世界一わかりやすい株の学校

「世界一わかりやすい株の学校」は優良株式投資スクールなのか悪徳株式投資スクールなのか。
悪徳サイト量産投資顧問会社の「ヘッジファンドバンキング株式会社」が新サービスを始めたようなので、他のグループサイト同様、違法性や反社会性が高いと思われる為、念入りに検証します。

『世界一わかりやすい株の学校は、3か月間の受講期間で株式投資で勝ち組トレーダーになるために必要なトレード管理技術や王道手法の一通りを全て習得できる株スクールです。』とサイトに書いてありますが、何を根拠に世界一と書いているのでしょうか？名前からして詐欺っぽいですね‥

前述の通り「ヘッジファンドバンキング株式会社」は関東財務局から金商登録番号を取得している投資顧問会社でありながら、粗悪な情報を投資家に流して損失を生みだし、悪評が広がると新たな投資顧問サイトやサービスを立ち上げては使い捨てにする悪徳企業として認知されています。

しかし、雨後の筍のごとく次から次へと新しいサイトから新サービスを打ち出すため、投資経験の浅い層やエントリー層には「ヘッジファンドバンキング株式会社」グループの悪行が伝わりにくくなっています。このスクールも同社の悪行を知らない初心者層に狙いを定めた戦略ですね。

ヘッジファンドバンキング株式会社のグループサイト
・カブトレックス投資顧問
・株ドカン
・株ナビゲーター
・若林史江の実況！生トレード
・日経総合投資顧問
・ユニバーサル→閉鎖
・戦国株無双→閉鎖
・株無双
これだけの数のサイトやサービスが有りながら、何一つ投資家から高い評価を得たものが無いと言うのは、いかがなものでしょうか？代表者の田中類氏は飽きっぽい性格の様です。

「世界一わかりやすい株の学校」は、ヘッジファンドバンキング・グループの実績を見ると、全く期待が持てないのですが、サイトからわかる範囲でスクールの内容を検証してみましょう。

↓サイトのカリキュラム説明画像↓


「世界一わかりやすい株の学校」はネットを使った通信教育で受講期間は３ヶ月間の様です。
商品名：「​世界一わかりやすい株の学校」
販売会社：ヘッジファンドバンキング株式会社
価格：49,800円（税込）
講座：オンライン講座（動画＋テキスト資料＋問題集付）
受講期間：3か月間（サポート期間）
会員サイト：有・受講後もログイン可
アフターフォロー：有・継続学習プログラム
無料体験：有・7日間無料動画講座
分析ツール：スカウター（※別売）
◆１ヶ月目・管理（講義週一回配信、計四本）
１．基本知識、２．目標・計画、３．取引プラン、４．取引実行／修正
◆２ヶ月目・習得・実践（講義週一回配信、計四本）
１．トレンド分析、２．出来高分析、３．活用ポイント、４．結果検証／分析
◆３ヶ月目・実践（講義週一回配信、計四本）
１．応用実践、２．市場／相場観、３．取引技術総括

初心者向けとは言え、３ヶ月間のうち最初の一カ月間のほとんどが、投資以前の目標設定や取引方法の設定に費やされるのはどうなんでしょうか？講義が始まる前に無料で終わらせるべき事の様な気がしますが‥

２ヶ月目のカリキュラムも、出来高分析を『相場のトレンド（価格変化）を裏付けられる唯一の分析手法』と断言しているなど、講師の知識に疑問を持たせる内容になっています。（移動平均線 標準偏差のボリンジャーバンドが有名ですが、ＭＡＣＤ等、他にも多数ありますよね。）

もともと、「ヘッジファンドバンキング株式会社」の素人並みの株式投資スキルには疑問も持っていたのですが、「世界一わかりやすい株の学校」のカリキュラムを見て、レベルの低さを再確認しました。まさかとか思いましたが、本当にこの会社は知識と技能ともに素人レベルです。

「世界一わかりやすい株の学校」のカリキュラムも、移動平均線と出来高分析しか教えてもらえないのに、料金は強気の設定で49,800円もするのはぼったくりと言ってもいいのではないでしょうか？初心者に違いが分かるはずが無いと舐め切っているのでしょう。

ちなみに、「世界一わかりやすい株の学校」の講師「山崎 毅」氏はヘッジファンドバンキング株式会社の創立メンバーでさわかみ投信出身者らしいのですが、あんまり優秀では無かったようですね。移動平均線と出来高分析しか能が無いのは投資家として致命的です。

「スカウター」という分析ツールも別売りであるようですが、今時、使える指標が移動平均線と出来高しかないツールなんて、何の役にも立たないでしょう。完全に時代遅れです。

検証の結果、「世界一わかりやすい株の学校」は、高額な料金には見合わないお粗末な内容であると判明しました。7日間無料体験講座も利用できるようですが、最初は投資以前の心構え的なものなので、ノウハウの有効性の証明にはならず、あえて挑戦する必要は無いでしょう。