立花証券は怪しい?行政処分の理由とストックハウスへの影響を検証【2026年】
目次
検証対象: 立花証券 公式サイト(ネット取引は 立花証券ストックハウス)
ストックハウスの口座を開く前に、処分の記事を見たのだと思います。
先に結論を書きます。詐欺ではありません。ただし、高齢顧客への過当取引で行政処分を受けた会社です。
処分の対象は、営業員が担当する対面部門の国内株式営業です。ネット口座のストックハウスは処分文に出てきません。
当サイトが公的資料と公式サイトで確認できたのは3つです。
- 関東財務局が2025年4月8日に業務改善命令を出した(金融商品取引法51条)
- 対象は75歳以上の顧客。虚偽の説明が58件、不適切な勧誘が121件
- 2023年の自主規制機関の検査で指摘された後も、改善されていなかった
ニュースを見て手を止めたなら、その慎重さは正しいです。
ただ、処分歴で1社を外しても、次の会社選びでまた迷います。
必要なのは「この会社は安全か」の答えではありません。処分文のどこを読めば自分に関係あるか分かる物差しです。
処分の対象部門と、自分が使う窓口が同じか。読む場所を1つ決めておくと、次のニュースでも迷いません。
管理人が実際に使っている銘柄と売り時をAIが示す手法は、コロンブスの卵の公式LINEで細かいところまで公開しています。
営業員に任せず自分で決める使い方の、比較の材料として一度見てみてください。
Amazonギフト券1万円分を毎月100名様にプレゼントしているので、よければ受け取ってください。
友だち追加する
立花証券とは?1953年創業の「株の専門店」とネット取引ストックハウス
本社は東京・日本橋茅場町。対面営業が中心の証券会社です。
創業は1953年9月1日。処分文には「株の専門店」を標榜する会社と書かれています。
| 商号 | 立花証券株式会社 |
| 登録番号 | 関東財務局長(金商)第110号(登録日2007年9月30日) |
| 法人番号 | 7010001049582 |
| 本社 | 東京都中央区日本橋茅場町1-13-14 |
| 創業 | 1953年9月1日 |
| 代表者 | 代表取締役社長 廣瀬千春 |
| 資本金 | 66億95百万円 |
| 従業員数 | 397名 |
| 自己資本規制比率 | 450.1%(2026年6月末) |
| 対面店舗 | 本店・新宿・浅草サテライト・千葉・立川・横浜・大阪・名古屋 |
| ネット取引 | 立花証券ストックハウス/立花証券e支店 |
| 加入協会 | 日本証券業協会/金融先物取引業協会 |

金融庁の登録一覧にも、第110号で載っています。
国税庁の法人番号サイトでも、所在地は一致しました。
窓口は2つあります。営業員が付く対面取引と、自分で注文するストックハウスです。
今回の処分は、対面取引の営業員による勧誘が対象です。
この切り分けが、記事全体の軸になります。
立花証券が行政処分を受けた理由を4つに分ける
ここがこの記事でいちばん伝えたい部分です。
関東財務局の公表文をそのまま読み、原因を4つに分けました。

検査の対象期間は2022年4月から2024年8月まで。見たのは、75歳以上の顧客への勧誘です。
営業員による国内株式の対面営業が対象です。拠点は全11部支店です。
理由1|損益について、事実と違う説明をしていた(58件・24営業員)
対象は31人の顧客です。売る銘柄の損益について、虚偽の説明を繰り返していました。
目的は乗り換えによる手数料の獲得だったと処分文にあります。
監視委員会の資料には、説明の中身が類型ごとに載っています。

損失なのに「◯万円くらい儲かる」と説明した例が22件。
手数料込みでは損なのに「プラスです」と言った例もあります。
件数は虚偽の告知が39件、誤解を招く表示が19件。合わせて58件です。
関わった営業員は24人、部支店は10か所。11部支店のうち10か所で起きていました。
一部の営業員の逸脱ではありません。会社の大半の拠点で、同じことが起きていました。
理由2|2023年の検査で指摘されても、改善していなかった(121件)
2023年に自主規制機関の検査がありました。そこで不適切な勧誘として指摘を受けています。
ところが指摘の後も、34人の顧客に同じ勧誘が続きました。
- 損失額を正確に説明しないまま、一方的な説明で売却注文を受けた例|79件
- 損益が見通せない時期に、節税を強調して損切りを勧めた例|31件
- 短時間で一方的に勧誘し、受け身の承諾だけで売買を繰り返した例|11件
合計121件です。処分文は「検査指摘以降も改善されていない」と書いています。
指摘されてからも続いた。ここが処分の理由の中で最も重い部分です。
理由3|手数料の累計が、儲けを上回る顧客が多数いた
不適切な勧誘を受けた顧客は、売買の回転率が高い状態でした。
そして手数料の累計が、損益を上回る顧客が多数いたとあります。
株で得た分より、証券会社に払った分のほうが多い。そういう顧客が多数いたということです。
処分文はこれを「過当な取引」と呼んでいます。「過度な手数料を負担させている」という認定です。
理由4|手数料に偏った報酬制度と、経営陣の任せきり
処分文は背景として、会社の仕組みにも踏み込んでいます。
営業員の評価と褒賞金は、ほぼ手数料実績で決まる仕組みでした。
部支店長は取引の監視も、電話録音の確認もしていません。
経営陣は2023年の指摘を議論せず、管理部門に任せきりでした。
当局は個人ではなく、会社の仕組みの問題として処分しました。
対面では手数料の取りすぎで処分され、ネットでは「手数料0円」を看板にしています。同じ会社です。
営業員の評価が手数料実績で決まる仕組みだったと処分文にあります。誰が手数料を払っていたかは、まぁお察しです。
❞処分文の読み方は、アテル投資顧問やヤマワケエステートを調べたときも同じです。対象部門と、原因の認定を先に見ます。
立花証券ストックハウスの手数料と、対面取引の手数料を比べる
手数料が処分の中心なので、料率を2つの窓口で確認しました。
まずネット取引のストックハウスです。
| ストックハウス(ネット) | 手数料(税込) |
| 現物株式 1注文5万円以下 | 55円 |
| 現物株式 1注文10万円以下 | 88円 |
| 現物株式 1注文50万円以下 | 264円 |
| 現物株式 1注文100万円以下 | 517円 |
| 現物株式 1注文3,000万円以下 | 990円 |
| 現物 1日定額コース | 20万円以下220円から |
| 信用取引 | 無料(個別・定額とも) |
| 電話注文 | 約定代金×0.44%(最低2,640円) |
| 口座管理料 | 無料 |
次に、営業員を通す対面取引です。公式サイトの手数料表から抜き出しました。
| 対面取引(営業員経由) | 手数料の計算式(税込) |
| 約定代金100万円以下 | (約定代金×1.150%)×1.045 |
| 100万円超 500万円以下 | (約定代金×0.900%+2,500円)×1.045 |
| 500万円超 1,000万円以下 | (約定代金×0.700%+12,500円)×0.99 |
| 最低手数料 | 2,640円 |
単価を出します。100万円の株を1回買う場合です。
- ストックハウス(個別コース)|517円
- 対面取引|100万円×1.150%×1.045=12,017円
同じ会社の同じ100万円の注文で、手数料は約23倍違います。
買って売れば往復で約24,000円。乗り換えを1回するたびに、この金額が出ていきます。
手数料が損益を上回る状態は、この対面側の料率で起きました。
ネットで517円、対面で12,017円。同じ株を同じ日に買っても、差は営業員が付くかどうかだけです。
処分文は「手数料獲得を目的」と書いています。乗り換えの理由が銘柄にあったのかは、まぁお察しです。
❞料率表を見れば、どの窓口で手数料が積み上がるかが分かります。他社の口座を選ぶときも同じ見方が使えます。
「信用取引手数料0円」の宣伝と、処分文に書かれた立花証券の事実
ストックハウスのサイトで最も目立つのは、手数料の安さです。

「信用取引手数料0円」と表示されています。「新規口座開設で現物手数料が最長半年0円」の表示もあります。
ページのタイトルも「信用取引手数料0円!」です。
この表示は確認できました。信用取引の注文手数料は、個別も定額も無料です。
ただし電話注文と、会社が任意で行う反対売買は有料です。
名義書換料(1単位55円)と事務管理費(1株月11銭)も別です。
宣伝が嘘という話ではありません。ネットは薄利で、対面は高い料率という二本立てです。
処分文が原因に挙げたのは、手数料に偏った営業員の評価です。
「0円」の看板の会社が、対面では手数料目的の勧誘で処分された。これが確認できた事実です。
立花証券の口コミ・評判|処分への反応とストックハウス利用者の声
処分については、Xで勧告の当日から反応が投稿されています。
報道をそのまま共有する声が多数です。
対面部門の営業スタイルに触れた声もあります。
金融庁も公式アカウントで、処分の当日に告知しています。
一方で、ストックハウスの利用者の声は評価が分かれます。
みんかぶには4点評価の投稿があります。「アプリはサクサク動いて、手数料も安くて良い」という声です。
同サイトの比較(2026年6月版)では総合55点。手数料の順位は10社中7位です。
株探の評価は「チャートは物足りない」「注文機能は充実」です。
まとめると、処分の話題は対面に集中しています。ネット利用者の不満は、ツールと取扱商品です。
ネット口座で勧誘の強さを訴える声は見つかりませんでした。
立花証券をやめるときの費用と、処分後に会社が公表した対応
口座を閉じるときの費用を、公式の手数料ページで確認しました。
- 口座の開設・維持・管理|無料
- 株式の振替出庫(他社への移管)|無料
- 投資信託の振替出庫|1銘柄につき1,100円
- 出金|会社負担
株を持ったまま他社へ移すのに、費用はかかりません。やめやすさは確保されています。
次に、処分後の会社の対応です。公式サイトのお知らせを時系列で追いました。

- 2025年3月28日|監視委員会の勧告を当日に公表
- 2025年4月8日・17日|処分の内容と再発防止の方針を公表
- 2025年4月下旬|対面・ネット・法人の顧客にお詫び文書を発送
- 2025年6月18日|日本証券業協会から過怠金2,000万円
- 2025年6月20日|東京証券取引所・大阪取引所から戒告
- 2025年10月31日|業務改善の進捗を別紙つきで公表

10月の報告には、具体的な変更が並んでいます。
営業員の褒賞金制度を廃止。部支店長は顧客担当を外れ、監視に専念します(10月から)。
「高齢顧客への勧誘に関する規則」も新設しました。電話録音の文字起こしも導入するとしています。
追加調査では、指摘以外にも類似の事案が見つかっています。会社自身がそう書いています。
該当する顧客には面談して謝罪と説明を行う、という方針です。
「指摘以外にも類似事案があった」と自社の文書に書く会社は、そう多くありません。悪い数字を先に出した点は評価します。
ただ、改善が定着したかは文書では分かりません。次の報告で件数がどう動くかで見るしかありません。
❞取引で困ったときの窓口は、立花証券コンプライアンス部です。電話番号は03-3669-8088と公表されています。
会社と話がつかない場合は、FINMAC(証券・金融商品あっせん相談センター)へ。消費者ホットライン188にも相談できます。
立花証券で評価できる3つの点
批判だけでは公平ではありません。事実として評価できる点を書きます。
- 金融庁登録の第一種金融商品取引業者。自己資本規制比率は450.1%(2026年6月末・法定下限120%)
- ストックハウスの手数料は信用0円・現物55円から。口座維持費も株式の出庫も無料
- 処分の経過を勧告当日から4回公表。改善の進捗を別紙まで出している
1年半で4回の公表は、処分後の開示としては多いほうです。
進捗の中身まで出している点は、開示の姿勢として評価できます。
足りないのは開示ではなく、現場で定着したかの実績です。
立花証券についてよくある質問
ストックハウスの口座も処分の対象ですか?
処分文が対象にしたのは、営業員による対面の国内株式営業です。ストックハウスの名前は処分文にありません。
ただし会社は同じです。お詫び文書はネット部門の顧客にも送られています。
立花証券は業務停止になりましたか?
なっていません。処分は業務改善命令で、業務停止命令ではありません。取引は続いています。
別に日本証券業協会から過怠金2,000万円を受けています。東京証券取引所と大阪取引所からは戒告です。
不適切な勧誘を受けた顧客はどうなりますか?
会社は国内株式の全取引を対象に追加調査をしています。類似の事案が確認された顧客には、面談して謝罪と説明を行う方針です。
問い合わせ窓口は立花証券コンプライアンス部(03-3669-8088)です。
高齢の家族が営業員と取引しています。何を確認すればいいですか?
取引報告書で、年間の手数料の合計と損益を比べてください。手数料が損益を上回っていれば、処分文と同じ状態です。
連絡先は担当者ではなく、コンプライアンス部です。解決しなければFINMACに相談できます。
まとめ|立花証券に向いている人と、やめたほうがいい人
調べた内容を一覧にします。
| 確認した項目 | 結果 |
| 金融商品取引業の登録 | あり(関東財務局長(金商)第110号) |
| 行政処分 | 2025年4月8日に業務改善命令(業務停止ではない) |
| 処分の対象 | 対面部門の営業員による75歳以上への勧誘 |
| ストックハウスの言及 | 処分文にはなし |
| 虚偽の説明 | 58件(10部支店・24営業員) |
| 指摘後も続いた勧誘 | 121件(34顧客) |
| 手数料の水準 | ネット:現物55円から・信用0円/対面:100万円で12,017円 |
| 自主規制機関の処分 | 日証協 過怠金2,000万円/東証・大阪取引所 戒告 |
| 処分後の公表 | 勧告当日から4回。進捗の別紙あり |
向いているのは、次のような人です。
- ストックハウスで自分で注文する使い方をする人
- 信用取引の手数料を抑えたい人
- 処分の経過を自分で読んで、納得したうえで使える人
やめたほうがいいのは、次のような人です。
- 営業員の提案に任せて売買したい人
- 75歳以上の家族名義の口座を、担当者に預けたままにしている人
- 取引報告書の手数料欄を見ない人
結論です。ネット口座なら候補に残してよい。対面で任せる使い方は、改善の実績が出るまで見送りが無難です。
処分の対象部門と、自分の使い方が重なるかどうか。判断はそこで決まります。
口座を開く前に確認したい5項目
- 処分文の対象部門が、自分の使う窓口と同じか
- 処分が業務改善命令か業務停止命令かを区別したか
- 指摘後に改善されたかを、会社の公表で追ったか
- 自分の使う窓口の料率表を自分の目で読んだか
- 取引報告書で年間の手数料合計と損益を比べる習慣があるか
株的中.comは1,000件を超える投資顧問・株情報サイトを検証し、読者からのべ39,000件以上の口コミが寄せられています。その中から見た所感です。
私が見たのは、処分文の「対象」と「原因」の2か所です。対象は対面の営業員、原因は手数料に偏った報酬制度と経営陣の任せきりでした。
ストックハウスは処分文に出てきません。ただ、報酬制度と経営陣は会社全体のものです。ネット口座だから無関係、とまでは言い切れません。
自分で注文する使い方なら、料率も安く、やめる費用もかかりません。任せない前提で使う分には候補に残る。これが現時点の答えです。
「対象と原因を先に読む」見方は、他社の処分にも使えます。
物差しが1つあれば、次の処分ニュースでも迷いません。自分の窓口が対象かを確かめるだけで判断できます。
とはいえ、避ける基準だけでは資産は増えません。
管理人が実際に使っている銘柄と売り時をAIが示す手法は、コロンブスの卵の公式LINEで細かいところまで公開しています。
営業員に任せず自分で売り時を決める材料として、この記事の5項目と並べて見てみてください。
Amazonギフト券1万円分を毎月100名様にプレゼントしているので、よければ受け取ってください。
株的中.comは1,000件超の投資顧問・株情報サイトを検証/読者からの口コミのべ39,000件以上
友だち追加する
証券口座まわりの記事はほかにもあります。マネックス証券と証券口座の乗っ取り対策の記事もあわせてどうぞ。
出典(いずれも2026年9月4日確認)
- 関東財務局「立花証券株式会社に対する行政処分について」令和7年4月8日
- 証券取引等監視委員会「立花証券株式会社に対する検査結果に基づく勧告について」令和7年3月28日
- 同 別添「虚偽告知及び誤解表示の類型等について」
- 金融庁「金融商品取引業者登録一覧」(2026年7月31日時点)
- 国税庁法人番号公表サイト(法人番号7010001049582)
- 立花証券 公式サイト「会社概要」「手数料」
- 立花証券 公式サイト「証券取引等監視委員会による行政処分の勧告について」2025年3月28日
- 立花証券 公式サイト「関東財務局による行政処分について①②」2025年4月8日・17日
- 立花証券 公式サイト「日本証券業協会による処分について」2025年6月18日
- 立花証券 公式サイト「東京証券取引所及び大阪取引所による処分について」2025年6月20日
- 立花証券 公式サイト「業務改善状況・進捗について」(別紙PDF)2025年10月31日
- 立花証券ストックハウス 公式サイト「手数料/諸経費」「現物株式 取引手数料」
- 日本取引所グループ「立花証券株式会社に対する処分等について」2025年6月20日
- みんかぶ「立花証券ストックハウスの評判・口コミ」(2026年8月20日更新)
- 株探「立花証券ストックハウスの評判・評価」
- 消費者庁 消費者ホットライン188/証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC)





