キャンターフィッツジェラルド証券を名乗る「CF取引口座」は詐欺?関東財務局が2026年4月に商号詐称で警告、本物の第3048号との見分け方を検証【2026年】
目次
検証対象: 関東財務局「無登録で金融商品取引業等を行う者について」。2026年4月17日の警告です。対象は、キャンターフィッツジェラルド証券株式会社の商号等を詐称した者。業者名等は「不明」
「キャンター・フィッツジェラルド」を名乗る相手から、「CF取引口座」の案内が来た。社名を検索したら、本物の証券会社が出てきた。それで、かえって迷ったのだと思います。
結論です。相手が誰かは、財務局にも「不明」です。ただし、本物のキャンターフィッツジェラルド証券は登録業者です。この勧誘はその名前を詐称したものだと、関東財務局が認定して警告しています。
本物の社名を借りて、個人に口座を作らせる型です。金融庁が「SNS型投資詐欺」の手口として挙げている型と同じです。
つまり、社名を調べて「本物だ」と安心するところが罠です。会社の実在は、目の前の相手の実在を示しません。
当サイトが公的資料で確認できたのは3つです。
- 2026年4月17日、関東財務局が商号等の詐称として警告。業者名も所在地も「不明」
- 本物は関東財務局長(金商)第3048号。2018年3月28日登録の第一種・第二種金融商品取引業者
- 「CF取引口座」「CF」は架空のサービス名称だと財務局が記載
登録の有無は、財務局と金融庁の資料で確認できます。ただし、すでに入金した後にできることは別の話です。
まず必要なのは、いま自分がどの段階にいるのかの整理です。案内を受けている段階か、入金した段階か。それとも、出金を断られた段階か。
「CF取引口座」の画面を1人で見ていると、相手の説明のほうが正しく見えてきます。財務局の警告と登録一覧を手元に置いて状況を誰かに話すと、次の一手が決まります。
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本物の証券会社の名前で口座を開かせる相手と、上場している株を自分の証券口座で売買する手法は、何が違うのか。見比べる材料にしてください。
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キャンターフィッツジェラルド証券を名乗る「CF取引口座」に、関東財務局が2026年4月に警告した内容
関東財務局の警告ページの内容を、表にまとめます。

| 項目 | 関東財務局の記載 |
| 警告日 | 令和8年(2026年)4月17日 |
| 業者名等 | 不明(キャンターフィッツジェラルド証券株式会社の商号等を詐称) |
| 所在地又は住所 | 不明 |
| 内容等 | ウェブサイト及びSNS上に金融商品取引業を行う旨を表示したもの |
| 表示していた内容 | 「有価証券の募集の取扱いを行う」旨 |
| 詐称した商号 | 「Cantor Fitzgerald」「キャンター・フィッツジェラルド」 |
| 架空のサービス名称 | 「CF取引口座」「CF」等(事案により使用) |
| 本物の登録番号 | 関東財務局長(金商)第3048号(2018年3月28日登録) |
| 本物の所在地 | 東京都港区赤坂5丁目3番1号(国税庁法人番号公表サイト) |
業者名等も所在地も「不明」。分かっているのは、表示していた社名とサービス名だけ。相手の正体は、警告を出した側にも見えていない。
表の上には但し書きもあります。業者名等と所在地は、虚偽の可能性がある、と。
この警告は「詐称」に対する警告です。本物のキャンターフィッツジェラルド証券への処分ではありません。本物は、名前を使われた側です。
確認できた事実|本物の第3048号は2018年登録の第一種・第二種金融商品取引業者
詐称された商号を、金融庁の登録業者一覧で引きました。2026年7月31日時点の一覧です。
| 項目 | 金融庁の登録一覧の記載 |
| 登録番号 | 関東財務局長(金商)第3048号 |
| 登録日 | 2018年3月28日 |
| 商号 | キャンターフィッツジェラルド証券株式会社 |
| 法人番号 | 3010401135127 |
| 所在地 | 東京都千代田区赤坂5-3-1(一覧の表記のまま) |
| 業務の種別 | 第一種金融商品取引業 ○/第二種金融商品取引業 ○ |
| 投資助言・代理業/投資運用業 | ○なし |
番号も社名も、一覧に実在します。業務の種別は第一種と第二種。投資助言・代理業と投資運用業の欄に、○はありません。
次に、国税庁の法人番号公表サイトで法人を引きました。

法人番号の指定は平成29年(2017年)11月21日。変更履歴は新規の1件だけです。
所在地は「東京都港区赤坂5丁目3番1号」。金融庁の一覧では「千代田区赤坂5-3-1」で、赤坂5丁目は港区です。
ここで見るのは、番号の実在ではなく業務の種別です。「CF取引口座」の有無は、一覧からは読み取れません。
金融庁の一括検索でも、商号の一致で止めないでください。商号・登録番号・業務の種別を同じ画面で見る。これが確認の手順です。
業者側が表示していた内容|「有価証券の募集の取扱い」と「CF取引口座」
警告文の備考を、「表示」と「財務局の認定」に分けます。
表示1:サイトとSNSで「有価証券の募集の取扱いを行う」と表示。
財務局の認定:登録を受けずに、金融商品取引業を行う旨を表示した。この表示自体、金融商品取引法で禁じられています。
表示2:「Cantor Fitzgerald」などの社名を表示。
財務局の認定:登録を受けた金融商品取引業者の商号を詐称していた。名乗っていた社名は、他人のものでした。
表示3:「CF取引口座」「CF」というサービス名で案内。
財務局の認定:事案により、架空のサービス名称を使用していた。
本物の社名が出てきても、「CF取引口座」は架空だと財務局が認定しています。
金融庁は「それ詐欺です!SNS上の投資勧誘にご注意ください!」で、金融商品取引業者を騙る手口を3つ挙げています。

- 既存の金商業者の名称やそれらしい名称を用いて信用させ、投資を促す
- 金融商品取引業者の登録番号を詐称している
- 既存の金融商品取引業者に似せた偽物のウェブサイトへ誘導してくる
今回の社名の表示は、1つ目に当たります。金融庁が先に書いていた型を、そのままなぞった形です。
本物の社名を出して、本物にはない「CF取引口座」を売る。QubeやSusquehannaの警告と、組み立ては同じでした。
社名を検索して登録一覧に出てきたら、そこで安心する人が多い。一覧に出てくるのは本物であって、目の前の相手ではない。ここを分けて考える話です。
❞海外でも同じ名前のクローン警告|英FCAとアイルランド中央銀行
クローン業者への警告は、日本だけではありません。

英国のFCAは「Cantor Fitzgerald Bank (clone)」を警告しています。認可を受けた会社の詳細を写して、本物に見せかける業者です。
アイルランド中央銀行も、2023年5月18日に警告を出しました。対象は、認可業者「Cantor Fitzgerald Ireland Limited」のクローンです。
日本の事案と同じ相手かは分かりません。言えるのは、同じ名前が国をまたいで使われていることまでです。
同じ型が続いている|2026年はViking・Susquehanna・Qube・DSE証券の詐称も警告された
2026年に関東財務局が警告した、商号や番号の詐称は次のとおりです。
- 4月17日:キャンターフィッツジェラルド証券(本記事)/Viking Global Investors/CIM Japan
- 4月17日:Susquehanna Pacific(高速取引行為者)
- 5月15日:Schonfeld
- 6月:FSE証券(第152号を詐称)
- 7月22日:Qube(高速取引行為者・第84号を詐称)
- 8月:DSE証券(第24号を詐称)
4月17日だけで、4つの社名が騙られています。
手順も似ています。日本証券業協会は、証券会社を騙る偽広告の流れを説明しています。金融庁も同じ流れを注意喚起しています。

要旨は4段階です。なりすまし→LINEへ誘導→投資の勧誘。最後に、出金時の手数料や税金です。
SNSで案内が来て、LINEに移ったなら2段階目です。最後に待つのは出金時の手数料です。
被害の規模は、警察庁の統計で見ます。

令和7年(2025年)は認知件数9,523件、被害額1,288.0億円。前年比48.5%増と47.9%増です。
令和8年上半期の暫定値は、被害額797.9億円。前年同期比で444.9億円増です。認知件数は5,893件で3,020件増。既遂1件あたりの被害額は1,362.5万円でした。
国民生活センターは2026年9月1日、相談事例を公表しました。

- 未公開株のデイトレードで約1,000万円を入金。出金時に「約1,100万円の手数料」を求められた
- 暗号資産に約1,000万円を入金。出金時に「500万円の税金」を求められた
- 約400万円を送金した後、連絡が取れなくなった
同センターは、振込先が個人名義の口座なら詐欺だと書いています。見守り新鮮情報(2024年5月30日)も同じです。業者が個人名義の口座で入金させることはない、と。
確認できなかったこと|CF取引口座の運営者・被害件数・本物の会社の対応
- 業者の所在と運営者(財務局の警告でも「不明」)
- 被害の件数と金額(警告文に記載なし)
- 勧誘に使われたSNSアカウントやサイトの名称
- 本物の会社がこの件にどう対応したか
- 「CF取引口座」を名指しした本人の体験談(当サイトの検索で特定できず)
相手が「不明」の案件は、ネットに痕跡が残りにくい型です。それでも、財務局の警告という一次情報があります。判断には足ります。
一方で、確認できた良い面もあります。相談に使える材料が3つです。
- 財務局の警告に、詐称された商号と架空のサービス名が具体的に書かれている
- 金融庁の一覧と国税庁のサイトで、本物の登録日と所在地を誰でも照合できる
- 英FCAとアイルランド中央銀行にも、同じ名前のクローン警告がある

注意事項には、登録業者の商号や登録番号を騙る例がある、とあります。財務局自身が「騙られる」前提で書いているのです。
SNSをきっかけとした勧誘が増え、学生も含め幅広い年代で注意が必要、とも書いています。
警告文が「不明」だらけなのは、財務局が調べなかったからではありません。勧誘資料の住所すら虚偽の可能性がある、と財務局自身が但し書きしています。
相手を特定する作業は、個人には無理です。警告文・登録一覧・振込記録の3点を持って窓口に行く。今日やることは、それで足ります。
❞キャンターフィッツジェラルド証券を名乗る勧誘についてよくある質問
キャンターフィッツジェラルド証券は実在する会社なので、「CF取引口座」も本物ですか?
本物の会社は実在します。関東財務局長(金商)第3048号で、2018年3月28日の登録です。
ただし「CF取引口座」は、架空の名称だと関東財務局が認定しています。会社の実在と、目の前の勧誘の真偽は別です。
本物のキャンターフィッツジェラルド証券は、個人向けの取引口座を作れますか?
登録一覧にあるのは、第一種・第二種の登録だけです。個人向けの口座の有無は、そこからは分かりません。
当サイトは本物の会社に問い合わせていません。案内の真偽は、金融庁の相談窓口で確認してください。
「CF取引口座」にもう入金してしまった場合はどうすればいいですか?
追加の入金はしないでください。振込記録、相手とのやり取り、案内されたサイトの画面を保存します。
相談先は、金融庁の金融サービス利用者相談室(0570-016811)です。警察相談専用電話(#9110)でも相談できます。警告を出した関東財務局 証券監督第2課(048-613-3952)にも窓口があります。
「キャンターフィッツジェラルド証券」を名乗る相手の登録は、どこで確認できますか?
金融庁の「金融事業者一括検索」で調べられます。商号と登録番号に加えて、業務の種別まで見てください。
関東財務局の警告一覧にも、詐称の事例が並んでいます。
まとめ|CF取引口座の警告で確認した事実と、いま自分がどの段階かの整理
調べた内容を一覧にします。
| 確認した項目 | 結果 |
| 警告 | 2026年4月17日、関東財務局が商号等の詐称として警告 |
| 業者名・所在地 | いずれも「不明」(財務局) |
| 詐称した商号 | 「Cantor Fitzgerald」「キャンター・フィッツジェラルド」 |
| 架空のサービス名 | 「CF取引口座」「CF」等(財務局の認定) |
| 本物の登録 | 関東財務局長(金商)第3048号(2018年3月28日登録・第一種・第二種) |
| 本物の法人番号・所在地 | 3010401135127・東京都港区赤坂5丁目3番1号(国税庁) |
| 海外の同種警告 | 英FCA「Cantor Fitzgerald Bank (clone)」/アイルランド中央銀行(2023年5月18日) |
| 同じ型の警告(2026年) | Viking・CIM・Susquehanna(4月)/Schonfeld(5月)/FSE証券(6月)/Qube(7月)/DSE証券(8月) |
| 被害の件数・金額・体験談 | 未確認 |
いま自分がどの段階かで、やることが変わります。
- 案内を受けている段階:入金しない。相手の名乗り・案内されたURL・振込先の名義を記録する
- 少額を入れた段階:追加を断る。振込記録と画面を保存し、相談窓口に連絡する
- 出金できない段階:「手数料」「税金」の名目で追加を求められても払わない
結論です。本物の証券会社の名前で個人に口座を作らせる時点で、関東財務局が詐称と認定した勧誘です。入金する前に金融庁の一括検索で商号と業務の種別を見て、個人名義の振込先なら止めてください。
次に別の社名で同じ話が来ても、見る点は同じです。商号の一致・業務の種別・振込先の名義の3つです。
振り込む前に確認したい5項目
- 金融庁の一括検索で、相手が名乗る商号と登録番号が一致するか
- 登録の業務の種別に、案内された商品(個人向けの口座)が含まれるか
- 振込先が個人名義や海外の口座になっていないか
- 出金の条件や手数料が、入金前に文書で示されているか
- 迷ったら金融庁(0570-016811)か警察(#9110)に電話したか
株的中.comは1,000件を超える投資顧問・株情報サイトを検証し、読者からのべ39,000件以上の口コミが寄せられています。その中から見た所感です。
私が見たのは、「不明」の多さです。業者名も所在地も不明、勧誘資料の住所も虚偽の可能性あり。分かっているのは、本物の社名を名乗っていたことと、架空のサービス名だけでした。
それでも人が入金するのは、検索で本物が出てくるからだと見ています。検索結果に本物が出てくるほど、偽物の話が通る。同じ名前のクローン警告が英国とアイルランドにもあるのは、この構図が国を選ばないからでしょう。
社名を検索して本物が出てきたら、その本物に目の前の商品があるかを、業務の種別で見る。これが現時点の答えです。
ここまでの事実は、社名が変わっても使えます。確認する場所は動かないからです。
1人で抱えたまま次の入金を求められるのが、いちばん避けたい形です。
「CF取引口座」の案内を受けている人は入金する前に、すでに入金した人は「手数料」を求められる前に。この記事の表と警告文を持って窓口に行けば、説明は数分で済みます。
管理人が実際に使っている銘柄と売り時をAIが示す手法は、コロンブスの卵の公式LINEで細かいところまで公開しています。
本物の証券会社の名前で口座を開かせる相手と、上場している株を自分の証券口座で売買する手法は、何が違うのか。見比べる材料にしてください。
Amazonギフト券1万円分を毎月100名様にプレゼントしているので、よければ受け取ってください。
株的中.comは1,000件超の投資顧問・株情報サイトを検証/読者からの口コミのべ39,000件以上

商号や番号の詐称では、Qube Research & TechnologiesとDSE証券の記事もどうぞ。GCAアセットマネジメントとMJM Capitaも、同じ型です。
出典(いずれも2026年9月22日確認)
- 関東財務局「無登録で金融商品取引業等を行う者について(キャンター詐称)」令和8年4月17日
- 金融庁「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」(2026年7月31日時点)
- 国税庁法人番号公表サイト「キャンターフィッツジェラルド証券株式会社」
- 金融庁「それ詐欺です!SNS上の投資勧誘にご注意ください!」(令和8年3月5日更新)
- 金融庁「証券会社や日本証券業協会を騙ったSNS上の偽広告等に注意!」
- 日本証券業協会「証券会社や日本証券業協会をかたる偽アカウント・偽広告等にご注意ください!」
- 国民生活センター「SNSで著名人が勧める“もうかる方法” それって本当!?」(2026年9月1日)
- 国民生活センター 見守り新鮮情報第482号(2024年5月30日)
- 警察庁 SOS47「SNS型投資詐欺」令和7年確定値・令和8年上半期暫定値
- 英FCA「Cantor Fitzgerald Bank (clone)」警告
- アイルランド中央銀行 Cantor Fitzgerald Irelandのクローン警告(2023年5月18日)
- 金融庁「金融事業者一括検索」(2026年1月30日運用開始)






