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配当投資で人気のこびと株。
結論からいえば、こびと株で紹介されている銘柄には増配している銘柄も多く、配当投資の成功事例として注目されています。
そこでこの記事では、こびと株のポートフォリオや銘柄の特徴を徹底分析。
こびと株の銘柄や投資スタイルなどを理解でき、自分にあったサイトなのかが判断できますので、ぜひ最後までお読みください!
こびと株とは?
こびと株は正式名称を「こびと株.com」といい、優良高配当株の紹介やマネーリテラシー向上のための情報発信を行うお金の情報サイト。
このサイト上で、長期的に安定して配当金が得られる優良銘柄のことを「こびと株」と呼んでいます。
童話「靴屋のこびと」のこびとのように働き者であり、ずっと配当金を運び続けてくれるというようなイメージだそうです。
管理人はシーウィードという人物
こびと株.comを運営しているのはシーウィードという方です。
上場企業で経理・財務を担当しているとのことですので普通のサラリーマンですね。
保有資格は下記になります。
- 証券アナリスト
- 日商簿記1級
- ファイナンシャルプランナー
- TOEIC800
資格マニアであり、上記の他にも多数の資格を保有しているそう。
「4つの財布&3つの資本を育てながら、自分らしい生活を実現する」
これがシーウィード氏の価値観だとサイトで述べていました。
収入を以下の4つに分散して会社に依存するリスクを避けます。
- 給与
- 配当
- 不動産
- 事業
イメージは下記のとおり。
また、同時に次の3つの資本をバランスよく育て、人生基盤を築くことも目指します。
- 人的資本(自分の勤労を金銭に変える力)
- 金融資本(株式、不動産)
- 社会資本(家族、友人、同僚、趣味仲間との絆)
こうした4つの財布と3つの資本がシーウィード氏の価値観であり、サイトのコンセプトにもなっているとのことです。
サラリーマンのための収入の分散・強化が目的
こびと株.comは、サラリーマンのために設計された投資情報サイト。
「こびと株投資の10原則」というものを軸に運営されています。
とくに大学生や新卒、第二新卒でこれから資産運用していきたい若い人がメイン読者だそう。
おもな目的は収入の分散と強化、具体的にはインカムゲイン(配当収入)を得ること。
日々の業務で時間に追われるサラリーマンが、安定したキャッシュフローを構築するための手段として、配当金メインの超長期株式投資を推奨しています。
また、株式投資だけでなく、小規模な不動産投資やスモールビジネスを組み合わせ、リスクを抑えながら収益を最大化する戦略の情報も発信しています。
下記のように、終身雇用があたり前ではないと多くの人が自覚している社会。
そんな社会にて、収入の複数化をしてお金に不安のない豊かな生活をできるようにサポートするためのサイトがこびと株.comだと管理人のシーウィード氏は語っています。
投資をはじめとしたお金に関する記事を日々更新
こびと株.comでは単純に高配当株を紹介するだけでなく、マネーリテラシー向上や収入UPなどお金関連の記事が多いです。
シーウィード氏は簿記・経理の仕事をしていますので、その専門知識を活かした記事が多いですね。
例えば、
- 簿記を活かせる仕事
- 会社員の確定申告
- 経理担当者の人事評価ポイント
などの記事がありました。
こうしたユニークな記事が多数あるため、株式投資だけでなく総合的なお金の知識を身に付けられるサイトだと感じました。
こびと株の株を調査
「こびと株の銘柄やポートフォリオは?」最も気になるのはこの部分でしょう。
こびと株の銘柄はサイトで公開されていましたので解説していきます。
どんな株(銘柄)があるの?
2024年12月時点ですと、こびと株として認定されている銘柄は下記の7つ。
- 9986:蔵王産業
- 7820:ニホンフラッシュ
- 8316:三井住友フィナンシャルG
- 8306:三菱UFJフィナンシャルG
- 8898:センチュリー21
- 3407:旭化成
- リース企業上位4社セット:8591オリックス・8593三菱UFJリース・8439東京センチュリー・8424芙蓉総合リース
この内、蔵王産業とニホンフラッシュは解説記事がありましたので掘り下げていきます。
9986:蔵王産業
蔵王産業は環境クリーニング機器の専門商社。
こびと株.comの評価は下記の通りでした。
投資効率 | ・配当利回り4.19% ・PBR 1.04倍 (※いずれも2023年7月14日の終値ベース) |
配当姿勢 | 配当性向50%程度を目標 |
配当継続力 | ・23.7年(調整後利益剰余金ベース) ・21.3年(修正ネットキャッシュベース) |
業績面では次のようなポイントが評価されていました。
- 営業利益が過去12年間平均14%と高水準を維持
- 自己資本比率80%以上、流動比率550%以上を一貫して維持
- 無借金経営を実現し、総資産の半分以上を現預金や有価証券で保有
- 12年間連続で営業キャッシュフローがプラス
- 2021年3月期は配当金を十分賄えるフリーキャッシュフローを確保
ただし、株価が直近10年で3倍になっており、高値掴みへの警戒が必要と注意とのことです。
上記の情報は2023年7月のものですので、蔵王産業の配当が現在(2024年12月)どうなっているか確認してみましょう。
上記のとおり今期は100円で来期100円も維持の予定。
業績は事前予想を下回っている結果ですが、配当性向53.8%と無理のない範囲で自己資本比率86.5%と高いため、減配リスクはそこまで高くないでしょう。
株価は週足だと下記のとおりで、2024年12月18時点の配当利回りは4.11%です。
7820:ニホンフラッシュ
ニホンフラッシュはおもに中国を主戦場に室内ドアを作る会社。
こびと株.comの評価は下記の通りでした。
投資効率 | ・配当利回り3.79% ・PBR 0.75倍 (※いずれも2023年7月14日の終値ベース) |
配当姿勢 | 比較的「恣意的」に配当を決定するような印象 |
配当継続力 | ・28.5年(調整後利益剰余金ベース) ・ 9.5年(修正ネットキャッシュベース) |
業績面の評価は以下のとおりです。
- 2012年以降の中国投資が成功し営業利益率が14.4%~18.6%と大幅改善
- 営業キャッシュフローは 2014年3月期以降、年間14億円~25億円を記録
- 現金及び投資有価証券は順調に積み上がり、自己資本比率・流動比率ともに良好
- キャッシュ残高は2021年3月末時点で71.3億円と高水準
ただし、主力市場が中国ですのでチャイナリスクには要注意とのこと。
また、株価は上昇傾向ですが配当金狙いの投資には高すぎる水準であるため、元本割れリスクを避けるため、、取得時は下記を推奨していました。
- 配当利回り:3.75%以上
- PBR:1.5倍以下
では、現在のニホンフラッシュの配当を確認してみましょう。
上記のとおり減配もなく現状維持。
配当性向は64.2%と少し高めですが自己資本比率70.3%もあるため、減配リスクは低めに思えます。
株価は週足だと下記のようになっており、2024年12月18日時点だと配当利回りは4.52%です。
ポートフォリオは公開されてる?
こびと株のポートフォリオは公開されていますが情報が古いです。
見つかったのは2021年11月のものでしたので現在だと利回りが異なり、そのままでは使えません。
ただ、どのような銘柄が組み入れられているかは参考になります。
管理人のシーウィード氏はセクター分散の大切さを説いており、下記のようにいろんな業種にバランスよく投資すべきとしています。
上記のように分散することで、減配や倒産のリスクに対処しながら配当金を受け取れるという考えです。
また、シーウィード氏は日本以外の国(とくに米国)も推奨しています。
米国株に投資する際は下記のような高配当ETFがおすすめとのこと。
- VYM:米国の高配当株約400銘柄に分散投資
- HDV:米国の財務優良企業約70社に分散投資
- SPYD:S&P500の中から配当利回り上位80社に分散投資
ちなにVYMとSPYDに関しては投資信託もあります。
- 楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(VYM)
- SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・ファンド(SPYD)
ETFだと市場でついている株価で購入する形になるため、購入価格が抑えにくいのが難点。
それに対して投資信託は100円から購入できるため、少額から購入したい人はそちらのほうが向いていますよ。
こびと株に減配はなし
こびと株と認定されている銘柄は今のところ減配がありません。(2024年12月時点)
銘柄名 | 配当金(実績→予想) |
---|---|
9986:蔵王産業 | 100円→100円 |
7820:ニホンフラッシュ | 36円→36円 |
8316:三井住友フィナンシャルG | 90円→120円 |
8306:三菱UFJフィナンシャルG | 41円→60円 |
8898:センチュリー21 | 45円→45円 |
3407:旭化成 | 36円→36円 |
8591オリックス | 98.6円→98.6円 |
8593三菱UFJリース | 86.3円→94.1円 |
8439東京センチュリー | 52円→58円 |
8424芙蓉総合リース | 440円→450円 |
10銘柄中、増配している銘柄が6つもあるのは素晴らしい結果ですね。
株価が大きく上昇している銘柄もいくつかありましたので配当だけでなく、こびと株は値上がり益の期待もに見込めそうです。
こびと株の評判をチェック
こびと株の評判をチェックしてみたところ、非常に評価が高かったです。
それでは評判を確認してみましょう。
良い口コミ
こびと株の評価は非常に高く、高配当株投資に参考になるという意見が多数。
大勢の人がこびと株の情報をもとに高配当株投資を実践しており、なおかつ満足のいく成果を出せているようでした。
また、株以外の記事も内容が濃く「マネーリテラシーが上がった」と好評でしたね。
悪い口コミ
こびと株の悪い口コミはまったく見当たらず。
悪く言っている人はおらず高評価の口コミしかない状況でした。
あえて上げるなら下記のように銘柄の選定条件が厳しいという声。
こびと株の条件だと、銘柄が中々見つからないという意見が一部でありました。
日本の高配当株をしたい人に人気が高い
口コミを調査したところ、こびと株は日本株の高配当株投資をしたい初心者からとくに高い評価を受けています。
銘柄選定の理由が丁寧に説明されており、それが論理的で納得のいくものであるため、投資の勉強になるとの声が多数。
また、一度も売ることなく配当金を受け取る「究極の長期投資」という考え方が、多くの投資家に共感を呼んでいました。
なにより、実際に「こびと株で結果が出せた!」という人が多数いるのが大きいです。
こうしたことから、こびと株は日本の高配当株投資をしたい人から多数フォローされており、真似るべき存在だと声を上げる人が多かったです。
こびと株はどんな人におすすめ?
こびと株がおすすめなのは下記のような人です。
- 日本の高配当株投資に興味がある
- 会社の給料以外の収入を作りたい
- マネーリテラシーを高めたい
- 簿記や経理について学びたい
とくに日本の高配当株投資に興味がある人には非常におすすめ。
管理人のシーウィード氏は高配当株の成功者であり、その推奨銘柄に関しては口コミでも評価が高いです。
シーウィード氏がどのような銘柄を選んでいるのかやその選定基準などを知るのは勉強になるため、配当投資に興味があるならサイトを活用してみると良いでしょう。