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前澤友作氏が発表した株の新サービス「KABU&(カブアンド)」。
この記事では、カブアンドを徹底調査して解説。
カブアンドについて知りたいことが全部分かり、疑問がすっきりと解決します。
前澤友作が発表!「KABU&(カブアンド)」
カブアンドは電気やガス、モバイルなどの提携サービスを利用すると、ポイントのように株がもらえるサービス。
利用するだけで株主になれ、消費が投資に変わるといったものです。
代表取締役社長は前澤友作
カブアンドの代表取締役は前澤友作氏。
前澤氏は1975年生まれの元ミュージシャンであり、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の創設者としても有名です。
現在も日本を代表する経営者として様々な事業を手がけています。
そんな前澤氏のカブアンドの運営元は「株式会社カブ&ピース」となり、会社情報は以下のとおり。
社名 | 株式会社カブ&ピース (KABU & PEACE Inc.) |
所在地 | 本社 〒107-0052 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR六本木オフィス 〒106-0032 東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 16F |
会社設立 | 2024年2月9日 |
代表取締役社長 | 前澤 友作 |
資本金 | 30億円 |
従業員数 | 42名(2024年11月1日現在) |
適格請求書発行事業者登録番号 | T7010401180409 |
株がもらえる日本初のサービス
カブアンドの最大の特徴は株がもらえることであり、これは日本初のサービスです。
前澤氏は「国民総株主」を目標にしており、カブアンドを人生をかけたプロジェクトにするとのこと。
日本は株式投資をしている人が諸外国の中で少ないというデータがあります。
例えば、米国と比べるとその差は歴然。
前澤氏は株をやらない一番の理由は「お金がない」からとしています。
であれば、お金がなくても株へ投資できるようにと、カブアンドを設立したと述べています。
儲けるとかよりもまずは株に触れてほしい、Xの投稿からはそんなメッセージを感じます。
以上のように、ポイントのような株を手軽に受け取れるサービスで、値動きするポイントがもらえるというイメージが分かりやすいかと思います。
サービス開始は11月20日から
カブアンドのサービス開始は2024年11月20日から。
最新情報はカブアンドの公式サイトでメールアドレス登録すると受け取れます。
また、前澤氏のXアカウントでも追加情報が日々ツイートされています。
KABU&のサービス内容や利用方法は?
ここからはカブアンドのサービス内容についてもっと詳しく掘り下げていきます。
サービスを使った分だけ株がもらえる
カブアンドでは、生活インフラ関連のサービスを利用することで株がもらえます。
還元率はサービスごとに違いますが、使った分が多いほど多くの株がもらえると思ってよいです。
では、どんなサービスがあるのかですが、2024年11月20日のサービス開始には以下の6つのサービスが予定されています。
- KABU&でんき
- KABU&ガス
- KABU&モバイル
- KABU&ひかり
- KABU&ウォーター
- KABU&ふるさと納税
電気会社の切り替え
電気を使って株をもらえるのが「KABU&でんき」。
現在契約中の電気会社への解約手続き不要で乗り換えできます。
ガス会社の切り替え
ガスの使用によって株がもらえるのが「KABU&ガス」。
現在契約中のガス会社への解約手続きは必要ありません。
スマホ回線の乗り換え
スマホの使用で株がもらえるのが「KABU&モバイル」。
キャリアはドコモ、au、ソフトバンクから選択でき、端末と電話番号はそのままでOKです。
ネット回線の乗り換え
ネット回線の利用で株がもらえるのが「KABU&ひかり」。
基本回線工事は不要で乗り換え可能あり、工事が必要なケースでも無料になります。
ウォーターサーバーの使用
ウォーターサーバーを使って株がもらえるのが「KABU&ウォーター」。
選べるウォーターサーバーには幅広いラインナップが用意されているとのことです。
ふるさと納税
ふるさと納税の寄付額によって株がもらえるのが「KABU&ふるさと納税」。
もちろん株だけでなく返礼品も受け取れ、ワンストップ特例制度を利用すれば確定申告は不要です。
未公開株をもらえる
カブアンドでもらえる株式は株式会社カブ&ピースの未公開株です。
未公開株とは、証券取引所に上場していない株式のことで、通常の株式よりも高いリターンが期待できます。
ただし、上場していないため換金方法が限られているのが難点。
上場株式は基本的に売りたいときに売れる換金性の高さがメリットですが、未公開株はそうした換金性の高さがないです。
カブアンドの口コミを確認してもこの部分が多数指摘されており、前澤氏はXにて現時点だと上場してからでないと売れないと回答していました。
上記のとおりであるため、カブアンドでもらった株式はカブアンドが上場しないと換金不可。
前澤氏は上場できるかどうかは業績次第であり、時期についてはなるべく早くとXで回答していました。
もし時間がかかるようであれば配当金を出すことも検討するとしています。
株を受け取る方法
カブアンドでは次のような流れで株を受け取ります。
- カブアンドのサービスを利用して「株引換券」を貰う
- 株引換券をカブアンド内の株式と交換する
基本的にはサービスの使用料が多いほど株引換券が沢山付与されるようであり、株も多く交換できます。
6つのサービスごとに還元率が違い、還元率などの詳細はサービス開始後に公開されるとのこと。
付与された株引換券は「1枚=1円」として使えます。
また、株の交換はカブアンド内で完結できるため、証券口座の開設は不要。
ポイントサイトだとポイントが付与されますが、カブアンドでは株引換券が付与されてそれを株式に交換できる仕組みです。
詳しくは2024年11月20日に公式サイトで公開予定ですのでそちらをご確認ください。
KABU&(カブアンド)発表後のみんなの声
カブアンドの発表は非常に話題となり、SNSを中心に多くの人が感想を書いています。
そこで、口コミを調査してまとめてみました。
良い評判
良い評判には次のようなものが多かったです。
- 国民全員株主というコンセプトは賛同できる
- 将来のIPO期待したい
- ポイントとでなく株がもらえるのは今までに無かった
- 少額でも株主になれて勉強になりそう
- これなら上場したら儲けものくらい気楽にいられる
とくに、「サービスの利用で株がもらえる斬新な発想がおもしろい」「将来のIPOへ期待したい」そんな声が目立ちました。
そのため、カブアンドはサービスの発想やコンセプト、将来性を評価してる人が比較的多いです。
悪い評判
悪い評判は次のようなものが多かったです。
- もらう株は換金できないので意味がない
- カブアンドがまだ上場できるか未定
- ポイントのように株を配布したら1株の価値が下りまくる
- 僅かな株をもらっても雀の涙ほどの利益にしかならない
- カブアンドのサービスが現在のサービスよりも割高だったら意味がない
とくに、「もらった株を換金できない」「1株あたりの価値が下がる」という声。
それなら、普通にポイントをもらって換金し、そのお金で投資したほうがよっぽど儲かるといった声が多数ありました。
発想はおもしろいがメリットがあまりないとの声が多い
カブアンドの口コミを調査したところ、「発想はおもしろい!」という人の評価が非常に高く、前澤氏の国民全員株主というコンセプトに賛同している人も多くいました。
その一方で、サービスのメリットについては懐疑的な見方の人が大半です。
理由としては次の5つになります。
理由①:株の換金性
現時点だと、もらった株が売れるのはカブアンドが上場に成功したあと。
それまでは換金できません。
「換金できないならもらっても意味がない」という声が多くありました。
理由②:株の希薄化
「ポイントみたいに株を配布したら希薄化するのでは?」と大勢から指摘。
株は会社の利益を株主に配分するものであるため、新株を配布すると1株益の価値が低下します。
例えば、当期純利益が1,000だと仮定して、発行株数が変化すると次のように1株益の価値も変わります。
発行株数100のケース:1,000÷100=10
発行株数200のケース:1,000÷200=5
発行株数100のときは1株益10ですが、200だと5に減ってしまっています。
これが株の希薄化です。
カブアンドでは利用者に株をどんどん配布するため、それは株の発行株数を増やすことを意味し、希薄化がおきて持株の価値が下がってしまう恐れがあるのです。
この部分については前澤氏は以下のように述べていましたが、口コミの評価は分かれていました。
理由③:上場できないリスク
上場を目指していますができるかどうかは今のところ未定。
「エンジェル投資家みたいなもので成功率は低いのでは?」と声がありました。
理由④:利益について
「カブアンドが仮に上場できたとしても、ほとんどの人は持株が少なすぎて大して儲からない」という意見が多かったです。
今のところ還元率が不明なためどのくらいの株をもらえるのかは不明ですが、ドンと一気にもらえはしないでしょう。
また、先にお伝えした希薄化の可能性もあり、もらった株の価値が下がってしまうケースもあります。
こうしたことから、あまりリターンが期待できずメリットが感じられないという意見が多かったです。
理由⑤:乗り換え先のサービス
インフラサービスの利用によって株をもらう仕組みですので、電気やガス、電話などをカブアンド指定のものに乗り換える必要があります。
よって、「乗り換え先が利用中のサービスよりも割高だったら意味がない」との声が多数。
乗り換え先が割高だと株をもらってもその価値以上に支払額が大きくなって、トータルで損してしまいますから。
以上、カブアンドの口コミについてのまとめです。
現時点だと期待半分と懐疑的な見方が半分であり、賛否両論でした。
生活費が株に変わるという期待のサービス
カブアンドは、電気やガスなどのインフラサービスを利用して株がもらえるというこれまでに無かったサービス。
従来のポイントサイトの株版のような仕組みであり、ポイ活ならぬ株活といったところでしょうか。
代表である前澤氏は、株で利益を出すというよりも1人でも多く株式投資を体験してもらうのが目的のサービスと述べています。
これから公表される詳細な情報を確認して、利用すべきか判断することをおすすめします。