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ファイナンシャルフリーカレッジの料金設定は妥当なのか、疑問に思っていませんか。
結論から言うと、当スクールの料金は一般的な投資スクールの相場におさまっているものの、受講料に見合う価値(リターン)が期待できないため、利用はおすすめできません。
公式サイトでは受講生による具体的な成果や実績が公開されておらず、また個別面談で料金を説明されるといった透明性の欠如がユーザーの不安を増大させています。
本記事では、ファイナンシャルフリーカレッジ(以下FFC)の料金の妥当性や、ネット上での評判について詳しく紹介します。
当スクールを利用しない方が良い理由が明確にわかるので、投資で大切な財産を失わずに済みますよ。
ファイナンシャルフリーカレッジの評判
FFCの評判をSNSや掲示板で調査しましたが、受講生による口コミは極めて少なく、投資家の間でもあまり話題となっていないことが浮き彫りとなりました。
ここではXや他のサイトから発見した口コミを紹介します。
良い口コミ
良い口コミには「金融リテラシーが上がる」という声があり、基礎知識の習得には適していることがわかります。
ネット上での良い口コミの例
- FIRE本は面白かった
- 資産額が1年で1,000万以上に増えた
- 何から学べばよいのかわからない投資初心者には利用価値があるかもしれない
「資産額が増えた」という意見については、スクールでの学習効果によるものなのかは明確になっておらず、市場が好調な時期と重なった可能性もあるため注意が必要です。
「何から学べばよいのかわからない」人に向けた基礎知識は、無料動画や書籍からでも入手可能なため、年間35万円以上するスクール費用を支払う必要はないでしょう。
悪い口コミ
批判的な口コミからは、FFCの運営体制や営業の仕方にまつわる問題が浮き彫りとなりました。
ネット上での批判的な口コミの例
- 料金が高すぎる
- グループ内で書籍を買わせていたり、有料講座へ誘導したりしている
- 話は薄いのでYouTubeの無料動画を見たほうがマシ
- 暴落を煽っておいて上昇したら、しれっと他の株を勧める
「即決できない方はお断り」といった高圧的な勧誘は、受講を検討する人の冷静な判断を阻害する恐れがある悪質な手法です。
また「受講生に書籍を買わせる」といった口コミからは、教育よりもスクールの収益を重視する姿勢が伺えます。
さらに深刻なのは投資助言に関する問題です。
「予想が外れたらしれっと他の株を勧める」といった内容は投資判断の一貫性を欠き、受講生を混乱させる行為ともなり得ます。
これらの問題を総合的に判断すると、年間35万以上のスクール料を払ってまで受講する価値がないと判断できるため、スクールの利用をおすすめできません。
ファイナンシャルフリーカレッジの料金は妥当?

結論から言うと、ファイナンシャルフリーカレッジの受講料は、内容の質や講師の専門性を考慮すると、ネット上にある料金に見合う価値があるとは言えません。
そもそも、公式サイトには最終的に支払う料金が明記されていない状況です。
「サポート期間はコース内容により異なるため、詳しくは無料セミナーにご参加ください」と記載があり、個別の無料セミナーにて料金を説明される形がとられています。
セルフ年金構築講座

セルフ年金構築講座は、長期投資により老後資金である「セルフ年金」を構築するのが目的の講座で、投資ビギナーから中級者向けのコースとなっています。
ネット上には、セルフ年金構築講座は以下のような料金設定と記載がありました。
コース名 | サポート期間 | 料金 |
---|---|---|
ビデオ(90分×12回) | 12ヶ月 | 348,000円 |
ブロンド(コンシェルジュのサポート期間が長い) | 12ヶ月 | 448,000円 |
シルバー | 24ヶ月 | 578,000円 |
事前に録画したビデオ動画と、講師に画面越しに質問できるZoomを利用した講座形式です。
しかし、リアルタイムでの投資サポートや具体的な投資アドバイスは提供されないため、利益を獲得できる可能性は低いと考えられます。
実際に受講者からは「50万円支払っても何も得るものなし」「内容が薄すぎる」といった口コミが寄せられています。
セルフ年金構築講座を検討する際は、まず講師のYouTube動画やSNS投稿を確認し、その内容が自分の求める水準に達しているかを判断しましょう。
米国株講座

米国株講座は投資中級者から上級者向けで、米国株投資の手法を学ぶ専門コースです。
当講座の料金は、以下の設定になっているという情報があります。
コース名 | サポート期間 | 料金 |
---|---|---|
米国株講座 | 12ヶ月 | 578,000円 |
口コミからは、上記の料金に見合う価値が得られるという情報は入手できません。
スクールの代表者兼講師である山口氏は、米国株を強く推奨しているものの「高配当ETFや積立NISA中心の売買をメインで行っている」と受講生からの指摘があります。
また、山口氏がFIREを達成したのは会社売却による収益であり、提唱している投資手法とは異なる方法だったという批判も見られます。
講師の実績と講座内容にギャップがあるため、米国株講座で大きな利益を得られるとは考えられません。
トレーディング必勝講座

トレーディング必勝講座は、短期売買スキルの習得を目的とした講座です。
当講座の料金設定は以下のようになっているとの情報があります。
コース名 | サポート期間 | 料金 |
---|---|---|
トレード一般 | 12ヶ月 | 348,000円 |
トレードVIP | 24ヶ月 | 578,000円 |
コース名の「必勝講座」という表現に対して、実際の成果について疑問視する声が多く聞かれます。
受講生から「コンサル担当の講師が、自分と同じ受講者でした。全くの投資経験なし、マニュアル通りに言っているだけ」という指摘があります。
また、この講座の受講生が実際にどれくらいの割合でFIREを達成しているのか、FIREできた期間の平均値などの具体的なデータが示されていません。
トレーディング必勝講座については「必勝」という表現に惑わされず、学習内容や具体的な実績などを総合的に評価しましょう。
暗号資産コモデティ講座

暗号資産やコモディティ(金、銀、原油など)投資は、従来の株式投資よりも値動きが激しく、リスク管理が難しい分野です。
そのようなハイレベルなコースの講師陣について「証券業界出身者が少ない」「講師の実績が公開されていない」と、受講生から不安の声が寄せられています。
当講座の料金についてはどのサイトにも情報がなく「個別面談時に詳しく説明する」方針から、透明性の欠如についても指摘があります。
専門性の高い分野にもかかわらず、講師の質と料金体系の両面で信頼性に欠けるため、受講は慎重に検討すべきでしょう。
FFCオンラインサロン

FFCオンラインサロンは、講座受講者向けの無料特典サービスです。
しかし、その価値については受講生から疑問視されています。
実際の利用者の評判はほとんど見当たらず、具体的な活動内容については不明です。
唯一発見できた口コミは「金融リテラシーの低い人が多くてストレス」「メンヘラ気質の会員が多い」といった、ネガティブな内容でした。
オンラインサロンの価値は参加者同士の学び合いにあるため、参加者の質や活動の活発さについて事前の確認が重要です。
【結果】料金に見合う費用対効果が期待できない
FFCの料金は、一般的な投資スクールの料金設定(30万〜60万円)の料金と比較すると、相場の範囲内であることがわかります。
しかし、受講生による実績や成果にまつわる具体的なデータが公開されていないため、料金を支払うだけの価値があるのかを判断するのは難しい状況です。
受講生からは「内容が薄い」「高額すぎる」といった不満の声が続出している点も考慮すべきです。
①内容の質、②講師の専門性、③透明性の欠如を総合的に判断すると、費用に対するリターンを期待できない投資スクールだと考えられます。
ファイナンシャルフリーカレッジとは?

ファイナンシャルフリーカレッジは、YouTuberライオン兄さん(山口貴大氏)が運営する投資スクールです。
受講生による具体的な成果報告が少ない点や、講師陣の専門性の欠如など、いくつかの問題点が指摘されています。
会社概要
会社概要によると、ファイナンシャルフリーカレッジを運営する株式会社バイアンドホールドは、2021年に設立された比較的新しい会社であることがわかります。
会社の基本情報は以下のとおりです。
基本情報 | 詳細 |
---|---|
学校名 | Financial Free College |
運営法人 | 株式会社バイアンドホールド |
資本金 | 999万円 |
設立年月日 | 2021年5月10日 |
代表取締役社長 | 山口貴大 |
所在地 | 神奈川県逗子市桜山8-1-3 グレイス桜山201 |
事業内容 | ・ファイナンス分野のセミナー運営 ・不動産分野のセミナー運営・起業に関するコンサルタント事業 ・企業価値向上戦略、事業継承戦略に関するコンサルタント事業 ・情報提供サービスに関するコンサルタント事業及び運用代行事業 |
インターネットを利用したセミナーの運営やコンサルタント事業など、おもに投資教育サービスを提供していることがわかります。
スポーツチームがスポンサーに

公式サイトによると、福岡ソフトバンクホークスと公式スポンサー契約を結んでいると記載があります。
一般的にスポーツチームへのスポンサーシップは、企業がスポーツチームや大会を支援して自社のブランドの露出を広げ、試合の観客や放送視聴者をターゲットに認知度アップを狙う活動です。
また、過去には「レアル・ソシエダジャパンツアー2024」とも公式スポンサー契約を結んでおり、積極的なマーケティング活動を展開している様子が伺えます。
コラムは無料で閲覧可能

無料のコラム記事により、株式投資などの基本的な手法がおさえられますが、具体的な推奨銘柄や売買タイミングなどの情報は入手できません。
投資するタイミングで判断材料となるような情報は得られないため、注意が必要です。
コラム記事の主な内容は以下のとおりです。
- 投資の基礎知識(初心者向けの投資入門)
- FIREの実現方法
- NISAやiDeCoなど非課税制度の活用法
- 米国株・日本株・暗号資産など多様な資産への投資戦略
- 分散投資や長期運用のメリット
いずれも投資初心者向けの内容なため、経験者や上級者にとっては物足りない内容かもしれません。
これから投資を始める人で、YouTube動画よりもじっくりと文章で学習したい人は、投資の基礎を学ぶための1つの手段として活用してみてはいかがでしょうか。
ライオン兄さんの公式LINEがある?

スクール代表のライオン兄さん(山口氏)は公式LINEアカウントを運営中です。
しかし、LINEから投資スクールへの勧誘が行われる可能性が高いため、注意が必要です。
「フォローするとプレゼントが受け取れる」と記載があるものの、その特典も教材の一部である可能性が高く、無料プレゼントをエサにした集客手法の1つだと考えられます。
LINEでより親密な関係性を築き、受講者の心理的な警戒心を和らげる狙いがあると推測できます。
たとえ無料特典を受け取れたとしても、最終的には年間で35万円以上するスクールへの勧誘が目的であることを、強く認識しておきましょう。
ファイナンシャルフリーカレッジは利用価値がある?
ファイナンシャルフリーカレッジの調査結果から、以下3つの理由により、サービスの利用価値は低いと判断できます。
- 料金に対して費用対効果が期待できない
- 講師の専門性や料金についての透明性が欠如している
- 悪質な営業手法と営業体制について報告されている
受講料は最低でも年間35万円かかり、受講生からは「内容が薄い」「得るものなし」といった不満の声が多数寄せられている状況です。
講師陣の「証券業界出身者が少ない」「実績非公開」といった専門性への懸念や、料金が個別面談でのみ説明される不透明な体系も問題視されています。
さらに、高圧的な営業スタイルが見られるなど「教育よりも収益を重視する姿勢」が見られるため、総合的に判断して利用価値は低いと言えるでしょう。