ファーストリッチ投資顧問の口コミ・評判などから詐欺なのか検証

■最新追記（2019/5/21/追加検証済み）
私がファーストリッチ投資顧問を「プロ失格」と結論付けたのは今年の1月末頃。
それから4か月後、ファーストリッチ投資顧問がサービスの停止と廃業を発表しました。

当サイト記事の影響は無いと思いますが、事実としては「6月10日以降」投資助言もサポートもできなくなるそうです。最近でいえば「VIP投資顧問」もコンプラが退社するとの理由で助言サービスを停止していましたね。

同投資顧問へは生前、「提供銘柄の質の低さ」や「メルマガも行政処分すれすれ」であるとたびたび指摘してきました。実際に裏で何が起こっているかは分かりかねますが、あとで調べれば済むこと。

それよりも「既存会員への対応」を今後どうするのか？←これが一番重要ですよね。

▼今のところ「返金」の意思はあるようです。

この発表が会員専用ページにしか設置されていないのには悪意を感じますが、もう潰れるのでこれ以上の批評はいいでしょう。時間がありませんが引き続き「問いあわせ」などもして、さらなる情報を引き出しておこうと思います。

---

■最新追記（2019/1/25/追加検証済み）
ファーストリッチ投資顧問の検証を始めて数年ですが議題いつも同じ、最大の焦点、それは「提供銘柄の情報精度」でした。そろそろ最終ジャッジを下そう‥そう思い今回は、実際に提供されていた『無料銘柄』を元に実力を査定し[評価]を付けたいと思います。

▼まずはこの銘柄を「査定」

▶12月3日の「推奨理由」を考察
(12/3)の時点で5日移動平均線が25日移動平均線を「ゴールデンクロスしそうなチャートの形」が出来ていたために買い推奨を出したものと思われます。また、同社は(11/28)に従業員持株会設立を発表し、同持株会で「12月から継続的に自社株を購入していくこと」を明かしていました。

その12月の最初の取引日が(12/3)であり、それらを踏まえて推奨したのでしょう。（←恐らくここまで考慮した可能性は低い）

▶推奨判断は的確だったか否か？
『不適格でした』 その根拠として、5MAが25MAをゴールデンクロスする形と、その他のテクニカル指標は株価の下落のサインを出すものが多かったことが挙げられます。
一目均衡表では雲の下を株価が推移し、ボリンジャーバンドは2シグマにタッチする寸前。ストキャスティクスも80の数値に達し、相場に過熱感が出ていることを示唆していました。

移動平均線のゴールデンクロスだけでは「株価上昇の根拠としては弱く」、むしろ他のテクニカル指標で「下落のサインが数多く出ている中での買い推奨」は的確であったとは言い難いです。
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
▶12月28日の「推奨理由」も考察
ファンダメンタルズ、テクニカル、どちらの面から見ても12/28に買い推奨を出した合理的な理由を見つけるのは難しいですね。強いていえば、世界的な株価急落となったクリスマスショックの煽りを受け、同銘柄も(12/25)にマドを開けて株価が下落している状態であったこと、マド埋めの戻し買いが起きやすい状況ではありました。

現に(12/27)にマドを埋めて株価は上昇しており「その株価上昇の流れが続くのでは」と予想して買い推奨を出したのではないかと考えられます。

▶推奨判断は的確だったか否か？
『またしても不適格』 上記でも述べたように、同社がこの銘柄を推奨した「合理的な理由が無く」、特に(12/28)は2018年の大納会の日で、年末年始の間に相場が動くリスクを考えれば>買い推奨を出す理由としてはあまりにも弱い。現に、買い推奨を出した翌営業日（大発会＝1/4）には株価を大きく下げています。

▶2回の推奨をまとめて評価
『断じて評価できない』 (12/3)の推奨はボリンジャーバンドやストキャスティクスなどで同銘柄の株価の過熱感が示唆され、株価が下落していくサインが出ていたにもかかわらず、買い推奨を出している時点で評価に値しません。

従業員持株会の設立という買い材料もあるにはありましたが、ファンドなどと比べれば投資資金も少なく、インサイダーとのバランスを考えれば「大量の買い注文は出しにくいのは明白」。

(12/28)の推奨は、推奨日前日に大きく株価が上昇（マド埋めの戻し買い）したから、その波に乗り遅れないようにと、短絡的な判断で買い推奨を出したようにしか見えませんでした。

総じて「とても投資のプロとしての判断とはいえず」株価反転のサインが出ている最悪のタイミングでの買い推奨‥仮に株価が上昇したとしても、それは偶然である 可能性が極めて高いでしょう。


▼次にこの銘柄を「査定」


▶ファーストリッチ投資顧問の「推奨理由」を考察
同社は(12/4)取引時間中、絶縁樹脂上に塗布するだけで、絶縁樹脂に穴を開けることなく絶縁樹脂の特定の部分に導通を可能にする「コンダクティブ・スラリー」を開発したと発表。 これを受け(12/4)に株価は急騰し、翌日に業界紙で取り上げられるなど注目され、株価は強烈な上昇相場を形成し(12/10)まで5連騰していました。←この流れに乗り遅れまいと買い推奨を出したと考えられます。

▶推奨判断は的確だったか否か？
『不適格でした』 (12/4)の「コンダクティブ・スラリー」開発の発表以降、株価は5連騰、株価上昇率は55％にも上り、RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系ツールでは過熱感が出ていました。
また、ボリンジャーバンドでも3シグマにタッチする状態が続いており、高確率で株価が下落反転していく可能性が高かったです。

同投資顧問が買い推奨を出したタイミングはあまりにも遅く、相場の過熱感が強くて利確売りが出やすい状況であったにもかかわらず買い推奨を出しています‥推奨日当日から株価が急落しており、とても的確な判断だったとは言えません。

▶2回目の判定、ファーストリッチ投資顧問の評価
『全く評価できない』 銘柄分析能力があまりにも低いこと、推奨を出す判断とタイミングが悪すぎること（遅すぎる）‥プロの投資顧問を名乗るなら、遅くとも(12/4)のアルメディオの発表があった時点で、その後の同銘柄をチェックし株価の動きから、今後の動向を分析するべきでした。

仮に同銘柄の買い推奨を出すにしても、5連騰もしてから出すのではなく「もっと早く出せたはず」。 それができないのは「銘柄選定能力、銘柄分析能力、投資判断力が欠如していることの証拠 」であり、総合的に考慮してもファーストリッチ投資顧問を評価することは出来ません。

銘柄検証の項数が多くなってしまいましたが、改めて「ファーストリッチ投資顧問」がいかに子供騙しな運営をしているかが明確となりました。真のプロと呼べる投資顧問はやはり少ないです。

---

■過去の検証記事（2018/1/11/追記）
前回「ファーストリッチ投資顧問」を検証したのは遡ること1年以上前。その際「本当に情報源がいるのか？」という疑念が生まれ、オススメはできない悪徳寄りの投資顧問と評価しました。

そして1年異常が経過した今、ネット世論は荒れ悪口コミ評判(悪評)そして多数の「被害報告」が届いています‥これでは再び検証のメスを入れるしかありません、早速ＨＰ等を確認していきましょう。

まず、ファーストリッチ投資顧問のＨＰを見ていくと特に変わった点はなし。
相変わらず「株式投資業界の重鎮」を名乗る情報源が最大の売りのようです。

情報の”質”ではなく情報”源”と豪語している時点で「怪しい投資サイト」と同類に扱いたい所です‥ちなみに「名前まで判明しているのは３名だけ」で、一応全員が元証券マンだそうです。

「重鎮」を謳うくらいですから凄い実績を持つ人物なのかと思いきや、いくら検索してもファーストリッチ投資顧問のサイトだけがヒットします。

まぁ元証券マンと言っても、肩書だけの可能性もありますからね‥営業もダメ、アナリストとしてもダメ、使えない人間はパワハラを受け退職に追い込まれる事もある業界です。

ファーストリッチ投資顧問が擁する元証券マン達は厳しい業界で生き残れず、小さい投資顧問会社に広告塔として拾われた可能性も十分あります。

▼メルマガは行政処分すれすれ？
1日5通くらい配信が常時あり、内容も「株価2倍目標、5倍目標」、「根拠のある情報提供」「絶対の自信がある」など、誇大広告・断定的判断の提供を匂わせる法令違反ギリギリの文言が多数。

↓実際のメール画像↓

元証券マンが在籍しているのに、どういう事なのでしょうか‥
実際に運営に携わっていないのかもしれませんが、いずれにしてもプロの投資顧問が使うべき文言ではないし、こういった営業手法は本業界では固く禁じられているはずです。

こんな新人金融マンでも理解している事が実践できないような運営… やはり「ファーストリッチ投資顧問」は投資顧問「失格」と評価しても過言ではありませんね。

---

以下、主な無料サービス内容。
サービス内容も以前と比べて特に変わりはありませんが、一応以下に記載しておきます。

◆今週のプロ注目銘柄
ファーストリッチ投資顧問の全会員様へプロが選ぶ注目銘柄情報を週初めの市場営業日に最低３銘柄以上を目安に提供。

◆鳥丸好一による、本日のズバリ
自称「相場の鉄人」で元証券マンの鳥丸氏のコラムですが、2015年9月8日を最後に更新がストップしています‥

◆緊急配信リアルタイム銘柄
時事性が高いタイムリーな銘柄情報を入手した場合、緊急配信リアルタイム推奨銘柄として会員様へ無料で提供。

◆プロ相場観
弊社のプロアナリストが株式市場に関する最新の動向や今後の見通し情報をまとめたレポートを市場営業日全日において毎日必ず１本以上提供。

◆無料銘柄診断
現在会員様が保有されている個別銘柄や購入予定の銘柄に関するご相談に、担当アナリストが対応。

◆銘柄売買指示サポート
推奨銘柄の売買に関するサポート及び売買に関するご質問やご相談にも随時対応。

以下、有料サービス内容。

◆スペシャルスポット契約プラン
弊社の情報ネットワークを最大限に活用し、独自の銘柄分析力にてピンポイントで厳選精査された「信頼性の高い」個別銘柄情報を提供。
料金；1,000円〜300,000円 (情報内容により変動)

◆DX最強短期資産構築トレードプラン
契約期間中の資産の拡大を目指す完全期間契約プラン。
料金：1ヶ月/90,000円

◆VIP最強高額資産運用トレードプラン
契約期間中の資産の拡大を目指す完全期間契約プラン。
料金：3ヶ月/450,000円

---

最後にファーストリッチ投資顧問の銘柄実績について。
ＨＰには多数の推奨銘柄実績が掲載されており、中には下落している銘柄も散見されます。

下落銘柄も上昇銘柄もどちらも正直に記載するのは良い事ですが、相変わらず一般投資家レベルの銘柄分析しかできていない事が私の目には丸分かり。

基本的に、チャートが上昇トレンドで「既に動意づいている銘柄を推奨しているだけ」。
その後の材料と需給次第で上下に大きく動く銘柄ばかり‥ その材料や需給を把握できているのなら、お金を払う価値もあるのでしょうが、結果を見ると散々です。

▼(4/3)推奨の6銘柄結果


・クラウドワークス[3900]
エントリー株価1131円→以降 株価は急落→(4/17)には安値910円
※検証日(5/9)段階でも株価は1,000円前後

・インソース[6200]
エントリー株価2399円→上場来高値が2400円かなりの高値掴み→株価は上昇する事なく(4/7)には2000円割れ ※検証日の株価は2200円前後

・日本ライフライン[7575]
エントリー株価2147円→6銘柄の中で唯一大幅上昇
※検証日の株価は2900円越え

・ファーストロジック[6037]
エントリー株価2790円→上昇トレンドの過程でエントリーしたものの株価は急落
※検証日の株価は2500円割れ

・エニグモ[3665]
エントリー株価2005円→以降 株価は(4/17)には安値1780円まで下落
※検証日の株価も2000円前後

・ネクストジェン[3842]
エントリー株価2020円→こちらも高値掴み→株価急落(4/12)には安値1535円
※検証日の株価は1734円。

まともに売買していたら「1勝5敗」という成績でした。
また同期間の日経平均が19,000円～19,900円まで上昇しており、”相場の良い”検証日の段階でも負けているから救いようがありません。

動意づいて高値圏にある銘柄というのは、一言で言えばギャンブル性が高いです。
大口の動向・需給次第なので推奨する際には細心の注意が必要なはず。

6銘柄全てが「ギャンブル」ではこういう結果が容易に想像できたはずです。それを怠り、まるでサイコロを振るかのような銘柄推奨では一般投資家以下のアマチュアの評価ですね。

いくら「金商」があっても「プロ」を名乗ってはいけない投資顧問です。

---

■初回の検証記事
ファーストリッチ投資顧問は優良投資顧問なのか悪徳株情報サイトを運営しているだけなのか。ネットの口コミや評判を見る限り、評価は「どちらとも言えません」。

とりあえず、ＨＰ等の検証に入っていきたいと思います。

まずファーストリッチ投資顧問が如何なる会社なのか確認すると「弊社独自の情報力」と「ハイレベルなテクニカル分析」によって利益を追求し続けるとの事。

具体的には現役で活躍する株しい投資のプロからの貴重な情報源、豊富な人脈を持つ超一流ＯＢが集っており、本物の情報を入手しプロとして分析を行っている会社だと自信があるようです。また無料情報も多数用意されており、手抜きをせずにコラムや注目銘柄を提供してくれるとの事。

一通りＨＰを確認しましたが、「プロ」や「本物」という強い自負が感じられました。代表も元証券マンみたいですし、不審な点は特に見当たりませんでした。

続けて、投資顧問として最も重要な実力が伴っているかどうか、実績を分析していきたいと思います。

最近の推奨実績や無料銘柄まで細かく確認したところ、仕手株を推奨しているケースもありますが、どちらかと言えば業績や割安感を見ている印象であり、一番重要視しているのはテクニカルの移動平均線などでしょう。その点は基本に忠実であり、まるで若手証券マンの営業を受けているような感覚になりそうです。

ここまで違和感はないのですが「情報力」を武器にしている割には「情報に基づいた推奨をしていない」銘柄がありました。 ▼例えばこの銘柄
カイオムバイオサイエンス[4583]情報提供日は(2016/05/09)で推奨時株価798円。

↓実際の実績画像↓


本銘柄はバイオ関連であり、3月中旬からのバイオ旋風で株価は急騰していました。しかし推奨日の段階では”ファーストリッチお得意の”移動平均線を意識した反発も見られませんし、大きな材料が出る事もなく現在は700円前後での株価推移となっています。

同銘柄を推奨した理由は、値動きの良さや「バイオだから」という安易なものでしょう。

▼続けてキャリアデザインセンター[2410]
ＨＰによると情報提供日は(2016/05/09)で推奨時株価988円。本銘柄は指標面では確かに割安ですし、テクニカル的にもゴールデンクロスを形成しています。しかし大きく上昇するために必要な材料は出ていません。

ファーストリッチ投資顧問のセールスポイントである情報力が確認できる銘柄がほとんどなく、結局業績やテクニカルだけで推奨しているだけなのではないかと疑問を抱きました。

このやり方が間違っているというつもりはないですが、プロとして有料で月10万以上貰っている割には、勝てるような情報を提供していないと感じます。

一番気になるのは、「本当に情報源がいるのか」という部分です。なんせ利用者はそこにお金を払っているわけですから、単なる一般投資家レベルの銘柄分析に基づいた情報なら必要ありませんよね。

損切りの仕方次第で大きく負ける事もないのでしょうが、高額な顧問料を考えれば、トータルで勝てる可能性は低いでしょう。

どうしてもファーストリッチ投資顧問の銘柄が気になる方がいるのであれば、無料情報でも見てから検討すればいいと思います。

●まとめ
以上、ファーストリッチ投資顧問の第一回検証結果をまとめると、情報力や情報源があるとは思えず単なる一般投資家レベルの情報提供のため、有料でお金を払ってまで利用する「価値はない」と検証