■最新追記(2018/3/1/追加検証済み)
「株とまと」の運営会社「株式会社グロースアドバイザーズ」に行政処分が下るようです。
平成30年2月23日、証券取引等監視委員会から内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、
「株式会社グロースアドバイザーズ」に行政処分を行うよう勧告が出されました。
↓証券等監視委員会のサイト画像↓
証券取引等監視委員会の発表を要約すると問題点は2点で、一つ目は俗に言う「嵌め込み」です。自分が持っている株を、顧客に推奨して買わせて売却益を得るセコイ技です。セコイですが、投資家に対する裏切り行為で万死に値します。
二つ目は、役職員が嵌め込み行為に及んでいる事を1年4か月に渡って放置した管理体制の甘さが問題視されています。信用第一の金融業で役職のついた人間が詐欺まがいの行為に及ぶとは言語道断です。
以前の検証で「株とまと」は投資助言料金が高い点を指摘しましたが、ボッタクリ料金の投資助言料に加えて、顧客を嵌め込んで2重の利益を得るとは、正に金の亡者ですね。
どんなに軽く済んでも、業務停止命令は免れないのではないでしょうか?
近々、関東財務局から株式会社グロースアドバイザーズに対する行政処分が決定すると思われますが、その時「株とまと」もただでは済まないでしょうから、詳細が判明し次第、このページでお知らせしたいと思います。
■最新追記(2017/7/25/追加検証済み)
前回「株とまと」の検証を行ったのは1年以上前。
その間、何か変化はあったのか、HPや読者様からの口コミなどを基に再度検証していきます。
まず本サイトの評判についてですが、前回検証時は悪評が散見される状態でした。そこで現状の評判を確認すべく、読者様からの口コミを一部ご紹介します。
口コミ①
「有料情報の金額が高すぎでしょ!それでも利益が出る事がないっておかしな話ですよね!私も以前は利用していましたが、いい加減目が覚めました!ふざけたサイトですね!だからこんなに悪評もたまるんでしょうね!」
口コミ②
「よくわからない料金設定をしている株とまとに散々やられました。株とまとが推奨する銘柄で上がった事1回でもあったかな?と思う程の勝率でした。安いわけでもないし当たるわけでもない、なぜこのようなサイトが未だにあるのかが不思議で仕方ないです。」
最も多いのが「料金設定が高過ぎる」という旨の情報です。
またその料金に見合ったサービスを提供していないからこそ、利用者から不満が出るという事でしょう。
続けて、HPについて。
まず大きな変化として、以前検証した際にはHPトップでも登場していた元証券マンで株式評論家の「山本伸一」氏の姿が消えている事です。
単純にHPから画像が削除されただけでなく、文字通り山本氏自身がサイト上に存在しません。
以前は広告塔として参画していたましたが、メディア掲載実績も古く、既に広告塔として役に立たないようでしたから、別に驚きはありません。
ただし、そうなると投資顧問として一体誰が助言者を務めるのか気になりますよね。
HPには「経験豊富な株式投資のプロフェッショナル達」とだけ説明がありますが、これでは説明不足 ですね。
サービス内容について。
とにかく高過ぎるとの口コミを多く頂いてますので、実態を確認してみます。
◆厳選銘柄付きレポート ナビ
検証日(7月下旬)には「決算急騰株を先回り買い!《厳選5銘柄付き市況分析レポート》」なる商品が販売されています。決算で急騰する保証はないのに「決算急騰株」というネーミングは投資顧問として 問題アリだと思いますがね‥
料金:3,000円
◆スポット銘柄プラン
1銘柄につき、上昇率30%以上を目指す銘柄提供プラン。
料金:1~3銘柄/50,000円~300,000円
◆ベーシックプラン
会員費に見合った投資収益の見込める「サービス」と「コストパフォーマンス」
料金:月額/39,800円
◆インターネット会員A
全ての投資顧問会員にご提供している「インターネット会員A銘柄(A銘柄)」を市場開催毎に1~2銘柄推奨。
料金:月額/19,800円
◆インターネット会員B
厳選したインターネット会員B銘柄を週1回提供。
料金:月額/80,000円
◆電話情報会員スタンダード
インターネット会員Aおよびインターネット会員Bの情報に加え、アドバイザーが、お電話・メールで「電話会員銘柄」を随時(最低月1回以上)推奨。
料金:月額/210,000円
◆プレミアム会員
株とまとが提供する投資顧問プランのサービスすべてをご利用いただけるスペシャルプラン。
料金:月額/1,500,000円
なるほど、確かに料金は全体的に高めですね。
特にプレミアム会員がいきなり 月額150万円ですからね‥
その下が電話情報会員スタンダードの月額21万円とかなりの差がありますから、余計にプレミアム会員の高さが際立ちます。
しかも上述のように助言者の情報が不足している現状で、この料金設定‥
サイトの運営体制として、ちょっと無理があるかもしれませんね‥
最後に実績について。
HPでは「インターネット会員A」情報の銘柄のパフォーマンスが公開されています。
公開方法は提供翌日の始値~翌月末時点の高安。
翌月末時点の高安を基準にしているようですが、まずこれは高安ではなく高値で算定しています。また保有期間中の株価の上下によって、ロスカットもしく利確する可能性もあるので、公開されている実績はそこまで当てになりません。
そもそも推奨してから1~2ヶ月中の高値で騰落率を計算すれば、そりゃ中々負けないと思いますけどね‥ 問題は「利用者がどれだけ儲かったのか」ですから。
よくあるパターンが推奨翌日の始値と高値で計算されている実績。
これが何を意味するかと言うと、推奨翌日以降は右肩下がりで全く上昇しなかったという事。
例えば、 京セラ(6971)。
HPには5/10推奨で翌日5/11始値6,663円、高安6,703円と記載がありますが、これは 全て5/11の話です。以降は上値切り下げで下降トレンド。
こんな計算方法が許されるなら、無敗ですし騰落率だけは常にプラスを維持できます。
というか、 この実績公開方法って問題にならないのですかね‥
以上、「株とまと」の再検証を行ってきましたが、以前と変わらず悪評が優勢、高額な料金設定、不可解な実績公開方法が確認できました。利用をおススメできる状況ではありませんね ‥
引き続き、「株とまと」の動向を注視していきたいと思います。
※以下、サイト全体の検証記事になります。
上記の追記と合わせてご覧ください。
■検証記事
株とまとは優良投資顧問サイトなのか悪徳投資顧問サイトなのか。ネットの口コミや評判を見る限り、驚くほど評判は悪いようです。しかし偏見を持たずに、HP等の検証をしていきたいと思います。
まず、株とまととはどのような投資顧問なのか確認していくと、株式評論家の山本伸一氏が運営しています。山本氏は、日興証券に入社後、証券ディーリングを極めるべく、複数の証券会社でディーリング業務を担当し、第一線のトップディーラーになったとの事です。
自ら築き上げたテクニカル理論、鍛え上げられた相場観があるらしく、株式新聞や経済界などメディアへの執筆も行っているようです。ただしなぜかは不明なのですが、メディア連載は2012年以降ないようです。 必要とされなくなってしまったという事なのでしょうか‥
そして株とまとの特徴は、経験豊富な株式投資のプロフェッショナル達が集まり、誰にも簡単、手軽にできる、プロの証券投資の情報を提供、さらに提供銘柄に対するフォローアップなど。HPを全体的に確認しましたが、特に不審な点は見当たりませんでした。続けて実績の検証に入っていきたいと思います。
HPに掲載されているのは「インターネット会員A」向けに提供した実績であり、インターネット会員Aとは1日わずか15分でプロ仕様の楽々スイングトレードが可能であり、20%を超える平均値上がり率との事。
早速実績を見ていくと、仕手株や材料株だけでなくスイング目線で銘柄を選んでいるのが分かります。また騰落比でマイナスになっている銘柄が掲載されていないので、スイングトレードで百発百中当たっているという事になってしまいます‥
銘柄を推奨したタイミングなど整合性にかける銘柄も見当たりませんでした。
しかし、もし仮に勝率100%ならば、私が目にした数々の悪評はないはずですし、業界内でも評価され有名なはずです。実際、私は全く知りませんでしたが‥またメディアでも頻繁に取り上げられるはずですが、山本氏の連載は2012年でストップしています。
現段階では株とまとの判定ができないため、結論は先送りとさせていただきますが、
実績に見合わないような悪評の数々、山本氏の連載がストップした理由が不明な点を考慮すれば
サイトの利用は控えるべきでしょう。
引き続き株とまとの動向を注視し、後日アップデートさせて頂ければと存じます。
株とまと 33件のレビュー(1.1/5)
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一押しのワケを解説
凄腕投資アドバイザー
一押しのワケを解説
全く疑う事をしなかった私が悪いのですが言われるがままに投資してしまい結構な額を損しました。行政処分を知って分かったことですが、はめられたのだと思います。株とまとは一人の社員の責任にしていますが、佐川さんみたいに責任を上から押し付けられていて実際には会社ぐるみだったと思います。
元会員です。なぜこの銘柄を推奨するのか、さっぱり理解できない銘柄を提供されたことがあります。あれはたぶん問題の部長の保有銘柄だったのでしょう。当時は夢想だにしませんでしたが嵌め込みだとすると完全に説明がつく出来高と値動きの推移でした。
投資顧問会社が嵌め込みで行政処分されるのって珍しいですよね。疑われても立証されにくいと思うのですが、社員の単独犯行で会社は関係なかったのでしょうか?いずれにせよ、終わってる銘柄を推奨していた理由はわかりました。株とまとは最低のクズですね。