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投資情報サービス「株式情報サロンGS vs勘助」が気になっていませんか。
戦国時代に活躍した天才軍師「山本勘助」を思わせるキャラクターが、独特な表現で投資情報や戦略を提供しており、ブログには一定数のファンがいます。
しかし、こちらのサービスは金融庁に登録されておらず公開されている実績も古いため、参考にするには慎重な姿勢が必要です。
本記事では「株式情報サロンGS vs勘助」の評判やサービス内容、主な投資法について解説。
最後まで読むと投資情報サービスを選ぶ際の注意点が理解できるため、貴重な財産を投資で失わずに済みますよ。
株式情報サロン GS vs 勘助とは?

株式情報サロンGS vs 勘助は、「GS氏」と「勘助氏」が株式アドバイスを提供する投資情報サービス。
ここでは以下の項目で、株式情報サロンGS vs 勘助について深掘りします。
- 運営元
- 代表取締役
- 2人のキャラクターについて
- ブログ「天才軍師・勘助の株式風林火山」
- 会員料金
- 姉妹サイトの存在
運営元は株式会社エスラボジャパン
投資情報サービス「株式情報サロンGS vs 勘助」の運営元は、株式会社エスラボジャパン。
主に掲示板の運営を行っており、有料の会員サービスも提供しています。
会社概要は以下のとおりです。
会社名 | 株式会社エスラボジャパン |
所在地 | 東京都西東京市田無町4-21-8 |
運営責任者 | 添田智宏 |
事業内容 | 株式投資関連の掲示板の運営 |
連絡先 | [email protected] システム上のトラブルのみ対応。 |
株式会社エスラボジャパンは、金融庁の登録を受けた投資顧問業者ではありません。
提供される投資情報には、法的な裏付けや監査官庁によるチェックがないため注意が必要です。
また、会社ウェブサイトが存在せず電話番号の表記もない事実は、トラブル発生時の連絡手段がないことを示します。
会員になるかどうか検討する際は、無登録業者からの投資助言のリスクを十分に理解したうえで慎重に判断してください。
代表取締役は添田 智宏

株式情報サロンGS vs 勘助を運営し、代表取締役を務めるのは添田智宏氏。
添田氏のプロフィールは以下の通りです。
名前 | 添田智宏(そえだともひろ) |
出身 | 茨城県 |
大学 | 横浜国立大学卒業 |
活動歴 | 2007年から「Sラボ会員サークル(掲示板)」を運営。 2010年からXでの投稿を開始。 現在は株式会社エスラボジャパンの代表 |
Xではほぼ毎日投稿しており、市場の急変時には速報も提供しています。
Xでの主な投稿内容は以下のとおりです。
- 日経へ近やNYダウなどの市場動向を解説
- 注目銘柄や推奨銘柄の紹介
- 会員限定サービスの案内や実績報告
投資に関する情報発信と会員の集客を目的として、Xアカウントを活用している様子が見られます。
GS氏と勘助氏が担当?正体は?

株式情報サロンGS vs 勘助は「GS氏」と「勘助氏」という架空のキャラクターを前面に出したサービスが特徴的です。
この2人の正体や実際の経歴は明らかになっておらず、この謎めいた設定がほかの投資サービスと差別化する要素となっています。
GS氏のキャラクター設定
- ゴールドマンサックス出身
- マクロ経済分析を重視
- グローバル視点で機関投資家的アプローチを取っている
勘助氏のキャラクター設定
- 有名証券会社アナリスト出身
- 個別銘柄・テクニカル分析を重視
- 自称「天才軍師」
- ブログ「株式風林火山」の執筆者
勘助氏の名前は、有名な戦国武将の武田信玄の軍師として知られる「山本勘助」が由来であると考えられます。
天才軍師・勘助という設定は、相場という戦場を攻略するための知恵や戦略を与えてくれるだろうというイメージを生み出します。
歴史好きな投資家にとって「投資情報」以外にも魅力を感じられる工夫と言えるでしょう。
ブログ「天才軍師・勘助の株式風林火山」を発信

ブログ「天才軍師・勘助の株式風林火山」では、無料で閲覧できる部分と会員限定コンテンツに分かれています。
ブログの主な内容は以下のとおり。
- 市場動向分析と今後の予測
- 注目銘柄の紹介
- 投資テクニックの解説
ブログでは勘助氏が、以下のように戦国武将を思わせる独特な語り口調で解説し、その個性的なスタイルがファンを獲得しています。
さすれば、本日の先物に関しては毒を食らわば皿まで感覚にて36,550円までを買い下がった即回転狙いに処す。
引用:飛び乗り層の不安を客観視する|ブログ
2025年5月7日現在、ブログランキングでは「カテゴリー:株式」で第2位となっています。

1位の「S氏の相場観」のフォロワーが346人に対し「天才軍師」のフォロワーは200人弱。
どちらのブログも戦国ものがモチーフとなっており、投資や歴史に興味のある層から一定の支持を集めています。
読者は投資情報だけでなく、エンターテイメント性のある解説を楽しむという2つの価値を求めていることが考えられます。
会員料金は?
「株式情報サロンGS vs 勘助」の会員になるには、以下の料金を支払う必要があります。
- 1ヵ月:12,000円
- 3ヵ月:30,000円
- 6ヵ月:55,000円(継続プラン)
公式サイトによると、入会は申込フォームから行い、クレジットカード決済が済むと即日で会員登録が完了します。
退会する場合は会員ページから手続きが可能ですが、退会月の日割り返金は行われないため注意が必要です。
会員特典は以下のとおりです。
- 会員専用掲示板へのアクセス権
- 勘助氏による投資アドバイス
- 推奨銘柄情報の提供
- 相場分析レポートの閲覧権
有料会員になるかどうかは無料で閲覧できる記事を読んだり、添田氏によるXの投稿を見たりして、投資スタイルや価値観がご自身と合うかどうかを確認しましょう。
姉妹サイト「会員制株式情報サークルS研究所」も存在

株式会社エスラボジャパンが運営するブログ「S教授!次はどの株買えばいいですか!?」というサイトも存在。
サービスの違いについては以下のとおりです。
- 「S教授!次はどの株買えばいいですか!?」堅実・安定性を重視
- 「株式情報サロンGS vs 勘助」短期で大きな利益を狙う
それぞれの投資スタイルに合わせて銘柄情報が得られる可能性がある一方、信頼できる実績については公開されていません。
こちらも有料で会員特典サービスを提供していますが、まずは無料の情報でご自身の投資スタイルや価値観と照らし合わせ、有益な情報かどうかを見極める必要があります。
株式情報サロン GS vs 勘助の評判
「株式情報サロンGS vs 勘助」の評判をSNSや掲示板等で調査したところ、投稿数が少なく、批判的な口コミはほとんど見られませんでした。
Xでは、以下のような「推奨銘柄の値動き」についての投稿が見られました。
①急騰している
②GS氏とともにピンポイント攻撃が奏功している
③総じて堅調
有料会員または関係者と思われる投稿者により、複数の銘柄が「勘助氏注力中」「GS氏とともにピンポイント攻撃が効き目がある」として好調な値動きが報告されています。
一方で「推奨銘柄が当たらない」「急落した」といった批判的な口コミは見つからないことから、成功事例のみがSNSで共有されている可能性があります。
有料会員サービスの価値を判断するのには、情報が極めて少ないのが現状です。
株式情報サロン GS vs 勘助の実績
「株式情報サロンGS vs 勘助」では主に、短期から中期のスイングトレードと長期投資の手法により、銘柄を提案しています。
ここでは、推奨銘柄の傾向や具体的な実績について紹介します。
どんな銘柄・手法を提案しているのか?
「株式情報サロンGS vs 勘助」の投資手法は、数日から数週間保有するスイングトレードと、数ヶ月から数年の成長性を重視した長期投資がメインです。
選定される銘柄は、以下の業種が多く見られます。
- IT・テクノロジー関連
- バイオ・医薬品
- 再生可能エネルギー
これから伸びそうな新興成長銘柄や、業績が改善していて今なら割安で買えそうな銘柄も選定されます。
市場状況に応じて、空売り銘柄(株価が下がると予想して利益を狙う方法)の推奨も行うなど相場環境に合わせて柔軟に対応しているようです。
過去の実績
ここでは公式サイトで公開されている過去の成功例を紹介します。
短期〜中期投資の成功例は以下の通りです。
会社名 | いつ紹介したか | どれくらい上がったか |
---|---|---|
アンジェス | 2020年3月 | 約300%上昇(3倍になった) |
ビリングシステム | 2019年1月 | 約200%上昇(2倍になった) |
Jブリッジ | 2018年9月 | 10日間で約30%上昇 |
キャンバス | 2018年9月 | 数日間で約15%上昇 |
また、長期投資の成功例は以下のとおりです。
- HEROZ:2018年4月に紹介し約200%上昇(3倍になった)
- メドレー:2018年6月に紹介し約300%上昇(4倍になった)
公式サイトでは「デイトレード+中期投資で月に20〜30%の利益」などの数字を掲げていますが、これはうまくいった例だけを選んでいる可能性があります。
そもそも、こちらの実績は5年以上前のもので、最近の実績については公開されていません。
新たな情報が更新されておらず、現在の現在の投資環境や市場状況は大きく変化しているため、過去の実績がそのまま将来のパフォーマンスを保証するものではありません。
情報の鮮度や透明性という観点で見ると、投資判断の材料としては信頼できない部分があるでしょう。
株式情報サロン GS vs 勘助は参考になる?
「株式情報サロンGS vs 勘助」の有料サービスについては、投資の参考にしない方が良いと考えられます。
その理由は以下のとおりです。
- 金融庁に登録された投資顧問業者ではない
- 運営元のウェブサイの存在や電話番号の記載がない
- 公開されている実績が古い
「株式情報サロンGS vs 勘助」はユニークなキャラクター設定で一部の投資家から支持されていますが、投資初心者が参考にする情報としては不向きです。
公開されている実績は2018年から2020年のもので古く、最新の実績はわかりません。
また、成功例だけが紹介されている可能性もあります。
有料の投資顧問サービスを利用する際は、金融庁に登録された会社で、実績や口コミが多く利用するメリット・デメリットがわかるサービスを選びましょう。