株式市場センター

株式市場センターは優良投資顧問なのか悪徳株情報サイトを運営しているだけなのか。ネットの口コミや評判を見る限り、評価は高くないというのが正直な印象です。
早速、ＨＰ等の検証をしていきたいと思います。

まず株式市場センターが如何なる株情報サイトなのか確認していくと、ライジングブル投資顧問という会社が運営しているサイトという事が判明しました。このライジングブル投資顧問についても後日検証予定です。

まず特徴としてＨＰを見て最初に目が行くのは、3カ月で9000円～という他サイトに比較して格安である事です。私個人の意見としては、投資助言を行う会社はそれなりに情報取得や分析における人件費や経費が掛かるものなので、安い＝良いとはならず、 安い＝手抜き？と思ってしまいますが‥

その他有料コンテンツとして、日本株成功ナビや日本株戦略銘柄情報、短期推奨銘柄などがあるようです。短期でも中長期銘柄でも基本的には仕手株や材料株などではなく、ファンダメンタルズを徹底的に分析し銘柄推奨していくようです。

安い＝手抜きという私の偏見を捨て、早速実績を見て実力を測っていこうと思ったのですが、ＨＰに掲載されている推奨実績は全て5年以上前のものばかりでした。
やはり経費を使えないため、 サイト更新も頻繁に行えないのでしょうか‥

5年前では、ライジングブル投資顧問だって人の入れ替わりがある可能性もありますから、少なくとも現在掲載されている実績は全く参考になりません。

それにしても、サイト利用を検討する人たちにとって参考にしたいはずの重要な推奨実績がこの有り様では根本的にやる気がないと思われても仕方がないですよね。

続けて、何か判断材料がないか確認していくと、「ライジングブル運営ブログ」を発見しました。こちら文字通りライジングブルが運営しているブログであり、中身を確認していくと、こちらは更新されており直近でライジングブルが買い推奨した銘柄や売買指示の一例が掲載されています。

利食いの例や損切りの例を自慢気に記載しているのですが、その中で気になったのが「早めに見切った事例」として掲載されている3つの銘柄についてです。全て確認したところ、ライジングブル（株式市場センター）は素人レベルの人間が運営している事が判明しました。以下ご確認ください。


①野村ＨＤ（8604）

ＨＰより7/14買い推奨株価882円　8/24売り推奨株価764円　約－13％損失
これを上手い損切りだとでも思ってるのでしょうか？問題点が多すぎるの で箇条書きします。
・推奨しているタイミングは大陽線で大きく上昇している日である
・そもそも推奨している理由がわからない（おそらく出遅れ感などか‥）
・見切るタイミングが遅すぎる、チャート上で何度も見切るタイミングはあったはずだし8月上旬には中国の問題は意識できたはず
・結果、チャイナショックをもろに直撃してしまっている
・損切り－13％で正解と思ってしまっている

②三井住友建設（1821）

ＨＰより10/5買い推奨株価148円　10/14売り推奨株価134円　約－10％損失
三井住友建設に関しても大陽線の日に推奨しているだけであり、これはつまり初動に乗っかっているだけです。
「株価が動き出したから乗っかろう」という完全なる素人考えです。
本当にファンダメンタルズ分析を徹底しるのか、かなり疑問です。
結果、横浜マンション問題をもろに直撃し（これはしょうがないが）損切り－10％で正解と思ってしまっています。

③ ソニー（6758）

ＨＰより10/21買い推奨株価3306円　11/26売り推奨株価3262円　約－1％損失
ソニーに関してはたまたまか分かりませんが、推奨したタイミングについては問題ないと思います。しかし損切りしたタイミングが下手であり、11/26まで粘った理由がわかりません。 日経平均の下げと共に下げ足を強め5日線が25日線と デッドクロスした11/17、転換線が基準線を逆転した11/24あたりで売却の指示を出すべきであり、そうすれば収支は少しだけプラスになったはずです。損切りが－1％だからといって正解ではありません。

上記のように、全然上手くない素人丸出しの損切り実績を自慢げに掲載してしまうあたりで ライジングブル（株式市場センター）の実力がわかりますよね。

このレベルで他の実績を信じるかは皆さん次第ですが、 少なくとも私はＨＰ掲載の実績は嘘だと思います。

以上、株式市場センターの検証結果をまとめると、サイト更新を行わないなど、手抜きで全くやる気が感じられない、さらに「早めに見切った事例」では素人レベルの損切りを自ら露呈している悪徳株情報サイトと認定させていただきます。