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「襟川恵子(えりかわけいこ)氏は投資界の伝説って本当?」
「襟川恵子氏のコーエーテクモの銘柄を保有すれば儲かるの?」
こんな疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事を最後まで読むと、襟川恵子氏が「投資の伝説」と言われている理由がわかり、コーエーテクモの株を買うべきかどうか判断できるでしょう。
襟川恵子は何者?
襟川恵子氏は、孫正義氏も認める「カリスマ経営者」としての顔と、「投資の女帝」としての顔の両方を持ち合わせた人物。
ここでは、経歴や実績を詳しく紹介します。
投資の女帝と呼ばれるほどの経歴
襟川恵子(えりかわけいこ)氏は、人気ゲーム『信長の野望』や『三國志』などで有名なコーエーテクモホールディングスの代表取締役会長であり、ソフトバンクグループの社外取締役でもあります。
おもな経歴は、以下のとおり。
- 1987年7月
(株)光栄(現(株)コーエーテクモゲームス)設立、専務取締役
- 1994年4月
公益財団法人科学技術融合振興財団理事(現任)
- 2001年6月
KOEI CORPORATION(現 KOEI TECMO AMERICA Corporation)Chairman & CEO
- 2007年5月
一般社団法人デジタルメディア協会理事長(現任)
- 2013年6月
(株)コーエーテクモゲームス代表取締役会長
コーエーテクモホールディングス(株)(現:(株)コーエーテクモホールディングス)代表取締役会長(現任)
- 2014年6月
TECMO KOEI EUROPE LIMITED(現 KOEI TECMO EUROPE LIMITED), Board Director(現任)
- 2015年4月
(株)コーエーテクモゲームス取締役名誉会長(現任)
- 2021年6月
ソフトバンクグループ(株)取締役(現任)
経営者および財政面での責任者として、コーエーテクモグループの発展と経営基盤に大きな役割を果たしました。
豊富な知識と経験が社外でも高く評価され、現在はソフトバンクグループの社外取締役として就任しています。
コーエーテクモHDの会長
コーエーテクモゲームスはもとより「本業と投資の2段構えで稼ぐ企業」として有名。
襟川恵子氏は、同社の会長として1,000億以上の巨大資金の運用を一手に担い、その剛腕が業績に大きく影響しています。
襟川氏が尽力してきたのは会社の資産運用だけではありません。
名だたる有名企業のトップに対しても臆することなく交渉し、会社の利益を上げました。
また、孫正義氏とも意見の衝突があったと言われており、互いに信用し合って自分が考えていることを遠慮なく言える関係から、現在でもビジネスパートナーとしての繋がりがあります。
今までの主な実績
襟川恵子氏は世界初の女性向けゲームのジャンル(ネオロマンスシリーズ)を開拓。
長年にわたりゲームソフトの著作権保護と、業界の国際的な発展を目指して活動し、7つの社団法人や公益法人も設立しています。
主な実績や受賞歴は以下のとおり。
- 「日本を直せる10人の人々|The Wall Street Journal Online」の1人として選出
- 経済産業大臣表彰受賞
- 総務大臣表彰受賞
- UNHCR 紺綬褒章受章
襟川恵子の投資術
襟川恵子氏は驚くべき投資術で話題となり、経済やビジネス業界、SNSなどで評判の的となっています。
会社の不調をカバーする投資術
2024年3月期の決算で「会社の損失分を得意の運用で穴埋めした」と、SNSで話題となりました。
近年のコーエーテクモの業績から、襟川氏の驚くべき投資術がわかります。
時期 | 内容 |
---|---|
2024年上半期業績予想(10月21日) | 売上高が想定より30億減少したが、債券などによる運用益で純利益が100億から150億に上振れ |
2024年4~6月連結決算 | 営業減益だったが、外貨建ての資産運用に関わる収益が増えて補填 |
2024年3月期 | 営業益は31%減に下振れしたが、有価証券などの運用益や売却益が計画を上回り、純利益が3%増 |
業績不振で利益が下がってしまっても襟川氏が資産運用で稼ぎ、穴埋めをして会社を救っている様子が伺えます。
なんjでも凄腕が評価される
インターネット掲示板の「なんj」でも、襟川氏は凄腕の持ち主として高い評価。
この声の一部を紹介します。
才能のある人
資産預けたい
才覚があった
才能は株だけじゃない
なんjでは「投資家としての才能」が高く評価されるほか、経営者として女性向け恋愛シミュレーションゲームを生み出した実績も好評でした。
インタビューの一部を紹介
ここでは襟川恵子氏の投資経験や運用哲学についてのインタビュー内容(2021年3月)を一部紹介します。
投資対象
- 日米・香港の株や仕組み債を中心に投資
- GAFA各社(米国)は昔から保有
- 人工知能やloT、クラウド、セキュリティなどに注力
長年にわたって保有している銘柄もあれば、先端分野にも注目し運用していると言います。
どのようなポートフォリオで運用しているか
- 現物株がメイン
- 債券は自分で銘柄を選んだ仕組債を組成
- 保有銘柄は100~150(グロース株中心)
どのように銘柄を選んでいるか
『自分が入社したい、経営してみたい会社かどうか』で決めているようです。
かなり主観的な選び方なので、個人投資家が簡単に真似できないでしょう。
長年のビジネス・投資の経験から、襟川氏独自の勘が働いていると言えます。
伝説の投資家になっている
襟川恵子氏の優れた投資術により、SNS上では一部ファンから「女傑」伝説として以下のような声が相次いでいます。
- 襟川会長、本業のゲーム不振を得意の資産運用で穴埋め
- コーエーテクモの本業は投資、ゲームは趣味
- コーエーは誕生から成長まで、女傑襟川会長の剛腕に支えられている
- 天才、襟川恵子は健在
- まだ投資で巻き返している、さすが女帝
投資やゲームの企画、経営など多くの才能を持っており、まさに「生きる伝説」といえる傑物型の人物という印象を受けます。
襟川恵子の評判
ここでは襟川恵子氏についての評判を紹介します。
好意的な良い口コミ
資産運用の覇者
投資の天才
世界の宝
良い口コミには、「資産運用の覇者」や「投資の天才」といった、投資の面を褒める声が多くありました。
無ければ作ってしまえばいいといったマインドや行動力が、女性の生き方としてかっこいいと多くの方から支持されていました。
評判の悪い口コミ
自分とこの株価をなんとかして
いい加減株主に利益還元して
株価のディスカウントの要因
襟川恵子氏の人柄や能力など、ご本人についての悪い口コミは見つからず。
一方で、コーエーテクモの株主からは「株価をなんとかしてほしい」「有価証券の運用が株価を引き下げている」といった声がありました。
こうした意見に対して、襟川会長は以下のように株主総会で回答したそうです。
「たとえ株価が半額になろうと問題ない」と言い切ってしまう襟川恵子氏の胆力は並大抵のものではありません。
何があっても物怖じしない精神力と、マイナスをプラスに変えてしまう実力の持ち主である襟川恵子氏には、今後も多くのファンが生まれるでしょう。
良い口コミがほとんど
SNSで口コミを調べると良いものがほとんどで、悪い口コミや意見を探すのは大変でした。
またビジネスジャーナルの記事によると、元社員からは「恵子会長が嫌われているという話はまったく聞かないので、関わりのある人々から嫌われるタイプではないようです」といった声も。
襟川恵子氏をよく知る人物からも良い評価があがっており、伝説を確固たるものにしています。
襟川恵子は本当に投資界の伝説だった
襟川恵子氏について調査し、以下の内容がわかりました。
- 名だたる有名企業のトップと渡り歩き、信頼を得てきた
- 会社の業績不振を得意の資産運用で何度も救っている
- SNS上や社員からも厚い支持を得ている
コーエーテクモの経営において、金融投資のウェイトは小さくありません。
実際に襟川氏は営業減益を投資の力によって何度も穴埋め。
各省からの受賞歴や、SNS上で多くのファンからの支持もあることから「投資界の伝説」と言われているようです。
ただし、コーエーテクモの株は、上がったり下がったりを繰り返しています。
襟川氏の資産運用の実力が、そのまま株価に影響しているわけではないので注意しましょう。
それでも「生きる伝説」と言われる襟川恵子氏が経営するコーエーテクモ(3635)に惹きつけられる方は、株を保有してみてはいかがでしょうか。