2018年6月25日、関東財務局から受けた行政処分について。「プレミア証券株式会社」関連のニュースで皆さんが読みたい記事はこれでしょう。もちろん、3か月経った現在も口コミや評判は最悪です‥。
【罪状】適格機関投資家出資と評価し得ない出資等‥
少し複雑な話なので簡単に言うと、同社はファンドに出資を行っているとして、そのファンドの持ち分取得勧誘や出資金の運用を行わせていました。
▼蓋を開けると‥
❶ファンド側から報酬を受領することを条件として出資を行った
❷つまり実質的に同社の負担にならず出資とは認められない
❸実際には出資額以上の金額を報酬として受領
➍ファンドの運営・管理に係るモニタリング等は一切行っていない
などの悪事が明らかになりました。
またこれらの行為により、出資したファンドにおいて、
違法又は不当な行為による投資者被害等の問題が多数認められました。
報告命令に応じない、虚偽告知をしている。
●ざっくり言うと
もっと分かりやすく言えば、これらのファンド事業者は虚偽の説明を行い出資金を騙し取ったというわけです。当然、ファンドの代表者は逮捕されています。
要約すると、「プレミア証券」は詐欺に加担したと言っても過言ではありません。上記のような事態を招いた事は間違いないし、正直ファンドの実態を知っていながら出資を行ったと思われます。金儲けのためなら詐欺会社ともタッグを組む極悪証券会社です。
●目的は詐欺ファンドへの勧誘だった
プレミア証券株式会社のホームページには「オンライン取引のスピード感と対面取引によるオープンな安心感を同時に感じていただけるサービスを提供する証券会社」と記載があります。
同社の強みとしては、「日経225」「くりっく365」「商品先物取引」3種類の異なるデリバティブ取引を、コンシェルジュと共に取引できる事が掲げられています。要するにネット証券口座に担当者が付く事に特色があるようです。
これがそもそも落とし穴だったわけで、口座開設すると担当者が付くのは、詐欺ファンドへの出資を勧誘するためだったんですね。こんな証券会社があるから世間でのイメージが良くならないわけですね。さっさと潰れてください。
それにしても「プレミア証券」なんて見た事も聞いた事もありませんでした。
最近、不詳の胡散臭い証券会社が増えてきましたよね。安心を求めるなら無難に大手で口座開設される事をお勧めします。その上で、投資助言サービスを利用すればいいだけの事ですからね。