目次
結論から言うと、木野内氏の投資戦略は投資初心者から上級者まで幅広く役立ちます。
本記事では木野内氏の評判や投資戦略などについて徹底調査。
彼の見解や今後の展望などがわかる動画も紹介しているので、投資で利益を上げたい人はぜひ参考にしてください。
木野内栄治の評判

木野内栄治(きのうちえいじ)氏について評判を調査したところ、良い口コミがほとんどで、批判的な口コミはごく一部見られる程度でした。
多くの一般投資家が、木野内氏のセミナーや動画での解説を投資の参考にしている様子が伺えます。
良い口コミ
ここでは木野内氏にまつわる良い口コミを5つ紹介します。
①経済の動き、業界ごとの動き、今後の見通しを学べた
②動画がわかりやすくて参考になる
③ポジティブな経済視点に拍手!
④推しと写真が撮れた
⑤謙虚な姿勢が印象的
資産運用EXPOでゲスト講師として登壇し、投資のノウハウについて解説すると、視聴者からは「わかりやすく面白かった」といった高評価なコメントが寄せられていました。
市況についてネガティブな評価だけでなく、ポジティブな視点もはっきりと示してくれるので、参考にしやすいといった意見があります。
Youtubeでの出演も増えたことで若者からの認知度も高まっており、幅広い年齢層の投資家から厚く支持されていることがわかります。
悪い口コミ
ここでは木野内氏にまつわる批判的な口コミについて、以下2つを紹介します。
①期待していたテーマと違って残念
こちらは木野内氏への批判というよりも、期待していたテーマの解説ではなかったという内容です。
「来年の展望が聞きたいと期待してた」という文章から、日頃から投資にまつわる情報収集において、木野内氏の発言を参考にしていることがわかります。
②最近の木野内栄治こわれた
こちらの投稿は、木野内氏が2024年9月ごろに「日経平均は2万4,000円まで下落する」と発言していた内容に対する意見。
こちらの意見(シナリオ)に対する投資家の捉え方は人それぞれなので、木野内氏の見解に対して批判的な感想を持つ人もいるでしょう。
木野内氏による「日経平均2万4,000円のシナリオ」を詳しく知りたい方は、以下の動画をご覧ください。
木野内栄治の投資手法や実績とは?
木野内氏は日本を代表するテクニカルアナリストで、金融業界において「分析手法」の進化に大きく貢献してきました。
ここでは、木野内氏の投資において重要視している考え方や、どのような実績があるのかを紹介します。
投資手法の特徴
木野内氏の投資手法は、テクニカル分析を中心に市場動向を予測するものです。
過去の値動きをチャートで表し、トレンドやパターンを把握して今後の株価の展開を予測します。
例えば上の図でも、実際の株価の動きと製品の販売台数をグラフにして今後の値動きを予測しています。
過去17年のアップル株の値動きを3年ごとに区切ると、製品が売れる年と売れない年のパターンが見えてきます。
これにより、株価の動きも予測可能だと述べています。
このような緻密なデータ分析の他にも、中長期の視点を重視する点も木野内氏の投資法の特徴。
木野内氏は、長い目で見たときに安定した資産運用ができるよう「景気のサイクル」と「相場の季節感」を身につけるべきと述べています。
以下で例を見てみましょう。
上のチャートでは、オレンジの線が大型株、青の線が小型株を示しています。
オレンジの線に注目すると、約10年スパンで大きく上昇する時期と、ピークを迎えて下落する時期があることがわかります。
この10年のスパンは「世界の設備投資サイクル」が関係していて、木野内氏は特に「通信業(携帯電話の基地局)」が大きな影響を与えると述べています。
例えば、携帯電話の5Gが開始された時期(2020年頃)は、世界的に5Gのネットワーク網は作り終わってしまった時期であり、その後景気は下がっています。
このように、携帯電話の新しいサービスが販売され始めてから2〜3年で景気が下がり、西暦でいう2の年(1992年、2002年、2003年、2012年)で底に達するサイクルがあるよう。
こうした景気の波を知っていれば、10年スパンで見た時に景気が良くなりそうか、悪くなりそうなのかが判断できるため、投資をするタイミングや投資の手法(一括投資するべきか分散すべきか)がわかると言います。
木野内氏が重要視する「長期的な視点」で「チャート分析」を活用し、今後の景気サイクルを予測できるようになれば、短期的な損益に左右されることなく、長期的に大きな利益を得られるでしょう。
投資家としての実績
木野内氏には、以下の受賞歴があります。
- 2009年 景気循環学会 中原奨励賞
- 2012年 東洋経済新報社 高橋亀吉記念賞優秀賞
- 2021年、2023年に年間予想が最も正確だったプロを表彰するQUICK月次調査アワード(株式部門)受賞
2024年のアナリストランキングにおいては、テクニカル分析部門で、5年連続20回目の第1位を獲得。
上記の受賞歴が示す通り、金融業界で極めて高い評価を受けていることがわかります。
数々の受賞歴に加え、同じ賞を繰り返し受賞していることは、木野内氏の分析手法や市場予測が高く評価され、信頼されている証拠です。
木野内栄治とは何者?

木野内栄治(きのうちえいじ)氏は大和証券でエクイティ調査部チーフテクニカルアナリストとして活躍しています。
ここでは、彼の人物像について以下の項目で深掘りします。
経歴・プロフィール
木野内氏は1964年東京生まれで、2025年で61歳となります。
彼が大和証券に入社してからの経歴は以下の通りです。
1988年 | 成蹊大学工学部を卒業大和証券へ入社 |
1999年 | 大和証券SMBCに転籍エクイティ部チーフテクニカルアナリストに就任 |
2003年~2009年 | 大和総研に出向(リサーチ業務に従事) |
2012年 | 大和証券に復帰 |
2025年現在 | 大和証券 投資戦略部 担当部長 |
木野内氏は大和証券に入社して以来、約37年間一貫して株のテクニカル分析に従事してきた人物。
アナリストランキングで20回にも及ぶ受賞歴があり、2021年や2023年には、最も予測を当てたアナリストに多くられる「QUICK月次調査アワード」を受賞しています。
豊富な経験と高い知名度があり、現在多くの機関投資家、個人投資家から注目されている投資アナリストです。
共著で執筆活動も
木野内氏は、共著として以下2冊の書籍を執筆しています。
①高圧経済とは何か(2023/11/17)

日本を代表するエコノミストたちが、これからの日本経済の可能性を「高圧経済」という論点で解説。
高圧経済とは、経済を需要超過にすることで景気を刺激し、短期・長期の成長を促す政策の考え方です。
木野内氏は第7章で「高圧経済によってR&D投資増加・生産性向上創造的合併も」というテーマで解説しています。
②大予測「投資テーマ」別成長業界&企業 2018-2019(2017/11/1)

大和証券投資情報部が編集したこちらの書籍は、48種のテーマで章が区切られ、それぞれの章で個別銘柄が紹介されています。
300ページのボリュームがある本ですが、図解やグラフが豊富で、興味のある業種やテーマだけを拾い読みもできます。
投資初心者が業界、業種研究をするのにもおすすめの1冊です。
LINEやX、Abemaブログは偽物のため注意!
木野内氏によるソーシャルメディアでの発信についても調査したところ、LINEやX(旧Twitter)、Amebaブログでは木野内氏を装う偽アカウントが存在することがわかりました。
特に、LINEでの投資グループは詐欺の可能性もあるので注意が必要。
投資のノウハウやどの株を購入すべきか、FXの取引についての指導を行うといった内容ですが、実在する木野内氏とは無関係の架空の人物だと考えられます。
他にもホリエモン氏や森永卓郎氏など、著名人や有名投資家になりすました人物の偽アカウントも存在します。
有名人から投資を教えてもらえると思いこませ、個別LINEに登録させた後トークで詐欺まがいの投資を促すことが多いので注意しましょう。
YouTube出演で情報提供
木野内氏は、Youtubeで日経チャンネルやマーケットアナライズなどに出演し、投資や金融にまつわる情報を提供しています。
特におすすめなのは、以下の動画です。
司会進行の2人は投資初心者であり、木野内氏の解説を聞きながら思い浮かんだ疑問をその都度質問するため、視聴者も1つ1つの解説を理解しやすいのが特徴。
この動画は、投資初心者が長く活用できる投資バイブルとして高く評価されており、「相場感を養うこと」の重要性を学べる内容になっています。
最適なタイミングで投資をしたい人、今は景気サイクルにおいて良いポジションなのかを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
木野内栄治は投資の参考になる?
ここまで木野内栄治氏の評判や、投資において重要視している考え方について解説してきました。
内容をふまえると、木野内氏の投資法が以下の人にとって大いに参考になります。
- テクニカル分析で納得して投資し、長期保有で大きな利益を出したい人
- 景気のサイクルや相場観を身につけ、心に余裕を持って投資したい人
木野内氏の投資スタイルは、長期投資でテクニカル分析を重視しており、安定した資産運用を目指す投資家の方に向いています。
彼の投資戦略は、長期保有で着実に利益を得たい人にとって非常に参考になる要素が多いため、出演するテレビ番組やYouTube、セミナーでの解説を積極的に活用しましょう。