ワカバヤシFXアソシエイツ

ワカバヤシFXアソシエイツは優良投資顧問なのか悪徳株情報サイトを運営しているだけなのか。ネットの口コミや評判を見る限り、あまり 評判は良くないみたいですね‥
早速、HP等の検証を行っていきたいと思います。

まずワカバヤシFXアソシエイツが如何なる投資顧問サイトなのか確認していくと、「短期トレーディングだけでなく、中長期的な資産運用や保全に役立つ金融情報の提供を第一に考えお客様との末永いお付き合いを目指す」と記載されています。

代表を務めるのは若林 栄四氏。
東京MXのストックボイスに出演していますので、見た事ある人もいるのではないでしょうか。それなりに有名人ですし、結構大胆な事を言う人というイメージがあります。
・プロフィール
1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行（現、三菱東京UFJ銀行）入行。同行シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替次長。1987年、勧角証券（アメリカ）執行副社長を歴任後、現在ニューヨークを拠点として、ファイナンシャル・コンサルタントとして活躍する傍ら、日本では外国為替コンサルタント会社である「（株）ワカバヤシ　エフエックス　アソシエイツ」の代表取締役を務める。

若林氏は「伝説の為替ディーラー」なんて肩書があるようですが、ネット上では「99％予想が外れる 」という意見もあれば「時期は外すが予想は当たる」なんていう意見も‥

現在、同氏が公開している予測については後で触れるとして、ひとまずサービス内容を確認していきます。

主なサービス内容
やはり本サイトはFXに特化しており、個別株式銘柄（仕手株など）の推奨は行っていないようです。
多数のストラテジストが在籍しており、それぞれのトレーディングスタイルに合うストラテジストを選ぶ事ができるようです。

・コラム
全ストラテジストが連載を行っていますが、更新頻度が低すぎます。
若林氏に至っては2011年2月を最後に更新されていません。

・ストラテジストコメント
12名在籍のストラテジストのうち無料で公開されているのは計6名。
内容はそれぞれの特徴が出ており参考にはなりますね。
無料ならば、十分に価値あるコンテンツと言えると思います。

以下有料
◆ForexIntelligence
若林氏を含む、有料のストラテジストコメントが閲覧できるサービス。
料金：1ヶ月/5,400円～16,200円

◆定期レポート配信サービス
・プレミアコース
同社が提供する全てのサービスが利用可になるコース
料金：1ヶ月/59,400円

・ゴールドコース
若林の各種レポートがすべて閲覧できるコース
料金：1ヶ月/29,700円

・Daily Comment(DCコース)
日々のドル/円相場を判断する上で、或いは、相場のポイントを判断する上で役に立てる情報を提供するコース
料金：1ヶ月/25,920円

・テーラーメードコース
若林栄四のテクニカル分析レポートを毎月初にお届けする、機関投資家並びに企業法人向けのレポート配信サービス
料金：1ヶ月/108,000円～

◆単独レポート配信サービス
・若林栄四のテクニカル分析レポート
機関投資家やヘッジ・ファンドのマネジャーからの絶大なる評価を頂いている若林栄四のテクニカル分析レポート
料金：1ヶ月/16,200円

・川合美智子のドル円/ユーロ円テクニカル分析
川合美智子の罫線分析レポート
料金：1ヶ月/10,800円

◆その他、コンサルティングやセミナー有

有料サービスはかなり豊富ですが、全体的に料金は高めですね。
特に若林氏の携わるサービスが圧倒的に高額なので、それだけ自身に値打ちがあるとお考えなのか‥

さて、ここで若林氏が各メディアで発した予測の数々を、以下に羅列してみました。

・ドルは「2022年に65円」になり、日本株は16年12月で底を打って反転する
（若林栄四 著『黄金の相場予測2016　覚醒する大円高より）

・目先1万2500円ドル円は93円までありえる､20年には3万円へ
（2015/10/7四季報オンラインより）

・目先は2017年1月にかけて、1ドル88～100円のドル安は十分に起こりうる
（2016/3/8東洋経済オンラインより）

こうして並べてみていくと、2022年に為替は65円なのに2020年には日経平均3万円と記載があり、一体2020～2022までで何が起こるのか？などの疑問は残りますね。

また日本株は16年12月で底を打つという、なんとも言えない予測と2017年1月にかけてのドル安円高予想など、イマイチ辻褄が合わないような話も散見 されます。

1つ言えるのは、若林氏の考えた自体は間違っていないと思います。
しかし、メディア戦略の一環として大胆に予想を行っている弊害なのか、肝心の時期までは言い当てられず（当然ですが）、結果的に一貫性に欠けてしまうという本末転倒 な感じですね。

という事で、 若林氏の意見・情報は参考にはなるという程度に止めるのが賢明。
後は活かすも殺すも自分次第です。

個人的には、お金を払ってまで同氏の意見を求めるかというと微妙 です。
他のメディアを通して無料でなら‥といったところです。