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ホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社(コード:5253)は、2024年12月2日に300円ほど下落しました。
今回は、ホロライブを運営する会社はどのような会社で成長性はあるのか、またSNS上の評判を詳しく解説。
本記事を読めば、いまホロライブ株に投資すべきか判断できるでしょう。
株式投資で利益を上げたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ホロライブとは何?
ここでは「ホロライブとは何か」「なぜ注目を集めているのか」について、以下の項目で解説。
- 運営会社
- VTuber
- Xでのファン
カバー株式会社が運営
VTuber(ブイチューバ―)事務所であるホロライブプロフダクションを運営する「カバー株式会社」の会社概要は以下のとおりです。
会社名 | カバー株式会社”COVER Corporation” |
所在地 | 東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー |
資本金 | 973百万円 |
設立 | 2016年6月13日 |
代表取締役 | 谷郷 元昭 |
社員数 | 409名 |
業界団体 | 一般社団法人 日本オンラインゲーム協会 一般社団法人クリエイターエコノミー協会 一般社団法人日本音楽出版社協会 一般社団法人セーファーインターネット協会 |
カバー株式会社は、ITサービス業やアプリケーションの開発を行っています。
設立されてから約8年の新しい会社で、2024年12月10日現在の時価総額は1,141億円。
直近の決算では、安定して収益を伸ばしている様子がうかがえます。
今後は国内だけでなく、ロサンゼルスやパリをはじめとする海外の大型イベントへの出展を予定しており、ライブイベントの開催なども活発化すると予想。
VTuberを始めとした二次元エンターテインメント
ホロライブプロダクションでは、Vtuber(ブイチューバ―)と呼ばれるバーチャルユーチューバーによる二次元エンターテイメントを提供。
3Dバーチャルモデルキャラクターが動画の中でライブを行ったり、視聴者と会話をすることも。
キャラクターはクリエイターが自由に制作し、登場させています。
こうしたVTuberの人気は高く、グッズ販売の市場は拡大。
グッズを売る小売店の販路開拓も順調で、ビジネスとして大きな成果を出しています。
国内外の多くのファンから需要があり、ライセンス(特許)は大型案件の受注にもつながっているようです。
X(ツイッター)でもファンは多くみられる
現在(2024年12月10日)hololive公式アカウントのフォロワー数はおよそ159万人。
ホロライバーやファンは、X(旧Twitter)でも活動実績を公開しています。
ファン同士のコミュニティも存在。
ライブ配信の感想を伝えあったり、イベントの情報を共有したりと、Xを介して交流している様子もうかがえます。
ホロライブの株はどうなの?大暴落の理由は?
2024年12月2日に、ホロライブの株が大きく下落。
ここでは、株価が大暴落した理由や、今後の株価についての予測を解説します。
唯一無二な業界の株
ホロライブの株は、他に類を見ない業界の株として評価され、注目を集めています。
その理由は以下の5つ。
- 他のエンタメ企業との差別化(他社が真似しにくい)
- ブランド価値が高い
- 国際的な影響力がある
- 技術革新の先進性
- 競争が少ない新興市場
ホロライブプロダクションは、バーチャルキャラクターがリアルな音楽活動やイベントに進出するといった、業界独特の事例を創出しました。
ライブ配信やイベントをオンラインやオフラインで行うなど、ファンとの新しい接点を生み出し、ブランド価値を高めています。
また、VTuber業界自体が新しい市場であり、ホロライブはその先駆者として早期からの参入を確立。
圧倒的な競争優位性を持っていることから、ホロライブの株はエンターテイメント業界や新興のデジタル経済の中でも特別な存在とされています。
株価が大暴落!理由を調査
2024年12月2日に、ホロライブを運営するカバー株式会社の株価が大暴落したのは、以下3つの出来事が重なったためと推測。
- タレントによる情報漏洩と卒業ラッシュ
- 運営方針に対する信頼性の低下
- 市場の心理的要因
人気VTuberタレントが相次いで卒業を発表し、その多くは「会社との方向性の違い」や情報漏洩による契約違反行為が理由。
それにより、運営に対する信頼性を低下させ、投資家の懸念を呼びました。
また株主だけでなく、ファンコミュニティにも悲観的なムードが広がり、株価への影響が加速したと思われます。
大暴落が起きる前に、一部の投資家が事前に株を売却するなど、心理的な動きも影響したと推測。
公正取引委員会から勧告を受けた
カバー株式会社は2024年10月25日、下請法違反として公正取引委員会から勧告を受けました。
下請けの会社に何度も無償で作り直させたり、報酬の支払いが大幅に遅延したりしたことから、行政機関から勧告と指導を受けたのが理由。
代表取締役社長は謝罪をし、是正と再発防止を誓っています。
このポストに対し、以下のようなコメントが。
ポジティブなコメント
- 応援してますので、がんばってください!
- 問題を乗り越えてさらに成長を期待します。
- 共存共栄で未来に繋げて頂きたい
ネガティブなコメント
- まともだとは思えない
- 現場どうなってんの
- コンプラ意識が低い
コメントのほとんどが、「ファンとしてこれからも応援している」「社長の目が行き届かなくなるくらい、会社が急成長したからだ」と、今後もカバー株式会社に期待するポジティブな口コミでした。
今後の株価予想は?
今後カバー株式会社の株価は上昇していくのではないかと思われます。
なぜなら、直近の業績も良く、利益は「増収増益」を予想しており、SNSではカバー株式会社を支持する口コミが多いから。
2024年12月2日の暴落時は、1日で300円近く下がり2,283円となりました。
1週間後の12月9日には、2,678円で終値をつけ、下落前付近まで戻っています。
2025年は海外での大型イベントに出展が予定されており、今後も事業は大きく成長していくことを期待できます。
ホロライブ株の評判を掲示板やなんjで調査
ホロライブ株の評判を、SNSやなんjまとめちゃんねるで調査し、まとめました。
結論から言うと、12月2日の大暴落を受け、直近のX(旧Twitter)では買い増しをして今後の上げ幅を期待する口コミが多く見られました。
良い口コミ
ここでは、ホロライブ株について良い口コミを4つ紹介。
①株買おうかな
②爆上がり中
③将来の上げ幅えぐい
④今度こそ3000円まで行くかな
ホロライブ株は直近の業績も良く、今後も成長を期待できます。
株価が大暴落したことを受け、今後の上昇を予測して「買いたい」とつぶやくコメントが見られました。
現在2,600円台の株価も、2025年には3,000円に行くのではないかと予想する投資家もいます。
悪い口コミ
ここでは、ホロライブ株について悪い口コミを3つ紹介。
①問い合わせを無視する
②未来はない
③株を買いたいとも思わない
なんjまとめちゃんねるでは、ホロライブ株についての口コミはなかったものの、2024年10月の下請法違反について批判的なコメントが見られました。
①ちゃんと報酬を支払え
②報酬の支払いが遅すぎる
業績がいくらよくても、タレントを大切にしなかったり、違反行為をしたりして信用を落とす会社に未来はないと、株を売る投資家もいました。
暴落時の12月2日以降の口コミは批判的な内容が多かったものの、1週間経った12月9日には株価が戻ったこともあってか、今後の成長を期待して「株を買いたい」といった口コミが寄せられています。
評判は良くなりつつある
ホロライブ株の評判についてSNSの掲示板や、なんjまとめちゃんねるで調査したところ、今後の成長を期待できるといったポジティブな内容が半数以上を占めていました。
タレントの相次ぐ卒業や管理体制の問題を受け、株価は一時的に10%以上の下落を記録。
しかし、今後のカバー株式会社による運営方針の是正や新たなタレントの活躍が、株価を押し上げるカギになると考えられます。
ホロライブ株は購入してもいい?
タレントの相次ぐ卒業や、運営方針に対する信頼性の低下もあり、2024年12月2日に株価が300円ほど下落。
1週間経った現在、ホロライブ株は下落直前の値まで戻りつつあります。
こうした背景をふまえ、今後も事業の大きな成長を期待し、ホロライブ株を購入してもよいと結論付けます。
SNS上では取締役社長のコメントに対して、多くのファンから激励の言葉が寄せられており、期待値は高いのではないでしょうか。
しかし、筆者自身はホロライブ株は購入しません。理由は以下2つです。
- PERの値が39.56倍と割高だから
- 最低資金が267,800円かかるから
2024年の情報通信業のPER平均値は26.15倍です。(参照:かぶれん)
PERの数値は小さければ小さいほど割安株。
2024年12月9日現在、ホロライブ株PERは業界の平均値を大きく上回っているので、今は買い時ではないと判断。
また、ホロライブ株は100株単位でしか買えないので、最低資金がおよそ30万円かかります。
よってホロライブ株の購入は、「割高で最低資金が約30万円かかってもいいから、今株を買っておきたい」と思う方におすすめ。
ここまで読んでくださった方の投資判断の材料になれば幸いです。