日経オンライントレード

日経オンライントレードは優良投資顧問なのか悪徳株情報サイトを運営しているだけなのか。ネットの口コミや評判を確認しましたが、新しいサイトなのか情報は少ないようです。
早速、HP等の検証をしていきたいと思います。

まず、日経オンライントレードは如何なるサイトなのか確認していくと、「日本株式投資に特化した専門サイトとして、個人投資家の皆様にプロ筋・機関投資家を含む独自の情報網からの有益な〝生きた〟情報を的確にお伝えし、個人投資家の皆様に安定した利益を上げて頂くことを目的としている」との事。

日経オンライントレード発足のきっかけともなった理念として個人投資家第一主義なるものを掲げており、「個人投資家の躍進が無き市場は必ず衰退と終焉を迎える。市場の活性化と成長のためには個人投資家の躍進がまず先決」という考えをもっているようです。

主な特徴として、
①プロならではの独自情報
②最適なポートフォリオを提供
③専用のサポートデスクを完備
④それぞれの目線に立ったアドバイスを提供
など。

その他HP上で確認できる事項はなく、会員ページから検証をしたかったのですが‥ 無料登録から数日経ちますが、一向にID・PASSが送られてきません。

まだまだ新しいサイトだから稼働してないのかと思いきや、実績の一部を見ると少なくとも2015年10月から稼働しているはずなのですが‥顧客管理を怠る会社は信用できませんよね 。

また、そもそも日経オンライントレードは 「投資顧問会社」なのか「株情報サイト」なのかわかりません。HPでは事前登録された関東財務局（金商）は確認できませんでしたし、投資顧問会社に義務付けられている契約締結前交付書面はないようです。「返金、返品」についても「当サービスの性質上、返金はおこなっておりません。」との事。


しかし、HPの最下部には「投資顧問契約に係るリスクについて」や「重要事項、及び注意事項」などの記載があり 投資顧問会社を匂わせています。これでは利用者は混乱してしまいますよね。


金商があるならばキチンと公表すべきだし、返金・返品についても「契約締結前交付書面に準ずる」などの記載がされているはず。金商がないならば、投資顧問会社ではないので紛らわしい記載をしない事。正直、無免許運転と見なされても言い訳できないレベルな気がします。

ここまでの検証結果を見ただけでも、皆さんが日経オンライントレードを利用しようと思うはずがありませんが、最後に実績について。

HP上で確認できる銘柄は、基本的に仕手株や材料株が多い印象です。その中で大きな疑念を抱く銘柄を発見しました。それは フードプラネット（7853）です。HPによると2016/02/03に提供株価16円、2016/02/05高値40円との事。


チャートを見ればわかる事ですが、高値日2/5はかなり始値と終値が同額23円なので高値40円とした かなり長い上ヒゲとなっています。この上ヒゲは「高値近辺で大口含めたかなりの金額が売り待ちしていた」事を表しています。

また興味深いデータとして売買代金の推移なのですが、2/3は約800万円、2/4は約1億円、2/5は約8億円と提供日であるはずの2/3は全く誰も買っていない 事がわかり、実質的に一番得をしているのは2/4に買っている人という事になります。

ちなみフードプラネットに関して個別での材料は出ていませんので、単なる「大口による仕掛け」が想定されます。

以上の事から、疑問点がいくつか浮かんできます。
① なぜ日経オンライントレードの利用者は情報提供日である2/3に買っていないのか？
高額な利用料金を払って得た情報ならば、すぐに有効活用するはずですよね。
②誰が個別材料のないフードプラネットの上昇を把握していたか
③誰が2/4に買ったのか
④最終的に誰が得をして誰が損をしたのか

ここからは私の妄想、独り言になるのですが、日経オンライントレードの運営者は相当数いるはずの利用者に情報提供すれば、株価が上昇する事は事前に知っていたのではないかと思います。

つまりサイト側ではコースによって公開の順番が遅れるなどの主張をし、多くの利用者を2/5に買わせている可能性も‥

証拠はありませんし、ただの私の妄想なのかもしれませんが、皆さんはどのように感じられたでしょうか。

以上、日経オンライントレードについての検証結果をまとめると、顧客管理がなっておらず、そもそも投資顧問会社なのかどうかもあやふや、また実績に関しても疑念が‥という事で、とてもではありませんが利用はおススメできません。悪徳投資顧問？の可能性大です。