっては論理展開に感心させられることが多い。
ここの菊池さんて、日経新聞やロイターやブルームバーグなどで、よくコメントしてますね。メディアに頼られる方なんでしょうか?
今月初めの中国関連株の空売り推奨は、銘柄選択、タイミングともに見事でした。「マーケット・コメント」で背景理由を詳しく解説してくれてましたので、抵抗なくポジションを取れました。
2-3か月以上経過した「マーケット・コメント」は無料で読めるみたいです。