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226億円の資産を築いた個人投資家「ぱりてきさす」氏の戦略が気になり、自らの投資の参考にしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
結論、ぱりてきさす氏は900以上のブログやSNSをチェックしており、一般投資家には現実的でない情報収集スキルと分析力を持っています。
また、Xの投稿内容では投資家としての直感や日常の気づきをシェアする内容が多く、具体的な投資ノウハウは得られません。
本記事では、彼が実際に保有している銘柄から、どのような戦略で投資しているのかについて、詳しく紹介。
最後まで読めば、彼の手法が一般投資家に向かない理由が明確になり、自分に適した投資戦略を見つけるヒントを得られるでしょう。
ぱりてきさすとは何者?

結論、ぱりてきさす氏は匿名で素性を明かさず活動しているため、詳しい経歴などは謎に包まれています。
彼が投稿するXの内容やブログ記事を分析したところ、具体的な投資手法や銘柄選定基準については明かさないスタイルで発信していることがわかりました。
以下で詳しく紹介します。
経歴
ぱりてきさす氏は匿名で活動しており、実名や個人的なプロフィールについては一切公開していないため、彼の詳しい経歴は明らかになっていません。
インターネット上には、40代後半の男性で本名が山口貴弘(やまぐちたかひろ)、投資歴は20年を超えるという情報が流れています。
また、2012年のアベノミクス相場では、2年間で資産を16億円に増やし、そこから10年以上にわたって継続的に資産を増やしてきたとされています。
ただし、これらはすべて非公式な情報であり、本人による確認は取れていないため、あくまでも参考程度にとどめておくことをおすすめします。
X(旧Twitter)で株情報を発信

ぱりてきさす氏のXの投稿は、投稿内容が日常的なつぶやきなど抽象的なものが多く、具体的な投資アドバイスに欠けているため投資の参考情報になりにくいと言えます。
2025年5月末現在、11万人を超えるフォロワーを持つXアカウントを運営しており、投稿内容は投資哲学や時事ネタなどが中心です。
たとえば以下の投稿のような「投資家としての直感」や日常の気づきをシェアする投稿が多くが見られます。
個別銘柄の推奨や売買タイミングなどの具体的なアドバイスは少ない傾向です。
「すぐ使える投資ノウハウ」や「具体的な銘柄選定の基準」を求めている場合、ぱりてきさす氏の投稿からは直接的な情報を得にくいかもしれません。
ぱりてきさすのトレード日記を運営

結論から言うと、ぱりてきさす氏のブログは投資の参考情報として活用することが困難です。
なぜなら記事の更新は2024年8月を最後にストップしており情報の鮮度が低く、内容が抽象的で実用性に欠けるためです。
ブログの主な特徴として、以下の点が挙げられます。
- 「神への漸近線を駆け上がる」等の独特な表現がある
- 「スパイする側の身にもなれよ」のような強めの発言が目立つ
- 具体的な銘柄に触れない
こうした読み手を選ぶような発言スタイルや情報の鮮度が低い点を考慮すると、投資の初心者や経験者に関係なく、投資の参考にするには極めて難しい記事であると考えられます。
ぱりてきさすの保有株や資産は?
ぱりてきさす氏が2018年から保有する「弁護士ドットコム(6027)」の株価は、2年で株価4倍超えとなっています。
また、彼の現在の資産は226億円以上と推測できます。
ここでは、彼の保有銘柄の特徴や、資産推移について見ていきましょう。
保有株(銘柄)とその実績
バフェット・コードのデータによると、ぱりてきさす(山口貴弘)氏は2025年5月現在、40銘柄を保有していることがわかります。
保有額が高い上位10社は以下のとおりです。
銘柄コード | 会社名 | 保有額 (百万円) | 保有割合 (%) |
---|---|---|---|
4595 | 株式会社ミズホメディー | 1,193 | 2.8 |
3966 | 株式会社ユーザベース | 1,014 | 1.9 |
2884 | 株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス | 1,008 | 4.56 |
6067 | インパクトフィールド株式会社 | 970 | 3.27 |
7094 | 株式会社NexTone | 923 | 4.62 |
3457 | 株式会社And Doホールディングス | 814 | 3.4 |
5892 | 株式会社yutori | 767 | 4.99 |
9272 | ブティックス株式会社 | 660 | 5.03 |
6071 | 株式会社IBJ | 618 | 2.07 |
6027 | 弁護士ドットコム株式会社 | 592 | 0.89 |
ぱりてきさす氏は40銘柄に資金を分散しながらも、上位10銘柄で総保有額の大部分を占める集中投資を行っています。
リスクを分散しつつも、大きな成長を見込める銘柄には大きく資金を投入する戦略のようです
さらに、代表的な成功銘柄として以下のような実績を挙げています。
銘柄名 | 保有開始時期 | 実績 | 特徴 |
---|---|---|---|
弁護士ドットコム | 2018年9月 | 約2年で株価4倍超 | 法律相談サービス参入障壁が高い |
メディカルデータビジョン | – | 2~3年で株価2倍以上 | 医療データ分析専門性が高い |
And Do | – | 2~3年で株価2倍以上 | ニッチなサービス領域 |
ぱりてきさす氏の保有銘柄全体や、実績が出ている銘柄を分析すると、彼の保有銘柄にはおもに3つの共通点があることがわかります。
- 参入障壁が高いビジネスモデルを持つ企業
- デジタル化・DX関連のテーマ性
- 時価総額500億円以下の小型株
こうした共通点から、単純な株価上昇だけでなく、事業内容の独自性や社会的ニーズを見極めることの大切さがわかります。
ただし、3の「小型株」は価格変動が大きくリスクが高いため、初心者には難易度が高めです。
まずは大型株や中型株から始めて、投資経験を積んでから小型株に挑戦することをおすすめします。
資産推移
ぱりてきさす氏の資産推移は、以下のとおりです。
- 32歳の時点で金融資産5億円に到達
- 2012年末:5億円(アベノミクス相場前)
- 2014年:16億円(わずか2年で3倍以上に拡大)
- 2025年現在:226億円超(株式資産のみ)
新聞やニュースのほかにも、900以上のブログやSNSなどをチェックしているとされ、この徹底した情報収集力や分析力が成功の要因となっています。
ただし、彼のような実績を上げるには、専業投資家レベルの時間と、高い情報収集能力や分析力が必要となるため、特に初心者は無理に真似しないほうが良いでしょう。
自分なりに無理なく続けていける投資スタイルを構築するほうが、安定して利益を積み重ねられますよ。
主な投資手法は古舘投資法
ぱりてきさす氏の戦略である「古舘投資法」は、一般投資家にとって実践が困難で、おすすめできません。
なぜなら、相場を判断する高い能力が求められる「逆張り戦略」であり、タイミングを見誤ると大きな損失リスクがあるためです。
テレビなどで“株価の下落が止まりません!”とトップニュースになるほど市場が悲観的になったときに、株を買い始めるという逆張り戦略。多くの人が絶望して投げ売りする局面こそ、リスクとリターンのバランスが良く、反発を狙いやすい手法。
(参考:古舘を待ちながら|ぱりてきさすのトレード日記)
ぱりてきさす氏はブログで『現物オンリー投資と古舘投資法の組み合わせは人生もお金も豊かにする』と発言し、コロナショックや植田ショックでも成功したと主張しています。
しかし古舘投資法は逆張り戦略なので、初心者は相場の底を見極めるのが難しく、タイミングを間違えると大きな損失を被るリスクがあります。
まずは市場の動向を十分に学んでから実践することをおすすめします。
ただし、現物オンリーの手法については、初心者にとって安全性の高い手法として取り入れやすい戦略と言えるでしょう。
ぱりてきさすの評判
SNSなどのネット上で彼の評判について調査したところ、彼の分析力や投資実績を評価する声も一部で見られました。
一方で「ブログが停滞していて参考にしづらい」といった批判的な意見もあり、ブログを活発に更新していた約10年前と比べて、現在は注目度や影響力が低下している投資家という印象を受けます。
良い口コミ
ここでは、ぱりてきさす氏にまつわる良い口コミを3つ紹介します。
①トランプ大統領の情報はぱりてきさすさんを参考に
②ぱりてきさすさん凄いな
③良いタイミングで売却していた
ぱりてきさす氏に対する良い口コミには「トランプ大統領関連の情報を知りたければフォローすべき」といった声があります。
また、NVIDIA株を240ドル前後で適切なタイミングで売却した判断力が高く評価され、一般投資家からは「参考にしたい」といった称賛の声が寄せられています。
一方で、彼の名前を利用して「ぱりてきさす氏のおかげで〇ヶ月で〇万円稼げました」といった内容の投稿がいくつも見られました。
このような投稿は彼の知名度の高さを逆手に取り、怪しい商材へ誘導している可能性もあるため注意が必要です。
悪い口コミ
ここでは、ぱりてきさす氏への批判的な口コミを紹介します。
①昔は五月派か、ぱりてきさす派だったけど時代は変わったかな
②ぱりてきさすbot誰得なの
ネット上の声
- ブログの更新が2024年8月でストップしているため参考にはなりにくいかも…
- 強気な発言があって危険
- 口が悪い印象
ぱりてきさす氏に対する批判的な口コミには「時代が変わった」として、以前ほどの影響力を疑問視する声や、ブログ更新の停滞により参考にしにくいという指摘があります。
また一部のブログ読者からは「強気な発言が危険」「口が悪い印象」といった、発言スタイルへの批判も見られます。
読み手を選ぶような独特な表現は、賛否が分かれているため、投資の判断材料として扱う情報としては慎重な検討が必要と言えるでしょう。
ぱりてきさすの投資術は参考になるのか?
ぱりてきさす氏の投資術は、以下3つの理由から、一般投資家は参考にしないほうが良いでしょう。
- 専業投資家レベルの時間とスキルが必要となる
- 情報の鮮度が低く、具体的な投資ノウハウは得られない
- 小型株中心の戦略でリスクが高い
ぱりてきさす氏は900以上のブログやSNSを日々チェックし、膨大な情報を分析しています。
こういった作業は、本業がほかにある投資家には現実的ではありません。
彼のブログの更新が2024年8月でストップしており、情報の鮮度が低い状況です。
投稿内容も抽象的な表現が多く、具体的な投資ノウハウや銘柄選定基準を得ることは困難でしょう。
投資の初心者であれば、まずは続けやすい投資戦略を立てることが長期的な成功につながりますよ。