竹村尚子氏は2000年代初頭にファンドマネージャーとして活躍。
Forbes誌では「世界のIFMトップ20」にも選出された過去を持ちます。
その一方で、自身の運営ファンドが資金難から破産に追い込まれたこともあり、姿を消していた竹村尚子氏。
そんな彼女が令和の時代に、投資顧問会社のグロースアドバイザーズとタッグを組んで、表舞台に復活。
自身の投資メソッド『超成長株を見つけ出す近未来の投資法』を配信しています。
コンセプトは「株価100倍超えを狙う」で、素人でもすぐ成果が見込めるそうです。
果たして利用者からはどのような反響が寄せられているのか。
竹村尚子の経歴や投資手法に触れつつ、『超成長株の近未来スイングトレード無料WEB講座』や『キャズム突破銘柄WEB講座』の全容についても掘り下げていきます。
目次
竹村尚子はなぜ個人向けweb講座始めたのか?
ファンドマネージャーとして、世界トップ20にまで伸びりつめた竹村尚子さん。
そんな彼女がどのような経緯で、投資顧問会社とタッグを組んでweb講座を始めることになったのか。
それを紐解くべく、当サイトの管理人が実際に竹村尚子さんのweb講座を受講。
その動画の中で竹村氏は「個人投資家に成果を出してもらいたい」という思いから、今回のweb講座を始めたと言っています。
更には「コロナで世の中が様変わりし、不慣れな投資家が増えた」ことをメディアで知り、そういった人達を1人でも救いたいことも理由だったそうです。
コロナの影響で投資を始める人が増えたのは既に承知の事実ですが、それを知ったのがメディアというのは面白いですね。
この説明だけ聞くと、まるで個人投資家の前に現れた超ヒーローにも見える竹村氏。
ただ彼女の経歴を調査すると、公式のHPには記載されていない”竹村尚子にとって知られたくないであろう事実”が次々と明らかになりました。
竹村尚子がweb講座を始めた本当の理由は別にあるのではないか、そう管理人は考えています。
竹村尚子って何者?学歴・経歴を公開
凄い人と印象付けされた竹村尚子さんですが、元は野村證券グループ、ボウエンキャピタルマネジメントに在籍していたファンドマネージャーです。
ファンドマネージャーとは、投資信託の運用を行う専門家のことで、運用会社に所属して業務を行っています。
そんな竹村氏の学歴と経歴がコチラ↓
▼竹村尚子の学歴・経歴
・不明~勧角証券(現みずほ証券)へ入社し、アナリストに従事
・1989年~TIAA-CRE(全米大学教職員退職年金基金)でファンドマネージャーに従事
・1992年~香港の野村証券系ファンドにてファンドマネージャーに従事
・1997年~ボウエンキャピタルマネジメントに共同経営者として入社
・2001年~FORBESで世界のファンドマネージャーTOP20の一人に選出される
・2003年~ムーンライトキャピタル株式会社を設立
・2011年~ムーンライトキャピタル株式会社に行政処分
・2012年~ムーンライトキャピタル株式会社が運用業者の登録取り消し
・2022年~グロースアドバイザーズの主席分析者に就任
大阪大学を卒業後、勧角証券に入社した竹村尚子さんは、その後に日本を離れ米国に渡ります。
そしてTIAA-CREでファンドマネージャーとして日本株の運用を担当。
更に1997年にはボウエンキャピタルマネジメントで運用していた日本成長株ファンドで好成績を残し、オフショア日本株ファンドにおいて第1位の成績を獲得します。
1997~98年というと、アジア通貨危機で世界同時株安が起こった他、山一証券を始め大手金融機関が連鎖的に経営破綻した年でもあります。
バブル崩壊以降、日経平均も下がり続ける暗黒の時代で、竹村尚子(ボウエンキャピタルマネジメント)が好成績を残したことは、当時大きな反響を呼びました。
20年間、年間成績で無敗の女性トレーダー『持田有紀子』さんなど優秀な方は多数いますが、彼女らと比較しても竹村尚子さんは抜きんでていると言えます。
2001年には経済誌フォーブスで、世界のファンドマネージャートップ20に選出。
実績を残した竹村氏は鳴り物入りで日本に戻り、資産運用会社を設立します。
その資産運用会社でのとある出来事が、彼女の人生を様変わりさせることに。
自身の運営投資ファンドが国から処分を受けた過去も
日本に戻ってきた竹村尚子さんは、2003年に資産運用会社『ムーンライトキャピタル株式会社』を設立します。
このムーンライトキャピタル株式会社は、機関投資家に向けに日本株に特化した投資商品を販売していました。
その後、2010年からは個人投資家向けの投資信託商品も販売するようになります。
順風満帆に見えたムーンライトキャピタル会社ですが、2011年に行政処分、翌12年には運用業者の登録を取り消されてしまいます。
▼ムーンライトキャピタル株式会社 行政処分の内容
引用元:
金融庁
行政処分を受けた主な理由は、会社財産が”法律に定められている5,000万円を下回っていた”から。
つまり、ムーンライトキャピタルは資金難に陥っていたということですね。
ただ、MONEYZINEというサイトに掲載されたムーンライトキャピタルのパフォーマンスを見ると、日経平均を上回る成果を出していた様子が見て取れます。
▼ムーンライトキャピタル株式会社の運用実績
引用元:
MONEYZINE
上記実績は2008年の以降のものなんですが、この時期にこれだけのパフォーマンスを残していれば資金集めに困らないのではと思ったんですが…。
どうやら竹村尚子のムーンライトキャピタル株式会社には当時、「パフォーマンスを一部偽造していた疑い」があったようです。
▼ムーンライトキャピタル株式会社の評判
5ch
エイドスアマテラスというのは、ムーンライトキャピタル株式会社とイニシア・スター証券が提携し、販売していた投資信託の愛称。
因みにこのイニシア・スター証券は、なかなかの厄介者。
金融庁に対して預金の虚偽報告を行っていた他、顧客のお金を不正に流用して支払い不能になるなどの問題が露呈し、2013年に破産手続きを行っています。
もし口コミにあるような運用実績の捏造をムーンライトキャピタル株式会社が行っていたとしたら、実際の経営状況は火の車だったのかもしれません。
5chの掲示板には「調子が良すぎると思ってた」といった口コミも↓
▼ムーンライトキャピタル株式会社の評判
5ch
一時代を気づき、Forbes誌にまで取り上げられた竹村尚子さんですが、株式市場の荒波の中で結果を残し続けることは出来なかったようです。
特に2008年はリーマンショックの影響も有り、日経平均株価も一時1982年以来の最安値を記録するなど波乱だらけの相場でした。
どれだけ優秀なアナリストがいたとしても、有事の中で変わらない運用成果を出し続けるのは至難の業。
ましてや今と違い、大手証券会社やヘッジファンドもAIを用いた高度な解析が期待出来なかった時代です。
そんな中で、表舞台から姿を消した竹村尚子さんが、投資顧問会社のアドバイザーとして再び現役復帰。
所属するのは、あの株式会社グロースアドバイザーズです。
竹村尚子が在籍する(株)グロースアドバイザーズとは?
株式会社グロースアドバイザーズは、2008年10月設立の投資顧問会社です。
金融市場のグローバル化の中で勝ち抜いていく術を個人投資家に教授するために立ち上げられた会社で、証券投資のプロフェッショナルが在籍しているとのこと。
その中で、主席分析者を務めているのが『竹村尚子』というわけですね。
そんな両者ですが、調べてみると悲しい共通点があることが判明しました。
どうやら『株式会社グロースアドバイザーズ』は、2018年3月2日に行政処分を受けているようです。
▼株式会社グロースアドバイザーズ 行政処分
引用元:
関東財務局
処分された最大の理由は、自己の利益を図る目的をもって行った投資助言行為です。
つまり、助言者が自分の利益獲得のために顧客を利用したというわけですね。
まあ竹村尚子のムーンライトキャピタル株式会社が受けた行政処分と内容は異なるものの、似た運命をたどった同氏が惹かれあったようにも思います。
そんな運命の出会いを果たした竹村尚子と株式会社グロースアドバイザーズがタッグを組んでリリースしたのが、竹村氏の投資メソッドを配信する2つのweb講座です。
竹村尚子の『近未来スイングトレードWEB講座』の評判
1つ目に紹介するのが、超成長株の近未来スイングトレードを学ぶWEB講座です。
竹村氏曰く、このやり方をマスターすれば「負けずに大勝ちし続けることが可能」とのこと。そんなこと本当に可能なんでしょうか?
まず超成長株とは何なのか、公式の説明によると『長期に渡り投資家たちの買いを集める魅力を秘めた銘柄』とのこと。
つまりは、未来のソフトバンクGのような大化け株を指していると考えられます。
竹村氏曰く、そういった超成長株は長期にわたり上昇トレンドを形成するので、その中でスイングトレードすることで「負けずに勝ち続けることが出来る」そうです。
▼超成長株の近未来スイングトレードの仕組み
まあ原理としてはわかりますが、気になるのはそう簡単に長期的上昇を見せる銘柄を見つけることが出来るのか?です。
実際に竹村尚子の超成長株の近未来スイングトレードを6か月間、実践したとされる方のレビュー発見。
口コミのよると、運用結果は「ほとんど損失状態」とのこと。
▼超成長株の近未来スイングトレードの評判
暴露版
月2銘柄推奨となると、この口コミ投稿者は最大で12銘柄を売買したことになりますが、せめてプロから教わるなら勝率5割は欲しいところ。
それが6ヶ月間ほとんど損失続きというのは、辛いですね。
基本的にスイングトレードは1週間~2ヶ月程度のスパンで銘柄を売買し、得た利益を複利運用していく投資法です。
スイングトレードで勝ち続けるためには、勝率の高さが絶対条件。
ただ上記で紹介した口コミ評価を見る限り、勝ち続けることが出来る可能性は低いように思います。
仮に20年前に勝ち続けた手法だとしても、それが今の相場で通用するかは別問題。
世の中と同じで株式市場のトレンドは刻一刻と変化します。
株式投資で勝ち続けたいなら、1つのやり方に固執するのではなく、旬なサービスを選択していくのも大切です。
2023年に入り、急激に評価を高める『JPモルガン出身の元証券マンのLINE株サービス』はその一つと言っていいでしょう。
同氏の手法を参考にした方の中には、「元本を4倍に増やした」方もいるようですよ。
『“株で利益10億稼いだ男”の検証記事』はコチラから
竹村尚子の『キャズム突破銘柄WEB講座』の特徴
続いて紹介するのは、100倍株を見つけ出すキャズム突破銘柄WEB講座です。
キャズムは主にマーケティングで用いられる理論ですが、サービスの訴求するうえで超えるべき障壁を意味します。
つまりキャズム突破銘柄は『障壁を突破する勢いを持つ銘柄』と考えられます。
また先程ご紹介した近未来スイングトレードは日本の個別株でしたが、このキャズム突破銘柄WEB講座では米国の個別株が投資対象です。
そんなキャズム突破銘柄WEB講座の特徴は、大きくわけて4つ。
▼キャズム突破銘柄WEB講座の特徴4選
1.投資初心者でも理解できる
2.一万円から投資ができる米国株
3.短期間で利益が狙える投資法が身に着く
4.株価100倍が期待できる米株に投資ができる
投資対象が日本株か米株か以外は、先程紹介した近未来スイングトレードWEB講座とさほど違いはないようです。
日本株と米国株には相関関係があるので、双方の分析を行っているのは好感を覚えますが、如何せん気になるのは『100倍株の見つけた』ですね。
広告では「サイエンスが重要」と訴えていたことを考えるに、成長が見込めるIT関連や創薬関連のベンチャー企業あたりを投資対象としているのでしょう。
そんな竹村尚子さんのweb講座ですが、基本的には無料で受講することが可能です。
ただサービスの継続には別途費用がかかるので、そこは注意が必要です。
100倍株を見つけ出す竹村尚子のweb講座の料金
竹村尚子のweb講座『竹村近未来スイングトレード」と『キャズム突破銘柄」は登録から一定期間は無料で受講が出来ます。
また無料期間内でも、アドバイザーによるサポートを受けることが可能です。
売買に関する相談が出来るのも投資顧問会社の魅力なので、気になる方はまずは無料会員になって担当者にいろいろと相談してみるのもありでしょう。
以下は継続利用するにあたって必要になる費用と期間です。
◆近未来スイングトレード
・6ヶ月 / 735,000円
・12ヶ月 / 1,260,000円
・18ヶ月 / 1,600,000円
※毎月1回以上の銘柄推奨有り
◆キャズム突破銘柄
・6ヶ月 / 640,000円
・12ヶ月 / 960,000円
・18ヶ月 / 1,280,000円
※毎月1回以上の銘柄推奨有り
◆インターネットコミュニティ
・3ヶ月 / 200,000円
・6ヶ月 / 300,000円
・12ヶ月 / 500,000円
※電話や対面をなくすことで料金設定が安価に
投資顧問サービスと株式スクール、2つの特徴を持つだけあってか、似た形態を持つ『CMBトレード塾』と比較しても料金は少し割高ですね。
ただCMBトレード塾と違い、まだ竹村氏のサービスには評判があまりない状況。
今後どのような評判が寄せられるのか引き続き動向を追う必要がありそうです。
もし竹村氏について、情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらページ下部の口コミ投稿欄から情報をお寄せください。
元ファンドマネージャー『竹村尚子』の総括
ファンドマネージャーとして世界トップ20にまで上り詰めるなど、輝かしい経歴を持つ『女性投資家』の竹村尚子さん。
彼女が投資顧問会社とタッグを組んだweb講座では、成長株のスイングトレードを教授していることがわかりました。
また竹村氏はこの手法を学ぶことで「負けずに大勝ちし続けることが出来る」と豪語していましたが、利用者と思われる方の口コミは数件しか見当たらず。
そんな数少ないレビューには「6ヶ月ほとんど損失状態」との評判も寄せられており、再現性に疑問が残る投資法と言えそうです。
また竹村氏にはムーンライトキャピタル時代の「実績捏造の疑い」や、関係があったイニシア・スター証券も問題を起こし破産するなど、様々な疑惑があります。
真偽は定かではないものの、他にも5ちゃんねる内では『関東連合の残党の1人』に竹村氏の名前が挙げられており、何かと話題の絶えない人物であることがわかります。
竹村尚子さんのように、最近は元ファンドマネージャーや元証券マンが自信の投資法を商材や講座といった形で販売するケースが増えています。
投資の必勝法『先乗り投資法』で話題の大岩川源太氏や、元野村証券マンの『ロジャー堀」氏の広告は目にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
ただ1つ言えることは、株式投資の世界では過去にどれだけ実績を残したとしてもそれが今の相場通用するわけではないということ。
勝ち続けるためには”あなたなりの勝ちパターンを見つける”ことが大切です。
昔と違い、今はYoutubeを始めロボアドバイザーなど、投資をサポートする様々なサービスがある時代。
1つのサービスや手法に固執するのではなく、自分にあった投資スタイルを常に探し続けることが勝ち組投資家への近道となるかもしれません。
当サイトでも著名Youtuberを始め、AIロボアドの検証を行っているので、宜しければそちらも併せてご覧ください。
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マイクロアドがえぐいだよー--
竹村尚子の名前、最近全然聞かないなと思ってたら音沙汰ほとんどなかったんだ・・・。今の相場には流石にお手上げって事かな。名前出して外れたら元フォーブズトップ20の名が泣くもんな。
皆が落ち目だと薄々わかっているのに、この高額なシステム代金支払ってまで利用しようと思うんだからかつては本当にすごかったんだろう。フォーブストップ20だったんだしな・・・。
奇麗で聡明で博識で実績もあってらっしゃってほんとに素敵ですわ竹村尚子先生は♡
どれだけ以前すごくても、結局は今どうかなんですよね。竹村さんの名前を聞かなくなって久しいですが、そういうことなのだと思います。グロースアドバイザーズもぱっとしないですしね。
投資顧問会社の犬になる時点で実力は知れてるでしょーもうそういうところしか雇ってもらえないってことでしょうしねー
とうとう竹村尚子もウルフ村田と同じポジションになってしまったのか、、
全然話題になってないから利用してる人いないんじゃない?経歴がすごくても今稼げてるのかどうかわからない人のツールを使おうとは思わないよね。料金設定も高めだし。
なんか怪しいな~って感じてたけどやっぱり評判よくないのか・・
この相場で竹村尚子がどんな銘柄を推奨してるかは気になってるんだがなかなかその情報は落ちてこないか…