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 タワー投資顧問は廃業?現在や清原について徹底調査

「タワー投資顧問て有名みたいだけど、どんな会社なの?」

「タワー投資顧問の公式サイトが見当たらないけど、廃業しているの?」

投資顧問サイトについて調べていたら『タワー投資顧問』と出てきて、気になっている方も少なからず存在するのではないでしょうか。

本記事では「廃業」を疑われたタワー投資顧問の現在とその評判、元ファンドマネージャーである清原達郎(きよはらたつろう)氏について詳しく解説。

最後まで読むと、国内でトップレベルのファンドマネージャーについてわかり、投資で多くの利益を出すための志向を取り入れられるでしょう。

タワー投資顧問とは?

タワー投資顧問株式会社は、国内でも有数のヘッジファンド(プロに資金運用を任せるサービス)。

イメージとしては、投資家から集めたお金で1つの大きな商品に投資して、出た利益と投資額に応じて分配する仕組みです。

ここでは、タワー投資顧問がどのような会社なのかを詳しく解説します。

会社概要

タワー投資顧問は、金融庁から正式に投資助言を受けている会社

投資助言といっても、一般的な投資顧問のような銘柄選定や売買タイミングの助言などは行っていないので注意しましょう。

企業名タワー投資顧問株式会社
設立1990年2月
コアメンバー代表取締役社長 藤原伸哉
所在地東京都港区芝大門1-2-18 野依ビル2F
特徴オルタナティブ(代替)投資に特化した国内独立系投資顧問会社2005年のピーク時には3300億円の資産を運用
参照:アンテロープキャリアコンサルティング株式会社

日本では有名な運用会社のひとつ

ヘッジファンドのイメージ画像です。

金融業界ではたらく人であれば、ほぼ全員が知っているほど有名な運用会社。

「村上ファンド」の次に有名な国内ヘッジファンドと言っていいでしょう。

ピーク時(2005年)には3,300億もの資金を運用しており、利用者もかなり多かったようです。

一方で2008年のリーマンショックで、運用資金は約300億まで減少し、一般投資家から「大損した」といった不満の声が数多く寄せられました。

その不況の煽りから何とか体制を立て直すことに成功したのが、後述する当時のファンドマネージャー「清原達郎(きよはらたつろう)氏」。

タワー投資顧問が運用資産を増やし回復するきっかけとなったのは、彼の小型株中心の投資でした。

投資手法はバリュー投資

タワー投資顧問の投資手法は「バリュー投資」で、世界で有名な投資家でもあるウォーレン・バフェット氏と同じ手法。

バリュー投資とは、企業の実態と比較して安置で放置されている小型株を買い、高値になったところで売却して利益を得る投資手法です。

タワー投資顧問は現在17銘柄を保有しています。

引用:バフェット・コード(2024年11月時点)

保有している銘柄を保有割合順に並べると、以下のとおり。(保有割合4.5%以上)

コード銘柄保有割合
3999ブルーテック30.15%
4793富士通ビー・エス・シー5.19%
6492岡野バルブ製造4.99%
2892日本食品化工4.93%
6855日本電子材料4.80%
2487CDG4.72%
2146UTグループ4.63%
6135牧野フライス製作所4.59%
引用:IR BANK(2024年11月時点)

主な投資先は時価総額1,000億円未満の「小型株」です。

そして、割安であるかどうかや成長余地があるかどうかを重視して銘柄選定しています。

タワー投資顧問が選定する小型株や割安なものなので、個人投資家にとっても売買しやすいので参考にしてみるのも良いでしょう。

HPはないが廃業はしていない?

タワー投資顧問は運用規模が大きく、個人では投資できないためホームページが存在しません

「タワー投資顧問は廃業した?」との噂もあるようです。

かつて「タワー・アセット・マネジメント・リミテッド」というタワー投資顧問の子会社は、「K1 Jファンド」の運用を任されていましたが、運用状況の悪化によって閉鎖されています。

上記の件がきっかけとなり、ネット上で「タワー投資顧問が閉鎖した?」「廃業した?」といった声が寄せられたのだと考えられます。

現在は個人投資家からの投資は受け付けていません

機関投資家からの依頼で、企業型年金の運用をメインに行っているようです。

タワー投資顧問の清原達郎

清原達郎(きよはらたつろう)氏は、タワー投資顧問でかつて運用責任者を務めていた人物。

ここでは、清原氏がどのような人物なのかを深掘りします。

年収100億円のサラリーマン

2004年に清原氏が長者番付で1位になり、彼は37億円もの納税をするサラリーマンでした

当時の個人資産は800億円を超えていたようです。

以下は、清原氏の経歴です。

1981年東京大学経済学部卒業→野村證券入社
1993年在職中にスタンフォード大学MBA取得→野村證券退社
ゴールドマンサックス モルガン・スタンレースパークス投資顧問
1998年タワー投資顧問株式会社 運用部長
2004年長者番付1位:年収100億のサラリーマン資産800億円
2023年持病をきっかけに引退
2024年著書『わが投資術 市場は誰に微笑むか』が話題に

清原達郎氏はいくつかの海外外資系企業で経験を積み、1998年にタワー投資顧問へ入社しています。

ファンドマネジャーを務める

清原氏はタワー投資顧問に従事するアナリストの中でも、約25年の勤務歴があります。

ファンドマネージャーとして、タワー投資顧問の危機を救った人物

リーマンショックやライブドアの影響により下がってしまったファンドの基準価格は、2009年の底値から2018年に11倍にまで回復しました。

インタビューの写真です。

2024年9月にインタビューに応じた清原氏は、当時のことを以下のように振り返っています。

(インタビュアー)リーマンショック後は、タワー投資顧問で顧客の解約が続き、未曽有の危機に直面しましたね。当時、清原さんは自らの財産をすべてファンドに投じたそうですが、どのような心境でしたか。

(清原氏)顧客のことしか考えていませんでした。とにかく残ってくれている顧客がいる限り、ファンドを破綻させるわけにはいきません。破綻を防ぐためにできる限りのことをしようと必死でした。

(インタビュアー)投資するにあたって、たとえ失敗しても復活するために必要なことは何ですか。

(清原氏)暴落した時にできるだけ株を売らないことです。諦めたらそこで人生終わりです。いつも「次は勝つぞ」と思ってやってきました。

引用:NHK|”伝説の投資家”に聞く 日本経済の展望

”伝説のファンドマネージャー”として活躍した当時の心境を語り、そして投資に対する向き合い方について述べました。

現在は業界から引退?

清原氏は2018年に前咽頭がんの手術で声を失い、2023年に自らの能力の限界を感じ、ファンドを閉じて引退しました

投資の第一線から退いた清原氏は「自分には後継者がいない。これまでのノウハウや失敗の経験を洗いざらい世の中にぶちまけよう」と思い、著書の出版を決意。

そして2024年『わが投資術 市場は誰に微笑むか』を出版し、投資家たちの間で大きな話題となりました。

ネット上でこの本を絶賛する口コミは今も投稿され続けています。

株に興味のある方でしたら、何百億も稼いでいた人物の志向に触れてみるのも良いでしょう。

タワー投資顧問の評判

ここではSNS上のタワー投資顧問についての口コミ評判を調査。

以下で詳しく解説します。

良い口コミ

①伝説の投資家の著書

②タワー投資顧問の方が1000倍良い

③各企業の経営者に直接会う、話す

タワー投資顧問の口コミを調べていると、多くの個人投資家が清原氏の著書を読み、自身の投資に活かしていることがわかりました

個人投資家へのサービスを行っていないためか、投資顧問のサービスについての口コミを発見できませんでした。

悪い口コミ

ここではタワー投資顧問の悪い口コミを3つ紹介します。

①餌食になった

2021年にタワー投資顧問は、澤田ホールディングスの銘柄が業績好調で株価が上昇したタイミングで売り抜け、手放しています。

②印象がイマイチ

③引け爆弾していた

引け爆弾とは、保有する銘柄の売価を上げたいがために、「今後成長するだろう、大化けするだろう」と世間に広めて株価を吊り上げ、その後引け(株式市場の終わりの時間)のタイミングでその株を大量に売る行為です。

悪い口コミを見ていると、売買タイミングにマイナスなイメージを持っている投資家たちが一定数いるようでした。

売買タイミングについての詳細は後述します。

売買タイミングがイメージダウンに

タワー投資顧問についての悪い口コミから、保有株の売買タイミングがイメージダウンにつながっていることがわかりました。

2015年4月6日に発売された週刊誌で、ACCESS(4813)について清原達郎氏は以下のように述べています。

「ACCESSという会社もおもしろい。(以下省略)ほとんどの人は気付いていませんが、クラウドで一番先端をいっている会社です。大化けするでしょうね。」

ACCESSが大化けすると述べた直後の4月8日、9日に、タワー投資顧問はACCESSの株式を売り抜けています

このことから「銘柄を煽っているのでは?」と懐疑的な声も多く寄せられました。

売買タイミングに関しては批判もありますが、保有銘柄は上昇することも多いので、気になる個人投資家は多いようです。

良くも悪くも話題を集めるタワー投資顧問は、個人投資家にとっても気になる存在であることは間違いないでしょう。

現在も機関投資家へのサービスを継続中

廃業の噂があるタワー投資顧問は、現在も機関投資家へのサービスを継続しています。

最低運用額が非常に高いため、個人投資家は利用できません

一方で、個人投資家はタワー投資顧問を以下の点で注目すると良いでしょう。

  • 【取得する銘柄】割安で成長が期待される
  • 【買い増しする銘柄】今後株価の回復に兆しがある
  • 【清原達郎氏の著書】投資で何百億も稼いだ人物の志向がわかる

個人投資家で今後利益を上げていきたい方は、タワー投資顧問の動向を観察してみたり、元ファンドマネージャーの著書を読んでみたりして、ご自身の投資に活かしてみてはいかかでしょうか。

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タワー投資顧問への口コミ

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