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株式新聞を購読しようかどうか迷っていませんか。
結論からお伝えすると、自分なりに企業・銘柄分析ができる投資初心者〜中級者で、中小型株銘柄の情報収集をしたい人であれば、株式新聞は購読する価値のある情報源と言えるでしょう。
本記事では、株式新聞を購読しているユーザーによるリアルな口コミや、購読するメリット・デメリットを解説。
また、有料版を無料で購読する方法も紹介しています。
投資で利益を伸ばしていきたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
株式新聞とは?

株主新聞は創刊以来70年以上の歴史を持つ証券専門メディア。
2021年4月に完全デジタル化され、現在は「株式新聞Web」として提供されています。
ここでは、株式新聞の特徴について以下の項目で紹介します。
代表取締役は朝倉智也
株式新聞を運営するウエルスアドバイザー株式会社の代表取締役は朝倉智也(あさくらともや)氏です。
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社が100%出資した子会社となります。
運営会社 | ウエルスアドバイザー株式会社 |
所在地 | 東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー15F |
役員 | 代表取締役 朝倉 智也 |
設立 | 2001年5月11日 |
事業内容 | 1.インターネットを利用した投資および投資商品に関する情報の提供および助言 2.インターネットを利用した投資情報ツールの提供 3.投資および投資商品に関するイベント、セミナーの企画および実施 4.インターネットを利用したソーシャル・ネットワーキング・サービスの提供 5.インターネットを利用した投資サービスに関する電子商取引場の提供 6.投資助言・代理業 7.前各号に付帯または関連する一切の事業 |
資本構成 | SBIグローバルアセットマネジメント株式会社(100%) 関東財務局長(金商)第1106号 一般社団法人 日本投資顧問業協会 会員番号 012-02431 |
事業内容としては、インターネットを利用した投資情報の提供や投資助言や、投資情報ツールの提供、投資関連のイベントやセミナーの企画・実施などがあります。
株式新聞Webは、株式投資に関する情報を提供する専門メディアの運営を担っています。
Web有料版でできることや料金は?

株式新聞Web有料版の強みは、大手経済誌や証券会社のアナリストがあまり取り上げない中小型株や新興系銘柄、IPO(新規上場)情報の充実度にあります。
記者が独自視点で掘り下げた有力テーマの関連銘柄記事や、毎営業日掲載の推奨株「注目株」などのコンテンツがあり、投資家の投資判断をサポートしています。

料金は月額4,400円(税込)で、初めての方は7日間の無料トライアル期間があります。
この期間内に解約すれば料金は発生しません。
投資判断の材料として活用するため、定期的に株式市場の情報(特に中小型株や新興系銘柄)を確認したい投資家にとって、一定の価値があるサービスと言えるでしょう。
株主優待で無料購読クーポンがもらえる?
株式新聞Webは、SBIグローバルアセットマネジメント株主会社(旧モーニングスター)の株主優待券として無料購読クーポンが提供されています。
2025年3月期から、保有株数にかかわらず1単元(100株)以上のすべての株主に12カ月間(52,800円相当)の無料購読クーポンが提供されています。
株主優待目的の投資家にとって、月額4,400円のサービスが1年間無料で利用できるのは魅力的な特典と言えるでしょう
DMM株では無料で読める

DMM株の公式サイトによると、DMM株のアカウント登録(無料)をするだけで、株式新聞Webを購読可能になります。
DMM株の口座を開設すると、本来月額4,400円の購読料金を支払う必要がある株式新聞Webのコンテンツに無料でアクセスできます。
株式投資を始めようと考えている人や、すでに投資をしているが情報収集にコストをかけたくない人にとって、DMM株の口座開設は株式新聞Webを無料で読むための手段として効率的な選択肢と言えるでしょう。
株式新聞の評判
ここでは株式新聞の評判について紹介します。
株式新聞は、個別銘柄の情報収集や市場動向を把握するツールとして一定の評価を得ていますが、その評価には賛否両論あります。
情報収集の1つの手段として活用価値はあるものの、その情報を鵜呑みにすることなく、他の情報と照らし合わせながら慎重に読み解く姿勢が必要です。
良い口コミ
ここでは株式新聞にまつわる良い口コミを5つ紹介します。
①スマートドライブ株について取り上げている
②株主優待で株式新聞1年分ゲット
③昨日の株式新聞でもありましたね
④日経新聞よりマシ
⑤会社の複数の部署で購入している

株式新聞に対する肯定的な意見からは、大手メディアが掲載しないような中小型株の銘柄情報が載っている点が評価されていることがわかります。
また、証券会社(SBIグローバルアセットマネジメント)の株主特典として株式新聞が提供されていることは価値あるものとして認識されています。
日本経済新聞と比較して「株式新聞の方がいい」という意見もあり、専門紙としての質を評価する声も見られました。
株式新聞は株式市場の情報を日常的に追いたい投資家にとって、参考資料の1つとして活用価値のあるメディアと言えるでしょう。
悪い口コミ
ここでは株式新聞にまつわる批判的な口コミを4つ紹介します。
①煽り記事が出たらしい
②楽天的に読者を煽る傾向にある

③初心者向けで参考にならなかった

④なんで逮捕されないのですか

株式新聞についての批判的な意見をみると、内容が本当に役に立つのかと疑問視されているようです。
特に目立つのは「煽り記事」という批判で、「これを買えば大きな利益が出るよ」と過剰に期待させる書き方をしているものです。
中には「お金をたくさん持っている投資家が高値で売り抜けるための情報操作ではないか」という不信感を抱く声もあります。
また「初心者向けで実際の投資で役に立たなかった」という感想もありました。
これらの意見から、株式新聞は初心者向けの内容を提供しているにもかかわらず、「煽り記事」と見抜く慎重さが読者に求められていると考えられます。
そのため、自分なりに企業分析や銘柄分析する力がついていない投資初心者の方にとって、株式新聞から実際の投資利益につながる信頼性の高い情報を得ることは難しいと言えるでしょう。
株式新聞の3つのメリット
ここでは、投資初心者にとって株式新聞を購読するメリット3つを紹介します。
メリット①中小型株・新興銘柄の情報が充実
株式新聞の強みは、日経新聞などの大手経済メディアやアナリストがあまり取り上げない中小型株や新興銘柄に関する情報を豊富に扱っている点。
大企業の株と比較して情報が少ない中小型株は、個人投資家にとって投資すべきかどうかの判断が難しいところです。
たとえば「新興市場」コーナーでは個人投資家に人気の高い新興市場の銘柄情報を取り扱っています。
実際の事例として、2023年12月21日には宇宙開発関連銘柄のQPS研究所(5595)を取り上げた後、その株価が約6.7倍まで高騰したケースもあります。
投資初心者にとっては、大企業だけでなく成長性の高い中小企業にも投資の視野を広げる機会となります。
新しい投資テーマや将来性のある分野を早期に知れるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
メリット②低コストでプロの投資情報にアクセス可能
投資を始めたばかりの学生や若手社会人など、予算に限りがある投資初心者にとって、株主新聞は低コスト(ほぼ無料)で専門家による投資情報にアクセスできる点がメリットとなります。
株主新聞Webは通常月額4,400円かかりますが、SBIグローバルアセットマネジメント株の株主優待や、DMM株の口座を開設することで、無料での購読が可能となります。
年間52,800円の購読料を節約しながら質の高い投資情報を手に入れられる点が魅力です。
メリット③IPO情報や注目株など投資のヒントが満載
株式新聞Webでは、これから公開されるIPO(新規上場株)の詳細情報や初値予想、さらに「注目株」と呼ばれる推奨銘柄情報が日々提供されています。
これらは投資初心者が銘柄選びで悩んだときの1つの参考情報となるでしょう。
特に「注目株」は具体的な投資対象を探している投資家にとって便利です。

公式サイトによると、2023年10月から2024年3月までの注目株の多くが紹介後に値上がりしており、たとえばアイビス(9343)は127.0%、ファーストA(5588)は126.9%上昇しています。
ただし、成功事例だけが選択的に紹介されている可能性があり、実際にはうまくいかなかった推奨銘柄については触れられていない可能性があります。
また、市場環境によっては推奨銘柄であっても大きく値下がりすることもあるでしょう。
投資初心者は「専門家が推奨している」という安心感から、十分な自己分析なしに投資してしまう危険性があります。
推奨銘柄も含め、すべての投資には必ずリスクが伴うことを忘れてはいけません。
株式新聞の3つのデメリット
株式新聞は投資情報の1つとして価値がある一方、投資初心者が利用する際には注意すべき点もいくつかあります。
ここでは株式新聞を利用する際のデメリットを2つ紹介します。
デメリット①実践的な投資判断には不十分
株式新聞は投資初心者の方にも理解しやすい内容となっています。
しかしその分、実践的な投資判断に必要な深い分析や具体的な売買タイミングについては内容が不十分であるという指摘があるのも事実です。
たとえば銘柄の紹介記事では「〇〇の新製品発売で業績拡大の可能性」といった情報が提供されますが、競合他社との比較分析や財務状況、株の売買タイミングなどについては深く掘り下げられていないことがあります。
投資経験を積んでより利益を伸ばしたい投資中級者にとっては、株式新聞だけだと情報が物足りなくなってしまう可能性があることを認識しておきましょう。
デメリット②「煽り記事」として指摘されている
株式新聞に対する批判としてもっとも多いのが「煽り記事」という指摘です。
ある批判では「株式市場が活況なほど新聞も本もよく売れるので、業界人はどうしても強気というか、楽天的に読者を煽る傾向にある」と指摘されています。
投資初心者はこうした楽観的な見方に影響されやすいものです。
記事を読んで衝動的な投資判断をしてしまうと、思わぬ損失を被ることもあるでしょう。
プロによる投資情報が掲載されている株式新聞ですが、自分なりの分析をしてみたり、時には批判的な目で読み解いたりして、情報を鵜呑みにしないことが大切です。
株式新聞を購読する価値はある?
株式新聞を購読するかどうか迷っている方は、自分の投資スタイルと情報収集の目的で判断すると良いでしょう。
記事の内容を鵜呑みにせず、多角的な視点からの情報収集を心がければ、株式新聞はたしかに価値のある情報源となるでしょう。
株式新聞を購読するメリット
- 中小型株・新興銘柄の情報が充実
- 低コスト(無料)でプロの投資情報にアクセス可能
- IPO情報や注目株など投資のヒントが満載
株式新聞は無料または低コストで閲覧できる環境があれば、投資初心者が情報収集の幅を広げるための1つの手段として活用すると良いでしょう。
ただし、最終的な投資判断は常に自己責任であることを忘れず、複数の情報源から学びながら自分なりの投資スタイルを確立していくことが大切です。
一昔前は新聞が一番の情報源だったけど今はネットがそれになってかわってるから使う人減ってるだろうけど株式新聞には株式新聞の良さってものがある。
株式新聞は投資家なら読んで当然。という考えが根付いている以上、株式新聞の内容が相場に反映されるんだから読んでおいて損はない。もしほとんどの人が見つけていないようなお宝銘柄が知りたいなら、確かに株式新聞の意義は薄いかもな。
株式新聞なんかのメディアが流す情報は、投資家のもとに届くころにはもう手遅れなんだよ。
SNSなんて事件が起きればその瞬間には全世界に拡散されてるんだぜ。
株式新聞の情報で勝とうなんざ新幹線相手に自転車で競争するようなもんだ。
最近は無料でニュースや注目銘柄を配信してるサイトとか多いしなあ。投資顧問なんか銘柄の相談まで直接無料で出来るし。確かに需要は薄くなってきてるのかもな。
わざわざ4000円も払って読むほどのものかなあ?
私は株式新聞読まずに勝ててます。
これは勝つためじゃなくて娯楽として読む程度のもの。
株式新聞を読んでおけば主要なニュースはあらかた手に入る。株価の動向もわかる。読んでおいて損はない。
ちらと聞いた話だが、株式新聞の注目銘柄は諸々裏の事情が絡んでいて、手を出してはいけないものもまれにあるとかないとか…まあ当然忖度やら賄賂やらあるだろうなああいうのは。
ニュースの配信が結構早い。SBIを使っているが、SBIより30分ほど早くニュースが出ることもある。
株式新聞の注目銘柄が上がって20%以上利益を取れたことがあり、それ以来株式新聞が手放せません。四季報よりも重要視してます。
WEB版読みにくいな~
紙の方が良かった