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菅下清廣は相場を的確に見通すスペシャリストか?それともただのペテン師か?
同氏は世界最大の証券会社メルリンチの出身であり、数多くの書籍の執筆や政界にも信望者がいるほどの投資家および経済評論家。
訴訟問題を起こした「アーリーワークス」のインサイダー疑惑や相場操縦など、怪しい噂もあります。
この記事では、菅下清廣氏の評判や経歴などを調査。
真実を知り、後悔しない判断をするためにその実像を解き明かしていきます。
菅下清廣とは何者?
菅下清廣氏はスガシタパートナーズ株式会社の代表取締役社長。
実業家や経済評論家として活動してます。
経歴
菅下氏の経歴は下記のとおり。
- 1969年:立命館大学経済学部卒業
- 1969年~1974年:大和証券国際部勤務
- 1974年~1983年:メリルリンチ入社、ニューヨーク本社研修後、東京支店で事業法人・機関投資家の資金運用担当
- 1984年~1989年:キダーピポディ入社、事業法人担当最高責任者
- 1989年~1998年:ラザードジャパンアセットマネジメント株式会社入社、代表取締役社長に就任
- 1998年:スガシタファイナンシャルサービス株式会社設立、代表取締役社長に就任
- 2009年:立命館アジア太平洋大学 学長特別顧問に就任、スガシタパートナーズ株式会社設立
世界最大の証券会社メリルリンチの出身であり、米国のウォール街での勤務経験もあって、確かな経歴を持つ人物です。
公式サイトには、『富のスペシャリスト』や『経済の千里眼』の異名を持ち、政財界にも多くの信奉者がいると書かれていました。
スガシタボイスを提供
菅下氏は「スガシタボイス」というサービスを提供しています。
価格 | 定価13万2,000円(税込)早期割引価格10万5,600円(税込) |
配信期間 | 6ヵ月 |
支払方法 | 銀行振込・クレジットカード |
スガシタボイスは原則月2回、菅下氏による最新のマーケット情報が聞ける音声配信サービス。
具体的には下記のような情報が配信されます。
他にもチャートや資料のPDF、定期配信以外の緊急メッセージ、メルマガがあるとのこと。
菅下氏は「上がる株は上がり続ける」という投資理念を持っているそうですので、スタイルは成長株投資でしょうか。
また、菅下氏といえば、株価の「波動サイクル」を利用した分析手法が有名。
こちらもスガシタボイスで学べます。
公式サイトの情報を元に、スガシタボイスのメリットをまとめると下記の3つです。
- 投資頭脳を磨くことができる
- 新鮮な情報をすぐに聞ける
- 質の高い情報を得ることができる
ただ、今どき音声配信サービスは流行らない気がしますね。
投資の解説はチャートや数字も必要なので、音声よりも動画のほうが圧倒的に分かりやすいです。
PDF資料はあるようですが、わざわざ資料を眺めながら音声を聞かなければいけないので、手間がかかってしまいます。
詳しくは「スガシタボイス」記事で内容を細かく調査していますので、ぜひご覧ください。
スガシタレポートオンラインでメルマガ配信
菅下氏は無料メールマガジンも配信しています。

メルマガでは菅下氏の投資に関する大局観や講演会の情報、最新の書籍情報などが配信されるとのこと。
また、登録者限定の動画プレゼントとして、『菅下清廣「波動・サイクルの読み方・考え方」』が貰えます。

メルマガの利用は無料。登録もメールアドレスだけで完了します。
ただし、配信されるコンテンツは有料コンテンツの「スガシタボイス」の宣伝ばかりだという声も見かけました。
配信頻度も不安定であまり頻度は多くないようです。
こちらも「スガシタレポートオンライン」記事で調査結果を記載してますので、ぜひご覧ください。
この他にも「スガシタクラブ(SUGASHITA CLUB)」や「スガシタの眼」といったサービスも運営しているようです。
多くの投資書籍と新刊
菅下氏は非常に多くの投資本を執筆しています。
以下はその一部。

これだけ沢山の書籍を出せるということはある程度売れているのでしょう。
実際、SNSでも菅下氏の書籍の評判は良いです。
投資界のトラブルメーカー「ウルフ村田」氏も読んでいるよう。
最新の書籍は、「投資のカリスマ「経済の千里眼」が教える 今世紀最大の上昇相場でお金持ちになる株50銘柄」。
こちらの書籍は、トランプ大統領の誕生によって変化する世界情勢で、資産を増やすための投資方法と、大化けする銘柄を解説した書籍。
2024年11月の発売ですが、まだ1つもレビューは入っていませんでした。
書籍の売れ行きがイマイチなのかもしれません。
X(ツイッター)はある?
菅下氏はXも運営しています。
ただし、2024年4月28日のポストを最後に投稿が止まっていますね。
最後のポストは投資部門別売買状況に触れていました。
金融のプロらしく、他にも専門的なポストを定期的に投稿していました。
フォロワーが非常に少なく、ポストへの反応もまったくない状況ですので、もしかしたらモチベーションが無くなってXは止めてしまったのかもしれません。
菅下清廣とアーリーワークスの噂

アーリーワークス(ELWS)という、米国のナスダック市場に上場している日本の会社があります。
この会社は過去に問題を起こしたのですが、菅下氏との関連の噂があるようです。
その噂の真相について調査してみました。
アーリーワークス事件とは?

一部の株主だけが売却でき、大部分の株主が売れず損失を被った。
アーリーワークス事件を簡潔に言うと上記のとおりです。
ナスダック上場のために必要な「ADR(米国預託証券)」への転換が、一部株主にしか実施されなかったのが問題になります。
それが原因で一部の株主しか売却できず、その間に株価が暴落してしまい、大勢が損失を出して訴訟にまで発展。
そのため、「企業や証券会社が特定の株主だけを優遇したのではないか?」、という疑惑が浮上しているのです。
これがアーリーワークス事件の大まかな流れです。
菅下氏は『特定の株主』!?
アーリーワークスから優遇を受けたという『特定の株主』。
この1人が菅下氏ではないかという噂があります。
しかし、あくまで噂レベルで何の証拠もありません。
相場操縦やインサイダー取引をしたという噂もあるようですが、買い煽りや違法行為の証拠は見つかりませんでした。
それにも関わらず、このような噂が立ってしまう理由は、アーリーワークスの社長である「小林聖」氏との関係が原因だと思います。
菅下氏のブログを見ると、2020年4月6日に小林聖氏とランチミーティングをしたと記載してあります。
このミーティングで、「インサイダー情報を得て売買したのでは?」と疑われているのでしょう。
Googleで「菅下清廣」検索すると、サジェスト「菅下清 アーリーワークス」と表示されてしまうのも噂の拡散になっているかと思います。

しかし、菅下氏がアーリーワークを売買して利益を得たという情報は見つかりませんでした。
よって、真相は不明です。
アーリーワークスと無関係でないが不正の情報はなし
先述したとおり、菅下氏はアーリーワークスの社長と面識があります。
そのため、アーリーワークスとまったく無関係とは言えませんし、人より優位な情報を持っていたかもしれません。
とはいえ、菅下氏がインサイダー取引をしたという情報はないため、アーリーワークス事件の関与はあくまで噂ですね。
ただし、菅下氏も清廉潔白というわけではありません。
以前、広告塔を務めていた会社「株式情報のファーストクラス」(元トリプルエー・インベストメント)。
この会社、誇大広告や悪質な集客、ずさんな運営実態などで悪徳業者認定を受けた過去があるとのことです。
菅下氏は単なる広告塔ですので、運営には関わってないと思いますが、怪しい会社と契約関係があったのは事実だと覚えておきましょう。
菅下清廣の評判
菅下氏の評判は賛否両論。
意見は分かれていますので、実際にどんな口コミがあるか確認していきましょう。
良い口コミ

良い口コミは書籍に関してのものが多かったです。
投資初心者にも分かりやすく、学びのある内容で、成長株投資をするのに非常に役立つという意見が多数ありました。
経済知識を身に付けるのにも使えるとの声も多かったです。
悪い口コミ
悪い口コミは、おもに提供サービスに関してのものが中心でした。
スガシタボイスは、「音声サービスなんて古い!」「値段に見合った情報が得られない」などの低評価が。
スガシタレポートオンラインは、「登録したのに全然メールが送られて来ない。メルマガの意味なし」といった声がありました。
わかりやすさは好評だが質や更新頻度が不評
菅下氏は投資戦略が理解しやすいと初心者から好評。
とくに書籍は評判が良く、多数出版されていることから、一定の支持者がいるのは間違いないでしょう。
一方で提供サービスへの不満の声が目立ちます。
中でも、メルマガのスガシタレポートオンラインは更新頻度が少ないだけでなく、配信内容も有料コンテンツの宣伝ばかりという残念さだそう。
有料コンテンツのスガシタボイスも良い口コミは見当たりませんでした。
まあ、口コミ自体が少なかったため、利用している人が少ないのかもしれませんが・・・。
菅下清廣のサービスは利用するべき?
無料サービスであれば利用しても良いと判断します。
菅下氏は肩書きや経験も確かですし、政界にも信望者がいるくらいの人物ですので、おかしな情報を発信することはまずないはずです。
ただし、有料コンテンツは微妙。
口コミを確認すると賛否両論で、一部では「当たらない評論家」と揶揄されることも。
菅下氏の投資方法である、成長株投資や波動サイクルが合わない人もいます。
そのため、お試し感覚で利用できる無料サービスから始めてみるのがおすすめです。
YouTubeやブログなどすぐ見れるコンテンツもあるので、そちらを確認してみて、自分に合うか判断してみるのも良い手になるでしょう。