CMBトレード塾は、2014年に有料の株式オンラインスクールで受講者数1位となった株の学校です。
環境問わず、月利5~10%を目指すトレーダーの育成を目的とするCMBトレード塾。
よくいえば現実的、悪くいえば物足らないこの数値目標に”退会という選択”をした投資家の口コミも見受けられました。
運営元の株式会社CMBは、株の学校だけでなく投資顧問サービスも行っています。
CMBトレード塾では何が学べ、月利5%を上げられる投資家へとステップアップが可能なのか、受講者たちの評判を掘り下げます。
目次
授業満足度○なのにネガティブな評判が広まった理由
まずCMBトレード塾がどのような特徴を持つ株の学校なのか見ていきましょう。
公式サイトを見ると、資金管理のコツやメンタルコントロールの方法、株価チャートの見方などが学べるようです。
実際にCMBトレード塾を受講し方の口コミを見てみると、「損切りが出来ない人」にお勧めというレビューが確認出来ました。
▼CMBトレード塾の口コミレビュー
『1つ言えるのは、本質、本質と言いながら需給状態や大口の動きにあまり言及がなく中途半端です。それはただ、私に受け取る力がなかっただけかもしれませんが。(笑) 毎月負けている理由が、損切りしない、安く買おうとして下落に巻き込まれていつも損切り、というのなら、8万の価値はあるでしょう。高く買って高く売るという順張りの考え方は新鮮かも知れません。』
引用元:Yahoo!知恵袋
需給の変化や大口の動きには言及がなかったということなので、株価チャートの見方や指標の見方がメインの講義内容なのでしょう。
指標や売買パターンが学べることが「損切りが出来ない人にお勧め」という評判に繋がっているのかもしれませんね。
また別の方の口コミを見てみると、CMBトレード塾がアノマリーや心がけを教える投資スクールであることがわかります。
▼CMBトレード塾の口コミレビュー
『ここは、トレード手法を教えるところと言うよりは、トレードの情報と言いますか、アノマリーや心がけ、指標の見方を教えるところですね。投資顧問として推奨銘柄とかも出しますが、料金が違います。コンテンツの量、質は良いと思います。下手な情報商材を買うよりはよほどお買い得感がありますよ ただし、売買手法は教えてもらえません。(これは追加が必要)』
引用元:Yahoo!知恵袋
株式投資におけるトレードの基本を教授することに重きを置いていることがこの口コミから読み取れますね。
具体的なトレード手法を教えてもらえる株の学校ではないようです。
個別の銘柄の推奨や売買のアドバイスが欲しい場合には、投資顧問サービスに別途契約が必要です。
どんな環境でも月利5%~10%を出せるトレーダーの輩出を目指すCMBトレード塾ですが、配信されるコンテンツについては一定の評価を得ているようです。
その一方で、「ここで勉強しただけでは勝つのは難しい」といった口コミも見受けられました。
▼CMBトレード塾の口コミレビュー
『内容が、動画やツールが多いので初めて株をやる人は基本勉強になると思う ただ、ここで勉強をしただけでは株で勝率を上げるのはむずかしい はたして料金に見合ってるのかと言われるとそれも疑問である ただ、講師陣の熱意は感じられる』
引用元:投資顧問比較ナビ
CMBトレード塾を始め株の学校について調べていると、よくこういった口コミを見かけることがあります。
それらの口コミにある特徴が「勉強にはなったけど勝てるようにはなれたかと言われると‥」という内容です。
このような評判があがるのはなぜか、考えられる理由として“株の学校では投資において最も必要な相場観を学ぶことが出来ないから”です。
チャートがこう動いたときは買い、このチャートの形は騙しだから惑わされないように、株の学校ではパターン化されたものを学びます。
しかし、相場は常に動いていて状況は刻一刻と変化します。
当然ですが、それに伴って世の中で必要とされるもの(需給)も移り変わります。
パターン化されたもの完璧にものにしたとしても、運用する中で全く同じ形のチャートは存在しません。
学んだことをそのまま鵜呑みにしていては、知識に踊らされ一生勝てる投資家へとステップアップするのは不可能です。
市場で利益を出し続けている投資家は、相場を大局から見ています。
そして変化する市場に対応できる柔軟性にも長けています。
だからこそ、億単位の資金を動かす機関投資家や、海外のファンドといった投資のプロたちと同じ土俵で戦っても成果を残せているのです。
知識を身に着けてロスカットがうまく出来るようになったところで、利益を出せる銘柄の選定が出来れなければ資産を大きく増やすことは難しいですよね。
では、利益が期待できる銘柄をどのようにして見つければいいのか?
1つは株式会社CMBも運営していますが、投資顧問サイトを利用することです。
銘柄の診断サービスなど、株に対する疑問に答えてくれる株式の専門家です。
2023年に入り、急激に評判を上げているのが元JPモルガン出身の『凄腕投資アドバイザー』のLINE株サービス。
利用者からは『同氏の情報を頼りに資産を4倍まで増やした」との口コミも寄せられています。
▶凄腕投資アドバイザーの検証記事はコチラから
予めお伝えしておきますが、CMBトレード塾に受講し、知識を学ぶことが悪いことだとは思っていません。
チャート分析を学びたい、株の知識を増やしたい、そういった思いを持った方にとって学びの場である株の学校はありがたい存在です。
ただここでもう一度思い出してほしいのは、株式投資を始めた目的は何だったのか?ということ。
その目的をより最短で達成する方法を常に模索していくこと、これが勝てる投資家になるための近道ではないかと私は考えています。
CMB”退会者”の口コミ評判から見えてきたもの
配信されるコンテンツに一定の評価を得ているCMBトレード塾ですが、ネットの評判を見ると退会したという口コミを見かけることが増えてきました。
月利5%~10%を目指すCMBトレード塾にネガティブな評判が広まったのは何故か?
退会者たちの口コミを見ると、どうやら評判悪化の要因はCMBトレード塾ではなく”投資顧問サービスの「特別会員」が関係”していることがわかりました。
▼CMBトレード塾の評判悪化の要因
『費用は半年で30万円弱でしたが、推奨された銘柄はほぼ負けて損切りしました。 勝った銘柄も雀の涙程の利益で、トータル50万円以上損を出しましたので更新せずに退会しました。』
引用元:投資顧問比較ナビ
CMBトレード塾ではなく、投資顧問サービス利用者のCMB離れがネガティブな評判に繋がっているようですね。
コメント内に記載されている料金が投資顧問サービスである「特別会員」の金額なので、まず間違いないでしょう。
▼株式会社CMBのサービス料金
CMBトレード塾:約70,000円
CMB 特別会員:約300,000円
※入会金・会費・報酬額の合算
株式会社CMBは「株の学校₌CMBトレード塾」「投資顧問サービス₌CMB 特別会員」といった形でサービスを区切っています。
従って、CMBトレード塾では個別銘柄の推奨や売買のサポートは行われません。
なのでこの評判とトレード塾の内容が直接リンクするわけではありませんが、スクール内で教授されている内容をもとに売買フォローが行われているとしたら‥。
今の相場とCMBの手法がマッチしていないという事が起きているのかもしれません。
メイン講師[内田博史][窪田剛]の評判・経歴を検証
CMBトレード塾のメイン講師は『内田博史』さんと『窪田剛』さんです。
ネットの口コミでも、この2人の名前がよく見受けられることから人気講師であることわかります。
▼内田博史さんの経歴
出身:千葉県
投資・トレード歴:15年以上
略歴:消費者金融事業を経て株式投機を開始、その後トレーダーとして活動
内田氏は、CMBの講師を務めている以外にも「内田博史の笑えるFXブログ」というブログも運営しているようです。
いくつか記事を読んでみましたが、精神論について書かれているブログのようです。
内田博史さんの評判が気になるという方は一読してみてみるといいかもしれません。
▼窪田剛さんの経歴
出身:長野県
投資・トレード歴:15年以上
略歴:ベンチャー企業でIPO関連業務、その後投資家として活動
窪田剛さんは、「ラクラクできる!株の学校」などの書籍も発売しておりそこそこの知名度がある人物です。
Amazonの書籍ページの著者についてという項目には、数日から数週間保有するスイングトレードがメインと記載があります。
このことからも、CMBトレード塾では短期保有のスイングトレードの講義が行われていることが推測されます。
また窪田剛さんはCMBトレード塾以外にも、株の学校ドットコムという投資スクールでも講師を務めています。
気になって調べてみると、CMBトレード塾と株の学校ドットコムには”何らかの関りがある”ことがわかりました。
口コミで見かける株の学校ドットコムとの関連性
CMBトレード塾について調べていると、併せて株の学校ドットコムの名前を見かけることが多いです。
それはなぜか?理由はCMBトレード塾の宣伝が株の学校ドットコムのホームページ内で行われていたことが関係しているようです。
別々の会社によって運営されている両スクールですが、10年ほど前までは株の学校ドットコムのホームページ内で、CMBトレード塾の生徒を募集していたようです。
▼両スクールの運営会社
・CMBトレード塾:株式会社CMB
・株の学校ドットコム:株式会社トレジャープロモート
今はホームページ内での募集は行われていない模様。
しかし、株の学校ドットコムが配信する無料のメールマガジン内では、今もCMBトレード塾の宣伝が行われていることがわかりました。
なぜそのようなことを行っていたのか…結論を申し上げると理由は不明です。
一通り調べてみたものの、両社が業務提携を結んでいるといった情報を確認することは出来ませんでした。
もし何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ページ下部の口コミ投稿欄からコメントをお寄せいただければ幸いです。
◆それぞれのスクールの特徴や運営会社にはどのような違いがあるのか?
株式会社CMBは投資助言業の資格を有しているため、株の学校だけでなく投資顧問サービスも行うことが出来ます。
株式会社トレジャープロモートは、金融商品取引業者ではないため、投資助言業に触れるサービスは行うことが出来ません。
ただ所属金融商品取引業者にはSBIの名前があるので、仲介業者としての登録は行われているようです。
株の学校ドットコムの詳しい内容が気になる方は、以下のリンクから検証ページを併せてご覧ください。
・(株)トレジャープロモートが運営 ▶ 株の学校ドットコム
CMBトレード特別会員とは?サービス・料金を調査
株式会社CMBが提供するコンテンツには、株の学校であるCMBトレード塾と投資顧問サービスのCMB 特別会員の2種類のサービスが設けられています。
◆CMBトレード塾
料金:月額10,500円×6ヶ月=63,000円
入会金:10,500円
総額:73,500円
CMBトレード塾では、どんな環境でも月に5%から10%程度の利益を出せるトレーダーになるための技術の指導が受けられるとのこと。
対象は株式投資の勉強、デイトレード・スイングトレードを学びたい人のようです。
◆CMB投資顧問
入会金:月額7,000円×6か月=42,000円
報酬額:252,000円
総額:294,000円
投資顧問サービスでは、ただ単に推奨やアドバイスするだけではなく、推奨した理由やアドバイスの背景にある考え方を公開しているとの事。
HP上では実績が掲載されておらず、投資顧問としての実力は未知数です。
メールマガジンなどの無料サービスは、関連サイトである株の学校ドットコムではあるものの株式会社CMBでは用意されていないようです。
CMBトレード塾に関しては6か月で費用が70,000円と他の投資スクールと比較すると割安な料金設定が設けられています。
▼他の投資スクールとの料金比較
・GFS:約30万円
・株の学校123:約25万円
・ファイナンシャルアカデミー:約30万円(※コース別)
安い=良いというわけではありませんが、株の学校を検討しているという方は参考程度に他の投資スクールの料金や評判は見ておいて損はないです。
スクールによって『ファイナンシャルプランナー』が講師を務めている場合や、元生徒が講師となっているなんてケースもありますからね。
自分に適した投資スクールはどこなのか吟味するためにも、ユーザーレビューはチェックしておくといいでしょう。
CMBトレード塾の総括
CMBトレード塾にネガティブな評判が広まった理由について、同社が運営する投資顧問サービスの評判悪化が関係していることがわかりました。
また月利5%~10%という目標設定について、「資金の少ない人には難しい」といったこともCMBトレード塾からユーザーが離れる要因となっているようです。
老後2,000万円問題を受け、近年株の学校は爆発的な勢いで増加しています。
昔と違い選択肢が増えた今、CMBトレード塾が競争を勝ち抜いていくためには、更なる魅力が必要となるのかもしれません。
今後CMBトレード塾から新しいコンテンツが配信されることはあるのか、動向を追っていきたいと思います。
株の学校ドットコムは創業15年で無料オンライン株式スクール日本一、CMBトレードは創業13年で無料オンライン株式スクール日本一、どちらも2015年日本能率協会総合研究所調べ「オンライン株式スクール会員数調査」。どっちが本物?