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トランプ政権により米国株市場が注目されている今、米国株の専門家として知られる岡元兵八郎(おかもとへいはちろう)氏の投資術が気になっていませんか。
近年ではYouTubeやセミナーへの出演などで情報発信することも多く、参考にすべきかどうか迷っている人も多いでしょう。
岡元氏は長期・分散型の投資戦略を推奨しており、ポートフォリオの組み方も非常にシンプルなため、投資初心者にとって大いに参考となる情報源と言えます。
本記事では、岡元氏の評判やおすすめの書籍、具体的なポートフォリオなどを紹介します。
米国株投資で投資パフォーマンスを上げていきたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
岡元兵八郎とは何者?

岡元兵八郎(おかもとへいはちろう)氏は、日本における米国株投資の第一人者として知られる投資のプロフェッショナルです。
マネックス証券のチーフ・外国株コンサルタントとして活躍し「ハッチ」の愛称で親しまれています。
ここでは、岡元氏の人物像について以下の項目で紹介します。
- 経歴
- Xでの情報発信
- 米国株に関する著書
- マネックス証券での記事
- バフェット氏との接点
経歴

岡元氏は2019年からマネックス証券でチーフ・外国株コンサルタントを務めています。
年代 | 経歴 |
---|---|
1963年 | 宮崎県に生まれる(2025年で◎歳) |
1987~2013年 | 上智大学を卒業ソロモン・ブラザーズ証券(現シティグループ証券)で26年間の外国株式業務 |
1990~1995年 | ニューヨーク本社勤務 |
2000~2013年 | 機関投資家向けの外国株式セールス部門を統括 |
2013年末~2019年 | 個人投資家向けに米国株投資の情報を提供 |
2019年10月~現在 | マネックス証券チーフ・外国株コンサルタント |
アメリカでの10年の滞在経験と世界80ヵ国の訪問、33ヵ所を超える証券取引所や上場企業の訪問など、グローバルな視点をもつ希少な専門家です。
2013年から一般投資家に向けて主に米国株投資の情報を発信しています。
プロ向け情報を一般投資家向けにわかりやすく解説できる能力に定評があり、特に初心者が陥りがちな罠を避けるための情報は、貴重な指針となっています。
X(旧Twitter)で情報発信

岡元氏はXで公式アカウントを運営しており、ほぼ毎日投稿しています。
2025年5月現在のフォロワー数はおよそ7.5万人です。
Xの投稿内容は、主に以下のとおりです。
- 米国株市場の最新動向
- 相場分析
- 注目すべき経済指標の解説
専門的な情報だけでなく、投資家向けアンケートの結果を紹介するなど、初心者にも理解しやすい形でマーケットの現状を伝えています。
マーケットの最新情報をシンプルなかたちで表現しているため、投資初心者が市場動向をつかむには良い情報源だと考えられます。
米国株の本を複数出版

岡本氏は米国株投資にまつわる著書を複数出版しています。
これから米国株投資にチャレンジする人は『資産を増やす米国株投資入門』がおすすめです。10年先を見据えた銘柄えらびの視点を学べます。

こちらの書籍は、少額から始められる米国株の買い方やリスクを抑えたETF活用法など、実践的なアドバイスが満載です。
長期保有で安定リターンを狙う方法や、暴落時をチャンスと捉える考え方、投資初心者が陥りがちな失敗の回避法など、初心者が安心して投資を始められる内容となっています。
一方で、書籍で紹介されている銘柄は2020年時点のものなので、くれぐれもご注意ください。
以下は読者による良い口コミの一例です。
- 著者の立場でリスクを取って個別銘柄やETFを紹介している点が魅力
- 日本株との違いがよくわかった
- 本を参考に長期保有前提で複数の米国株を購入した
以下は読者による批判的な口コミの一例です。
- 持論ばかりで参考にならない
- 筆者の勧めた株を買ったが下落して資産が減った
- 国内株投資の経験者には蛇足が多いと感じるかもしれない
マネックス証券で記事配信

マネックス証券のウェブサイト「マネクリ」では『岡元兵八郎の米国株マスターへの道』というコーナーが設置されており、岡元氏は週に1回記事を配信しています。

たとえば、上記の記事はトランプ大統領の関税政策がアメリカの株式市場にどう影響したのかを、岡元氏がわかりやすく解説したものです。
米国株に興味のある投資家が読むことで、以下の3つが学べます。
記事から得られる3つの学び | 詳細 |
---|---|
①市場の動きを読む力が身につく | ・株価が下がりすぎたときの政府の対応 ・S&P500という株価指数が、5,000ポイント付近で下げ止まる現象の理由がわかる |
②ニュースの見方が変わる | ・政治のニュースが株価にどう影響するのか具体例で理解できる ・「最悪のシナリオは既に織り込み済み」という考え方で冷静になれる |
③投資の基本的な考え方を学べる | ・人気テック株の重要性がわかる ・パニックになって売らない方がいい理由がわかる |
こうした記事を読むと、仮にSNSで「株が大暴落!」という話題が出ても、冷静に判断できる力が身につけられます。
将来の資産形成に向けた基礎知識として、役に立つ情報と言えるでしょう。
バフェット氏と接点がある?

岡元氏はバフェット氏を「恩人」と表現しており、深い敬意を抱いています。
1987年に岡本氏がソロモン・ブラザーズに入社し、1992年に同社が経営危機に陥りました。
その時、バフェット氏が暫定会長として会社を救ってくれたことを深く感謝しています。
岡本氏は、バフェット氏がCEOを務めるバークシャー・ハサウェイの株主総会へ毎年参加しており、現地でバフェット氏の今後の見通しなどを生で聞いています。
バークシャー・ハサウェイの株主総会に参加して情報収集し「他人が欲張っている時に慎重に、他人が怖がっている時に貪欲になる」というバフェットの投資原則を、日本の個人投資家に伝えています。
バフェット氏の「長期投資の重要性」という教えは、岡元氏の投資哲学の核心となっています。
岡元兵八郎の評判
岡元兵八郎氏の評判についてSNSや掲示板で調査したところ、賛否両論あるものの良い口コミの数が多い印象を受けました。
「著書を読んで米国株投資に目覚めた」という声がある一方で、「テスラを強く推したのに株価が下がった」といった批判も見られ、投資のリアルな姿を反映しています。
良い口コミ
ここでは岡元氏にまつわる良い口コミを5つ紹介します。
①本を読んで勉強になりました
②米国株セミナーを楽しみにしている
③信者になりました
④岡元さんの本で米国株投資に目覚めた
⑤分析が参考になる
岡元氏にまつわる良い口コミからは、著書や発信された情報に対する高い評価が見られます。
読者は米国株投資の具体的な知識を得ており、特に長期で保有する投資アプローチが好評。
岡元氏が登壇するセミナーも楽しみにされており、一部では「救われた気がする」「信者になった」という強い共感の声もあります。
また、米国企業の将来性の分析についての洞察が参考になるという意見もあり、初心者から中級者まで幅広い投資家に支持されていることがわかります。
悪い口コミ
ここでは岡元氏にまつわる批判的な口コミを3つ紹介します。
①岡元兵八郎氏が「テスラ一択」と発言していたが高値からひたすら下落
②マネックスの岡元兵八郎が推していた「テスラ」の下げが止まらない
③シリコンバレーバンクを推していてたまらず吹いた
岡元氏への批判の声は主に「推奨した株が思ったようには上がらなかった」というものです。
特に「テスラ一択」と発言していたものの高値から下落したことへの指摘が複数見られます。
こうした批判から学べるのは、どんなに優秀な専門家でも、将来の株価は完璧には予想できないということです。
推奨銘柄は参考情報の1つとして、他の情報源と照らし合わせするなど、自分でもしっかりと分析していきましょう。
岡元兵八郎のポートフォリオや投資法
岡元兵八郎氏は「長期投資」と「分散投資」を重視する投資スタイルで知られています。
特にアメリカの優良企業への投資を推奨し、短期的な株価変動よりも10年先を見据えた投資を提唱しています。
ポートフォリオや保有株

SNEとは、S(S&P500)、N(NASDAQ)、E(Emerging:新興国市場)の頭文字をとったもので、これらに3分の1ずつ分散投資するスタイルです。
S&P500 | 米国の大企業500社が含まれており安定性あり |
NASDAQ | AppleやAmazonなどの成長性の高いテック企業が多く含まれるため高いリターンが期待できる |
Emerging(新興国市場) | 人口増加と経済成長率の高さから将来的な成長が見込まれる |
また、著書やインタビューから以下の銘柄を重視していることがわかります。
- Appleなどの「マグニフィセント7」と呼ばれるテック大手や
- ネットフリックス
- JPモルガン・チェース
- ボーイングなど
また、コア(資産の中心)をSNEポートフォリオで安定させつつ、サテライト(周辺部)で個別株投資をすることで、インデックスを上回るリターンを狙う戦略を推奨しています。
主な投資法は長期的視点の分散投資
岡元氏の主な投資法は「10年先を見据えた長期投資」と言えます。
著書では「若い頃に短期売買で利益確定していたのは大きな間違いだった」と述べており、長期保有の重要性を強調しています。
具体的な投資アプローチは以下のとおりです。
アプローチ | 詳細 |
---|---|
①ETFでの分散投資 | 初心者にはQQQMやVOOなどのETFを活用した分散投資を推奨。 |
②アメリカの強みに投資 | 「アメリカの強みは技術革新と継続的な経済成長」という考えのもと、米国企業を中心に投資。 |
③暴落時の買い増し | 相場下落時こそ買い時と捉える「逆張り」の姿勢。 |
④理解できる企業への投資 | ウォーレン・バフェットの教えに影響を受け、自分が理解できるビジネスモデルの企業に投資する方針。 |
岡元氏の投資法は、初心者でも取り入れやすい「シンプルさ」が特徴です。
短期的な市場変動に一喜一憂せず、長期的な視点で資産形成を目指す姿勢は、多くの個人投資家に支持されています。
岡元兵八郎の投資は参考になる?
岡元兵八郎氏の投資術は、特に米国株投資を始めたい初心者にとって大いに参考になります。
その理由は以下の3つです。
- 長期的視点の重要性を伝えている
- 推奨する投資法がシンプルで取り組みやすい
- 暴落時の冷静な判断力でパニック売りを避けられる
岡元氏は30年以上の金融業界での経験から「10年先を見据えた投資姿勢」の大切さについて説得力をもって伝えています。
また、SNEポートフォリオや「コア・サテライト」など、投資初心者でも実践しやすい投資戦略を推奨している点も魅力です。
ただし、金融業界の大ベテランの岡元氏であっても、すべての推奨銘柄が上昇するとは限りません。
他の情報源と照らし合わせながら、自身の投資へ取り入れてみてください。
ハッチの相場についての解説は結構頼りにしてますね。でも以外と視聴数少ない…。やっぱり今は後藤さんが強いってことなんでしょうか。
ハッチのマーケットセミナー、この前みられなかったからアーカイブで見ないと。見逃してもアーカイブで見られるからちゃんと目を通しておこうって思うんだよな。ありがたいよ。
Global Xのインタビュー面白かったです~
ハッチの動画見てたけど結構いいな。マネックス証券に口座持ってみようかな。
ハッチさんの話はわかりやすいですよね。マーケットセミナーもコラムも定期的に読んでいます。今のような相場では、岡元さんのような方の意見をこうして聞けるのは有り難いです。
岡元さんの話はわかりやすいですし、マネックス証券で書いているコラムも勉強になります。まだまだ米国株に触れたばかりですが、少しずつ学んでいこうと思いますね。リセッションが合っても、米国株は米国株で価値がありますよ。
ハッチライブは欠かさずチェックしてるでやんす!
米国株については後藤さんもいいですが、岡本さんのコラムもいい内容ですよ。どちらも読んでおいて損はないです。自分は岡本さんのコラムでおおまかに、細部を後藤さんのNoteでと使い分けています。
twitterではっちこと岡元平八郎さんの偽物がいるようなので皆さんご注意あそばせ!!
ハッチの言うことって結構妥当なんだけど、どっちとも言えない、みたいな流れだったり矛先を上手く変えてるからテレビ用のコメントなんだろうなーって思うよ。マネックス証券で書いてるコラムはそんなことはないのかな?