株の学校アクションラーニングの口コミ・評判を検証

株の学校アクションラーニングは優良株式投資スクールなのか悪徳株式投資スクールなのか。ネットの口コミや評判を見る限り、情報が不足しているようです。早速、HP等の検証を行いたいと思います。

まず株の学校アクションラーニングが如何なる株式投資スクールなのか確認していくと「初心者にも分かりやすい動画の株式投資セミナー、公認会計士が教えてくれる株の学校」との事。

公認会計士が株の学校？という感じですが、要するに企業の決算書を見る事が仕事ですからファンダメンタルズ分析に長けているという主張かと思われますが、無理やりな感じは否めませんね。

余談ですが、近年弁護士や税理士、公認会計士などは不況であり資格を保有してても仕事がない人で溢れています。そういった流れなのかは分かりませんが、厳しい世の中になったものですね‥

代表を務める「日根野健」氏のプロフィールは以下の通りです。

公認会計士、税理士。株式会社アクションラーニング代表取締役。
1979年（昭和54年）8月23日、大阪生まれ。
大阪教育大学附属高校平野校舎、京都大学教育学部卒業後、監査法人トーマツに入所。上場企業（東証1部、大証1部、ヘラクレスほか）の決算書をチェックし投資家を守る仕事をしていたが、個人投資家の多くが決算書を全く読まずに危険な投資をしていることに気づく。そこで、「決算書に関する正しい知識を身につけた、賢い個人投資家を育てたい」と思い、株の学校アクションラーニングを設立。個人投資家を守る仕事から、個人投資家を育てる仕事へとシフトする。

立派な経歴ですが、ほとんど予想通りのキャリアでしたね。その他、セミナーやオンライン講座も頻繁に開催しているようで、それなりに名の知れた人物という事なのかもしれません。
しかし、投資家としての実績が全く書かれていません。信用して大丈夫なのでしょうか？

さて、そもそもアクションラーニングとは何かを確認していくと「個人投資家と共に世界を変える」というよく分からない思想めいた事が長々記載されていますが、要は2倍株を手にするために必要な「銘柄発見力」「銘柄診断力」「ポートフォリオ管理力」を養う事ができるとの事。

また投資スタンスは、予想通り仕手株等でなくファンダメンタルズに基づいた長期投資です。サービス内容を詳しく見てみましょう。無料会員登録を行う事で以下のサービスが利用できます。

・Eラーニング
過去に開催されたセミナーの様子を動画で視聴できるコンテンツ
・バリューチャート
銘柄割安度を診断できるコンテンツ
・ニュースレター
投資に関する旬なテーマを取り上げた記事の過去配信分が閲覧可能。

以下は有料コンテンツになります。
◆有料会員
月額1000円～3000円で以下のサービスが利用可
・株式投資セミナー
月1回開催のオンラインセミナー、毎月交代で【旬のトピックスを取り上げるセミナー】と、【銘柄診断レポート解説セミナー】があるようです。
・バリュートレンド
アクションラーニングが開発した、オリジナルチャート。
割安かどうか、「1株価値」と比べて判断します。
・ポートフォリオマネージャー
会員サイトで投資のシミュレーションができるようです。
・銘柄診断レポート
株式投資のノウハウが詰まった【銘柄診断レポート】を会員サイトで毎月1社公開。
・ニュースレター
株式投資だけではなく広く経済に通じるトピックスを取り上げている記事。
・ニュースレター週刊アクション通信
3000円コース限定のニュースレター。
時事ネタやバフェットからの手紙の解説をするとの事。

月額1000円～3000円と非常に安価ですね。逆に言えば、その程度の価値しか無いサービス内容とも思えてきます。

株の学校という位置づけですから、2倍株を実現するのは結局自分自身というわけですね。個人的見解を述べると、ファンダメンタルズ分析は重要ですが、それだけで 2倍株は見つからないと思います。

というのも株価が大きく上昇する銘柄というのは、結果的に財務状況や業績は関係ないケースが多いからです。むしろ比率で言えば業績が悪い企業が株価上昇するパターンのほうが多いくらいではないでしょうか。

ファンダメンタルズ分析をないがしろにするつもりは微塵もありませんが、ファンダメンタルズ分析を学ぶために 本サイトのような株の学校に頼る必要性も感じないのが正直なところです。だからこその料金設定なのかと思われます。特に利用する意義を見出せないサイト ですね。