ＪＰアセットのプログラム・トレード＆デルタ・トレード

ＪＰアセットのプログラム・トレード＆デルタ・トレードは優良投資顧問なのか悪徳株情報サイトを運営しているだけなのか。ネットの口コミや評判を見る限り、あまり評価は高くないようです。
早速、HP等の検証を行っていきたいと思います。

まずＪＰアセットのプログラム・トレード＆デルタ・トレードが如何なる株情報サイトなのか確認していくと、「ご自身で「情報分析を行い、考え、悩み」売買を決定することに苦手な投資家の皆様、又は投資家ご自身で判断運用するトレードとは別のサブトレードとして、「評価損が大きくなった時も悩まず、何も考えずに売買シグナルを実行」して戴くことを目的とした「トレード情報」を提供する」と記載があります。

HPを見ると、なんだか安っぽい作りで不安になりますね‥
まぁシンプルと言えばシンプルですが‥

それはさておき、本プログラムについてまとめていきましょう。
本プログラムは「ロスカット回避を重視した先物トレード」のようで、ディール成功率は95％を誇るのだとか。

具体的なシステムとしては、以下のように記載されています。

「２ＤＭＡプログラム」「ファンダメンタルズ分析」「テクニカル分析」「センチメント分析」「手口分析」の5要素をベースとして、各々のデータを市場動向にベストマッチした決定係数配分を行いながら、総合的に判断された売買シグナルにより、トレードを開始。トレード開始以降終了迄は、「リスク管理システム」による売買シグナル優先のトレードに転換。

まぁ、よくある分析手法をまとめてシグナルを算出しているという事ですね。

続けて、本プログラムの考え方を見ていくと本来「ハイリスクハイリターン」の先物取引を「ローリスク・ミドルリターン」で運用できる、と豪語されています。

その要因としては、逆張りのディールが多くなる中で、状況分析とナンピンを的確に行い、且つSQまでの限月が1.5～4.5カ月を対象にする事で時間に余裕を持つとの事。

その他にも中長期トレンドに逆らわないなどの注意点はあるようですが、簡単に言えばロスカットにならないように、下がっても時間に余裕をもってナンピンしていきましょうって事ですね‥

まぁ確かにそうすれば、ロスカットは減る可能性がありますが、ナンピンした結果が上手くいかないと損の上塗りになります がね‥

主なサービス内容
・225先物売買シグナル
今日のコメントと予想レンジが記載されており、比較的良い内容ですね。
まぁ参考程度に閲覧する分には問題ないでしょう。

・今日の予想レンジ
こちらも先物や為替の予想レンジ、コメント、外資系の手口がまとめられています。

・今週の予想レンジ
文字通り、週間予想レンジが記載されています。

以下有料
・有料メルマガ
JPプログラムトレードのシグナルをリアルタイム配信するとの事。
料金：2ヶ月単位/10,000円

その他、HPにはトレード実績が掲載されています。
トレード回数が少なく、また単純に2013年以降相場がよかった事もあり、損切り回数は極端に少ないですね。

ただし懸念していた通り2016年は14勝1敗という成績ながら、トータルでは運用損363,000円 （ミニ1枚）。
2016年は過去3年間に比べると相場は良くなかったですし、動きも激しかったので、 ナンピンしてドツボにハマってしまったのでしょう。

結果的に見ると、相場が良い時期はナンピンしてロスカットを減らし儲かる、ちょっと悪くなるとトータル運用損という、なんとも平凡なプログラム である事が浮き彫りになりました。

無料コンテンツはそこそこの内容なので参考程度に見るのはいいかもしれませんが、お金を払ってまでシグナルが欲しいとは思えません 。

特に2017年は不安定な相場展開が予想されるので、実績を見る限り本サイトのプログラムは有効ではないでしょう。