目次
つばめ投資顧問は代表の栫井駿介氏(かこいしゅんすけ)が、YouTubeでも勢力的に活動していています。
詳しくは記事内で解説しているため、つばめ投資顧問への入会を検討しているときの参考にしてみてください。
つばめ投資顧問とは?
つばめ投資顧問は長期投資に特化した投資助言サービス。
2016年に設立され、公式サイトによると会員数は700名以上とのことです。(2023年12月時点)
つばめ投資顧問合同会社の概要
つばめ投資顧問を運営するのは「つばめ投資顧問合同会社」であり、会社情報は次のとおり。
会社名 | つばめ投資顧問合同会社 |
登録番号等 | 関東財務局長(金商)第2932号 金融商品取引業者(投資助言・代理業) |
加入協会 | 一般社団法人 日本投資顧問業協会 |
設立 | 2016年2月3日 |
所在地 | 千葉県袖ケ浦市奈良輪336 GAULAB307号室 |
代表 | 栫井 駿介 |
事業内容 | 1. 投資助言・代理業2. 投資スクール・セミナーの運営3. 前各号に附帯又は関連する一切の業務 |
投資助言に必要な登録番号もきちんと記載されていますし、会社所在地などもあるため、とくに問題のある部分は見当たりません。
代表者の栫井駿介氏は次のような方です。
東京大学経済学部卒業後、大手証券会社の投資銀行業務に従事、その後2016年につばめ投資顧問を設立。
執筆活動もしており、以下の3冊の著書を出されています。
- 株式vs.不動産 投資するならどっち?(筑摩書房)
- 年率10%を達成する!プロの「株」勉強法(クロスメディア・パブリッシング)
- 1社15分で本質をつかむ プロの企業分析(クロスメディア・パブリッシング)
メルマガなどの会員制度と会費
つばめ投資顧問には無料会員と有料会員があります。
無料会員(メルマガ会員)
こちらはメールアドレスを登録するだけで会員登録が完了。
メルマガでは相場や個別株のお役立ち情報が配信され、登録特典として電子書籍と動画がプレゼントされます。
有料会員
有料会員は入会金33,000円(税込)に加え、月額会員または年間会員の会費が必要です。
月額会員は16,500円/月(税込)の会費。
年間会員は継続すると次のように会費が安くなっていく仕組みです。
その他サービス
他に以下のサービスもあります。
- 1時間33,000円(税込)でZOOMによる個別コンサルティング
- 1銘柄あたり11,000円(税込)での銘柄相談
9つのサポート
つばめ投資顧問の有料会員で受けられるサービスは次の9つ。
①パイロット運用
栫井氏が自らの資金で運用している銘柄を公開するサービス。
会員はその銘柄を参考に投資ができるのがメリットです。
②企業分析レポート
つばめ投資顧問が分析した銘柄のレポートを公開するサービス。
会員はレポートを読んで銘柄分析のプロセスや企業に関する理解を深められます。
③相場分析レポート
長期投資に必要な相場情報をレポートとして毎週土曜日に発行するサービス。
毎週レポートを読めば長期投資家として、どう相場に向き合うのかをまなべます。
④月次オンラインセミナー
月1回開催される会員限定のZOOMセミナー。
そのときのタイムリーなテーマを直接コミュニケーションを取りながら学んでいけるのがメリットです。
⑤オンラインQ&A
レポート内容や銘柄についての質問まとめ。
自分・他人すべての質問を全公開していつでも見られるため、悩みの解決や新たな発見に役立ちます。
⑥動画講座
長期投資の分析スキルを解説した動画。
3万円の有料商品ですが、会員であれば追加料金なしで視聴できます。
⑦つばめNEXT
YouTubeやブログで取り上げたテーマや銘柄について自由に質問と議論をする場。
他の投資家の意見に触れれば視野が広がり、投資家としてのスキルと知識が高められます。
⑧チャットルーム
会員同士が自由に情報共有できる場。
会員同士で情報を共有し合えば情報を効率的に吸収でき、成長を加速させることが可能です。
⑨企業訪問
その名のとおり企業への訪問見学。
個人投資家では難しい企業訪問を体験でき、実際の現場の雰囲気や空気感などを目で見てみて肌で感じて確かめられます。
YouTubeチャンネルもあり
2019年10月からYouTubeを本格的に開始。
代表の栫井氏が銘柄解説や株式用語の解説などを行っています。
登録者は2024年11月の時点で14.4万人ですので、投資系としては比較的大きい規模のようです。
つばめ投資顧問の銘柄
つばめ投資顧問の推奨銘柄は会員にならないと確認不可。
ただし、無料コンテンツ内で分析されている銘柄はありますのでそちらをまとめてお伝えします。
銘柄分析の記事がある
公式サイト内にて記事執筆を行っており、そこには個別株の銘柄分析が存在。
ピックアップした銘柄について、つばめ投資顧問のアナリストが分析した結果と結論が書かれており、今投資すべきかの参考にできるようになっています。
紹介銘柄をまとめてみた
公式サイトの銘柄分析の記事では、次のような銘柄が紹介されていました。
- エムスリー(2413)
- 東京メトロ(9203)
- メルカリ(4385)
- 日産自動車(7201)
- レーザーテック(6920)
- ビズリーチ(4194)
- オリエンタルランド(4661)
- ディスコ(6146)
- パーク24(4666)
大型株の中から、そのときに話題になっている銘柄を取り上げて、ひとつのテーマをもとに分析しているようです。
例えば、以下のオリエンタルランドの記事では株価が下落している理由というテーマで書かれています。
日産自動車の記事であれば、「株価下落で超高配当になったが買ってよいのか?」というテーマで書かれていました。
分析銘柄は投資サポートに使う
分析銘柄はそれを見て買いの判断にするのではなく、自分がその銘柄を分析する際のサポートに使うのがおすすめ。
記事内にはかなり詳細な分析もあります。
例えば、半導体のような複雑な事業を嚙み砕いて解説してくれているため、自分の知識が不足している分野に投資したいときにはありがたいです。
それに対して、運用成績についての評価は良くないため、買いの判断やバリエーション(割安度)など、売買タイミングに関わるものはあまり鵜吞みにしないほうがおすすめです。
参考にするとしてもひとつの意見程度に留めておきましょう。
つばめ投資顧問は怪しい?口コミを紹介
つばめ投資顧問は一部で「怪しい」という声も。
口コミを調査して確認してみました。
良い評判
良い評判は無料コンテンツのものが多数。
YouTubeや公式サイトの銘柄分析が、「分かりやすい!」「役に立つ!」という声が多くありました。
とくにYouTubeの評判がよく、見る価値がある数少ないYouTubeチャンネルだとも評価している人もいました。
悪い評判
悪い評判は過去の炎上騒動のものが多かったです。
過去に、代表の栫井氏のYouTubeの発言がきっかけで、軽く炎上した過去があります。
「三井E&S(7003)」という銘柄を仕手株扱いしたことで、一部の人から批判を受けたのです。(仕手株:特定の投資家から株価操作されてる銘柄)
三井E&Sは値動きが激しい銘柄であるものの仕手株ではありませんので、後になって栫井氏も訂正して謝罪。
また、つばめ投資顧問が売りにしている「パイロット運用」に関しての不評も多かったです。
おもに「運用成績が悪すぎて結果がでない」という声が多数ありました。
YouTubeは好評だが投資顧問の評判が悪い
つばめ投資顧問の口コミを調査したところ、YouTubeが好評でした。
とくに初心者から、
- 分かりやすい
- すっきりと頭に入ってくる
- 栫井先先は真面目なので変なYouTuberのように無駄なくてよい
などと栫井氏の解説を評価している声が多数。
それに対して、投資顧問サービスに関しては評判が悪かったです。
「ガタガタで最悪な運用成績を改善せず、能天気にYouTubeをやってるのがかなり不満」と会員の人は相当不満を溜めているようでした。
つばめ投資顧問のメリット・デメリット
つばめ投資顧問を利用すると、どんなメリットがあるのかは気になるところ。
デメリットもあるため、ここではその2つをお伝えしていきます。
2つのメリット
つばめ投資顧問のメリットは次の2つ。
1つめは長期投資の専門性。
投資スタイルは、割安な優良企業を探して長期保有するという典型的なバリュー投資であり、サービスでもそれを徹底。
長期で成長を続ける企業の探し方や売買タイミング、長期投資家としての考え方、このようなものを学べます。
そのため、「ウォーレン・バフェットのようにゆっくり保有する長期投資を学びたい」という人にはメリットがあります。
2つめは無料コンテンツの質。
無料コンテンツの評価が高く、とくにYouTubeは分かりやすいと評判。
初心者が投資の基礎知識を身に付けたり、銘柄分析をするときのサポートに使うと投資への理解力アップの助けになります。
2つのデメリット
つばめ投資顧問のデメリットは次の2つ。
1つめは時間。
長期視点での投資を推奨しており、その期間は5年や10年単位。
短期間で結果を求める人には向いていませんし、忍耐力が必要です。
また、株は予想以上に上下するものであるため、最終的に上手くいったとしても辛い時期が長く続くかもしれません。
2つめ成績に関しての低評価。
口コミの項目でも触れてますが、運用成績についての評判は悪いです。
会員の人の口コミの中には、指数(恐らくTOPIX)に勝てておらず会費を払っている意味がないという厳しい意見もありました。
ただ、長期投資ですので、1〜2年では判断するのは早計。
成績が悪いという意見には、そうした部分を理解していないものも一定数含まれているかと思います。
メリット・デメリットまとめ
つばめ投資顧問は長期投資の専門性と無料コンテンツの質に強みがあります。
有料会員になれば、長期投資家に必要な知識と技術をイチから学んでいけますし、無料コンテンツも長期投資に関しての情報がメイン。
よって、長く保有できる銘柄を見つけたい人には、メリットのある投資助言サービスです。
その反面、結果が出るまでに時間がかかると覚悟しておいたほうが良いです。
つばめ投資顧問をおすすめしたい方
つばめ投資顧問は以下のような長期投資家におすすめ。
- ウォーレン・バフェットのようなバリュー投資を学びたい
- 長期で成長する会社の見つけ方を知りたい
- 投資仲間と情報を共有できる環境がほしい
短期的な値動きを狙うのとは真逆のスタイルなため、じっくり資産を増やしたい人向けです。
まずは、YouTubeや公式サイトの記事などの無料コンテンツを確認してみて、投資スタイルや分析の仕方をチェックしてみるのが良いですよ。
推奨された銘柄で、40パーセントの含み損を抱えてしまった。推奨時の株価から相当ナンピン買いしての40パーセントマイナスである。推奨時の株価でのマイナスは計り知れない。☆1個もつけたくないです。推奨していた銘柄の(読みが外れたことによる)売却推奨時のメールの内容も薄く、馬鹿にしているとしか思えなかった。
守りに長けた手法って何を言ってるんだか。現在9銘柄推奨しているが3銘柄は一年未満の間に30%以上下落していて、下げ幅は拡大の一途を辿っている。そもそも問題があり危なっかしい下落中の銘柄を推奨する傾向にあり、既にこんなに下落した推奨銘柄が上昇する保証などどこにもない。下落している解釈が的外れでどんどん下落していき最後には言い訳の如く「長く持てば上がる」で終わり。
問題か発覚した某銘柄ですが、発覚後で推奨し指示通りそのまま上がらぬままこのままずっとホールド推奨とのことで、信じていたのに、今日で損が3割になりました。それも半年足らずで。こんな銘柄がゴロゴロあります。銘柄投資より、投資顧問探しの方が難しい。1000円程度の銘柄分析しているサイトの方が、よっぽどましな状況。こちらの投資顧問では、全く利益が出ていない。というか大幅なマイナス。
社会経験の乏しい投資顧問。自身が割安として推奨した銘柄が何故下落しているか、分からないんだろうな。納得感は無かったが信用して推奨銘柄を買ってみたものの大損中。やっぱりね。
下がっても割安というから、売らずにいたら、そこから3割程下落。他の銘柄も上がらないもの多数。こんなんでお金取って罪悪感ないの?パフォーマンスか酷すぎる。ここでは資産が減るばかり。自分の経験で投資した方がはるかにまし。
大きく下がったままの銘柄が多数あるが、そのうち上がるというのでもっていたら損が拡大。会員費と株価下落で二重で資産が減少中。 全くおすすめできない。
推奨銘柄が少なく厳選した割安銘柄のはずが、2ヶ月程度で30%下落。私もこちらのサイトを信じてナンピンを繰り返し損が拡大し、こちらの会員になって数ヶ月で資産が大幅に目減りしてしまいました。今推奨中の銘柄もダラダラと下げていて、まともな推奨銘柄はないので、資産は大きく減っていきます。怪しいと思った時点で解約すべきでした。
薄っぺらい社会経験を基に企業分析をしている為ら割安と推奨している低位株がなぜ下がるのか、根本的に理解していない。故に、まぐれ当たり以外の長期推奨株はことごとく外し、リスク管理もできないことから、ダラダラと下げたまま推奨しているので、資産が大幅に減少した会員は多いと思う。最近では、今まで銘柄を推奨した日より下がったところで購入を推奨すると言った、会員が混乱するような内容に変化している。自身の投資手法が定まっていないのに、広告によれば年30パーセントを目指すかのような内容は、今までの実績から考え現会員からすればホラ吹きに見え非常に不愉快である。
たまたま上昇してる銘柄で上がったっていう広告を出しているが、今推奨中の銘柄が大きく下がってることは、会員しか知らない事実。また方針を変えたみたい。今まで推奨してた方針で買ってしまった大損継続中の株はどう処分すればよいのか?
ここの会員のほとんどが、損していると思う。長期で上がるというからダラダラ会員になったけど、逆に損が大きく拡大。相場の上昇時には上がらず、相場の下落時には、日経平均以上の下落。社会経験の乏しい若者が企業分析しても無価値であるということ。