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 FOLIO ROBOPRO (ロボプロ)

「NISAで人気のオルカンやS&P500より良いかも!?」と注目を集めているのが、フォリオの「ROBOPRO(ロボプロ)」です。

そのため、ROBOPROでの資産運用に興味がある人も多いでしょう。

そこで気になるのが次のような部分です。

「ROBOPROとはどんな商品なのか?」
「ROBOPROの評判はどうなのか?」
「ROBOPROと他のロボアドバイザーはどう違うのか?」

結論からいえば、ROBOPROは利用者の評判も良く、他のロボアドバイザーと比べて優秀な部分もあるため、運用しても良い商品だと判断できました。

とはいえ、投資に求めるものは人によって異なるため、ROBOPROはすべての人におすすめできるわけではありません。

この記事ではROBOPROの特徴から評判、他のロボアドバイザーとの比較までを解説しているため、ROBOPROが自分に合った投資先なのか判断したいときの参考にしてもらえれば幸いです。

フォリオのROBOPROとは?


フォリオのROBOPROは、2020年1月にサービスを開始したロボアドバイザーです。

ロボアドバイザーとは、コンピューターが自動でその人に最適な投資先や運用法を提案してくれ、運用も行ってくれる資産運用方法になります。

そのため、「資産運用をしたいけど投資の知識がない」このような人でも、簡単に本格的な投資ができるのがメリットです。

ROBOPROの特徴



ROBOPROはAIが市場状況に合わせて資産配分を変更していくのが大きな特徴です。

プロの投資家も活用する40以上の指標をもとに、AIがそのときの市場にマッチした投資先に資産配分を自動で調整してくれるため、今の市場にマッチした「ポートフォリオ(資産の組み合わせ)」を組めます。

2020年1月の公開から2024年8月までの実績は約88.35%です。

自動積立機能があるため、投資タイミングに悩む必要はありません。

日本投資者保護基金に加入しており、万が一の場合は上限1,000万円まで補償がされるため、信頼性や安全性もあります。

ROBOPROのメリット


ROBOPROのメリットは次の2つです。

  • AIが40種類以上のデータを活用しながら相場を分析&予想
  • AIが資産配分を自動でリバランス

投資で難しいのが相場分析や将来予想ですが、ROBOPROならすべてをお任せできます。
AIが40種類以上のデータを活用しながら代行してくれるためです。

また、ROBOPROの分析に使われるデータは実際の景気より先に上下する「先行性の高いデータ」のみであるため、精度の高い分析&予想が可能です。

さらにROBOPROは年月が経つほど分析と予測の精度が上がっていくのもメリットです。
AIが定期的に市場の傾向や変動要因などを学習し、AIがアップデートされるため、分析力の精度の向上が期待できます。

自分で分析力を高めようと思ったら相当な時間がかかりますが、ROBOPROなら投資に関する知識ゼロの人でも、スタートから高精度の分析や予想に基づいた運用が可能です

次に自動リバランスについてです。

ROBOPROは毎月1回資産配分がリバランスされ、最適なポートフォリオになるように保たれます。
一般的なロボアドバイザーだと、ポートフォリオのリバランスはされるものの比率だけになり、投資先については固定です。

例えば、下記のようなポートフォリオで運用するとします。

  • 先進国株:50%
  • 先進国債券:10%
  • 国内株:20
  • 国内債券:5%
  • 新興国株:15%

一般的なロボアドバイザーは、上記の比率を保つためにリバランスするのです。

それに対して、ROBOPROのリバランスはAIがそのときの相場状況に適したものを選ぶ形です。
このため、ROBOPROのポートフォリオは固定ではありません。
相場は水ものであり、常に変化しています。
相場が変化したときには適さないポートフォリオだと、パフォーマンスが大きく低下することもあります。
そうした時にROBOPROであれば、AIが自動で相場状況に最適なポートフォリオを組んでくれます。

常に相場にマッチしたポートフォリオで運用できるため、一般的なロボアドバイザーよりも良いパフォーマンスが期待できます。

ROBOPROのデメリット


ROBOPROには次のようなデメリットがあります。

  • 最低投資金額が10万円と高い
  • プランが1つしかなくリスク許容度を選べない
  • 新NISAに非対応なため課税対象

一般的なロボアドバイザーの最低投資金額は1万円が多いですがROBOPROは最低投資金額が10万円からであるため、高いと感じてしまう人もいるかもしれません。

ロボアドバイザーの多くはその人に合ったリスク許容度で運用できる形になっており、複数のプランが用意されていますがROBOPROは1つのみです。
よって、ROBOPROは自分のリスク許容度に合わせた運用ができないデメリットがあります。

ロボアドバイザーの中には新NISAに対応しており、非課税で運用できるものもありますがROBOPROは非対応です。
そのため、ROBOPROは課税対象となり、決済の際に20.315%の税金が課せられます。
税金の分だけ利益が減るため、場合によっては他のロボアドバイザーや新NISA対象の投資商品よりも利回りが低くなってしまう可能性があります。

運用実績の紹介


ROBOPROの運用実績は2024年8月時点だと以下のとおりです。
また、ROBOPROは、2023年4月21日に金融庁が公表した「ロボアドバイザーのコース別パフォーマンス」の過去3年のパフォーマンス(2022年末時点)において、リターンとシャープレシオが第1位の実績があります。

  • 年率リターン:10.95%
  • シャープレシオ:0.851

ちなみにシャープレシオとは、「その投資商品の運用成果の効率性を計る指標」です。
背負ったリスクに対してどのくらいのリターンを獲得できたかを表す値であるため、数値が大きいほど効率的に運用できています。

シャープレシオがとくに重要になるのは同程度の成績の商品を比較するときです。
成績が同程度なら少ないリスクでリターンの大きいほうが良いため、シャープレシオにも注目しておく必要があるのです。

続いて、ROBOPROを実際に運用している人の実績も確認してみましょう。


出典:X


出典:X

この記事を執筆している2024年9月時点だと、ROBOPROを運用している人の多くはプラスになっているようです。
運用開始時期によっては、新NISAで人気のS&P500やオールカントリーよりもリターンが高くなっている人もいました。

フォリオのROBOPROとウェルスナビを比較


ROBOPRO以外にもロボアドバイザーは他にもあるため、「もっとリターンの良い商品があるかも?」「他との違いが知りたい」などの比較をしてみたくなるものです。
そこで他のロボアドバイザーを比較してみましょう。

まずはウェルスナビと比較してみます。


ウェルスナビの全体の運用実績はこちらです。(2024年8月時点)


ウェルスナビのメリット

ウェルスナビはROBOPROと比較すると次のようなメリットがあります。

  • リスク許容度に合わせて運用できる
  • 新NISAに対応している

ウェルスナビはリスク許容度1〜5という5つのプランが用意されています。

運用開始前に年齢や年収などの6つの質問に答えるようになっており、その結果に合わせて1人ひとりに適したポートフォリオを提案してくれるのです。

今の自分にぴったりなリスクでリターンが最大化できるように運用してくれるため、「できる限りリスクを抑えながら利益を上げたい」というような人に便利です。

ウェルスナビは新NISAに対応しているのもメリットになります。
非課税枠の対象になるため、発生した利益は100%自分のものです。
20.315%の税金を気にせずに運用できます。

ウェルスナビのデメリット

ウェルスナビはROBOPROと比較すると次の2つのデメリットがあります。

  • 資産の組み合わせのリバランスはされない
  • リバランスのスパンが6カ月に1回と長め

ウェルスナビはリバランスはされるものの比率の調整だけとなり、組み合わせ自体は固定です。
相場状況によっては、今の資産の組み合わせが適さずにパフォーマンスが低下する恐れがあります。

また、リバランスのスパンが6カ月に1回と長めであるのもややデメリットです。
例えば、急な相場変動が起こると資産の比率が崩れてしまうケースがありますが、そうした時に数か月間リバランスがされない可能性があります。

比較まとめ

ROBOPROとウェルスナビの比較をまとめると次のとおりです。

  • ROBOPROのほうが相場状況に対応しながら積極的にリターンを狙える
  • 直近1年のリターンはウェルスナビのほうが高い
  • ウェルスナビは自分のリスク許容度の範囲内で運用できる
  • 初期費用はウェルスナビのほうが1万円と安い
  • 新NISAで運用するならウェルスナビ

ROBOPROはAIが1か月に1回相場状況に合わせてポートフォリオを組み替えてくれるため、変化への対応力が強みです。
それに対して、ウェルスナビは自分のリスク許容度の範囲内で最大限のリターンを上げるのを目的としています。

次にリターンです。
2024年8月時点だと直近1年のリターンはウェルスナビのほうが高いです。


ただし、ウェルスナビのリターンはリスク許容度によって変わります。
リスク許容度が高くなるほど値動きの幅が大きくなり、損失額も大きくなるため注意しておきましょう。

続いて初期費用ですが、ROBOPROの初期費用が10万円からなのに対し、ウェルスナビは1万円からという違いもあります。

ROBOPROは新NISAに非対応ですが、ウェルスナビは対応であるため非課税で運用できるという違いもあります。

おすすめな人
  • どんな相場からでもアグレッシブにリターンを狙いたい人→ROBOPRO
  • 自分に適したリスクの範囲で効率的に資産形成していきたい人→ウェルスナビ

フォリオのROBOPROとSBIラップを比較


続いて、ROBOPROとSBI証券のSBIラップと比較してみます。


SBIラップの全体の運用実績はこちらです。(2024年8月時点)


SBIラップのメリット


SBIラップはROBOPROと比較すると次のメリットがあります。

  • 運用コストが0.66%~0.77%と低い
  • 最低投資金額1万円・積立金額1,000円以上と少額で開始できる
  • ポイントやマイルが貯まる

SBIラップの運用コストは下記のとおりです。

  • AI投資コース:0.66%
  • 匠の運用コース:0.77%

1.1%のROBOPROと比べると運用コストが低くなっているため、その分だけ利回りを大きくできます。

例えば、SBIラップとROBOPROともにその年の利回りが10%だったとします。

  • SBIラップ(0.66%):10%-0.66%=9.34%
  • ROBOPRO(1.1%):10%-1.1%=8.9%

SBIラップは9.34%、ROBOPROは8.9%の利回りです。

このように運用コストによって利回りに差がつくため、運用コストは低いほうがメリットが大きいのです。

SBIラップは最低投資金額が1万円、積立金額は1,000円以上からであるため、少額投資においてはROBOPROより優れています。
ROBOPROは最低投資金額10万円からであり、積立金額は1万円以上からです。

SBIラップは運用金額に応じてポイントやマイルが貯まるサービスもあります。
TポイントやVポイント、PayPayポイントなどを月間の平均運用資産額に応じて貯められるため、お得に運用ができます。

SBIラップのデメリット


SBIラップはROBOPROと比較すると次のようなデメリットがあります。

  • 匠の運用コースの利回りが低い
  • リバランスの柔軟性にやや欠ける

SBIラップの匠の運用コースの利回りは直近1年だと+10.30%です。(2024年8月時点)
それに対して、ROBOPROは+ 19.57%であるため約2倍近くも差があります。

SBIラップはROBOPROと比べるとリバランスの柔軟性に欠ける印象です。

例えば、ROBOPROは今の相場状況が債券とゴールドしか適さないと判断すれば、この2つにしか投資しません。

それに対して、SBIラップは必ず対象となる8資産に投資します。

SBIラップとROBOPROともにAIを使って資産をリバランスをしますが、柔軟性という意味ではROBOPROに軍配が上がります。

比較まとめ


ROBOPROとSBIラップの比較結果をまとめると次のとおりです。

  • リターンはROBOPROのが高い
  • ROBOPROのほうがリバランスの柔軟性が高い
  • 運用コストはSBIラップのほうが優れている
  • SBIラップのほうが少額ではじめやすい

ROBOPROはどの相場でも高いパフォーマンスを狙うことをコンセプトにしているため、どちらかといえば攻めの商品です。

それに対して、SBIラップは8資産に分散投資するバランス型であるため、守りの商品といえます。

SBIラップはAI投資コースで0.66%、匠の運用コースで0.77%とロボアドバイザーとしては低めなのも特徴です。

また、最低投資金額1万円、最低積立金額1,000円からであるため、ROBOPROより少額投資がしやすいです。

おすすめな人
  • リターン重視で攻めの運用を狙いたい人→ROBOPRO
  • 守り重視で安定的な運用をしたい人→SBIラップ

フォリオのROBOPROに対する評判


ここでは、ROBOPROを実際に運用している人の感想を集めて掲載しています。
ポジティブな評判とネガティブな評判に分けているため参考にしてください。

ポジティブな評判


FOLIOのロボプロはリリースから4年4ヶ月で利回り80%出てるけど、月5万を利回り15%で20年回すと7,600万円で人生上がりなんだよな…。
しかも株、債券、金、不動産などに分散しながらこの成績。 ここから税金が引かれるけど、全力でロボプロに積み立てるのが最短なのでは…と考え始めている。

出典:X

株価下落&円高に振れたことにより、 ウェルスナビは下落。
ロボプロは踏みとどまってます。 形勢逆転しました

出典:X

ロボプロすげー(°▽°)
勝手に分散してくれるので無知な自分には助かる

出典:X

ネガティブな評判


ロボプロの積立をやめた!
理由は「ROBOPROファンド」を見つけたから。
SBI証券でしか購入できない投資信託で、中身はほぼロボプロ。
これならNISA口座を利用できてクレカ積立も可能! 節税に加えてクレカポイントまでゲットできる。

出典:X

ROBOPROこれは使い物にならんやつやな
TOPIX上昇よりもマイナス7%やんけw
過大広告やないけどなwm

出典:X

投資金 800万→810万へ。
どうにか回復!
ROBOPROこの状況でも下げてるので 早く解約したい…。
プラ転するまでは解約しないけども

出典:X

評判からわかる「ROBOPROがおすすめな人」


ROBOPROの評判を調査してみたところ、リターンの良さや運用の手軽さを評価している声が多かったです。
一方で赤字になってしまい、「やめた」「解約したい」という声もありました。

とはいえ、ほとんどの人が運用結果に満足しているようでした。
運用している人の多くはプラスになっており、人によっては2024年8月の暴落相場でもプラスのままだったようです。
ROBOPROの強みである、今の相場に最適なポートフォリオを組むという運用方法が上手くいっているのかもしれません。

そのため、ROBOPROは「手間をかけずにどんな相場でも高いパフォーマンスを得たい。そして長期でゆっくり資産を増やしていきたい」このような人にぴったりです。
一度設定すれば運用から積立まですべて自動化できるため、ほぼほったらかしで手間なく資産運用できます。

短期間に大きな利益は狙えませんが着実に利益を積み重ねていける期待が持てるため、10年・20年単位で資産を増やしていきたい人におすすめできます。

まとめ


ROBOPROはAIによるポートフォリオの最適化が最大の強みのロボアドバイザーです。

口コミでの評判も良くロボアドバイザーの中では収益性が優れています。

「今の相場に最適な運用をしてほしい」 「収益性の高いロボアドバイザーを探している」 という人なら、申し込みを検討しても良いのではないでしょうか。

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