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「佐々木啓太の投資スクールで受講して稼げるようになるのか」「彼の勧める仮想通貨の案件に参加して大丈夫なのか」不安に思っていませんか。
結論、佐々木氏の投資スクールが信用できるサービスとは言えないため、参加をおすすめできません。
なぜなら、過去に仮想通貨詐欺疑惑で集団訴訟に関わっていて、約50万円の投資スクールでは受講生による実績が公開されていないからです。
本記事では、佐々木氏の人物像や「怪しい」と言われる理由を、わかりやすく解説。
最後まで読めば、彼の投資スクールで学ばない方が良い理由がはっきりとわかるので、投資で大切な財産を失わずに済みますよ。
佐々木啓太とは何者?

佐々木啓太(ささきけいた)氏は投資系YouTuberとして活動する人物で、月収1億円の起業家を名乗っています。
しかし、過去に仮想通貨詐欺疑惑や集団訴訟に関わった過去があり、投資家としての実力や人格について、信頼できる人物とは言いきれません。
プロフィール・経歴
佐々木啓太(ささきけいた)氏は宮城県石巻市出身の1990年生まれで、2025年現在はマレーシアに住んでいます。
彼の公式プロフィールによると、彼の経歴は以下のとおりです。
年代 | 主な出来事 |
---|---|
1990年生まれ | 2025年で35歳 |
2015年 | ネットビジネス開始。 6月にバイトをしながら副業で月100万円突破。 |
2016年 | 9月に株式会社を設立。 年商は約2,000万円前後。 |
2017年 | 年商10億円を達成。 |
2018年 | マレーシアへ移住 |
2019年 | マレーシアでネットビジネスを継続。 投資やトレードを並行して行う。 |
注目すべきは、2018年のマレーシア移住のタイミングです。
この時期は、彼が関与した仮想通貨案件で問題が表面化した時期と重なります。
移住の理由について、一部ネットでは、日本でのトラブルを避けるためという見方もあります。
オフィシャルサイトを発見

このオフィシャルサイトは、投資や副業で収入を増やしたいと考える個人投資家や起業志望者をターゲットとしています。
「月収1億円の29歳起業家」という肩書きで成功者イメージを確立させ、著名人との写真を掲載することで、信頼性を高める構成となっています。

サイトの主な目的は、訪問者を公式メルマガや公式LINEに誘導し、投資スクールへの入会へつなげることだと考えられます。
特に公式メルマガでは、「クローズドな情報」や「裏の戦略」といった表現で、特別感を演出し、無料の投資講義をプレゼントとして公式LINEへの登録を促しています。

YouTube「【佐々木啓太】投資チャンネル」を運営

YouTubeチャンネル「【佐々木啓太】投資チャンネル」の登録者数は13万人を超えています。
仮想通貨の始め方や、家族でのリッチな旅行風景を紹介する動画がおもな投稿内容となっています。

直近で配信された動画は、2025年7月11日の「ビットコインさらに最高値更新!」という動画です。
ビットコインが最高値を更新したことを受けて今後の相場予想を行っています。
佐々木氏はビットコインを保有していませんがアルトコインを持っており、12万〜13万ドルまで上昇後に調整下落する可能性について述べています。
現在のタイミングではビットコインよりもアルトコインへの投資を推奨し、視聴者に対して自身のオンラインスクール「ザ・インベスター」や公式LINEへの登録を促しています。
チャートを見せながらの解説となっていますが、具体的な根拠や分析手法は示されておらず、主観的な予測と商材への誘導が中心です。
Xでも情報発信

佐々木氏はXの公式アカウントを保有しており、2025年7月現在のフォロワー数は3.2万人です。
投稿内容を分析すると、YouTubeの最新動画を宣伝する投稿がほとんどでした。
また、高額な利益を上げたという報告や、豪華な生活ぶりをアピールするポストが見られます。
フォロワーとのやり取りも見られず、一方的な情報発信ツールとして機能していることがわかります。
投資で直接役立つようなノウハウや具体的な銘柄などの情報は得られないため、投資判断の参考にするには、不十分なアカウントと言えるでしょう。
好き嫌い.comの管理人は本当?
佐々木啓太が「好き嫌い.com」の管理人であるという噂がネット上で広まっていますが、本人はX(旧Twitter)で明確に否定しています。
本人は「日本旅行に集中していたが、今もたまにあなたが管理人ですね?とSNSにコメントされるので、否定しておきます」と投稿で説明しました。
実際に、あるnote記事には、以下のような記述があります。

佐々木氏本人は、「漢字まで一緒でややこしい」と言及していることから、完全に別人であることを強調しています。
佐々木啓太が「怪しい」と言われる3つの理由
佐々木氏がネットで「怪しい」とウワサされる理由として、以下3つが挙げられます。
- 投資スクール「The Investor」の実績が公開されていない
- 仮想通貨詐欺疑惑と集団訴訟に関わっている
- 誇大広告と根拠のない収益アピールをしている
以下で詳しく見ていきましょう。
理由1:投資スクール「The Investor」の実績が公開されていない

佐々木氏が怪しいと言われる理由の1つとして、投資スクール「The Investor」の運営方針が挙げられます。
受講費495,000円に対して、教育内容や実績の透明性が著しく欠けている状況です。
公式サイトでは、スクールの詳細なカリキュラム内容や講師陣の経歴、受講生の実際の成果などが明確に公開されていません。
一般的に信頼できる投資スクールでは、金融庁の認可やサポート内容の詳細、受講生の成功事例が公開されていますが、The Investorではそうした情報が不足しています。
理由2:仮想通貨詐欺疑惑と集団訴訟に関わっている

佐々木氏は、仮想通貨詐欺疑惑で集団訴訟の対象となっています。
総被害額9,166万円、185名の被害者が参加する、大規模な訴訟に関与しているとされています。

2018年に仮想通貨「Shivom」の販売で「公式では買えない」と虚偽の説明をして、1ETH=2,000枚という法外なレートで販売しました。
しかし実際には、公式サイトでは1ETH=7,000枚で購入可能でした。
当初は返金対応していた販売者もいましたが、途中から全員が返金を拒否する状況となりました。
こうした事件が起きた2018年に、佐々木氏はマレーシアへ移住しています。
ネットでは、日本国内での法的責任から逃れるための、海外逃亡ではないかという声もあります。
理由3:誇大広告と根拠のない収益アピールをしている
佐々木氏のプロフィールには、「月収1億円」や「年商12億円」といった華々しい数字がいくつも記載されています。
しかし、これらを裏付ける証拠や、検証が可能な成果については提示されていません。
たとえば、オフィシャルサイトに1億円分の札束を抱えている写真が投稿されています。
このような写真は演出や借用によって作成できるため、実際の収益を証明する証拠としては、信頼性に欠けます。

また、佐々木氏の収益は投資だけでなく、オンラインビジネスの利益によるものも大きいとされています。
仮想通貨の予測についても、これまでの的中率を示すデータが明確に示されていない状況です。
実際にどれだけ投資だけで稼げているのか、さらに再現性のある投資方法なのかわからない中、約50万円の受講費を払って投資スクールに入るのは、非常にリスクが高いと考えられます。
佐々木啓太の評判
佐々木氏の評判をSNSで調査したところ、その意見には賛否両論がありました。
良い口コミ
良い口コミを見てみると、過去に訴訟に関わった問題があったとしても、佐々木氏には一定のファン層に支持されていることがわかりました。
①いつも発言を楽しみにしている
②中長期目線の思考を佐々木さんから学んだ
③僕のトレード知識ポートフォリオ
④マレーシアで有名人に会えて嬉しいです
特に注目したいのが「被害に遭われている方は可哀想ではありますが…中略…わたしはいつも発言を楽しみにしています」という投稿です。
これは、佐々木氏のカリスマ性やエンターテイメント性によって、訴訟問題などの過去が覆い隠され、投資者たちが「面白いから、まあいいや」と冷静な判断を失う可能性があると考えられます。
投資スクールに入会する際は、こうした感情的な魅力に惑わされることなく、過去の実績や本当に信用できる人物なのかどうかを判断しましょう。
悪い口コミ
佐々木氏にまつわる批判的な口コミからは、彼の投資アドバイスの信頼性は、著しく低いことが浮き彫りとなりました。
①被害者が多発
②一貫性のない情報商材屋
③お金を失いたいという変わった人が参加しているのですかね
④あまり当たっていない
特に注目したいのが「佐々木さんが仮想通貨が暴落して1億2000万円マイナスになったって動画のタイトル」があるという投稿です。
これは、受講者にとっては、主宰者がこれだけの損失が出ているのにスクールに入っていて大丈夫なのかどうか、リスク管理ができていないのではないかと心配になる内容です。
投資教育者が大きな損失を出している状況は、その指導内容や投資手法の有効性に問題があるのではないかと、疑問を抱かせる要因となっています。
佐々木啓太の投資は信頼できる?
佐々木啓太氏の投資サービスは、信用できるサービスとは言いきれません。
理由は以下の3つです。
- 仮想通貨詐欺疑惑で集団訴訟に関わっている
- 投資スクールの教育内容や実績が公開されていない
- 自身が1億2,000万円の損失を出している
2018年の仮想通貨Shivom販売で「公式では買えない」と嘘の説明をして、法外なレートで販売した過去があるとされています。
また、投資スクールでは受講生の成果やカリキュラム詳細が公開されておらず、透明性に欠けています。
投資スクールを選ぶ時は、運営者の過去の実績と不安要素となる問題がないかどうかをリサーチして、信頼できる教育サービスかどうかを判断しましょう。