Salomon(ソロモン)

投資助言サイトのソロモンですが、英語の表記は「Salomon (サーモン？)」→正しくは「Solomon」です。別に揚げ足を取るつもりはありませんがあたま弱いですよね‥

サイトをサラッと見た感じ、このミスが無かったとしてもかなり胡散臭いんですが、検証を始めるにあたって、こういうのはガクっと来るので止めてほしいです・・。

●会社はオフショア
まず特定商取引法に基づく表記を見ると、所在国はイギリスのヴァージン諸島にあり、ここは所謂オフショア地域で税金がかからない国です。

つまり海外の法人で、この国（ヴァージン）で上げた売り上げは「免税」となるのですが、単に税金逃れに使う以外にも、国内では違法な商売をする場合このような手法を取る場合があります。ありがちな失敗の１つが銀行が日本国内であるパターン（これ、場合によっては捕まります）

決済部分を見ればすぐに分かる事‥登録し決済ページに進むと指定の「振込先口座」が現れます。
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横浜銀行
かもめ支店
普通 1862104
収納代行（カ）エスピ－エ－
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調べるとSPAという決済代行会社が出てきました。どうやら海外法人の決済に対応している日本の企業のようです。
真偽のほどはSPAに聞かないと分かりませんが、日本人向けの国内で展開しているサービス(投資助言)で得た利益をなぜ、わざわざ海外へ逃がすのか？　投資助言行為は、金融庁の認可ありきの商売ですし、この場合課税対象になるはず・・。

珍しく海外法人の投資助言サイトだったので決済や税制面で突っ込みましたが、このような税金対策（逃れ）をするサイト、他にもありました。

▼悪そうな奴はだいたい海外法人‥
・ソアリングマーケット →拠点はベリーズ諸島
・シェアーズ(SHARES) →拠点はマーシャル諸島
・アルティメット →拠点はサモア


サイト内の検証に移ります。
はなから適当なコンセプトでいい加減な運営をするつもりなんでしょう。すぐに❸つ「悪点」を見つけました。

❶他サイトの記事を転用 (株予想サイト比較NAVIより引用)
＞「投資マネジメント」に関する説明文をコピーしてネット検索してみると、「投資の教科書」という投資情報サイトの記事を盗用していることが判明。
投資に関する記事をオリジナルで作るスキルなんて無いですよね・・。

❷上昇実績をねつ造
推奨実績一覧を見ると最古で「2018年02月13日」のジャストプランニング[4287]があります。
しかし、ドメイン取得日を調べると「2018年06月20日」‥しかも本ドメインは日本の「GMO」で取得しています。ヴァージン諸島でドメインを取得していない時点で詰めが甘々ですが、推奨実績も４カ月ほど偽っていますね。ウソばかりで疲れます。

❸投資助言サイトではない (ソロモン利用規約「第９条」より引用)
＞当サイトは株式投資に関連するニュース情報を提供しており、投資助言・勧誘を目的としません。提供する各種情報については十分な調査・精査を施しておりますが、不確実な内容も含みます。掲載の提供情報に関しましては、真偽は保障いたしません。これらの情報によって生じたいかなる障害についても、弊社は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

まとめると、ソロモンはそもそも投資「助言」サイトではなく投資「情報」サイトである。しかもその情報で出た不利益は責任を取りません。‥と言い切ってます(笑)

では推奨実績はなんだったんでしょうか？責任は負わないし投資助言はしないけど銘柄の推奨はアリ‥そんな都合のいい話はありませんよ。


そもそも、ソロモンの目的はなんなのでしょうか？

▼推測される目的は２つ。
１、隠れて投資助言を行う目的
２、会員データだけ抜き取って、ほかのサイトからアプローチ→課金

この２つが世にありがちな方法です。助言を行わないと言っておきながら隠れて情報を販売したり、他サイトから購入をアプローチしてきたりと手法は様々ですが、非営利団体の慈善事業でこのサイトが成り立っているわけありません。

さらに海外法人で運営しているので、何かあった時の対処や対応は最悪です。
知らぬが仏、間違えても登録や課金は控えましょう。