奥村式資産運用塾

「奥村式資産運用塾」は優良株式投資情報商材なのか悪徳株式投資情報商材なのか。
ネットの口コミ・評判は少なく、情報が不足しているようです。早速、サイトを検証したいと思います。

奥村式資産運用塾はノーベル経済学賞受賞者のウィリアム・F・シャープ博士との共同研究の実績を持つ(自称）マーケットの魔術師「奥村尚」氏が販売する、株式投資の情報商材です。

奥村尚氏は投資顧問会社「トリオアセットマネジメント」の代表で、「ジャパンインベストスクール」の講師も務める人物なので、読者の皆様にもお馴染みかもしれません。

奥村式資産運用塾は投資顧問や投資スクールではなく情報商材なので、販売手法も情報商材独特の非常に縦長の広告ページに投資初心者が好みそうな美辞麗句がズラ～っと並んでいます。
誇大広告は悪徳株式投資情報商材の常套手段、もちろん違法なので厳しくチェックしましょう。

内容をチェックすると、資産運用塾の宣伝なのにどんな事を教えてくれるのか、具体的なカリキュラム等の説明が全く有りません。なんとなく凄い人に投資を教えてもらえそうというイメージだけで売ろうと言う魂胆でしょう。こういう情報商材で中身が良かった試しが有りません。

奥村尚氏の投資家としての実績さえ表示されていないのですから呆れてしまいます。「ノーベル経済学賞受賞者の弟子」という一見凄そうな経歴だけで押し切ろうと言うのでしょうか？

はっきり言って、ノーベル経済学賞はノーベル賞と名前が似ているだけで全く別の賞です。受賞者には経済学者以外の受賞者もいるなど、受賞の基準が曖昧で経済界での権威は高くありません。

しかも、奥村尚氏は受賞者と共同研究した事が有ると言うだけで、受賞に貢献したとは限りませんからノーベル賞の権威に乗っかっているだけの可能性が高いです。 更にいえば、奥村尚氏が研究していたクオンツは高度な数学的手法や数理モデルを使ってマーケットを分析したり、投資戦略や金融商品を考案・開発したりする高度な研究分野です。情報商材として個人に教えたからといって、個人投資家が儲かるとかいう分野ではありません。

金融庁や財務局等、監督官庁の目が届かない情報商材なので、誇大広告をやりたい放題ですね。毎度のことですが、まともな投資顧問会社は情報商材なんて売らないですよ。投資顧問会社としてのトリオアセットマネジメントのレベルの低さの証拠です。

さて、無駄に長い広告ページの最後にYouTube動画が埋め込まれていますが、1時間近く奥村氏の輝かしい過去の自慢話を聞かされる拷問の様な内容でした。肝心の奥村式資産運用塾の内容はさっぱり分からず完全な時間の無駄です。(読者の皆様は見ない方が良いですよ）

しかも、例によって情報商材のノリで奥村氏は『奥村式資産運用塾は儲かる』と断言してしまっており、金融業界ではタブーとされている「断定的判断の提供」を犯してしまっています。まあ、奥村尚氏は経済研究者であり、金融のプロでは無いという見方もできますが、違法は違法ですね。

さらに、長期的に安定して年利25％以上で運用していると豪語していますが、証拠の類いは一切無いので、私が探してきました。トリオアセットマネジメントの推奨銘柄『売シグナル発信後売却時の平均リターン16.30%』とサイトにはっきり書いてありますね。

10%近く下駄を履かせるなんて、盛りすぎも良い所なんじゃないですか？奥村先生。

↓トリオアセットマネジメントのサイト画像↓


こんな呆れた情報商材のお値段は、なんと税込￥518,400！
何を教えてくれるのかも分からない、役に立つのかどうかも分からない情報商材で、50万円以上と言うこの金額はボッタクリも良い所です。これ、売れてるんでしょうか‥

奥村氏は同名の無料投資セミナーを開催していますが、中身はこの情報商材の宣伝と思われます。自慢話を聞かされた上に高額な情報商材を売りつけられるとは罰ゲームにしては厳しすぎますね。

検証の結果、奥村式資産運用塾は行き過ぎた誇大広告と虚偽の実績を掲載している情報商材である事が判明しました。更には驚いたのは、その商材を50万円を超える破格の値段で販売しており、断じて利用をお勧めする事はできない状況でした。普通の投資顧問会社は高額な情報商材なんて売らないですよ。